2012年12月16日

テレビ朝日開局55周年記念 松本清張没後20年 2週連続ドラマスペシャル「十万分の一の偶然〜激突!事故か殺人か!?東名高速四重衝突!!一枚の写真が暴く赤い火の玉の謎…結婚目前に消えた娘〜父の追跡」(12月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

テレビ朝日開局55周年記念 松本清張没後20年 2週連続ドラマスペシャル「十万分の一の偶然〜激突!事故か殺人か!?東名高速四重衝突!!一枚の写真が暴く赤い火の玉の謎…結婚目前に消えた娘〜父の追跡」(12月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

モンゴルの平原で取材を続けるフリーのルポライター・山内正平(田村正和)のもとへ、一人娘・明子(中谷美紀)の婚約者・塚本暁(小泉孝太郎)から思わぬ悲報が届いた。妻が亡くなって以来、男手ひとつで育ててきた明子が、入院中の叔母・恵子(岸本加世子)を見舞うために横浜から沼津へ向かう途中、東名高速道路で玉突き事故に巻き込まれて死亡したのだ。しかも取材で遠出をしていた正平がその知らせを受けたのは、事故から実に1カ月が過ぎた後のことだった…。
かくして、正平は急きょ帰国することになった。ところが帰路の機内で、正平は一枚の写真を目にすることとなる。娘が亡くなった事故の瞬間を偶然捉えたというその写真には、無情にも娘の最期の姿が写し出されていた。娘はなぜ死ななければならなかったのか――帰国した正平はもはや、そのこと以外考えることができなかった。
『激突』というタイトルが付けられたその写真は、山鹿恭一(高嶋政伸)というアマチュア・カメラマンが夜景を撮影しに出掛けた際、偶然にも事故を目撃し、本能的に撮ったものだったという。写真評論家の大家・古家庫之助(伊東四朗)が「十万分の一の偶然」と大絶賛したその写真によって、山鹿が「ニュース写真年間最優秀賞」を受賞したことを知り、授賞式へと向かう正平。そんな彼の耳に、週刊誌の編集者・小泉恵美子(松下由樹)が山鹿に投げかけた質問が飛び込んでくる。
「あの事故でたった一人の生存者が、事故の直前、『赤い火の玉を見た』と言っているのですが…」。
赤い火の玉…。それは一見、事件とは無縁のような突飛な言葉だった。しかし、正平にはその言葉がどうしても引っかかる。もし、その“赤い火の玉”が事故に影響を及ぼしていたとしたら…? 疑念を拭えない正平は、愛する娘の死の真相を突き止めるべく、自らの足で執念の追跡を開始する――。
(公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

山内と古家庫之助の間には過去の因縁があった。
互いの信条の違いから対立していたのだ。
あくまで利己的に立ち回り、報道をコントロールしようとする古家。
どんな内容であれ、真実こそが重要とする山内。
2人はまさに水と油であった。

それから数十年後、山内の娘・明子を含む数十人の被害者を出す事故が発生した。
海外で仕事をしていた山内は、明子の婚約者・塚本から連絡を受け急遽帰国する。
明子と塚本は結婚を控えた矢先の出来事であった。

一方、この事故の光景を撮影した山鹿が「激突」というタイトルで賞を受賞する。
この賞の選考委員こそが古家であった。

「激突」はまさに事故直後を赤裸々に切り取ったものであった。
こんな写真が偶然に撮影可能なものだろうか?
そして、明子の事故は本当に事故だったのか?

