2012年07月24日

『ブルーマーダー 第8回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)

『ブルーマーダー 第8回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

空き部屋で発見された撲殺死体。池袋署捜査係、姫川玲子、動く!
札って燃やすと臭いっていうよね。死体を焼いたのと同じ……。
(光文社公式HPより)


<感想>

ドラマ版『ストロベリーナイト』も好評のうちに最終回を迎え、映画公開も予定される姫川玲子シリーズ。

【速報】映画版『ストロベリーナイト』原作は『インビジブルレイン』と判明!!

そのシリーズ最新作が『小説宝石』誌上で連載中です。
それが『ブルーマーダー』。

2012年8月号時点で、第8話までが連載されています。
これまでのあらすじや感想については、過去記事のネタバレ書評(レビュー)をどうぞ。

現在までのところ、次の4者の視点で物語は展開中。

ブルーマーダーを追う玲子。
逃走犯・岩渕を追う菊田。
消えたSこと木野を追う下井。
マサと生活を共にするおやっさん。

このうち、前回から玲子と下井の視点が統合されています。

今回は玲子視点とおやっさん視点で展開しました。
菊田視点はお休み。

逮捕されたブルーマーダーは木野で確定。
それと、おやっさん視点に叙述トリックは存在していない模様。
つまり、描写されていることをそのまま受け取っても大丈夫のようです。
となると、木野を密告したのは「平間(第3回参照)」で良さそうだ。

ちなみに、木野はバットマンみたいなダークヒーローを目指していたことになるのかなぁ。

で、現状をまとめると。
「ブルーマーダーこと木野は逮捕。しかし、ブルーマーダーの仲間であるトキオ(岩渕)とおやっさんは健在」といったところか。
それと、木野の目的は今回明かされたモノで終わりなのでしょうか?
トキオの存在や、下井を何故殺さなかったのかなどが未だ曖昧な気もしますが……個人的には平間の存在を炙り出す為ではないかと妄想中。

そして……トキオが関わるとなると、それを追っている菊田も自動的に事件に関与することに。
玲子と菊田ふたたび……は確実でしょう。
そのとき、菊田は!!玲子は!!どう行動するのか?
この辺りもファンにとっては注目と言ったところ。

さらに、ちゃっかり活躍している勝俣の存在も忘れてはならないでしょう。
やはり、本作『ブルーマーダー』は『ストロベリーナイト』の伏線を丁寧に拾っているような気がしますね。
シリーズ中、もっとも『ストロベリーナイト』に近い作品となるかもしれません。

などなど、『ブルーマーダー』は、かなり先が気になる展開となっています。
触りを知りたい方は、とりあえずネタバレあらすじをどうぞ!!

ただし、内容は管理人なりにかなり改編しております。
正確なところをお知りになりたい方は本記事下部のアマゾンさんリンクよりどうぞ!!

<ネタバレあらすじ>

・前回(第7回)のあらすじはこちら。
『ブルーマーダー 第7回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

下井との面会を終えた玲子は勝俣の要請に応じ、“ブルーマーダー”こと木野の取り調べを彼に任せるよう便宜を図る。
それは勝俣の手口を玲子なりに真似た物であった。

こうして、取り調べを担当することとなった勝俣。
お目付け役として玲子も参加することに。

取り調べ室の木野は、玲子の想像とは異なっていた。
“ブルーマーダー”の犯行内容の凄惨さに比べ、どこか軽かったのだ。
木野は決して無口ではない、かといって多弁でもない。
自分の興味のある話題には乗って来るし、無ければ一切乗らないのだ。

勝俣は木野の動機が「木野を密告した者を突き止め、復讐する為」と指摘するが、木野に動揺の色は見えない。
さらに「“ブルーマーダー”として殺人を繰り返し、闇社会を支配しようとしたのだろう」と詰め寄る勝俣。
だが、やはり木野は動じない。

