2012年10月24日

「相棒season11(eleven)」第3話「ゴールデンボーイ」(10月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「相棒season11(eleven)」第3話「ゴールデンボーイ」(10月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、「相棒season11(eleven)」第3話「ゴールデンボーイ」(10月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)。

<ネタバレあらすじ>

路上で人待ちする笛吹悦子(真飛聖)。
そこへ手を振りながら待ち人がやって来る。
その正体は甲斐享(成宮寛貴)であった。

「悪い、悪い。踏切で故障があって……」
多少、申し訳なさそうな甲斐。
「30分遅刻だよ、あの店は予約取れないんだからね」
事情が事情だけに仕方がないとは言え、憤懣遣る方ない様子の悦子。

其処に「人が落ちた」との声が聞こえて来る。

声の方向に向かった甲斐は、死体を発見する。
「午後8時ちょうど」時刻確認する甲斐。
「503号室の宮坂さんです」発見者である管理人は転落者の身許を告げる。
転落した宮坂啓二(中薗光博)は既に死亡していた。

503号室へ向かった甲斐。
部屋にはチェーンキーがかかっており密室状態であった。
チェーンを切断し無理矢理、室内へと押し入ることに。
室内では、カーテンは閉められていたが窓は開いていた。
と、カーテンが風を孕み大きく揺れた。
カーテンの奥にはベランダが見える。
覗き込んでみると、下には宮坂の遺体が確認出来る。
さらに、机の上にはパソコンが置かれており、その画面には「生きていくのが嫌になった」との遺書めいた文字が……。

通報を受けて駆け付けた伊丹(川原和久)ら捜査一課の調べによると、宮坂は投資アドバイザー。
羽振りの良かった時期もあったが、最近は借金取りに追われていたらしい。
どうやら借金を苦にした飛び降り自殺と思われたが……。

米沢(六角精児)から連絡を受けた右京も現場に登場。
右京は窓が開けられながらも、カーテンが閉められていたことから自殺説に疑問を抱く。
だが、宮坂は転落時に悲鳴を上げていないことから、突き落とされたワケでもないようだ。
カーテンは外からの視線を防ぐとの用途があると指摘する右京。

はたと床の染みに気付いた右京の指示で米沢が調べると、室内からルミノール反応が検出される。
何者かが宮坂を室内で殺害、その後自殺に見せかけるために窓から投げ落としたらしい。

だとすれば、宮坂殺害犯はどうやって密室から逃げ出したのか?
これにも右京はあっさりと答えを出す。

カーテンが風を孕むのは、玄関の戸が開けられたとき。
つまり、甲斐がベランダを確認した際に犯人は玄関から逃走したのだ。
右京によれば、犯人は洗面所に潜み、甲斐をやり過ごすとこっそり脱出したと思われた。
甲斐は犯人の傍に居ながら取り逃がしたことになる。
「すいません……」
壁を叩いて謝罪する甲斐。

翌日、宮坂の死因が撲殺と判明。
やはり自殺ではなく他殺だった。
さらに、宮坂が死ぬ直前にパソコンでボクシングの動画を見ていたことが分かる。

右京と甲斐は、動画に映っていた荒木純(趙a和)というボクサーが所属する北方ジムへと向かう。
其処は人でごった返していた。

取材に来ていたスポーツ記者の松井(渡嘉敷勝男)によると、荒木は代役として出場した試合で世界ランカーをKO。
一気に世界タイトルへの挑戦権を手に入れ、“ゴールデンボーイ”と持て囃されているボクサーだそうだ。

ジム会長の北方は病気療養の為、入院中。
元ボクサーでトレーナーの石堂(山本龍二)が荒木を担当していた。

荒木の話では、殺された宮坂は荒木の同郷の先輩。
最近になって急に宮坂を熱心に支えるようになったそうだ。

宮坂殺害時のアリバイについて尋ねる右京。
「うちに犯人が居るとでも?」これに石堂は不快感を露にする。

荒木は1人でロードワーク、石堂はジムで帳簿をつけていたそうだ。
石堂は元ボクサー、そんな石堂の手は包帯で覆われていた。
本人や火傷だと主張するが……甲斐はこれを偽装ではないかと疑う。

甲斐は石堂が「うちに犯人が居るとでも?」と尋ねたことに疑惑を抱いていた。
宮坂の死因は報道されていない。
通常ならば「自殺じゃないんですか?」が当然の反応だからだ。

現場となった城戸川ビルのエレベーターに設置された監視カメラの映像から、ビルを管理するロイスエステート社長の柳田が浮上。
映像によれば、柳田は宮坂と同じ5階にエレベーターで赴くと1分後に戻って来ていた。
これが宮坂転落の15分前のことである。

柳田を訪ねた右京たち。
柳田によれば、宮坂とは死の当日に約束していたそうだ。
ところが、踏切の故障で遅れることになった。
甲斐が悦子とのデートに遅れた理由と同じ故障である。
遅れながらも宮坂を訪ねたが、何度インターホンを押しても返事が無い。
そこで仕方なくそのまま帰ったらしい。

