2012年08月18日

金曜プレステージ「外科医鳩村周五郎10 この中に悪魔がいる 元看護師5人の再会が惨劇の幕あけだった…1人だけ同窓会に現れない女は周五郎が助けた女?2度殺された女の秘密」(8月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「外科医鳩村周五郎10 この中に悪魔がいる 元看護師5人の再会が惨劇の幕あけだった…1人だけ同窓会に現れない女は周五郎が助けた女?2度殺された女の秘密」(8月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

医師としての地位も名誉も未来も捨て、弱者を救うために巨悪の陰謀と戦い抜いた天才外科医・鳩村周五郎(船越英一郎)。医学界は追われたものの、外科医としての一流の腕と、人間としての熱い正義の心で、人々の傷ついた体と心を癒やすため、彼はまだメスを握り続けていた…。

深夜の繁華街を歩く周五郎(船越英一郎)は、酔っぱらいに絡まれる近藤真理恵(黒坂真美)を見つける。放っておけない彼は、酔っぱらいを追い払い真理恵を助ける。お礼も言わずに、おぼつかない足取りで立ち去ろうとする真理恵に違和感を覚えた周五郎は、彼女の異変に気付く。真理恵は、下腹部から血をにじませていたのだ。真理恵のシャツをまくる周五郎は、傷口に応急処置がなされていることを見て、真理恵が医療関係者であることを悟る。警察に知られることにおびえ、助けを拒む真理恵を周五郎は無理矢理病院に運ぶ。

一命をとりとめ病室で眠る真理恵の首や腕には、あざがあった。また、彼女の荷物には、湯西川温泉の旅館パンフレットと明日の列車の切符が入っていた。詳しい事情を話そうとしない真理恵。周五郎は、翌朝あらためて話を聞こうとするが、真理恵は病院を抜け出してしまっていた。

おせっかい男・周五郎は、真理恵の持っていたパンフレットを頼りに、湯西川温泉へ向かう。温泉宿近くの工事現場で爆発事故に遭遇する周五郎は、救助活動の中で、手際よく手伝ってくれる平田美奈代(東ちづる)、石野貴和子(美保純)、矢代菜月(渡辺典子)、田丸聡子(中島ひろ子)と出会う。彼女たちの助けもあって、無事にけが人の処置を終える周五郎。聞けば、彼女たちは、全員元看護師で、さらに貴和子と周五郎はかつて同じ病院で働いていたことがあるという。現在、貴和子は結婚して温泉旅館の女将として働いていた。そんな貴和子の勧めもあり、周五郎は彼女の旅館に泊まることに。

旅館に向かう道すがら、彼女たち4人が昔同じ病院で働いており、今日が病院の縮小によって離ればなれになって以来の同窓会であることを聞く周五郎。貴和子が幹事になって、彼女たちを自分の温泉旅館に招待したとのことで、もう一人の仲間が来るはずだという。それを聞いて、周五郎は真理恵のことが脳裏によぎる。

時に昔話に花を咲かせながら、思い思いにくつろぐ美奈代たちに、事件が降りかかることに。その事件は、東京の小室源介(内藤剛志)が扱う別の事件とも密接に絡み合っていくことに。温泉旅館を舞台にした殺人事件の真相に、周五郎はたどり着くことができるのか?果たして、周五郎は事件の裏側に潜む闇を救うことができるのか?
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

鳩村は何者かに刺された真理恵という女性を救う。
ところが、真理恵は礼も言わずに姿を消してしまう。

真理恵が気にかかった鳩村は、手掛かりを求めて湯西川温泉へ。
一方、当の真理恵は何者かに今度こそ刺殺されてしまう。
小室が捜査に乗り出すことに。

湯西川温泉に辿り着いた鳩村は爆発事故の救助をきっかけに4人の元看護師と出会う。
中の1人、旅館女将の貴和子は鳩村と東都大学附属病院時代の顔見知りだった。

貴和子、美奈代、聡子、菜月、真理恵は、7年前に辞めるまで「さつき会記念病院」の同僚看護師だったそうだ。
今回はその同窓会として、貴和子の呼びかけに応じ集まったのだそうだ。

美奈代は高名な陶芸家の夫・平田と息子・真人の3人家族。
貴和子は旅館の女将となっていたが、姑や夫と不仲で困っていた。
聡子は介護が必要な母を抱え、生活に苦しんでいた。
菜月は借金に追われ苦しんでいた。
真理恵はヒモ男にDVを奮われ苦しんでいた。
5人のうち、美奈代のみが幸せに暮らしているかに見えたが……。

真理恵の死を知らない4人は、女将の貴和子を除き夕食を摂る。
ところが、夕食の湯葉に農薬が仕込まれていた。
菜月以外の体調不良を訴える2人を鳩村が救うことに。

どうにも、不穏な影がちらつくが……。

鳩村が真理恵の手術の執刀医であったことを小室が突き止めた。
こうして、鳩村は小室から真理恵の死を知らされる。
犯人を許せないと憤る鳩村。

翌朝、菜月が橋から転落死する。
何者かに殺害されたらしい。

真理恵が胸腔用の逆流防止弁、菜月が胸腔ドレーンを所持していたことが判明。
何か意味があるのか?
小室の捜査により、菜月と真理恵が誰かを脅迫しようとしていたことも分かる。

