2012年08月21日

月曜ゴールデン「山岳刑事 日本百名山殺人事件 山岳サスペンスの最高峰をついに映像化!美しき北アルプスの大自然で起こった謎の連続殺人…絶景に隠されたトリックにヤマデカが挑む!」(8月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「山岳刑事 日本百名山殺人事件 山岳サスペンスの最高峰をついに映像化!美しき北アルプスの大自然で起こった謎の連続殺人…絶景に隠されたトリックにヤマデカが挑む!」(8月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

県警本部で出世街道を歩んでいた芝本勇次(徳重聡)は自ら異動願いを出し、北アルプスを臨む大町北署に着任した。
そんな矢先、単独行の女性登山者が転落死した。山岳救助隊長の称名美雪(鈴木砂羽)によれば、登山道の目印が故意に変えられ、道を誤った結果、彼女は崖から落ちたのだという。現場に急行した山のベテラン・道原刑事(大杉漣)と芝本は、殺人事件の可能性を確信した。
死亡した女子大生・本条真奈(高山侑子)と一緒のルートを通っていた登山者の中に、日本百名山踏破の最短記録を狙っている坂田(羽場裕一)がいた。坂田がそんなチャレンジをしているのも、船木瑠巳加(南野陽子)が会長を務める「白馬ネパール子ども村」というNPO法人のPRのためだった。ネパールの恵まれない子どもたちを日本に呼んで、日本の文化を学んでもらおうというボランティア団体だ。その坂田は今回の登山の途中で真奈のことは見かけなかったという。
やがて、真奈の銀行口座に毎月多額の現金が毎月入金されていることがわかった。さらに、鎌倉俊樹(井田國彦)という登山家と接点があることも判明した。真奈は一体誰に、どんな理由で殺されたのか?
(月曜ゴールデン公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

最愛の恋人・響子を山の雪崩事故で失った芝本。
その死に不審を抱いた芝本は大町北署に異動した。

先輩・道原とコンビを組むことになった芝本。
寮生活となり、寮母・谷村若菜とも親しくなった。
若菜は山で夫を亡くしたそうだ。
そして、寮には翔太と言う男の子も生活している。
若菜の子供ではないようだが……。

矢先、本条真菜という若い女性が遭難死した。
山岳救助隊長の称名美雪によれば、何者かがコースを示す岩に刻まれた矢印の方向を動かしたことが原因らしい。
人為的に仕組まれた他殺である。

早速、捜査が開始。

真奈と同時期に登山したと思われる人物が調べられた。
中の1人、坂田は日本百名山踏破の最短記録に挑戦していた。
船木瑠巳加が会長を務める「白馬ネパール子ども村」というNPO法人のPRの為らしいが……。
坂田は真菜について「知らない」と証言。

真奈の自宅を調べた道原たちはPCに「世捨て山屋の戯言」というブログのアドレスを発見。
ブログの管理者である鎌倉俊樹を訪ねる。

鎌倉は東京の南麻布に住んでいた。
真奈とはさして親しくなかったと語る鎌倉だが……。

鎌倉は無職。
彼の生活費の出所が不明であることから、怪しむ道原。

一方、芝本は東京へ来たついでに古岩家を訪ねていた。
実は、響子は古岩吾郎と共に事故死していたのだ。
古岩の妻を問い質す芝本だが、彼女は「吾郎は響子と不倫していて事故死に遭った」と語るのみだった。

過去、芝本は響子にプロポーズした。
響子から返事は保留され、以来、彼女の様子はおかしくなった。
不安に駆られる芝本だったが、響子から「白馬の大雪渓で待つ」とメッセージを受けた。
ところが、当日になり事件の捜査に追われた芝本は約束の場所へ行けなかった。
その日、香子は古岩と事故死してしまったのだ。

鎌倉が動き出した。
尾行した道原たちは、鎌倉がネパールからの飛行機の添乗員をしていることを知る。
鎌倉は飛行機からの来訪者を迎え入れるとバスで何処かへと向かう。
行先は「白馬ネパール子ども村」であった。
芝本は、響子も此処でボランティアをしていたことを思い出す。

その頃、美雪は道標の岩の下に犯人のものと思われる遺留品を見つけていた。

船木瑠巳加に事情を尋ねる道原たち。
バスについては鎌倉のボランティアらしい。
さらに、真奈も響子と同様のボランティアをしていたことが判明する。
坂田は真奈のことを知らないと語っていたが……。

