2012年08月12日

土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理 山形鶴岡〜映画村誘拐殺人!!炎の密室に閉じ込められた真犯人!?1億円のサクランボ娘…」(8月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理 山形鶴岡〜映画村誘拐殺人!!炎の密室に閉じ込められた真犯人!?1億円のサクランボ娘…」(8月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

中川美奈(東ちづる)は、山形県の日本海側、庄内地方にある“あつみ温泉”の旅館の若おかみ。夫の新太郎(羽場裕一)は地元警察の刑事で、2人とも毎日、大おかみ・政子(岡田茉莉子)のシゴキを受けながら、元気に働いている。
ある日、東京から雑誌編集者・古川希(芳本美代子)とカメラマン・黒川真弓(山口香緒里)が、美奈の旅館にやって来た。女性誌で山形特集を組むことになり、この先1週間、美奈の旅館を拠点に山形県内の取材を行う予定なのだ。
旅館の取材を終えた希たちが、続いて“庄内映画村”に出向くと聞き、ちょうど映画村に用事があった美奈は車に同乗させてもらうことにした。その日はちょうど、旅館のお得意様でもある安藤グループ社長・安藤慶子(池上季実子)の娘・沙紀(多岐川華子)が映画に初出演する日だったのだ。沙紀は今年の“さくらんぼ娘”に選ばれたことから特別に抜擢されたらしい。
映画村では、慶子が撮影に初挑戦している娘をハラハラしながら見守っていた。美奈は慶子に希を紹介しようとするが、2人はかつて知り合いだったらしく、慶子と希の間に不穏な空気が流れているのを、美奈は感じ取った…。

その後、美奈と慶子は、休憩に入った沙紀の控え室に向かうが、部屋の中にいるはずの沙紀の姿が見当たらない。すると、慶子の携帯電話が鳴り、なんと「娘を預った。助けたかったら、1億円用意しろ」という脅迫電話がかかってきたのだ…! 
犯人の声の背後からザーッという水が流れるような音が絶えず聴こえていたという慶子の証言から、新太郎たちは鶴岡ダム近くに停まっていた怪しいワンボックスカーを発見。後部座席に拉致されていた沙紀はケガもなく無事だったが、なんと車のトランクからトラック運転手・樋口勝(小沢和義)の刺殺体が見つかった。樋口が誘拐犯であることは間違いないようだが、共犯者と仲間割れの果てに殺されたのだろうか…。

調べを進めると、樋口と別れた妻・青木芳江(中原果南)の間に生まれた娘・さくらが、5歳で亡くなっていたという悲しい事実が浮上する。5年前、保育士が目を離した隙に保育園児2人が物置の中に閉じ込められ、熱中症で死亡する事故が起きたのだが、そのうちのひとりが樋口の娘だったのだ。しかもその保育園を経営していたのは、ほかならぬ慶子だった…。当時、園長だった慶子は全面的に過失を認め、すでに賠償金を支払って示談が成立していたが、樋口は慶子を恨み続けて犯行に及んだのだろうか…!? 
そんな中、さくらと共に事故死した男の子の母親が、なんと希であることが判明! 新太郎は、希こそ、沙紀を誘拐し樋口を殺した犯人ではないかと疑うが、美奈は彼女が悲しい過去を抱えていたことに胸を痛める。そして事件の謎を追ううち、美奈は5年前の事故に衝撃の真実が隠されていることに気づいて…!?
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

「万国屋」の若女将である美奈が遭遇したこの事件。

希と殺された樋口がそれぞれ、5年前の事故で死亡した雄太とさくらの親であることが分かった。
樋口の共犯者として希が注目されることに。
だが、希には覚えがない。

樋口が殺害される数日前、井上加奈子が殺害されていたことが判明。
加奈子は5年前の雄太やさくらの担任であった。
どうやら、恨みに思った樋口が復讐したらしい。
加奈子の担当看護師により、5年前の事故に裏があることが分かる。

一方、慶子に犯人から脅迫の電話が入る。
沙紀に手を出されたくなければ1億円用意しろと言うのだ。
慶子はコレに応じ、1億円と引き換えにある証拠品を手に入れる。

矢先、樋口の元妻である青木芳江の証言により、雄太とさくらの死の原因が沙紀にあることが判明。
沙紀が物置に閉じ込め鍵をかけたらしい。
樋口も何者かから教えられ、これを知っていたそうだが……。

