2012年12月08日

土曜プレミアム「大型ミステリー特別企画・江戸川乱歩賞受賞作品 再会〜その再会は秘めた過去に導かれた〜江口・常盤・堤・香川四大俳優奇跡の共演!!犯人はこの中にいる!東野圭吾、天童荒太、大絶賛の傑作ミステリーが遂にドラマ化!!」(12月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜プレミアム「大型ミステリー特別企画・江戸川乱歩賞受賞作品 再会〜その再会は秘めた過去に導かれた〜江口・常盤・堤・香川四大俳優奇跡の共演!!犯人はこの中にいる!東野圭吾、天童荒太、大絶賛の傑作ミステリーが遂にドラマ化!!」(12月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

警察官の飛奈淳一(江口洋介)は、中学校を卒業して以来、訪れたことがなかった故郷に転勤となる。スーパーの店長が殺害された事件を捜査する中、被害者の葬儀へ向かった飛奈は、そこで幼なじみの岩本万季子(常盤貴子)、清原圭介(堤真一)、佐久間直人(香川照之)と出会う。4人は小学校の同級生で、同じ剣道部の仲間だったが、卒業を控えた27年前に、ある事件に巻き込まれ、大きな秘密を共有。その後、それぞれの境遇の中で成長していた。町を出たはずの飛奈との再会に驚いた3人は、飛奈が警察官になっていて、さらに今回の殺人事件の担当と知って言葉を失う。殺害された店長は、佐久間の兄・秀之(杉本哲太)だったのだ。捜査が進み、万季子ら3人は聞き取り調査をされることに。そして、飛奈のパートナーで捜査1課の南良(北村有起哉)は、あらためて27年前の事件を調べ始める。
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

スーパーの店長・佐久間秀之は正樹の万引きをきっかけに、その母・岩本万季子を脅迫していた。
万季子は正樹の実父で別れた元夫・清原圭介に事態を相談。
2人で秀之に交渉を持ちかけに出向いたところ、秀之は何者かに射殺されていた。
圭介たちは巻き込まれることを怖れ、その場を逃亡する。

警察官の飛奈淳一はこの事件を捜査一課の南良と共に担当することに。
ところが、関係者を見て愕然とする。
岩本万季子、清原圭介、佐久間直人―――全員が幼馴染だったのだ。
27年前の事件を思い出す淳一。

27年前の事件とは、ある強盗事件であった。
この強盗事件の犯人は大島という男性で、森の中で圭介の父で巡査だった清原と共に射殺死体で発見されていた。
飛奈淳一、岩本万季子、清原圭介、佐久間直人―――奇しくもこの4人が死体の第一発見者であった。

なお、大島は逃走途中で追跡して来る警官に発砲。
その際に栗原理恵という子供を連れた主婦が巻き添えで死亡していた。

当時の捜査本部は、清原と大島が強盗の共犯だったと仮定。
清原が大島を殺害後、圭介にその姿を目撃された為に自殺したと結論付けていた。

この結論に対し27年が経過した今、南良が疑惑を抱く。
何者かの作為を感じ取ったのだ。

この件に関係したのは、飛奈淳一、岩本万季子、清原圭介、佐久間直人たち4人、そして小杉署長と盛田刑事課長。
果たして、彼らは何を隠しているのか?

飛奈淳一、岩本万季子、清原圭介、佐久間直人、彼ら4人の秘密とは清原が所持していたニューナンブをタイムカプセルに埋めたことであった。
淳一たちはタイムカプセルを掘り出し、銃を確認するが消えていた!!
この銃こそが、秀之殺害の凶器だったのだ。
銃を埋めたことは4人以外に誰も知らない。
誰が、一体何の為に持ち出したのか?