疑問を抱いた山内は事故唯一の生存者・米津安吉に注目した。
現在、意識不明の彼だが、回復すれば事情が判明する筈だ。

これに期待する一方で、米津が病床で口走った「赤い火の玉、尻尾」という言葉に着目する。
看護師の布川麻奈美は「赤い火の玉などあり得ない」と否定的だが、山内はどうしても引っ掛かりを覚えていた。

「赤い火の玉」こそが事故の原因だとしたら……尻尾があったということは「赤い火の玉」は動いていたことになる。

編集者・小泉恵美子、写真家・越坂奈月と共に「赤い火の玉」の謎に挑んだ山内。
山鹿が写真家であることからストロボを使用したと見当をつける。
ストロボにより、運転手の目を焼き人為的に事故を起こさせたに違いない。
おそらく、ポールキャットを用いたのだろうとの結論に落ち着くが……。

山鹿の写真仲間を訪ねた山内。
山鹿は到底、風景写真を撮影するようなタイプではなかった事が判明。
つまり、「激突」は狙って撮影されたことになる。
さらに、山鹿には首筋に黒子のある恋人が居るらしい……。

「激突」で賞を取って以来、成功者として表街道をひた走っていた山鹿は婚約を発表。
山内は山鹿の婚約者の首筋に黒子がないことを奇妙に思うが……。

山内は次の手を打つことに。
商社を経営する中野を名乗ると山鹿に接近したのだ。
さらに仕事を餌に情報を引き出すべく、同日夜の約束を取り付ける。

数時間後、入院中の米津安吉が意識を回復。
この報を塚本から聞いた山内は生き証人の回復を喜ぶが……。

一方、山内に電話を入れる塚本の背後を看護師の布川麻奈美と白衣の人物が通り過ぎる……。

その夜、約束の時間を過ぎても現れない山鹿に苛立つ山内。
気分転換にテレビをつけると、米津急死の報道が為されていた。
山内は事件の真実を暴けたかもしれない証人を失ったことに動揺を隠せない。
数時間後、山鹿が遅れてやって来た。
タクシーが……と言い訳を口にする山鹿だが。

米津殺害の容疑は米津の回復を心待ちにしていた塚本へ向けられた。
刑事の岩瀬は塚本の犯行に懐疑的だが、反証は無い。
其処で山内に情報を提供することに。

こうして、山内は明子の死の原因が事故ではなく事件であることと、塚本の無実の2つを証明する必要に迫られることとなった。

中野として山鹿に接近する山内。
山鹿は「チャンスは待つ物ではなく、作る物」と嘯く。
山鹿が師と仰ぐ古家庫之助の座右の銘らしい。
反感を抱く山内だが、それを押さえつつ、「激突」の別カットを見たいと要望する。
これにあっさりと応じる山鹿。
写真は多岐に渡っていた。
どうやら、山内の予想を遥に上回る長時間にわたり撮影を行っていたらしい。
その写真の中に、明子の手を見つけてしまう山内。
事故直後、明子は生きていたのだ。
山内は怒りを禁じえない。

其処へ小泉と越坂から連絡が。
その後も検討を続けた結果、ポールキャットではストロボを支え切れないことが判明したのである。
かといって、クレーンでは撤収に時間がかかり過ぎる。
山鹿は如何にして「赤い火の玉」を作り出したのか。

山内は事故について手掛かりを求めるべく、地元紙にあたり其処にUFO騒ぎの記事を発見する。
なんでも、野原の中にUFOの着陸跡を見つけたと騒ぎになったようだ。
一種のミステリーサークルである。

地元紙の記者に話を聞いた山内は、彼が所持していた当日の写真の中に看護師・布川麻奈美の姿を発見する。
布川が事件に関与している可能性を考えた山内は彼女の首筋を確認し黒子に気付く。
山鹿の恋人は布川だったのだ。

山内は岩瀬にこれまで調べた全てを伝える。
米津殺害も布川の手引きがあれば容易である、山鹿と布川により行われたに違いない。
だからこそ、あの夜、山鹿は待ち合わせ時間に大幅に遅れたのではなかったか……。