そんな木野を見ていた玲子は、彼の狙いが「天敵になること」であったのではと気付く。
「あなたは闇社会の天敵になるつもりだったんですね」と口にする玲子。
木野は初めて動揺する素振りを見せる。
自ら目的を語り始める木野。
「“ブルーマーダー”として活動することより、罪には相応の罰を与えることで犯罪者を委縮させようとした。そして、相応の罰の中には死刑も含まれる」と言う。
「罪には罰」この当然のことを分からせたに過ぎないとの主張である。
法治国家に生きる者とは思えぬ発言に、玲子は一部認めつつも反発する。

一方、おやっさんとトキオは焦りを隠せなかった。
マサが帰って来ないのだ。
その日、珍しく緊張した様子を見せたマサはトキオたちを残し1人で襲撃をかけた。
外で待っていたおやっさんたちは、銃声を耳にする。
さらに、捜査当局による一大包囲網が敷かれた……これが意味するところはただ1つ。
マサの身に思わぬ事態が起こったのだ……。

木野のその日の取り調べを終えた玲子。
だが、結果は芳しくなかった。
一見、木野は犯行動機を語ったようにすべてを認めたかに思える。
しかし、具体的な犯行については一切、明かさないのだ。

しかも、木野について新事実が判明。
病気により余命幾許もないらしい。
この報に、勝俣などは露骨にやる気を無くしてしまう。

(まぁ、いい……時間はたっぷりあるし)
そう考える玲子に更なる情報が。
木野と勝俣の発砲事件が起こったホテル前で、木野の仲間とみられる不審な2人組の姿が防犯カメラの映像に残されていたのである。
“ブルーマーダー”に仲間が!?
玲子は身構えるが―――第9回へ続く。

◆『ブルーマーダー』関連過去記事
『ブルーマーダー 第3回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

『ブルーマーダー 第4回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

『ブルーマーダー 第5回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

『ブルーマーダー 第6回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

『ブルーマーダー 第7回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

◆「誉田哲也」先生関連過去記事
【姫川玲子シリーズ】
・シリーズ1作目「ストロベリーナイト」はこちら。
「ストロベリーナイト」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズ2作目「ソウルケイジ」はこちら。
「ソウルケイジ」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズ3作目、短編集「シンメトリー」はこちら。
「シンメトリー」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズ4作目「インビジブルレイン」はこちら。
「インビジブルレイン」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズスピンオフ作品「感染遊戯」です。
「感染遊戯」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『アンダーカヴァー(「宝石 ザ ミステリー」掲載)』(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『女の敵』(誉田哲也著、宝島社刊『誉田哲也 All Works』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『ブルーマーダー 第3回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

『ブルーマーダー 第4回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

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『ブルーマーダー 第7回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)

【ジウシリーズ】
『ジウ 1〜3』(誉田哲也著、中央公論新社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【その他】
『ヒトリシズカ』(誉田哲也著、双葉社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『三十九番』(誉田哲也著、双葉社刊『痛み』収録)ネタバレ書評(レビュー)

【ドラマ版】
土曜プレミアム ストロベリーナイト「大ベストセラー小説初ドラマ化!!連続猟奇殺人事件のカギを握る感染死体…真相に迫る孤高の女刑事悲しみの過去と驚愕の結末!!」(11月13日)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第1話「シンメトリー」(1月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第2話「右では殴らない(前編)」(1月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第3話「右では殴らない(後編)」(1月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第4話「過ぎた正義(前編)」(1月31日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第5話「選ばれた殺意の径〜過ぎた正義(後編)」(2月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第6話「感染遊戯」(2月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第7話「悪しき実(前編)」(2月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第8話「悪しき実〜嗚咽(後編)」(2月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第9話「ソウルケイジ(前編)」(3月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第10話「檻に閉じ込められた親子〜ソウルケイジ(中編)」(3月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」最終話(最終回、第11話)「こんなにも人を愛した殺人者がいただろうか〜ソウルケイジ(後編)」(3月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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