称名が発見した遺留品は、謎のゴム片であった。
真奈の遭難前日に身元不明の人物が2人、山に登っていたことが判明。
それぞれ「平原美加」と「山田信二」を名乗っていた。
どうやら、平原が真奈の監視役、山田が道標の工作を担当したようだ。

道原の娘・宏子がやって来た。
道原は妻を亡くし、父子家庭。
宏子は一目で芝本を気に入り、道原は不満顔だ。

坂田が真奈と連絡を取り合っていたらしいことが判明。
道原たちは坂田を追う。

船木瑠巳加がネパールに拘るのは、母がヒマラヤで死亡した為らしい。
さらに、瑠巳加は「響子が何かに悩んでいた」と芝本に教える。

坂田の日本百名山踏破の最短記録達成が迫った。
ゴール地点で待ち構える瑠巳加たちだが、坂田はハーケンの罠にかかり転落死してしまう。
犯人の手により、ハーケンが抜け易くなっていたのだ。

坂田の自宅が調べられた。
そこで見つけた絵葉書が私書箱留だったことを疑問視する芝本。
絵葉書にブラックライトを当てると「1684299150」との数字が浮かび上がる。
どうやら、暗号のようだ。
だが、肝心の乱数表と解析表が見つからない。

寮の子供・翔太が熱を出す。
駆け付ける美雪、翔太は美雪の息子であった。
そこで芝本は水枕に目をつける。

水枕に水を詰め、表面に潤滑剤を塗った状態で、道標の岩の下に置く。
これで一晩経過すれば、思わぬことが起こると言う。

翌早朝、水枕は凍りつき岩を押し上げていた。
芝本はそのまま岩を回転させ、道標の矢印をあらぬ方向へと導いた。
こうして、犯人が1人だったとしても犯行可能であることが立証された。

大殊勲を挙げた芝本。

そんな芝本に美雪は響子の事故について自身の知るすべてを明かす。
美雪は響子の事故の担当者だった。
美雪によれば、響子は古岩を拒否するような姿勢で死亡していたらしい。
しかも、事故の原因となった雪崩自体も人為的に発生可能だそうだ。
さらに、当時たった1人だけ身元不明の人物が登山していたことも告げる。

その人物の名は「山本真一」。
当時の宿泊者名簿を調べた芝本は今回の「山田信二」と筆跡が同じであることを突き止める。
つまり、同一人物による犯行の可能性が高いのだ。

古岩は県警の臨時職員だった。
当時、麻薬撲滅キャンペーンがさかんであったことに目をつけた芝本。
麻薬が根底に絡んでいると主張する。

この主張を受けて、道原たちが捜査を開始。

古岩の預金口座を調べた芝本は1千万円の入金を確認する。
古岩の妻はこの事実を知りながら、隠していたのだ。
黙秘を貫こうとする妻だが、道原の説得により心が揺らぐ。

道原宅に招かれた芝本は、そこで若菜の夫の写真を見つける。
道原と若菜の夫は山岳救助隊の同僚だったのだ。
だが、若菜の夫は奮闘し過ぎた結果、命を落としていた。
道原は、若菜の夫は芝本に似ていたと語る。

それはさておき、宏子から熱烈アタックを受ける芝本。
そこで宏子から「女は思ったより強か、護るものの為なら何でもする」と聞いた芝本はあることを思いつく。

坂田のPCに「船木瑠巳加」の名前を入力した芝本、そこから「乱数表」と「解析表」を手に入れる。

暗号を解析した結果、「918CM13」との数字が。
これは「9月18日ココ・モンゴメリ航空13便」を示していた。
つまり、その便で何かが運び込まれたのだ。
その何かとは麻薬であった。

さらに調べたところ、ある高官の人物が浮上する。
ところが、実際には高官は搭乗していなかった。
どうやら、何者かが記録を都合よく改竄したようだ。

この取引に坂田が作ったダミー会社が関わっていたことも判明。
坂田は麻薬を密輸すると金に換えていたのだ。
その金を愛人である真奈に貢いでいたらしい。
当の真奈宅から乾燥大麻も検出され、この推論は裏付けられた。

そして、鎌倉もこの取引に関与していたようだ。
しかし、鎌倉には事前に逃げられてしまう。

残ったのは、船木瑠巳加。
彼女の関与も間違いない。
矢先、瑠巳加は電話で呼び出される。

一方、芝本たちのもとへ古岩の妻が現れる。
彼女の手には探偵による調査報告書が握られていた。
古岩の妻は夫の素行を調べていたのだ。
そこに記されていたのは、古岩と瑠巳加であった。