さらに、他の3人は知らないが淳一にはもう1つ秘密があった。
淳一はずっと“人殺しの罪”に苦しんでいたのである。

矢先、直人が秀之殺害を認める。
さらに、万季子が正樹と共に姿を消してしまう。

実は秀之を殺害したのは万季子だったのだ。
万季子は圭介と訪ねる前に、1人で秀之を訪問していたのである。
圭介は万季子と離婚後に新たな家庭を築いており、その邪魔にならないよう配慮したのだ。
そして、直人は万季子を庇おうとしていたのだ。

高校時代、万季子は直人宅を訪問していた。
其処で行きがかりから秀之と衝突。
その夜、秀行に万季子は暴行されてしまう。
万季子は逃げるように転校した。
これを知った直人は、秀之を殺害しようと拳銃を掘り出した。
ところが、肝心なところで踏み切れず、逆に銃を奪われてしまう。
秀之は自身の銃で死亡したのだ。

この話を聞かされた圭介は万季子と離婚した原因が秀之にあったことに気付く。
秀之は結婚後も万季子に執拗につきまとっていたのだ。

その頃、当の万季子は秀之殺害当夜の出来事を思い起こしていた。

秀之は正樹の万引きと過去の暴行をネタに万季子を脅迫。
再度、身体の関係を強要した。
ところが、万季子はこれを拒否。
ナイフを持ち出し万引きの証拠映像を渡すよう迫る。
これに秀之は直人から奪っていた拳銃で対抗。
しかし、万季子は怯まず突進。
揉み合う内に銃が発砲、秀之が死亡したのである。
万季子は圭介と落ち合う為にその場を去った。

其処へ直人がやって来た。
直人は事態を察し、万季子を庇うべく拳銃を持ち去った。

その拳銃は巡り巡ってまた万季子の手元に戻っている。
万季子は拳銃を用い自殺しようとするが……結局、実行できず逮捕されることに。

一方、南良は拳銃を押収し残弾数を確認するよう指示を出す。

万季子が逮捕されたことを聞いた淳一と圭介は胸を撫で下ろす。
此処で淳一は27年間、隠し続けた真相を圭介に打ち明ける。

27年前、淳一たちは森の中で2発の銃声を聞いた。
駆け出しながら1人になった淳一は3発目の銃声を聞く。
銃声のもとへ駆け寄った淳一は其処で大島の死体を発見する。
さらに、落ちていた大島の銃をも。
思わず銃を拾った淳一、その銃口の先には人が!!
此処で4発目の銃声。

淳一は自身が発砲したと思い、驚きながら逃げ出す。
その最中、追って来た圭介たちと合流した。
圭介たちと合流したことで、大島の死体へと戻った淳一。
その視線の先に、清原の死体を発見してしまう。
圭介は父の死体を目にし、半狂乱に。
淳一は自分が清原を射殺したと罪の意識に悩むことに。

これこそが、淳一のトラウマであった。

圭介に謝罪する淳一。
淳一の告白に戸惑う圭介。

其処へ南良が現れる。
南良は淳一が清原巡査を撃っていないと断言する。

あの日、淳一が手にしたのは大島の拳銃である。
こちらは押収されており、全6発のうち残弾数が4発であると確認されている。

1発目は栗原理恵に当たっていた。
2発目は森の中で発見されている。

淳一が発砲出来る筈がない。
なにしろ、弾数が合わなくなってしまうのだから。

森で淳一たちが聞いた弾は全部で4発。
このうち1発が大島の拳銃だとすると、清原の銃からは3発発射されたことになる。
さらに、秀之殺害に1発。
清原の所持していた銃からは計4発が使用された勘定になる。

清原の所持していたニューナンブは5発詰め。
合計4発使用されたとすると、残りは1発でなければならない。
ところが、万季子から回収したニューナンブからは2発の残弾が確認された。

どう考えても勘定が合わない。
つまり、別の第3者の銃が使用されたことになる。

南良は大島の共犯者こそがその第3者であると指摘し、清原は大島の共犯者ではないと語る。
共犯者と落ち合うべく、森へ逃げ込んだ大島。
これを清原巡査が追った。

大島は清原巡査に発砲。
清原巡査も威嚇射撃で発砲。
ここで2発の銃声。

ところが、大島は口封じの為に隠れていた共犯者により射殺された。
これが3発目の銃声。

警戒する清原巡査だったが、其処へ淳一が現れる。
巻き込むことを怖れ、保護しようとしたところで共犯者に射殺された。
これが4発目。
このときに淳一が構えた銃と銃声が同期した為に誤解が発生したのだ。

