ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
生きる希望を失ったサンマン(チャ・テヒョン)は何度も自殺を図るが、なぜかいつもうまくいかない。ある日、川への投身自殺が失敗に終わり、病院のベッドで目覚めたサンマンはゴーストが見えるようになっていた。目の前に現れたのは、ヘビースモーカーの太ったおじさん(コ・チャンソク)、泣き続ける女(チャン・ヨンナム)、看護婦のお尻をみてニヤニヤ顔のエロじじぃ(イ・ムンス)、ベッドで飛び跳ねるうるさい子供(チョン・ボグン)、といった一風変わった4人のゴーストたち。無事に退院できたもののゴーストたちにとり憑かれ、死ぬに死ねないサンマンは霊媒師のところに行く。すると、彼らを成仏させるためには、それぞれがこの世でやり残した願い事を叶えてあげなくてはいけないという。最初は信じなかったサンマンだったが、仕方なくゴーストたちの望みを聞いていくことに。1人目、エロじじぃゴーストの願いは、カメラを取り戻すこと。2人目、食いしん坊ゴーストの願いは、アニメ映画を見ること。3人目のヘビースモーカーゴーストの願いは、愛車を取り返してドライブすること。そして、最後の泣き女ゴーストの願いは、好きな人たちに食事を作ってあげること。まず、エロじじぃゴーストの願いを叶えるべく病院を訪れたサンマンは、美しい看護婦ヨンス(カン・イェウォン)に出会い、一目惚れ。偶然か必然か、ゴーストたちの願いごとを叶えていくうちに、ヨンスとの距離が近づいていく。そんな中、ホスピス病棟に入院していたヨンスの父親が亡くなる。ヨンスの父親ゴーストは天国へ旅立つ直前にサンマンの前に現れ、最後の言葉を託していった。その言葉をヨンスに伝えようと、サンマンはゴーストが見えることを打ち明けるが、看護婦として多くの人の死に立ち会ってきたヨンスには受け入れることができず、突き放されてしまう。傷ついたサンマンはゴーストたちの存在に苛立ち、「願いごとを叶えてやったのだから、早く出て行け」と強く言い放つ。翌日、意を決したサンマンはヨンスのもとを訪れ、想いを告白する。やがて、ヨンスとのふとした会話から、失われていた記憶に隠された思いもよらない幸せな真実にサンマンは気付くのだった……。
(goo映画公式HPより)
では、続きから(一部、重複アリ)……
幼い頃に家族を事故で亡くし、孤独に生きる男性・サンマン。
写真を撮っても常に1人で写る彼。
遂に人生に絶望したサンマンは自殺を図ろうとするが満足に果たせず、あろうことか4人の幽霊に憑りつかれることになってしまう。
彼らに成仏願うにはそれぞれの望みを叶えるしかない。
1人目、スケベな高齢男性ゴーストの望みは、カメラを取り戻すこと。
2人目、食いしん坊少年ゴーストの望みは、アニメ映画を見ること。
3人目、ヘビースモーカー中年男性ゴーストの望みは、愛車を取り返してドライブすること。
4人目、泣き女ゴーストの望みは、好きな人たちに食事を作ってあげること。
仕方なく彼らそれぞれの願いを叶えて行くサンマン。
その過程で看護師・ヨンスと出会い、接近していく。
ヨンスと揉めたサンマンはゴーストたちの消失を心から願うように。
これに応えるかのようにブッツリとゴーストは姿を消す。
矢先、ヨンスと会話したサンマンは自身について封印していたある記憶を取り戻す。
それは子供の頃の事故の記憶であった。
サンマンは幼い頃に家族を自動車事故で失っていた。
家族思いの祖父。
タクシー運転手の父。
優しく美人の母。
心強く腕白な兄。
父のタクシーに乗った彼らは前方不注意のトラックと正面衝突。
跳ね飛ばされた車は路面の下に転落。
母に庇われたサンマンを除き、全員が即死してしまった。
その家族こそ、件のゴーストだったのだ。
スケベな高齢男性ゴーストが祖父。
食いしん坊少年ゴーストは兄。
ヘビースモーカー中年男性ゴーストは父。
泣き女ゴーストは母。
彼らは、死後もずっとそれと知られずサンマンを見守り続けていた。
サンマンが薬を服用し自殺しようとすれば、水を隠し妨害するなどして阻止していたのだ。
サンマンが自殺できないのも当然である。
記憶を取り戻したサンマンはゴーストを捜す。
涙ながらに再会を祈るサンマンの前に、子供の駆け回る足音が……。
周囲を見回せば、祖父、父母、兄たちが其処に居た。
彼らに感謝の言葉を述べるサンマン。
「もうじき消えなければならない」と告げる彼らとサンマンは記念写真を撮影する。
そして、彼らは消えた……。
現像された写真にはサンマンが1人写っていた。
だが、サンマンは分かっている。
これが家族写真だということを。
それから数年後、サンマンはヨンスと結婚した。
やがて、ヨンスはサンマンの子供を出産。
子供はすくすくと育った。
都度都度、記念写真を撮影するサンマン。
目には見えないが、その背景には彼の家族がいつも一緒だった。
そんなある日、ヨンスはサンマンの写真を目にして感想を口にする。
「あら、全部1人なのね」
その写真を見たサンマンの息子が疑問を口にする。
「ねぇ、この一緒に写っている人たちは誰?」
サンマンは息子にニッコリと微笑みかけるのだった―――エンド。
<感想>
本作視聴中、不覚にもラストで涙腺が崩壊した管理人です。
割と涙もろい管理人ですが、本作は特に効きました。
展開はネタバレあらすじ通りですが、この感覚を体験して頂くには本作を視るしかない。
いや、視るべきでしょう。
家族を持たない孤独な男が、実は家族に見守られていたとの真相が良い。
そして、その家族が新たなサンマン自身の家族を導いた―――この事実が良い。
それをサンマンの新たな家族である息子もまた理解している点が良い。
視るべし!!
ラベル:ハロー!?ゴースト
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