2012年09月12日

「香港九龍財宝殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「香港九龍財宝殺人事件」第8話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

新シリーズ第8回!!容疑者が絞られています!!

【「香港九龍財宝殺人事件」登場人物一覧】
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

佐木(弟):2代目記録係。流石に犯人はないだろうが被害者になる恐れはある。
瀧川龍太:ファッションショー「ガーリーモード」の責任者。
佐久間猛:「ガーリーモード」の関係者。
楊蘭(ヤン・ラン):美雪のソックリさん、腹部に「龍の瞳」に関する刺青を入れている。
新力(シン・リー):金田一たちが香港で出会った人物。第二の被害者。
陳永福(チャン・ヨングー):香港のプロモーター。第一の被害者。蝶が苦手。
柳愛碧(リュウ・アイビー):香港のデザイナー。第三の被害者。
李白龍(リー・パイロン):台湾の刑事、毒龍を知っている。
金龍東(キム・ロンドン):ガーリーモード関係者が宿泊するホテルの従業員。

明智警視:4話にて登場、剣持と共に日本から情報を提供した。
剣持警部:4話にて登場、明智と共に日本から情報を提供した。

王龍(ワン・ロン):王皇帝と呼ばれた男。謎の3人に殺害された人物。
メイジン:ワンの妻。ワンとの間に3人の子供を設けた。
ワンの子供:4人兄弟妹。リー、ロンドン、ヤンとあと1人居るらしい。
謎の3人:王皇帝殺害に関与した3人組。シン、チャン、リュウと思われる。

<8話あらすじ>

毒龍は無事に確保された。
そちらの処理はリー刑事に委ねることとした金田一。
だが、シン、チャン、リュウを殺害し美雪を誘拐した真犯人が残っている。
真犯人に目星をつけた金田一はその人物の犯行方法の検討に移る。

まずは、チャン殺害。

あのときの状況はこうだ。
丸テーブルの上には蝶と花の柄が施されたスープ皿があった。
ヤンが先に着席し、その左隣に金田一と佐木が着席。
次いでシンがやって来て着席。
その後、瀧川とリュウがやって来てヤンに呼ばれて右隣に着席。
ここで、チャンが現れシンの隣に着席。
最後にリー刑事が現れ、空いていた空席を埋めた。

一見、毒の入ったスープを狙って口にさせる方法はないように思える。
だが、佐木のテープを確認した金田一は其処にトリックを見出すのだった。

次に、シン殺害。
全員にアリバイがある中、死体発見現場である部屋の中央に激しく頭部を打ち付けられた姿で発見されたシン。
金田一はホテルと事件現場が近いことに注目。
直線距離で100メートルないこと、ホテルの方が現場よりも高いこと、間に遮蔽物がないことを確認する。

あるトリックの可能性に思い至り、確認すべくホテルへ向かった金田一。
衣裳部屋からならば事件現場が見下ろせることに満足する。
だが、あのトリックにはあと1つ不足がある。

大きめな重量の物は運び込めないし、運び出せなかったと聞かされた金田一は悩む。
ところが、佐木の眼鏡が形状記憶合金であることを知り、一変。
「謎はすべて解けた」と叫ぶ。
金田一の前にはたくさんの衣装が衣装ラックからハンガーで吊るされていた。

関係者を一同に集めた金田一。
其処には入院中だった美雪の姿も。
さぁ、謎解きの開始である―――9話(解決編第1話)に続く。

<感想&推理>

新シリーズ「香港九龍財宝殺人事件」第8話。
これにて問題編は終了、次回より解決編です。

やっぱり、ドラマ化前提の為か派手さばかりで実効性の薄いトリックに。
正直、「うわぁ……」と溜息が口を吐いちゃいました。

ともあれ、これで手掛かりは出揃った……筈。
なので、トリック推理にかかりましょう。

とはいえ、大体の推理は既に各回で行ったもので良さそうな感じ。
追加ありそうなのはシンの殺害方法か。
とりあえず、犯人を改めて断定した後に、復習がてらチャン、シン、リュウの殺害方法を推理して行きましょう。

【犯人は?】

ヤン・ランの単独犯行で決まり。
現在は美雪のふりをしている。
でもって、双子や共犯の可能性は今回で消えた。

ちなみに、保護されていた筈なのにヤンが消えたことについては誰も触れないのね。
普通は一度狙われた人物が保護下から消えたら大騒ぎでしょうに。
でもって、リュウ殺害についてヤン自身のアリバイはない、と。
物凄く大雑把な計画だなぁ……。

【チャン殺害】

ヤンが犯人なので、自分が率先して席に着き、後は個別に席順をコントロール。
この際、シンに着席場所を指示しておき、チャンと交代させる。
チャンは蝶が苦手なので、スープ皿の柄を見てシンに交代を迫った。
これも含めてヤンの仕込み。

