2012年12月10日

2013年(2012年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2013年度(2012年発売)ミステリ書籍各ランキング(「このミステリーがすごい!2012」、「2012本格ミステリ ベスト10」、「ミステリが読みたい2012年版」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」)をまとめてみました!!
ご購入の参考にどうぞ。
タイトルに内部リンクのあるものはネタバレ書評(レビュー)に繋がります。

◆「このミステリーがすごい!2013」(宝島社、2012年12月7日発売)

順位国内海外
64解錠師
ソロモンの偽証占領都市 TOKYO YEAR ZERO 2
機龍警察 暗黒市場無罪
幽女の如き怨むもの湿地
地の底のヤマ失脚/巫女の死&ファイヤーウォール
楽園のカンヴァスなし
カラマーゾフの妹都市と都市
キングを探せバーニング・ワイヤー
奇面館の殺人天使のゲーム
10盤上の夜鷲たちの盟約&償いの報酬


【関連過去記事】
【2012速報】「このミステリーがすごい!2013」発表!!

◆「本格ミステリ ベスト10 2011」(原書房、探偵小説研究会著 2011年12月5日発売)

順位国内海外
キングを探せ巡礼者パズル
密室蒐集家死の扉
奇面館の殺人火焔の鎖
幽女の如き怨むもの迷走パズル
体育館の殺人バーニング・ワイヤー
江神二郎の洞察俳優パズル
葬式組曲マシューズ家の毒
アルカトラズ幻想サイモン・アークの事件簿3&フィデリティ・ダヴの大仕事
スチームオペラ(蒸気都市探偵譚)なし
10カマラとアマラの丘彼の個人的な運命


探偵小説研究会HPはこちら。(外部サイトに繋がります)

【関連過去記事】
【2012速報】「2013 本格ミステリ・ベスト10」発表!!

◆「ミステリが読みたい2013年版」(早川書房、ミステリマガジン編集部編 2012年11月24日発売)

順位国内海外
幽女の如き怨むもの湿地
キングを探せ解錠師
カラマーゾフの妹占領都市 TOKYO YEAR ZERO II
機龍警察 暗黒市場特捜部Q Pからのメッセージ
謎(リドル)の謎(ミステリ)その他の謎(リドル)&楽園のカンヴァス鷲たちの盟約(上下)
なし追撃の森
屍者の帝国無罪  INNOCENT
奇面館の殺人真鍮の評決 リンカーン弁護士(上下)
夜の国のクーパーローラ・フェイとの最後の会話
10残穢罪悪


【関連過去記事】
【2012速報】『ミステリが読みたい!2013年版』発表!!

◆「週刊文春ミステリーベスト10 2012

順位国内海外
64解錠師
ソロモンの偽証湿地
カラマーゾフの妹無罪
屍者の帝国バーニング・ワイヤー
キングを探せ占領都市 TOKYO YEAR ZERO 2
楽園のカンヴァスルパン 最後の恋
奇面館の殺人都市と都市
禁断の魔術 ガリレオ8追撃の森
機龍警察 暗黒市場罪悪
10幽女の如き怨むもの天使のゲーム


【関連過去記事】
【2012速報】「週刊文春ミステリーベスト10 2012」発表!!

◆「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10」(講談社)

順位海外
真鍮の評決 リンカーン弁護士
天使のゲーム
追撃の森
都市と都市
深い疵
裁きの曠野
濡れた魚
吊るされた女
失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選
10アイアン・ハウス


【関連過去記事】
【2012速報】「IN★POCKET 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 2012」発表!!

【総括】

まずは国内編。
今年は群雄割拠の様相を呈しました。
そんな中、2012年を制したのは……。

横山秀夫先生『64』でした。
7年ぶりの新作が『文春』と『このミス』の2冠制覇!!

