ドラマ化される『ドルチェ』とは―――
・『ドルチェ』(誉田哲也著、新潮社刊)ネタバレ書評
・金曜プレステージ「特別企画 ドルチェ ストロベリーナイトの誉田哲也傑作原作を初映像化!重体の幼児消えた母親…白骨死体その女は聖母?魔女?嘘つく女VS心を読む女、女の壮絶取調室開幕」(10月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)
<あらすじ>
まだ生きている誰かのために。それが、不器用な女刑事の決めたルール。
彼女が捜査一課に戻らぬ理由。それは人が殺されて始まる捜査より、誰かが死ぬ前の事件に係わりたいから。誰かが生きていることが喜びだから――。練馬署強行犯係・魚住久江。本部復帰を断り続け、所轄を渡って四十二歳。子なし、バツなし、いまどき肩身の狭い喫煙者……。タフだけれど生き方下手な女刑事が駆ける新シリーズ!
(新潮社公式HPより)
この原作がドラマ化です。
ドラマ版のあらすじは次のような感じのようです。
キャストもこれで分かりますね。
<あらすじ>
練馬北署強行犯係の巡査部長・魚住久江(松下由樹)は、職場で同僚たちとテレビから流れるニュースを見ていた。武蔵野市の雑木林で発見された遺体が、一部白骨化しており、死後半年ほど経過していることがわかった、と伝えるものだった。警視庁捜査一課に憧れる原口(戸次重幸)はそのニュースを片目に、昇任試験のため、道路交通法の参考書を手にしていた。一課の話題には加わりたくない久江は煙草で一服しようと、静かにその部屋を後にした。するとそこへ、警視庁捜査一課の金本健一(田辺誠一)が現れた。10年前は捜査一課でバリバリ殺しを挙げていた久江に、なぜ戻ってこないのか? と聞く金本。自分には所轄の方が性に合っている、と告げて、久江が部屋に戻ると、事件発生の連絡が入っていた。自宅で頭を強打した1歳半の男児が意識不明のまま病院に運び込まれたが、事件性が高いらしいということで、原口が病院へ向かおうとしていた。
久江も病院へ同行すると、けがを負ってベッドで眠っている1歳半の斉藤守のそばに、父親の明(ミスターちん)と、明の母の和代(星由里子)が付き添っていた。この日は、明がいつも通り会社へ行き、和代も夫が入所しているケア施設に行っていた。その間、守を見ていたのは、母親の由子(伊佐美紀)だが、和代が帰宅した時、ぐったりと床に倒れた守を発見したという。さらに、その由子が行方不明だというのだ。病院の診断により、守のけがは誰かに故意に傷つけられた事件と断定。しかも、守の身体には傷がいくつも残っていたが、どれも半年ほど前の古い傷だった。原口は、以前から虐待を受けていたのではないか?と推測するが、久江はまだ分からないことが多く、うなずけない。
久江は、斉藤家を訪ねた。部屋の中はきれいに片付いており、子どもに危険が及ばないよう保護ガードが設置されているなど、守への気遣いが随所に感じられた。そこに矛盾を感じる久江…。
久江と原口は、由子の実母や、昔勤めていた経理事務所などを訪ねて聞き込みに回るが、人付き合いのない由子の周辺からは大した情報は得られない。経理事務所から出ると、歩いてきた若い女(内山理名)と久江が軽くぶつかった。美人だが、地味で化粧気のないその女は、一瞬久江を見るが、すぐに顔をそらし沈んだ顔で去って行った。
そんな時、中央公園付近で男(窪塚俊介)の変死体が発見された、という連絡が入った。原口は、守の事件は母親の虐待に違いない、自分は殺人の方の捜査に行く、と久江を置いて去る。久江は、車の運転ができない由子の足取りをつかむため、斉藤家近くの商店街の防犯カメラの映像を手に入れ、署に戻った。すると、明日から配属になる新人の峰岸(馬場徹)が久江を待ち構えていた。久江は防犯カメラの映像を見る作業を峰岸にも手伝ってもらう。
翌日、久江は由子の私物を調べるため、再び斉藤家を訪ねた。引き出しの奥に、二つ折りにしてしまってあるチラシに目を留める久江。半年ほど前のチラシに、≪パッリーネ、クルミリ、ピニョラータ…≫などの単語がびっしりと書かれてある。首をかしげる久江に峰岸は、それらはスイーツの名前だ、と言う。甘党の峰岸は、すべてイタリアのスイーツでドルチェというのだ、と解説した。そこへガスの修理を依頼された、と作業員が訪ねてきた。一昨日の昼に電話し、今日修理しに来た、と言うのだ。一昨日は守が病院に運ばれた日。その昼に由子が自宅にいて電話に出ていたことがわかった。和代が帰宅したのが13時過ぎ、その間に由子になにがあったのか…?