残るは「赤い火の玉」の謎だけだ。

娘・明子を山鹿の虚栄心の為に奪われた山内。
神はそんな山内に味方したのであろうか。
ふと外を見た山内の目にラジコンヘリが飛び込んで来る。
ある閃きを得た山内。

その頃、山鹿はフランスへ渡航する計画を明らかにしていた。
このままでは逃げられてしまう―――山内は最後の勝負に打って出る。

中野として山鹿に連絡を取る山内。
「荒れる若者たちを撮影しませんか?」とさらなる衝撃写真を餌にこれを誘い出す。

深夜、未だ満たされぬ虚栄心を抱える山鹿は山内の餌に喰らい付きシャッターチャンスを狙っていた。

「三脚で固定すれば写真がぶれませんね、激突もそうでした。あれも狙って撮影したんでしょ」
そんな中、不意に山鹿に切り出す山内。
怯む山鹿に山内は追撃をかける。

「ラジコンヘリにストロボを積んだもの、これが赤い火の玉の正体ですね」
野原に残されたミステリーサークルはラジコンヘリの着陸跡だったのだ。
これについては、小泉、越坂の協力を得て実証済みである。

だが、山鹿は「物理的にストロボをたくタイミングを計ることは困難である」と否定する。
しかし、これにも山内は解を用意していた。

ヘリのストロボをETCカードを読み込むと発光するように自動設定していたのだ。
これならば、ETCカードを搭載したトラックが近付けば自動で対応できる。
トラック会社に山鹿が訪問していたことも調査済みであった。

「私は明子の父です」
遂に山内は自身の正体を明かす。
これを聞いた山鹿は山内に殺害されると考え、急に命乞いを始める。

そんな山鹿に米津殺害についても突き付ける山内。
布川から米津の意識が回復したことを知らされた山鹿は、布川の手引きで白衣を着込んで医師に変装すると米津を殺害したのだ。

「ああ、俺がやったんだよ!!あんたの娘も米津もな!!」
突然、豹変する山鹿。
ナイフを手にすると、逆に山内に突き付ける。

「チャンスは待つものではなく、作る物」と叫ぶ山鹿。
だから、何が悪いとの論法である。

これに「君は古家の手の内に居るに過ぎない」と冷たく指摘する山内。
しかし、真相は山内の予想を上回っていた。

古家と山鹿は事前に賞に関して取引を行っていた。
山鹿は金で賞を買ったのだ。
しかも、この際に古家から事故について入れ知恵されていた。

ここまで口にした山鹿は山内に襲いかかる。
同時にその場に突入して来る岩瀬たち。
山鹿はその場で取り押さえられた。

さらに、山鹿の告白はすべて仕掛けられたビデオカメラに録画されていた。
まさに、山鹿が事故を演出したように、山内は山鹿の罪の告白を演出したのだ。

「これは十万分の一の偶然じゃない。お前が罪を認めた必然だ!!」
山内は叫ぶ。

こうして、動かぬ証拠を突き付けられた山鹿は逮捕される。
布川も米津殺害で逮捕され、塚本の容疑は晴れた。

古家についても、山鹿の供述が追い込むことになるだろう。
山内と小泉は古家の罪を必ず白日の下に曝すと宣言する。
その数日後、古家もまた逮捕された。

明子のメッセージテープを見る山内。
其処には嫁ぐにあたって、父への感謝と理解を述べる姿が残されていた。
これを見た山内は再び自身の仕事へと戻って行くのであった―――エンド。

<感想>

原作は松本清張著『十万分の一の偶然』(文藝春秋社刊)。
過去記事にてネタバレ書評(レビュー)がありますね。

『十万分の一の偶然』(松本清張著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

原作を大幅にアレンジしていましたね。
原作と同じ箇所を捜す方が難しいくらいで、もはや、設定のみを借りた原案としても良いかもしれない。
ここらは是非、原作と比較して欲しい。
さらにドラマを楽しめる筈だ。

しかし、このアレンジが良かった。
ラストこそ些かゴチャ付きましたが、中盤から終盤にかけては本当に良かったし。
特に、米津殺害時に塚本の後方を布川と白衣の人物が通り過ぎるシーンはサプライズに溢れていました。
あそこまでは塚本が原作の沼井の立場かと思っていただけに、あれで「おおっ!!違う展開」と注目させられました。
視聴者に向けては犯人を大胆に示唆していたし。