その夜、沙紀は「罪の意識が辛い」と慶子に反発していた。
「私は謝罪したかったのに……」さめざめと泣く沙紀。
慶子は沙紀の態度に頭を抱える。

翌晩、真弓が沙紀に接近。
東京の事務所を紹介するので芸能界デビューしないかと誘う。
沙紀は昨晩の様子は何処へやら、デビュー話に嬉々として応じている。
そんな2人の様子を慶子が凝視していた……。

「万国屋」にて、「芋煮まつり」が開催された。
慶子も参加し、祭りは大盛況。
そんな中、慶子あてに電話が。
「あら、真弓さん……」
呼び出されたと語る慶子は美奈と共に機材部屋に。
ところが、機材部屋には鍵が!!
美奈が鍵を取りに戻り、扉を開けたところ、中には真弓の首吊り死体が!!

こうして、祭りそっちのけの大騒ぎに。
真弓の部屋を調べたところ、慶子が支払った1億円も出て来る。
真弓が樋口の共犯者だったのか!?

真弓は加奈子の従姉妹であった。
その後の新太郎の捜査により、真弓こそが樋口の共犯者であったと判明。
どうやら、沙紀誘拐に協力し、樋口を殺害したのも彼女らしい。

さらに、真弓の死が他殺であることも明らかに。
だが、機材部屋には内側から鍵がかかっており、密室であった。

この謎に挑む美奈。

犯人は真弓を殺害し、鍵をかけて外へ出た。
その後、死体発見後に鍵を戻したのだと主張する美奈。

これまでの経緯をまとめる新太郎。

樋口が加奈子を殺害した。
加奈子から5年前の事故の真相を聞いていた真弓は、樋口に事実を教え1億円を手に入れるので協力しろと強要した。
真弓と樋口は沙紀を誘拐。
その後、真弓は何故か樋口を殺害してしまう。
そして、今度は真弓が殺害された。

美奈によれば、真弓を殺害したのは慶子だと言う。
慶子は機材部屋で真弓を殺害した。
その後、部屋に鍵をかけ「芋煮まつり」に参加。
この際に、こっそりと持ち出しておいた真弓の携帯から自身の携帯に電話する。
さも、会話が成立しているように見せかけ、美奈と共に機材部屋へ。
当然、施錠されており、美奈が鍵を取りに行く。
美奈の鍵で解錠し、美奈が真弓の死体に驚いている隙に鍵と携帯を返却する。
これが、密室トリックの正体であった。

同じ頃、当の慶子はSDメモリの中身を確認していた。
其処には加奈子のメッセージが。

加奈子は5年前の真相をSDメモリに残していた。
真弓経由で自身の死後に警察に届くよう手配していたのだ。
だが、真弓はそれを自身の欲の為に使うことにした。
慶子を脅迫し、1億円で取引したのだ。
こうして、5年前の真相は慶子の手に渡ることとなった。

一方、希が担当する山形特集が中止となった。
実は、希は真弓に誘われ、今回の取材に参加していたらしい。
「いざという時のスケープゴート役として選ばれたんですね」と洩らす希は、そのまま車に乗って去ってしまう。

新太郎により、慶子が任意の事情聴取を受けることとなった。

だが、1点だけ分からないことがあった。
何故、真弓は樋口を殺したのか?
新太郎は、慶子が樋口の所持する証拠品を奪わせる代わりに1億円を払うと交渉したと推測。
それゆえに、樋口は殺されたのではないか?

しかし、慶子は新太郎の追及を悉く躱してしまう。

同じ頃、沙紀の前には車で去った筈の希の姿が……。
希は沙紀を捕えると、慶子を脅迫する。
慶子は美奈に助けを求めることに。

沙紀は時限発火装置と共に小屋に閉じ込められていた。
「5年前の雄太やさくらと同じ想いを味わうがいい」と吐き捨てる希。

一方、美奈たちも希を追う。
遂に希に追いついた美奈たち。
希は「5年前の真相を明かせば沙紀を助けてやる」と交換条件を持ち出す。

これに促され、慶子は真実を語り始める。
5年前、子供好きだった沙紀は保育園によく出入りしていた。
そんな折、雄太とさくらがお昼寝の時間を抜け出し、遊具で遊んでいた。
沙紀は罰として、倉庫に雄太とさくらを閉じ込めた。
すぐに解放するつもりだったが、彼らの存在を忘れてしまい、死なせてしまったのだそうだ。
加奈子には金を積んで偽証させたらしい。

