<ネタバレあらすじ>
曹操の領土内であり、本拠地・許昌を築いていた豫洲。
諸葛亮と関平の襲撃により蹂躙された其処で新たに反乱が起こっていた。
首謀者の名は―――馬超。
背中には「愛」の一字を背負い、額に馬蹄型の痣を抱く青年である。
豫洲には彼を支持する者たちが集いつつあった。
この報を伝え聞いた曹操は、乱を鎮圧すべく自ら陣頭に立ち豫洲へと兵を向ける。
同じ頃、新たに孫権となった周瑜は支配地である揚州・荊州を固め、此処に新たな独立国を宣言しようとしていた。
一方、関羽と劉備。
関羽は劉備を斬り、新たな劉備となることでこの動乱を治めてみせると豪語。
劉備に一騎討ちを挑む。
これに応じる劉備。
事態の推移を眺めていた諸葛亮は関平に後を任せるとそっと姿を消すが……。
関羽と劉備が互いに剣を交える。
双方手傷を負い、丁々発止の攻防を繰り広げる中、遂に関羽の一撃が劉備の剣を砕いた。
涙ながらに劉備に止めを刺そうとする関羽。
劉備、万事休す……。
そこへ一本の矢が飛来する。
矢は狙い違わず関羽の胸を貫く。
射たのは……常元であった。
倒れ込む関羽、駆け寄る劉備はこれを抱き起こす。
一方、姿を消した諸葛亮は豫洲に居た。
隣にあるのは馬超だ。
「俺たちがこの国を動かすのだ!!」
2人は力強く唱えるのであった―――18話に続く。
<感想>
17話のネタバレ批評(レビュー)です。
キリが良いので、10話からタイトルも本作に準じて「SOUL 覇 第2章」に変更致しました。
新シリーズについては「SOUL 覇 第2章」のコミックス1巻に続き2巻も発売。
読むべし!!
では、今回の感想を……。
やっぱり衝撃的な展開になりました。
関羽と劉備が本気で争うことになるとは……。
そして前回、触れられていた諸葛亮の秘策とは「豫洲の反乱」のことでした。
さらに、反乱を主導する謎の男の名は「馬超」で確定。
あの馬超ですね。
前回の予測の範囲内ではありました。
ただ、涼州、雍州ならば馬超の可能性が高いと思っていましたが、豫洲で馬超とは……。
やはり、油断できないとの印象。
ここからは今後の推移を予測。
おそらく、馬超と諸葛亮は許昌で旗上げとなりそう。
これを討つべく曹操が出撃。
一度は馬超側が勝利すると思われます。
此処で司馬懿登場、曹操側が逆転となるか。
「覇-LORD―」は大胆な展開を示しますが、ポイントごとは「演義」に沿って動いているように思われます。
許昌を追われた諸葛亮と馬超は関平を頼りに、劉備にのもとへ赴き蜀建国に繋がるのかな。
関羽も劉備に救われ説かれることで、再び協力することになるでしょう。
当然、張飛、趙雲も合流することになるでしょう。
これで五虎将も4人まで揃うか。
残る黄忠がどのような登場を果たすのか……気になるなぁ。
ひょっとして、現行の人物の誰かが名を変えるのかな。
では、今回のストーリーを受けて各陣営を再度、整理しましょう。
現状のところ、勢力は5つ。
劉備:常元を加えた倭軍、関平。
曹操:曹丕、夏候惇、夏侯淵に黒騎兵残存部隊
孫権(周瑜から改名):西洋兵中心の呉軍を完全掌握。
関羽:重傷を負う。快復後に劉備傘下になるか?
諸葛亮&馬超:豫州で反乱を起こす。
なんだか全体的に展開が刹那的かつ流動的になって来ているように感じるのは気の所為か。
そして、消えた鄒氏は何処に?
このままフェードアウトか。
一方、主要キャラたちの目指す国家像はこちら。
果たして、この設定は今も有効か?
そして、誰が最終的な勝者となるのか、あるいは史実通り第3者が勝つのか?
劉備「卑弥呼の血を引く者を王とする単一民族国家」
曹操「半永久的に1つの王朝に固定した上で、皇帝を上に戴く専制君主国家」
周瑜「宗教国家」
諸葛亮「民主主義国家」
今後の展開に―――要注目です!!
この衝撃を体感するには、スペリオール本誌をお読みになることをオススメします。
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◆関連過去記事
・1話から10話までのネタバレ批評(レビュー)へのリンクはこちら。
「SOUL 覇 第2章(覇-LORD-)」10話までまとめ!!
・今月の「SOUL 覇 第2章(覇-LORD-)」(11話)ネタバレ批評(レビュー)
・今月の「SOUL 覇 第2章(覇-LORD-)」(12話)ネタバレ批評(レビュー)
・今月の「SOUL 覇 第2章(覇-LORD-)」(13話)ネタバレ批評(レビュー)
・今月の「SOUL 覇 第2章(覇-LORD-)」(14話)ネタバレ批評(レビュー)
・今月の「SOUL 覇 第2章(覇-LORD-)」(15話)ネタバレ批評(レビュー)
・今月の「SOUL 覇 第2章(覇-LORD-)」(16話)ネタバレ批評(レビュー)
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