2012年08月05日

土曜ワイド劇場「ゴーストライターの殺人取材〜セレブの罪を代筆する女!美貌のカリスマネイリストに疑惑の結婚歴…別れた夫の死体が歩いた!?」(8月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「ゴーストライターの殺人取材〜セレブの罪を代筆する女!美貌のカリスマネイリストに疑惑の結婚歴…別れた夫の死体が歩いた!?」(8月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

鮫島悠里(浅野ゆう子)は、売れない小説家。25年前に新人文学賞を取ったデビュー作が唯一ヒットしただけで、その後は鳴かず飛ばずの状態が続いていた。
そんなある日、悠里は、雑誌編集者である妹・彩乃(若村麻由美)から、大手ネイルサロン女性社長・吉永チカ(三浦理恵子)の自伝のゴーストライターを頼まれる。実は先日、18年前に離婚したチカの元夫・鎌田藤一郎(窪寺昭)が殺害される事件が起きたのだが、その鎌田が覚せい剤に溺れていたことが発覚し、彼女は今やワイドショーや週刊誌が一挙手一投足を狙う“時の人”となっていたのだ。チカは自伝を出版することで騒ぎを鎮火しようとしており、彩乃は「これまで私生活を完全に秘密にしてきたカリスマ社長が初めて人生を公表するんだから、大ヒットは間違いない!」と断言。ゴーストライターと聞いていったんはやる気を失った悠里だが、「印税が入る」という言葉の誘惑に負け、仕事を引き受ける。
 
翌日、チカに呼び出された悠里と彩乃。するとチカは「インタビューは不要」と言い捨て、用意した資料を1週間以内にまとめてくれとファイルを渡す。チカの秘書・小西潤一(中村倫也)によると、チカは仕事に厳しい能力主義者で、対立する副社長・高梨時雄(升毅)ら敵も多いが、その一方で児童養護施設の支援を続けるなど優しい一面も併せ持つ女性だという。
だが、悠里がファイルを開いてみると、少女時代から高校時代までの資料や、起業にまつわるデータはあるものの、鎌田と出会った大学時代については走り書きしたメモがあるだけ。そこには“大学4年の春に鎌田と学生結婚し、長女・楓(入来茉里)を身ごもったこと”と、“離婚の原因は鎌田の暴力で、山梨で行われたギターサークルの演奏会で大ゲンカして離婚に至ったこと”の2点だけが短く書いてあった。
悠里は、そもそもチカがなぜ鎌田と結婚したのかがわからないと自伝が書けないと考え、翌日、再び彼女に会いに行くことに。ところがチカを訪ねたところ、鎌田殺害当日のアリバイ確認にやって来た警察と鉢合わせしてビックリ。なんと悠里の弟で警視庁捜査一課の一希(鶴見辰吾)が、この事件を担当していたのだ。
さらに悠里は、チカの娘で大学生の楓とも遭遇。悠里のファンだという楓から「父のことを知りたい」と頼まれ、悠里はチカの大学時代について調べることにする。だがその矢先、鎌田の内縁の妻で、事件以来行方をくらましていた神山詠美子(橋本マナミ)が何者かに殺害された。その現場にチカのピンバッジが落ちていた上、詠美子の所持品からチカの指紋が検出されたことで、チカはセレブ社長から一転、殺人事件の容疑者に…しかし悠里が独自にチカの周辺を調べていくと、やがて衝撃の真実にたどり着いた!! 
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

ネイルサロンを経営し、業界の雄と呼ばれるチカは四つ葉学園を援助するなど篤志家としても知られていた。
その19年前に離婚した夫・鎌田が殺害された。
鎌田は刺された後も、必死に移動した痕跡があったが……。