トリック自体も現代調の追加要素が加えられ好印象。

山内と古家の報道に関する姿勢の違いも対比されていて、此処も原作のテーマ(スクープ重視である報道の在り方の是非)を膨らませた感じがして良かったですね。

ただ、ラストあたりの山鹿の豹変と古家関連が惜しかったかな。

山鹿は命乞いしつつナイフを取り出したり、ちょっと分からなかった。
山内を油断させる為ならば、すぐに仕留めるべきで悠長に話しているべきではないし。
山鹿と言えば、布川が山鹿の婚約を知りながら協力し続けた理由もいまいち判然としませんね。

古家に関しては、山内と小泉から「今後も追い続ける」的な発言があり、一見逃げ切りを匂わせておいて「やっぱり逮捕されました」となったので拍子抜けした。
あれは今後も追い続ける展開で良い気もする。
ラストで山内が仕事に戻らなければならなかったのでああなったのだろうか。

それと、古家が山鹿に肩入れした動機については原作通り「自身が選考委員を行う賞の権威づけに名作が欲しかった」の方が優れていたと思う。

ただ、それ以外は本当に良かった。
山内と明子の親娘愛も感じられたし。
上手く原作をアレンジしたと言えそうです。

最後に原作とドラマ版との違いを大まかに挙げて行く。

・主人公変更。
・米津殺害関連。
・山鹿のトリックが変更。
・古家関連……などなど。

やっぱり多いなぁ。
ここらは原作を読んで頂く他無さそう。
読んで頂ければドラマ版の良い点も悪い点もより深く味わえる筈。
如何に工夫されているかについても理解が深まりそうです。

個人的には、このドラマ版は原作のテイストを活かしつつ、上手くアレンジ出来ており高評価でした。

そして、来週は『熱い空気』のドラマ化。
楽しみ。

『熱い空気』(松本清張著、文芸春秋社刊『事故―別冊黒い画集1』収録)ネタバレ書評(レビュー)

松本清張先生といえば『寒流』もドラマ化が決定しており、こちらも目が離せません。

『寒流』(松本清張著、新潮社刊『黒い画集』収録)ネタバレ書評(レビュー)

松本清張先生『寒流』(新潮社刊『黒い画集』収録)がドラマ化されるとのこと!!

<キャスト>

山内 正平:田村 正和
山内 明子:中谷 美紀
山鹿 恭一:高嶋 政伸
布川 麻奈美:内山 理名
塚本 暁:小泉 孝太郎
山内 恵子:岸本 加世子(友情出演)
越坂 奈月:若村 麻由美
小泉 恵美子:松下 由樹
岩瀬 厚一郎:内藤 剛志
古家 庫之助:伊東 四朗
ナレーション:石坂 浩二 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


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この記事へのコメント
「十万分の一の偶然」よかったですね!
私はいつもドラマを見てから管理人さんの感想を読む、という楽しみ方をしているんですが、気づかなかったことに気づかされたりすることもたくさんあるんです。塚本の後方を白衣の人物が通り過ぎた…というシーンには気づきませんでした!録画していたのをもう一度見返してみたら、塚本が山内と電話で話しているときにあの二人が通り過ぎていたんですね!私もまだまだだなぁ…
今週も楽しみですね!
Posted by ゆきこ at 2012年12月20日 00:06
Re:ゆきこさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

あのシーン、凄く良かったですよね。
管理人はあれを目にした瞬間に「おおっ!!」と感嘆しました。
まさにサプライズ!!

コレがあるから「2時間ドラマ」の視聴は止められないのです。
まさに、醍醐味的なシーンでした。

今週は2週連続の2週目『熱い空気』。
公式HPを見るとかなり原作をアレンジしている様子。
本作同様に良作となるか!?
気になりますね(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2012年12月20日 00:39
"コレがあるから「2時間ドラマ」の視聴は止められないのです。"

まさに、おっしゃる通りです(*^^*)
Posted by ゆきこ at 2012年12月20日 17:07
Re:ゆきこさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

2時間ドラマの醍醐味は「良作を見つける喜び」と同一なのかもしれませんね。
Posted by 俺 at 2012年12月23日 00:00
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