「白馬ネパール子ども村」に強制捜査が入った。
筆跡から「平原美加」が瑠巳加の偽名と判明。
芝本たちは瑠巳加を追うことに。

瑠巳加は鎌倉と接触していた。
鎌倉は逃走資金を求めたのだ。
だが、瑠巳加は鎌倉を口封じに殺害しようとする。

そこへ芝本たちが駆け付け鎌倉を保護する。
瑠巳加は「その男に脅された」と偽証するが……。
鎌倉は経緯のすべてを録音していた。
「黒幕はその女だ!!」
鎌倉に告発される瑠巳加。

もともと、瑠巳加は密輸業を営んでいた。
だが、急に「白馬ネパール子ども村」の運営を始めたらしい。
しかし、付け焼刃で上手く行く筈もない。
たちどころに運営は行き詰まってしまった。
そこで、密輸業を再開したのだ。

古岩や坂田を色仕掛けで仲間に巻き込み、軌道に乗っていたが……。
瑠巳加の恋人であった坂田が真奈と浮気してしまったのだ。
怒った瑠巳加は鎌倉を使い、真奈と坂田をそれぞれ殺害したのだった。

響子殺害も瑠巳加の犯行であった。
響子は瑠巳加の裏の顔を知ってしまい、沈黙の代わりに決別した。

だが、響子は芝本のプロポーズを受けるにあたり、隠しておけないと瑠巳加に訴えた。
危険を感じた瑠巳加は響子を監視。
古岩を使い響子を拘束させると、2人まとめて鎌倉に雪崩で殺害させたのだ。

すべては「白馬ネパール子ども村の為だ」と大義を振りかざす瑠巳加。
「そんなのは理想じゃない!!」と否定する芝本。
道原も「あなたの求めたのはそんなものじゃなかった筈だ!!」と諭す。
瑠巳加は泣き崩れた。

道原と若菜はともに若菜の夫の墓参りに出向く。
芝本は美雪、翔太と共に山へ赴くのだった―――エンド。

<感想>

「山岳刑事」シリーズ第1弾。
原作は梓林太郎先生『百名山殺人事件』(徳間書店)。

早速、感想をば。

剛の芝本、柔の道原。
完全にシリーズ化狙ってますね。
そして、その狙いは当たりそうです。

特に非も無く、そこそこ視られる作り。
コメディパートも過不足なく投入。
全体的にほどほどな印象で、良くも悪くもない作品かな。
シリーズ物として視聴者にかける負担も少なそう、続編もありそうだ。

とはいえ、疑問点は多かった。

まず、「白馬ネパール子ども村の為なら何でもする」と語った瑠巳加が何故、当の子ども村を危険に曝すような殺人行為に手を染めたのか。
しかも、動機が「子ども村の為」ではなく「坂田が真奈に心変わりしたから」というものなのが気にかかる。
子ども村より坂田の方が大事だったのか?

そして、坂田が真奈に心変わりしたからと何故、2人とも殺害したのか?
真奈は分かる、だが、坂田も殺害する必要があったのか?
坂田を殺害したことで密輸に支障は無かったのか?

さらに、2人とも同じ山で殺害したのもなぁ……。
事故に見せかける為とはいえ、その所為で、同一犯を疑われ挙句、密輸も露見した。
実行犯は鎌倉なんだから、別々の場所で別々の方法で殺害しとけば、露見しなかっただろうに。
そもそも、山の方が目立っていたような……。

そして、何故、全員が全員、わざわざ山へ行くのか?
人気のないところに行ったら危ないでしょうが!!
普通、山を待ち合わせ場所にするものなのかなぁ……かなり疑問だ。

特に芝本に打ち明けたい話がある筈の響子までもが、人里離れた山で落ち合う約束をするとは。
当時の芝本が山を嫌っていたことも知っていただろうに……よりにもよって。
それだけ告白に抵抗感があったことの証左なのかもしれないけど。

それと、真奈が山に登った理由も不明だなぁ。
坂田が呼び出したワケでもないらしいし……謎だ。

<キャスト>

芝本勇次(しばもとゆうじ):徳重聡

称名美雪(しょうなみゆき):鈴木砂羽

坂田理三(さかたりぞう):羽場裕一

鎌倉俊樹(かまくらとしき):井田國彦

本条真奈(ほんじょうまな):高山侑子
本条良子(ほんじょうよしこ):宮田早苗
倉渕課長(くらぶち):鈴木正幸
吉田刑事(よしだ):小林健

谷村若菜(たにむらわかな):芦川よしみ

船木瑠巳加(ふなきるみか):南野陽子

道原伝吉(みちはらでんきち):大杉漣 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


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