さらに、公園での殺人事件の被害者が、久江が集めた商店街の防犯カメラに映っていることも判明した。映像をつないでいくと、被害者の男は桜台駅から斉藤家の方面に向かっている。この男と守の事件とに何か関係があるのか? 由子の行方は? そしてドルチェのメモの意味は…?
(「金曜プレステージ」公式HPより)
なかなか面白そうな感じですね。
これは期待大!!
一方、『ストロベリーナイト』シリーズ最新作『ブルーマーダー』もつい先日に完結を迎えています。
こちらは過去にネタバレ書評(レビュー)ありますね。
興味のある方はどうぞ!!
◆『ブルーマーダー』関連過去記事
・玲子は謎の殺人犯を追う。一方、マサは殺人を繰り返していた。
『ブルーマーダー 第3回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・菊田の結婚判明!!
『ブルーマーダー 第4回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・遂にブルーマーダーの存在に玲子が気付く。
『ブルーマーダー 第5回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・井下とマサが遭遇、戦闘に。さらに勝俣も介入し……。
『ブルーマーダー 第6回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・ブルーマーダー、遂に逮捕。
『ブルーマーダー 第7回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・ブルーマーダーの目的とは!?
『ブルーマーダー 第8回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・遂に最終話。玲子と菊田はどうなる?
『ブルーマーダー 最終回(第9回)』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
◆「誉田哲也」先生関連過去記事
【姫川玲子シリーズ】
・シリーズ1作目「ストロベリーナイト」はこちら。
「ストロベリーナイト」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ2作目「ソウルケイジ」はこちら。
「ソウルケイジ」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ3作目、短編集「シンメトリー」はこちら。
「シンメトリー」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ4作目「インビジブルレイン」はこちら。
「インビジブルレイン」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズスピンオフ作品「感染遊戯」です。
「感染遊戯」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『アンダーカヴァー(「宝石 ザ ミステリー」掲載)』(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『女の敵』(誉田哲也著、宝島社刊『誉田哲也 All Works』収録)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブルーマーダー 第3回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブルーマーダー 第4回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブルーマーダー 第5回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブルーマーダー 第6回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブルーマーダー 第7回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブルーマーダー 第8回』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブルーマーダー 最終回(第9回)』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載中)ネタバレ書評(レビュー)
【ジウシリーズ】
・『ジウ 1〜3』(誉田哲也著、中央公論新社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【その他】
・『ヒトリシズカ』(誉田哲也著、双葉社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『三十九番』(誉田哲也著、双葉社刊『痛み』収録)ネタバレ書評(レビュー)
【ドラマ版】
・土曜プレミアム ストロベリーナイト「大ベストセラー小説初ドラマ化!!連続猟奇殺人事件のカギを握る感染死体…真相に迫る孤高の女刑事悲しみの過去と驚愕の結末!!」(11月13日)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第1話「シンメトリー」(1月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第2話「右では殴らない(前編)」(1月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第3話「右では殴らない(後編)」(1月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第4話「過ぎた正義(前編)」(1月31日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第5話「選ばれた殺意の径〜過ぎた正義(後編)」(2月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第6話「感染遊戯」(2月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第7話「悪しき実(前編)」(2月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第8話「悪しき実〜嗚咽(後編)」(2月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第9話「ソウルケイジ(前編)」(3月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第10話「檻に閉じ込められた親子〜ソウルケイジ(中編)」(3月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」最終話(最終回、第11話)「こんなにも人を愛した殺人者がいただろうか〜ソウルケイジ(後編)」(3月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)
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