鎌田の死により、チカの過去が注目された。
チカは自分の望む形で事態の収拾を図るべく自伝を出版することに決める。
其処で白羽の矢が立ったのが悠里だったのだ。

チカの娘・楓は悠里のファン。
楓は、チカの勧めで生物有機工学を志していた。

悠里はチカからの資料だけでは自伝が書けないと判断。
謎に包まれた鎌田とチカの過去を、楓の依頼もあって探り始める。

鎌田が生物有機工学を専攻していたと知り、驚く悠里。 
さらに、鎌田とチカの大学時代の同級生・斉木に当時の話を聞く。

斉木によれば、19年前、山梨での演奏会に参加したチカと鎌田。
ところが、暫く席を外していたチカが泥まみれで戻って来たらしい。
当時、既に鎌田と入籍していたチカだが、鎌田に暴力を奮われたと主張し、それからわずか2ヶ月後に離婚したそうだ。
これを聞いた悠里はチカが鎌田との過去に何か知られたくないことがあると感じる。

鎌田の内縁の妻である詠美子が死体で発見された。
詠美子は殺害される直前にチカと接触していたが……。

同夜、チカは悠里に自伝の依頼をキャンセルするよう伝える。

翌朝、一希はチカを詠美子殺害容疑で連行する。
チカの犯行に疑問を抱く悠里は、独自の調査を開始。

悠里はチカから自伝用に渡された資料に疑問を抱いていた。
悠里が注目したメモは2枚。

1つは、如何に鎌田が暴力的だったか。
2つは、山梨で開かれた演奏会について。

悠里が気に留めたのは、鎌田の暴力に比べ、演奏会の内容が詳細に過ぎることだった。
第3者も参加していた演奏会には嘘を吐けなかったから内容が詳細になったとすれば、逆に大まかな事しか記載していない暴力は嘘と言うことになる。
そして、わざわざ触れたと言うことは演奏会に何かあったのだ。

チカが拘留されたことで、高梨が会社乗っ取りに動き始める。
社長派のメンバーは追い詰められることに。
中でも、秘書の小西は先頭に立って高梨を批難した為に猛反撃に曝される。
チカはすぐに釈放されたが旗色は悪い。
そんなチカに小西は最後まで付き従うと決意を伝えるが……。

山梨の演奏会について調べた悠里は、鎌田とチカが鎌田の実家に足を運んでいたことを知る。
その際に何かあったのだろうか?

鎌田の実家に赴いたところ、実家の地面から人間の骨が見つかっていた。
20年前の遺体だそうだ。
そして、演奏会は19年前に行われていた……核心に迫りつつあると感じる悠里。

その帰路、途上にて悠里は四つ葉学園を発見する。
鎌田の実家と四つ葉学園は至近距離にあったのである。

四つ葉学園の園長によれば、発見された白骨死体は四つ葉学園の女子生徒・秋本詩織のものだった。
詩織は19年前に行方不明になっていた。
しかも、詩織の白骨死体を調べたところ轢き逃げにあったことが分かったそうだ。
つまり、何者かが轢き逃げした詩織を鎌田の実家の敷地に埋めたのだ。

チカについて尋ねる悠里、園長は恩人だと語る。
チカは成功する前から四つ葉学園に援助していたそうだ。
さらに、卒業生を社員として雇い入れもしているらしい。

その頃、チカは19年前の悲劇を思い返していた。
鎌田が車を運転中、目の前に飛び出して来た学生服の女子生徒を撥ねてしまったのだ……。

チカが社長からの引退を発表する。
これを聞いた小西は激しく動揺し、四つ葉学園への援助が打ち切られてしまうとチカに翻意を迫る。
小西も四つ葉学園の卒業生だったのだ。
だが、チカは償うことがあると聞く耳を持たない。
そのとき、小西の目にチカの所持する鞄が映った……。

数十分後、小西はチカを絞殺しようとする。
間一髪、悠里や一希たちが駆け付け、チカは救出される。
小西はその場で取り押さえられた。

事の発端は19年前の轢き逃げにあった。
19年前、鎌田の運転で彼の実家へ向かったチカ。
途中、秋本詩織を轢き殺してしまう。
慌てた鎌田とチカは詩織の死体を鎌田家の敷地に埋めた。
この事実を隠すべく、鎌田に暴力を奮われたと虚偽を申し立てたのだ。
その後、罪の意識に囚われた鎌田と離婚し、ネイルサロンを起業したのである。
自伝を出版しようとした理由は、鎌田との過去を都合の良い事実にすり替える為であった。

