そして、ミステリファンを公言される読者は一度は彼らと出会っている筈です。
ミステリを語るにおいて「本格ミステリ」が避けては通れないように、それだけ「新本格世代」と呼ばれる作家さんとその読者は、今のミステリシーンを語る上で欠かせない存在となっています。
そんな「新本格ミステリ」についてもっと造詣を深めたい方に必読の書が2012年10月に発売されました!!
その名も……『新本格ミステリの話をしよう』(佳多山大地著、講談社刊)!!
現在、絶賛発売中とのことです。
本書の内容について触れますと。
<あらすじ>
新本格ミステリ25周年記念出版!
綾辻行人、歌野晶午、法月綸太郎、有栖川有栖、我孫子武丸、北村薫、芦辺拓、麻耶雄嵩、篠田真由美、近藤史恵、京極夏彦、西澤保彦、北川歩実、乙一、柄刀一、米澤穂信、東川篤哉、辻村深月、道尾秀介、円居挽の新本格ミステリ作家20人に加え、鮎川哲也、連城三紀彦、笠井潔、島田荘司、東野圭吾ら本格ミステリの祖5人を含めた計25人の作品を一挙解説。
また25周年記念企画として、「“新本格の長子”の証言 綾辻行人インタビュー」、「これが新本格25周年記念短篇集だ!」、「新本格を識るための100冊」などを掲載。
(講談社公式HPより)
もう錚々たる面子が並んでいますね。
本格ミステリからも「鬼貫警部」で知られる鮎川哲也先生、「御手洗潔」で知られる島田荘司先生の名が。
何より、現在絶好調の若手である米澤穂信先生たちの名前があることも興味深い。
これは「新本格」と言いつつ、ミステリ界全体を展望できる書と言えそうな予感。
どうやら、ミステリ者必読と言えそうです。
これから読むべき本の手引きにも、既に読んだ本の復習にも是非!!
さらに、佳多山大地先生と言えば、同じ講談社さんより2011年の10月にも『謎解き名作ミステリ講座』を発売しています。
<あらすじ>
コナン・ドイルから伊坂幸太郎まで古今東西のミステリを読み解く、推理小説愛好者必携の1冊。
本書のなかでテキストに取り上げたミステリは、海外、国内とも、古典的名作から現代の問題作まで幅広いものです。初心者には絶対に読み逃してほしくないタイトルばかりですし、逆に、年来のミステリファンはきっとほとんどの作品を読まれているでしょう。
ミステリの深い森にこれから分け入ろうとする読者は、すでにチェック済みの作品を扱った回だけ拾い読みすることから始めて、折有るごとに本書を書棚の端から引き出してくれるようになれば嬉しい。――<まえがきより>
(講談社公式HPより)
こちらも合わせて読めば、ミステリについては鬼に金棒!?
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