『64』の最終的なスコアはこちら。
『早ミス』対象期間外、『本ミス』22位、『文春』1位、『このミス』1位でした。

残る『本ミス』と『早ミス』を制したのは2作品。
『本ミス』が法月綸太郎先生『キングを探せ』。
『早ミス』が三津田信三先生『幽女の如き怨むもの』。

法月綸太郎先生『キングを探せ』。
『早ミス』2位、『本ミス』1位、『文春』5位、『このミス』8位ということで、全ランキングベスト10皆勤達成。
法月先生は現在、講談社『メフィスト』にて連載中の怪盗グリフィンシリーズ『怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関』をノベルス予定とか。

『キングを探せ』(法月綸太郎著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

三津田信三先生『幽女の如き怨むもの』。
『早ミス』1位、『本ミス』4位、『文春』10位、『このミス』4位。
こちらも全ランキングベスト10皆勤達成。

ちなみに、全ランキングベスト10皆勤を果たしたのは上記2作と綾辻行人先生『奇面館の殺人』のみ。
『奇面館の殺人』は館シリーズ第9作。
これにより残る館シリーズは1作のみとなりました。
『早ミス』8位、『本ミス』3位、『文春』7位、『このミス』9位。

さらに、綾辻行人先生と言えば、2012年に『Another』の実写映画が公開。
他にも2012年「ミステリーナイト」として「綾辻行人殺人事件〜主たちの館〜」が開催されました。
「綾辻行人殺人事件〜主たちの館〜」については講談社ノベルスにて発売予定があるそうなので期待。

そして、『Another』と言えば、スピンオフである『Another episode S』が『小説屋sari‐sari 2012年9月号』(角川書店刊)より連載開始。
続編『Another 2(仮題)』の存在も示唆されています。

2012年度「ミステリーナイト」は大激戦の予感!?タイトルは「綾辻行人殺人事件〜主たちの館〜」!!

『Another』関連ブルーレイ・DVDが続々、アニメ「Another コンプリートBlu-ray BOX」に映画版「Another」も!!

そして、話題作といえば『64』同様に本命とされていた宮部みゆき先生『ソロモンの偽証』。
『早ミス』対象期間外、『本ミス』で23位、『文春』2位、『このミス』2位。
どのランキングでも『64』を上回ることは出来ませんでした。
かなりの訴求力を持った作品だと思いましたが、それだけ『64』が強かったか。

これに『本ミス』を除けばベスト10皆勤となる作品が3作。

月村了衛先生『機龍警察 暗黒市場』。
『早ミス』4位、『文春』9位、『このミス』3位。

原田マハ先生『楽園のカンヴァス』。
「第25回山本周五郎賞」受賞作。
『早ミス』5位、『文春』6位、『このミス』6位。

高野史緒先生『カラマーゾフの妹』。
「第58回江戸川乱歩賞」受賞作。
『早ミス』3位、『文春』3位、『このミス』7位。

『64』、『ソロモンの偽証』、『キングを探せ』、『幽女の如き怨むもの』、『奇面館の殺人』、『機龍警察 暗黒市場』、『楽園のカンヴァス』、『カラマーゾフの妹』が2012年を代表する国内作品と言えそうか。

次に海外編。

『解錠師』が2冠達成。
各ランキングの順位は『早ミス』2位、『文春』1位、『このミス』1位。
ランクに挙がれば必ず上位。
これは怒涛の大本命か!?
とりあえず迷ったら『解錠師』を読むべき!?

『早ミス』1位は『湿地』。
『早ミス』1位、『文春』2位、『このミス』4位。

『本ミス』1位は『巡礼者パズル』。
他のランキングでのランクインはなし。

『IN★POCKET』1位は『真鍮の評決 リンカーン弁護士』。
『IN★POCKET』1位、『早ミス』8位。

バラけてますね。
これを見る限り、迷ったら『解錠師』か『湿地』を選べと言うことか。

2012年は全体的に群雄割拠していたように思えますね。
些か乱暴な気もするが、これで2012年のミステリシーンは大筋で押さえられる筈。

さて、ここで2012年で10位以内には無かったものの管理人がオススメしたい作品を幾つかご紹介。

まずは、大山誠一郎先生『密室蒐集家』(原書房刊)。
「密室」をテーマにした短編集ですが、主に「不可能犯罪」に寄っており、多くの読者が楽しめる作品と言えそう。オススメです!!