その加奈子の証言の入ったSDメモリを提出する慶子。
そのまま真弓殺害についても語り始める。

最初の沙紀の誘拐事件にて。
樋口もまた、希同様に「慶子が5年前の事実を明かすこと」を条件にしていた。
ところが、これを知った真弓が1億円欲しさに樋口を殺害。

その後、慶子は謎の人物(真弓)の脅迫に応じ、1億円を支払った。

ところが、真弓は沙紀に接近してきた。
慶子はこいつが樋口の共犯だとすぐに気付いたらしい。
このままでは一生喰い物にされてしまう……危機感を抱いた慶子は例の密室トリックを実行に移したのだ。

慶子は真相を語った。
希は沙紀の居場所を教える。
だが、慶子の目の前で小屋は焼け落ちてしまう。

希は「人は死んだら帰って来ない」と慶子に告げ、「あなたも苦しむがいい」と述べる。
泣き叫ぶ慶子。

ひとしきり悲痛な時間が流れた後、希は「娘を返してあげる」と口にする。
実は、沙紀は小屋から別の場所に移されていた。

解放された沙紀は「ごめんなさい」と希に謝罪する。
「5年前に聞きたかった」と希。

希は沙紀を殺害し、自殺するつもりであった。
だが、ギリギリで思い留まったのだ。
美奈はそれこそ雄太の意志だと告げる。

慶子は殺人罪、希は誘拐と建造物放火の罪で、ともに逮捕された。

美奈は自身に子供が居ないことを振り返り、子供が欲しいと洩らす。
だが、新太郎は「俺は美奈が居ればいい」と主張するのだった―――エンド。

<感想>

「温泉若女将の殺人推理」シリーズ24作目。
前作が2012年4月28日放送なので、ほぼ4ヶ月ぶりと短いスパンでの新作となりました。
若旦那が22作目より中村梅雀さんから羽場裕一さんに変わっています。
前回のネタバレ批評(レビュー)ありますね。
興味のある方はどうぞ!!

土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理 滋賀おごと温泉〜盗まれた琵琶湖の謎!!疑惑の女流画家は遠隔操作で殺される!?」(4月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理 花巻温泉郷〜殺人は下校チャイムで始まった!!白骨死体と駆け落ちした女」(5月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では、ドラマ版の感想を。

沙紀がいろいろとアレでしたね。
「罪の意識が辛い!!」とさめざめ泣いたかと思えば、その翌晩にはケラケラ笑っているという……。
「罰が、罰が」と言っていたけど、あんまり理解していない感じかなぁ……。
その点、ラストの反省もイマイチ信用できない。
きっと、5年前に真実を明かしていればいたで「お母さんは、私を庇ってくれなかった!!」とか言い出しそう……。

5年前の事故については「やはり躾をするべきは、真に責任をとれる人間のみ」との教訓が得られそう。
「人を叱るとき、叱った側も痛みを感じなければならない」ということでしょう。
安易に叱れば良いワケでは決してないが、叱るべき時は叱らなければならない……難しいですね。

ドラマ的にはラストで沙紀よりも慶子が悪いみたいな雰囲気になっていましたが、どうにもモヤモヤ。
そして、希もやはり裁かれる、と。
真弓が樋口の邪魔をしなければ、希も手を汚さずに済んだのかと思うと、真弓は罪深いなぁ……。

密室トリックは特になんとも。
「芋煮まつり」に慶子が現れた時点でアリバイ工作だなぁ……と誰しもが思っただろうし。
それが分かれば、あれは密室でもなんでもないと言う。
そして、密室トリックは登場して10分で解かれてしまった。

さて、全体的にはなかなかでしょうか。
新太郎役の羽場さんがかなり板についてきて、独自の若旦那らしさを発揮していた点も良かった。

それと、「炎の密室に閉じ込められた真犯人!?」とのサブタイにかなり惹かれました。
これ、ラストのことですよね。
密室ではないし、実際閉じ込められてはいないものの、なかなか上手いですね。
良かった。

続編にも期待出来そうかな。

◆関連過去記事
土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理 花巻温泉郷〜殺人は下校チャイムで始まった!!白骨死体と駆け落ちした女」(5月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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<キャスト>

中川美奈:東 ちづる
中川新太郎:羽場裕一
中川政子:岡田茉莉子
殿山警部:若林 豪
小百合:山村紅葉
安藤慶子:池上季実子
古川 希:芳本美代子
黒川真弓:山口香緒里
青木芳江:中原果南
樋口 勝:小沢和義
安藤沙紀:多岐川華子 ほか
(公式HPより、敬称略)


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