【シン殺害】

ホテルと事件現場が近く、直線距離で100メートルない。
ホテルの方が現場よりも高い。
間に遮蔽物がない。

以上3つにより、ホテルでシンを殺害後、遺体を宙吊りにし発見現場へと運び込んだ。
具体的には次の通り。

まず、ホテルと発見現場の間となる中空に、ハンガーあるいはハンガーラックを棒状に変化したもの(長さ100メートル)を渡す。
この棒に、シンの死体を服を使って通し吊るすと、高さの高いホテル側からそのまま滑らせる。
遺体は現場中央の柱に衝突、激しく頭部を打ち付け止まる。
棒を「えいやっ!!」と気合いで引き抜く。
死体遺棄後、形状記憶合金なのでハンガーとハンガーラックを元に戻した。

……って、待てぃ!!
これ、可能なのか?
特に100メートルの棒は不可能な気が。

だったら、ロープでホテルと死体発見現場を結んだ。
この際、ハンガーあるいはハンガーラックを遺体を固定する道具とした。
ちなみに、このハンガーあるいはハンガーラックは形状記憶合金で出来ており元の形に戻る。

これならどうだ。
いや、やっぱり、待てぃ!!
犯人の居るホテル側は良いとして死体発見現場側にどうやってロープを結ぶ?
固定具の回収は後ほど行えば単独犯でも可能として、ロープを渡す為にはどうしても、もう1人必要になるなぁ……。

これ、不可能犯罪の気がしてきた。
でも、今回の説明を見る限りではコレしかない筈だし……。

それと、もう1つ忘れてはならないのは殺害当日には金田一たちはイルミネーションを見ていたことだ。
ということは、路面を歩いている人たちも空を見上げていた可能性が高く、空を蠢くシンの死体移動は目撃されていた可能性が高い。
リスクの割に得られるものは少ない。
やはり、大雑把な計画のような……。

でも、夜空を滑り落ちて行くシンの死体が実写化されるのかと思うと興味はある。
CGかなぁ……。

【チャン殺害】

赤いコートを着込みリュウに化けたヤンが金田一たちを誘き出す。
金田一たちがついてきたことを確認すると、美雪に化けた……それだけ。

美雪を知る金田一ではなく、リー刑事にとってはトリックにも何にもなっていない。
ヤンの所在確認されたらヤン行方不明ですぐにバレるし。
何より、病院で治療中に龍の刺青ですぐにバレるし。
やっぱり、大雑把な……。

【犯人当てクイズ】

公式からの問いは次の2つ。
「犯人の名前」と「チャンの殺害トリック」のみ。

なので、犯人は「ヤン・ラン」。
チャン殺害のトリックは「巧みに席をコントロールしたヤンが、チャンが蝶を苦手としているのを利用しシンと皿を交換させて殺害した」。

【8話まとめなど】

「香港九龍財宝殺人事件」はミステリよりはサスペンス。
トリックはあまり重要視していない模様、インパクト勝負でした。

ちなみに8話で、佐久間が遂に活躍したので嬉しい。

それと、何度考えても美雪に化けたヤンは、特徴的な龍の刺青で一発でバレそうな気がします。

ちなみにドラマ化される「香港九龍財宝殺人事件」。
遂に美雪役が判明。
同時にヤン・ラン役ともなる女優さんの名は……川口春奈さんだそうです。
超期待!!
ドラマ版については9月2日に豪華キャストも判明しています。
詳しくはこちらをどうぞ!!

【速報】現在連載中!!「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件」がドラマ化決定!!

【ドラマ】ドラマ版「香港九龍財宝殺人事件」豪華キャスト判明!!

さらに「リアル脱出ゲーム」さんとコラボすることも判明。
タイトルは「からくり館からの脱出」とのこと。

超イベント開催判明!!「金田一少年の事件簿×リアル脱出ゲーム『からくり館からの脱出』」とは!?

◆「香港九龍財宝殺人事件」関連過去記事

2012年7月スタート「金田一少年の事件簿」新シリーズタイトルは「香港九龍財宝殺人事件」!!

「香港九龍財宝殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「香港九龍財宝殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【容疑者はあの人!?】「香港九龍財宝殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「香港九龍財宝殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「香港九龍財宝殺人事件」第5話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【新たな疑惑浮上?】「香港九龍財宝殺人事件」第6話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「香港九龍財宝殺人事件」第7話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿」より「暗黒城殺人事件」のまとめはこちら。
「暗黒城殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「人喰い研究所殺人事件」のまとめはこちら。
「人喰い研究所殺人事件」(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)まとめ

・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら。
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

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