右京は柳田がスポーツ雑誌を多く所持していることに注目。
どうやら、柳田はスポーツ観戦が趣味らしい。
「荒木にも注目していた」と述べるが……。

柳田が宮坂宅のインターホンを押したにも関わらず宮坂の携帯に電話しなかったことを不審がる右京。
こうして、石堂と柳田2人が捜査線上に浮上した。
甲斐と右京は、それぞれ石堂と柳田を手分けして調べることに。

甲斐は捜査のため自ら率先して荒木のボクシングジムに入門。
激しいトレーニングを受けつつ石堂や荒木らの様子を窺うことに。

荒木から「ボクサーは必ず階段を使う」と聞かされた甲斐は右京に報告。
石堂ならば、エレベーターに設置された監視カメラの映像に残って居なくとも不思議はないのだ。

一方、当の右京は記者の松井を呼び出し、柳田について尋ねていた。
柳田は荒木を支援していた。
しかも財界に向け荒木を顔繋ぎしていたらしい。

厳しいトレーニングをこなす甲斐。
ところが、その目の前でスパーリングを続けていた荒木に異変が起こる。
眩暈のような症状と共にリング上で倒れ込んでしまったのだ。

水を渡そうとする甲斐だが、荒木はこれを拒否。
どうやら、無理な減量が祟って倒れたらしい。

「なんで、そこまで……」絶句する甲斐。
荒木は「もっとも残酷で、もっとも美しく奇跡的なスポーツである」とボクシングについて語る。
どんなに練習しても、パンチ一発でひっくり返される―――それもまたボクシングの魅力らしい。
「確かに神様は居る。だが、神様は死にもの狂いで練習しなければ微笑まない」
傍らの石堂も荒木の言葉に同意する。
荒木は英雄として称えられるボクサーに憧れてこの世界に入ったのだった。
「彼らは皆、追悼の10カウントで送られたんです」
何処か熱に浮かされたような荒木の言葉―――。

その頃、右京は柳田の社長室に「SDメモリを忘れた」との口実で侵入していた。
もちろん、柳田の不在を見計らっての行動である。
こうして柳田が使用するPCの履歴にチェックを入れることに。

その夕方、右京たちは賭博容疑でYJKパートナーズに手入れを行っていた。
柳田の閲覧履歴を確認したところ、このサイトを発見したらしい。
YJKパートナーズは山上が会長を務める大神会の下部組織で、スポーツ賭博の容疑があった。
どうやら、柳田もスポーツ賭博に関連していたようだが……まさか、荒木も巻き込まれているのか?

これを知った甲斐は純粋な荒木の心を弄ぶ行為に憤りを抑え切れない。
荒木が気にかかりジムへと足を運んだ甲斐は、石堂と出会う。
石堂は荒木が子供の頃からボクサー志望であったことを語る。

そこへ甲斐宛てに右京から電話が。

柳田が大神会に借金があることが判明したのだ。
さらに、スポーツ賭博の新規顧客リストに宮坂の名前も発見される。
甲斐は柳田の身柄を確保するべく、ロイヤルエステートへ向かう。
これを聞いていた石堂、柳田に連絡を入れるのであった……。

甲斐が到着するが、柳田は既に姿を消していた。
柳田の部屋からは、荒木のサインが入った借用書が見つかる。

その頃、当の柳田はジムに居た。
「絶対に間違いなくやらせるんだぞ」石堂に何事かを指示する柳田。
そんな柳田を、興奮した石堂が激しく殴りつける。
柳田はそのまま床に倒れ伏し、絶命してしまう。

そこへ右京たちが駆け付け、石堂は逮捕されることに。
右京は事件の真相について語り出す。

荒木はスポーツ賭博にそれと知らずに巻き込まれていた。
金に困っていた柳田と宮坂の狙いは、荒木を脅迫し世界戦でわざと負けさせることであった。
柳田は、この情報を大神会に教えることで借金を免除。
宮坂は荒木の敗北に賭けることで儲けようとしていたのだ。
そして、宮坂を殺害したのは荒木であった。
実は、荒木には1千万円の借金があった。

事件当日、荒木は柳田に宮坂の部屋へと呼び出された。
柳田は事故の為に遅刻、宮坂と2人きりになった荒木だったが。
ここで宮坂は本性を現した。

荒木は柳田の紹介でそれと知らずに大神会の山上から資金援助の名目で借金していた。
知らないこととは言え、これが明るみに出ればスキャンダルである。
これをネタに宮坂は荒木を八百長試合で負けるように脅迫した。
だが、宮坂は荒木のプライドを知らなかった。
ボクサーとしてのプライドを優先させ、脅迫を拒否した荒木に宮坂は掴みかかる。
咄嗟に腕を掴まれた荒木は反射的に宮坂を殴りつけ、撲殺してしまった。
恐慌状態に陥った荒木は逃げ出してしまう。

その後、柳田が宮坂を訪ねてやって来た。
彼が電話しなかったのも当然である、室内で宮坂の死を確認したのだから。
咄嗟に何が起こったのか察した柳田はこれはもっと良いネタが出来たと喜んだ。

そこで宮坂の死を自殺に見せかけるべく、エレベーターで外に出ると再び階段で戻って来たのだ。
遺書を偽造すると、ベランダから宮坂の死体を遺棄したのである。
後は甲斐が駆け付け、これをやり過ごすと逃走したのだ。

此処に1点、疑問がある。

石堂は荒木を庇い続けた。
その石堂が柳田を殺害した。
では、庇われた荒木は今何処に?