ところが、1月ほど前、秋本詩織の白骨死体が発見された。
この際、DNA鑑定を依頼し身許特定に寄与したのが小西であった。

同じ四つ葉学園で生活していた小西と詩織。
年上の詩織が小西を弟のように可愛がっていたらしい。
ところが、19年前に詩織は行方不明になってしまった。
そして今になって、白骨死体が発見され、それが詩織と判明した。
埋められていた土地から鎌田の関与はすぐに知れた。
小西は復讐心を滾らせ、鎌田を殺害した。

詠美子殺害はチカと接触した詠美子が「鎌田殺害犯を知っている」と口走った為の口封じであった。
だが、詠美子は鎌田殺害犯はチカだと誤解しており、無用の殺害であった。

そして、1番の謎。
これまでチカを襲わなかった小西が何故、急に襲ったのか?
小西はチカの所持品の中に詩織の作った小西用の鞄を見つけたのだ。
それは、詩織が轢き逃げされた当日に小西にプレゼントすべく手作りしたものだった。
其処で、小西はチカもまた轢き逃げに関与していたと気付いた。

四つ葉学園の生徒としてチカに尊敬と愛情を抱き続けて来た小西。
だが、チカの四つ葉学園への援助はすべて贖罪の念から来ていた。
それを知り、どうしても許せなくなったのである。

一希は、チカの身勝手さが周囲を振り回したと非難。
だが、悠里はチカの行動すべてが楓の為であると庇う。
だからこそ、鎌田が挫折した生物有機工学の道を楓に継がせたのだった。

鎌田の終焉の地を訪れた一希。
そこで一希は、鎌田が小西に何度も刺されたにも関わらず、必死に移動した理由を知ることに。
鎌田はその生の最期に愛するチカの姿を捜したのだ。
横たわった鎌田の見上げた先には、看板広告に写るチカの笑顔があった―――。

チカは罪を償うべく、轢き逃げ事故の時効取り消しを訴えた。
認められるかどうかは分からない。

さらにチカは、真実を記した自伝を書くよう悠里に依頼するのだった。
楓にも真実を知って貰いたいのだと言う。
悠里は喜んで引き受ける。

一方、彩乃は悠里にゴーストライターとしての才覚を認め、フィギュアスケーター・西田美和の自伝執筆を持ち込む。
鼻白む悠里。

そして、悠里の手によるチカの自伝『素顔』が発売された―――エンド。

<感想>

「ゴーストライターの殺人取材」シリーズ1作目。
原作なし、オリジナル作品です。

さて、ドラマの感想は。

コミカルな作品でしたね。
姉妹ものならば割とポピュラーかと思いますが、これに留まらず、一希を加えていた点が特徴的で良かったと思います。
鎌田の実家でお菓子を食べるおじさんなど、インパクトのあるキャラも多かった。
なかなか面白かったと思います。

ただ、チカが「楓の為に鎌田をDV夫に仕立ててまで離婚した」との説明が納得いかない。
本来は轢き逃げした時点で出頭するのが当たり前だが、仮に隠蔽したとして、離婚する必要がそもそもあるのだろうか……。
何故「隠蔽=離婚」となるのだろうか?
詩織への贖罪の念から、せめてもとか?
ただ、楓の為を想うなら、鎌田とは夫婦生活を続けるべきだっただろうに。
本作を視た感じだと、ただ単に、チカが荷物になった鎌田を切り捨てただけのような……。
その後の行動も含めて、どうにもモヤモヤ。

此処が引っかかって、引っかかって。
鎌田の最期の行動も涙を誘うし、それだけにチカの行動はやっぱりモヤモヤ。
他がなかなか良かっただけに、気になって仕方がないなぁ……。

とはいえ、全体的に面白かったので、このテイストを損なうことなくシリーズ次作があれば……と期待したり。

<キャスト>

鮫島悠里:浅野ゆう子
鮫島彩乃:若村麻由美
鮫島一希:鶴見辰吾
吉永チカ:三浦理恵子
高梨時雄:升 毅
小西潤一:中村倫也
吉永 楓:入来茉里
鎌田藤一郎:窪寺 昭
神山詠美子:橋本マナミ
里中勇作:波岡一喜 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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