2012年09月07日

【ドラマ】松本清張先生原作『危険な斜面』(文藝春秋社刊)がドラマ化!!

松本清張先生の没後20年特別企画として『市長死す』に次ぐ第2弾『危険な斜面』がドラマ化されることが明らかになりました。

第1弾『市長死す』のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
松本清張没後20年特別企画『市長死す 死体になるまでの5日間に市長が見たものは何か?日記に隠された市長の意外な一面が驚くべき真実を浮かび上がらせる!たった一行の文章に秘められた誰も知らない12年前の出来事…53年ぶりに隠れた名作を映像化!』(4月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

原作である『危険な斜面』のあらすじは次の通り。

『危険な斜面』(松本清張著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

松本清張没後20年特別企画「危険な斜面 偶然再会した元恋人によって、眠っていた“出世欲”に目覚めてしまった男…しかし芽生えたのは殺意だった!普通の男から悪魔へ…このまま男は昇りつめるか転落するか?」(9月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<あらすじ>

男は絶えず急な斜面に立っている……。傑作短篇集

10年ぶりに会った女は、男の会社の会長の妾だった。表題作「危険な斜面」ほか、刑事の張り込みを描いた「失敗」など全6篇を収録

男というものは絶えず急な斜面に立っている。爪を立てて上に登って行くか、下に転落するかだ――。十年ぶりに会った女は、男の会社の実力派会長の妾だった。彼女を利用して昇進に成功した男はやがて彼女の存在が邪魔になり……。表題作の他、強盗殺人犯の妻と張り込みの刑事を描く「失敗」など全六篇の短篇を収録。解説・永瀬隼介
(文藝春秋社公式HPより)


この原作がドラマ化されるようです。
ドラマ版のあらすじは次の通り。

<あらすじ>

秋場文作(渡部篤郎)は西島電機の一社員、郊外の工場勤務で、出世とはほど遠い生活を送っていた。新年のある日、「西島電機HD新春全体会議」に出席した秋場は、会社のトップ西島会長(中村敦夫)に出会う。西島会長はグループ全ての実権を握っているワンマン会長だ。その側に寄り添う美しい女性…秘書室長であり会長の愛人でもある野関利江(長谷川京子)に秋場は気付く。視線が絡み合う二人…秋場と利江はかつての恋人同士。11年ぶりの再会だった…。
秋場には妻子があったが、利江との再会後二人の関係は一瞬で燃え上がる。時を経てさらに美しさを増した利江にひかれる一方、秋場の心にはこれまで抑えてきた出世欲が湧きあがっていた。“利江を利用すれば、会長に近付けるかもしれない”と…。そして利江も“秋場にはもっと力がある”と信じていた。利江からの情報で秋場は徐々に会長の信頼を得ていく。そんな秋場を見て喜ぶ利江。そして利江は次第に秋場の愛を独り占めしたくなっていく…。「妊娠している、一緒になってほしい」と秋場に告げる利江。その瞬間出世欲にかられた秋場の心中に殺意が芽生える。
利江には秋場と出会う前にもう一人恋人がいた。飲料会社のサービススタッフ沼田仁一(溝端淳平)だ。西島会長と付き合いながら、若い沼田とも付き合っていた利江だが、秋場と再会してからは沼田とは距離を置いていた。そんなある日、利江が突然失踪する。そして数ヶ月後、京都市郊外の山中から白骨化した利江の遺体が見つかる。捜査が難航する中、独自に犯人を突き止めようとする男がいた。沼田だ。彼はある一つの手掛かりを頼りに、利江を殺害した犯人を追いつめる…。
(公式HPより)


なかなか面白そうな感じですね。
ドラマ版『危険な斜面』は2012年9月30日(日)に放送予定!!

ちなみに、松本清張先生といえば『熱い空気』や『寒流』もドラマ化が決定しており、こちらも目が離せません。

『寒流』(松本清張著、新潮社刊『黒い画集』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『熱い空気』(松本清張著、文芸春秋社刊『事故―別冊黒い画集1』収録)ネタバレ書評(レビュー)

「家政婦は見た!」がドラマ化決定、タイトルは原作通り『熱い空気』に!!

松本清張先生『寒流』(新潮社刊『黒い画集』収録)がドラマ化されるとのこと!!

◆松本清張先生関連過去記事
【小説】
「霧の旗」(松本清張著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「書道教授」(松本清張著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「球形の荒野」(松本清張著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『寒流』(松本清張著、新潮社刊『黒い画集』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『市長死す』(松本清張著、光文社刊『青春の彷徨』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『熱い空気』(松本清張著、文芸春秋社刊『事故―別冊黒い画集1』収録)ネタバレ書評(レビュー)

『波の塔 上下』(松本清張著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

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【ドラマ】
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