その後、淳一が慌てて逃げ出した後に、共犯者は清原の銃を自身の銃とすり替えた。
つまり、共犯者が使用した銃もまたニューナンブとなる。
共犯者は警察関係者だったのだ。

その後、清原の銃の登録番号と自身の登録番号を書き換えた。

備品を管理する警務課署員で現場にも出向いたのはただ1人。
南良によれば、大島ではなくその人物こそが主犯ではないかと言う。

犯人は小杉署長であった。
小杉署長は旧悪が暴かれることに。

南良は「これは復讐だ」と述べる。
さらに、「銃の出所もタイムカプセルではなく、秀之が拾ったんでしょう」と告げる。
すべては淳一への配慮である。

数日後、27年ぶりに淳一は圭介と共に清原巡査の墓前に手を合わせた。
供えられた新聞には「小杉署長が処分を受けたこと」が記されていた。

圭介は南良が此処まで事件に思い入れを持っていた理由を淳一に問う。
実は南良は27年前に巻き込まれて死亡した栗原理恵の息子であった。
南良姓は養子に出された先のものであった

正樹の万引きも秀之の策略であったことが判明。
万季子逮捕後は、圭介が正樹を育てることを確約する。
淳一たちは、今度こそ万季子を守ると誓うのであった―――エンド。

<感想>

ドラマ原作は第56回江戸川乱歩賞受賞作・横関大先生『再会』(講談社刊)。
過去記事にネタバレ書評(レビュー)がありますね。

『再会』(横関大著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

では、早速ドラマの感想を!!

27年前の事件をきっかけに苦しむことになった4人。
そして、最後に明らかになるもう1人の被害者の存在。
1つの事件がどれほど多くの人々に影響を与えたかを思うと、小杉、大島の罪は深い。

それにしても、ドラマ版は原作に割と忠実でしたね。
そう言えば、正樹の万引きが秀之の策略に変更されてますね。
ここらは原作の方が良かったかな。

全体的にドラマ化されたことが奏功している感じですね。
かなり良かった。

トリックも活字で見たときよりも、映像で見た方が分かり易くて良かった。

何より、小杉役を北村総一朗さんが演じたことが特筆。
「踊る大捜査線」の神田署長を思い起こさせて「この人は違うだろう」と思わぬミスリードとなりました。
映像化のメリットですね。

さらに、江口さん、常盤さん、堤さん、香川さんなどキャストの力もあり、グイグイと力強く視聴者を引っ張ってくれました。
目が離せませんでした。

こうして、裏番組のタクシードライバーと並行して視聴しようとしていた管理人の目論見はもろくも崩れ去ることに。
2時間ドラマが重なると……辛いなぁ。

でも、それだけの価値はある作品になっていましたね。

◆関連過去記事
『再会』(横関大著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

第56回江戸川乱歩賞決定!!

第56回江戸川乱歩賞受賞作『再会』(横関大著、講談社刊)がスペシャルドラマ化決定!!

<キャスト>

飛奈淳一(39):江口洋介
岩本万季子(39):常盤貴子
清原圭介(39):堤真一
佐久間直人(39):香川照之
松本博美(27):長澤まさみ
南良涼(34):北村有起哉
盛田昭二(48):神保悟志
岩本正樹(12):加藤清志郎
青木琴乃(30):相沢紗世
佐久間秀之(42):杉本哲太
小杉房則(58):北村総一朗 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)


「再会 (講談社文庫)」です!!
再会 (講談社文庫)





【関連する記事】
この記事へのコメント
ありがとうございました。
とても、わかりやくかったです。
今頃、録画していたドラマを見たんですが・・・
2時間10分しか録画しておらず、肝心なとこで、きれてしましました。
後の20分の濃い内容に驚きました。 
ありがとう ございました!!
Posted by しちみ at 2013年02月25日 20:24
Re:しちみさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

お役に立てたようで良かったです!!
本作『再会』は原作よりも映像版の方が完成度が高かったように思います。
ラスト付近の怒涛の展開……面白かった(^O^)/!!

そして、こちらこそコメントありがとうございます!!
ブログ継続の励みにさせて貰います(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2013年02月26日 23:37
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