矢先、真人が発作を起こしてしまう。
真人は先天性の単心室だったのだ。
しかも、真人は平田の息子では無かった。
美奈代と前夫との間の子供らしい。
さらに、美奈代の前夫である小嶋武が8年前に外傷性気胸で死亡してたいたことも判明。

小嶋がDV夫であったことが分かる。
美奈代には小嶋を医療事故に偽装し殺害する動機があったのだ。

直後に、美奈代が真人を連れ姿を消してしまう。
自殺しようとする2人を止めに入る鳩村。

8年前、美奈代は胸腔ドレーンと逆流防止弁に細工し、小嶋を殺害した。
事実に気付いた真理恵だったが、美奈代に同情し庇うことに。

ところが、現在になって真理恵は美奈代を脅迫し始めた。
金を払ったが、真理恵は防止弁を返却しなかった。
そこで逆上した美奈代は真理恵を刺してしまう。

これを鳩村が治療したのだ。
美奈代は真理恵を刺したことを後悔し、謝罪しようと見張っていた。
その後、逃げ出した真理恵を追いかけ、謝罪したのだったが……。

「刺すなんて、正気じゃないわ。もっと大金を貰わないと。いや、あんたの夫にも子供にも全部ぶちまけてやる。あんたたち家族で私に弁償しなさいよ!!」
美奈代を責め立ててしまった。
こうして、追い詰められた美奈代は真理恵を殺害してしまう。

ところが、真理恵は死の間際に「自分をけしかけた女がいる」と言い残し絶命。
その女の正体を探る為に、美奈代は同窓会に参加した。
湯葉の農薬も美奈代の仕業だった。
自分も被害者となることで偽装しつつ、揺さぶりをかけたらしい。

真理恵と菜月が脅迫を始めた契機は同窓会にあった。
連絡を取り合った際に、真理恵が菜月に8年前の殺人をバラしたのだ。

結局、菜月は美奈代への脅迫を開始。
菜月も美奈代も真理恵も男を見る目が無い点では同じなのに、1人だけ逃げ出すなんて許せないと1億円を要求して来た。
余りの物言いに逆上した美奈代は菜月を殺害してしまう。

真相を明かした美奈代はあくまで自殺しようとするが、其処へ平田が駆け付ける。
平田は「真人は俺の子だ!!」と主張。
「頼む、死なないでくれ」と呼びかける。

鳩村も「自分が真人を執刀するので生きる道を選べ」と諭す。

これに応じた美奈代は自殺を思い留まり、罪に服すことに。

真人の緊急手術が行われることとなった。
貴和子の夫が病院に話をつけ、手術室を確保。
貴和子、美奈代、聡子の3人の手を借り、鳩村が手術に挑む!!

〜〜〜手術開始〜〜〜

タッタッタッタ、タタン。
タッタッタッタ、タタン(手術中のBGM)。
なんかいろいろあるけど、中略。

〜〜〜手術終了〜〜〜

真人は助かった。

貴和子は姑と夫と和解。
鳩村は小室と旧交を温めるのであった―――エンド。

<感想>

「外科医鳩村周五郎」シリーズ第10弾。
前作第9弾は2012年3月16日に放送されており、実に5ヶ月ぶりの新作となりました。
本シリーズのネタバレ批評(レビュー)はこちら。

金曜プレステージ「外科医鳩村周五郎9 美しくなりたい…!女性の願望は惨劇の始まりだった!舞台は美貌の島ー見えない敵を相手に周五郎が女性の心理を利用した悪魔に挑む!」(3月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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金曜プレステージ 外科医鳩村周五郎(7)・血塗られた挑戦状3「狙われた病院〜美人院長の周囲で謎の連続殺人…隠された巨大な闇の正体を暴け!!遂にシリーズ最終章」(9月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では、早速ドラマの感想を。

今回の鳩村は、1日で連続3件の応急手当。
その後、真人の大手術が。
計4件の活躍でした。

まず、真理恵、工場爆破、湯葉が1日(24時間以内)で発生しているのが凄いな。
なんか驚く。

良く考えれば仕方がないとは言え、鳩村が真理恵を救ったことで美奈代が尚更追い込まれたんだよなぁ……。
そこらに対する想いは鳩村には無いのだろうか……。
なんだか鳩村だと、助けた相手が助けた後に殺人犯になっても知らない振りをしそうだなぁ……。
此処はモヤモヤ。

とはいえ、全体的になかなかでしたね。
シリーズものなので、次回にも期待!!

<キャスト>

船越英一郎
内藤剛志
東ちづる
美保純
渡辺典子
中島ひろ子
黒坂真美
島かおり
井田國彦
川野太郎 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


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