同時刻、荒木の自殺死体がその自室で確認された。
服毒自殺らしい。

「凄い練習してたのに……」甲斐が絶句する。

荒木は練習中に眩暈が起こり、宮坂殺害の精神的ショックから自分が人を殴ることが出来なくなったことを知った。
ボクシングに人生を賭けた荒木はそれが失われたことを知り、自殺してしまったのだ。

一方、「追悼の10カウント」について語る荒木に不安を覚えた石堂は彼の様子を気にかけていた。
其処で荒木宅を訪れ、自殺を知った。
荒木の遺書を目にした石堂は、復讐の為に柳田を呼び出し制裁を加えたのだった。

「捌くのはあなたではありませんよ」
右京の指摘にも無反応な石堂はリングを見続ける。
石堂と共にリングの上に荒木の幻影を見た甲斐、ポツリと言葉を洩らす。
「傍に居たのに何も出来なかった……」
「ありがとう」
そんな甲斐の言葉に礼を述べると、石堂は連行される。

翌朝、峰秋と右京が語り合っている。
峰秋は今回の甲斐について失態だと批判、「存在自体を忘れてしまいたい」とまで口にする。
これに対し右京は―――。

「彼は少なくとも自分の無力さを忘れようとしない人ですよ」
本意か否か、息子への批判を続ける峰秋に右京は甲斐の本質を伝える。
「あいつらしいかもしれないなぁ……」
右京から伝えられた言葉を聞き、何やら想いを馳せる峰秋―――3話了。

<感想>

シーズン11(eleven)第3話。
脚本は太田愛さん。

さて、今回はというと……。

今回も良かったですね。
右京1人に推理を任せきりにすることなく、甲斐も率先して推理していたのが印象的でした。
やっぱり、「相棒」と言うからには右京だけでなく甲斐にも活躍の場が必要な筈。
その点、今回はアリです。
甲斐らしく“若さ”を感じさせるストーリ展開だったのも好印象。
ちなみに、右京と甲斐は何処か師弟のような感じがしますね。

3話「ゴールデンボーイ」はそんな甲斐の若さと対比して、同じく“ボーイ”である荒木の純粋であるがゆえに起きてしまった事件が描かれました。
その強固な純粋さゆえに、「神聖な拳を以て人を殺してしまった」=「純粋な自身を失った」荒木は死を選ばざるを得なかったのでしょう。
そして、自身の夢の忠実な後継者であり“宝物”であった荒木を汚された石堂は、これまた復讐せざるを得なかった。

この悲劇的な師弟の関係は、ある意味、右京と甲斐の師弟関係に通じるところもあるかもしれませんね。
純粋な甲斐と、そんな甲斐をその純粋さゆえに危惧し守ろうとしている(?)右京。
もっとも、未だ右京と甲斐の間に荒木たちほどの信頼関係は見受けられないのですが……。

そして何より、峰秋と悦子が今回も登場。
こんな感じで毎回出て来るのかな?
代わりに幸子が出ませんね……花の里、次回は出るか?

峰秋と言えば、息子を批判しつつ愛している様子。
そして、都度都度右京と連絡を取り合うところをみると、やっぱり秘密がありそうだなぁ……。
次回(第4話)も注目です!!

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posted by 俺 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 相棒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。 
今回も良かったと思います。 
第一話、二話が陽なイメージに対し三話目は陰なイメージでしょうか。陽・陽・陰という初回からの流れもたいへんよいです。 

ボクシング界のスターが故意ではないにしろ殴り殺してしまい自殺・・・切なかったですね。 
またその師匠が騙された弟子のために復讐のために殺す・・・ 
ダークな回にはなりましたが、内容はグッド! 

熱血漢で頭もキレるタイプのカイトも失敗もするし無力なことも痛感する。 

それは視聴者に対し失敗することも無力感に陥ることも人生では普通にあるから心配するなと改めて教えられた気がします。 
第四話も楽しみ!
それでは!

Posted by 青山 at 2012年10月26日 16:39
Re:青山さん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

1話、2話、3話と、確かに初回からの流れも秀逸ですね。

かなり内容的には痛切でした。
真剣な気持ちをそれを理解しようとしない他者に利用されてしまうのは辛い。
また、その理解者が理解したゆえに手を汚してしまう結果になったのも辛い。
本当にダークですね。

カイト君、熱血でありながらクールでもある。
いいキャラです。
そんなカイト君の経験は視聴者に対しての教訓でもあったワケですね。
シーズン11はカイト君の成長譚とも言えそうです。
管理人も4話楽しみにしてます(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2012年10月27日 23:55
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