『密室蒐集家』(大山誠一郎著、原書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

続いて、北山猛邦先生『猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数』(講談社刊)。
「ミッシング・リンク」もので、探偵助手の在り方に真っ向から挑んだ作品。

『猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数』(北山猛邦著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

次に、山口雅也先生『謎(リドル)の謎(ミステリ)その他の謎(リドル)』(早川書房刊)。
リドルストーリー(『藪の中』のように結末が定まらず読者が想いを馳せる物語のこと)を集めた短編集。
面白かったです。オススメ!!

『異版 女か虎か』(アブラハム・ネイサン著、山口雅也訳、早川書房刊『謎(リドル)の謎(ミステリ)その他の謎(リドル)』収録)ネタバレ書評(レビュー)

短編作品にも良い作品がありました。

まずは、『叫びと祈り』で知られる梓崎優先生の最新短編『美しい雪の物語』。

『美しい雪の物語』(梓崎優著、東京創元社刊『ミステリーズ!2012年8月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

梓崎優先生は『リバーサイド・チルドレン』が待機中の筈。
2013年こそ、我々読者の手に届くといいなぁ……。

梓崎優先生、最新作は「リバーサイド・チルドレン(仮)」!!舞台はカンボジアとのこと

倉知淳先生もメフィストにて短編を発表。
どれもなかなかの作品で、『なぎなた』『こめぐら』のような短編集になるのが楽しみ。

『現金強奪作戦!(但し現地集合)』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

「古典部シリーズ」が『氷菓』としてアニメ化された米澤穂信先生も短編を多々発表。
「古典部シリーズ」最新短編『鏡には映らない』や、異色の短編『下津山縁起』、人の情念を著した『一続きの音』など傑作が発表されました。

『鏡には映らない』(米澤穂信著、角川書店刊『野性時代』2012年8月号 vol.105掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『下津山縁起』(米澤穂信著、文藝春秋社刊『別冊 文芸春秋 2012年7月号』)ネタバレ書評(レビュー)

『一続きの音』(『小説新潮 2012年05月号 Story Seller 2012』掲載、米澤穂信著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「古典部シリーズ」と言えばこんなニュースも。

よもやの展開!?「千反田える米」が2012年12月より発売される!!

さらに米澤先生と言えば、連載を終えた『リカーシブル』や上記短編が2013年に本になる可能性ありか。

『リカーシブル』(米澤穂信著、新潮社刊『小説新潮』連載)まとめ

では、ここで2013年に発売が予定される注目作品を。

まずは、麻耶雄嵩先生『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』(光文社刊)。
2012年12月現在1話のみ連載。
2話以降が気になります。

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第1話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

麻耶雄嵩先生と言えば『メルカトル鮎 悪人狩り』も注目。

『メルカトル鮎 悪人狩り「第1話 囁くもの(メフィスト2011 vol.3掲載)」』(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

先述した北山猛邦先生『猫柳十一弦』シリーズの最新作も2013年1月に刊行予定。
こちらも注目です。

『猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数』(北山猛邦著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

中山七里先生「岬洋介シリーズ」の最新作『いつまでもショパン』も2013年に刊行予定。
掲載誌では第1回とされていたので連載かと思われたのですが、嬉しい誤算に。

『いつまでもショパン』第1回(中山七里著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK』連載)

他にも期待の作品が出版されるとの情報がちらほら。
読者としては豊作の1年になるといいなぁ。

以上、2012年ミステリ総括でした。

◆関連過去記事
2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2011年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

2010年ミステリ書籍ランキングまとめ!!

上記、ランキング中で気になる本がある方はこちら。


「このミステリーがすごい!2013年版」です!!
このミステリーがすごい!2013年版





「2013本格ミステリ・ベスト10」です!!
2013本格ミステリ・ベスト10





「ミステリマガジン 2013年 01月号 [雑誌]」です!!
ミステリマガジン 2013年 01月号 [雑誌]





「IN★POCKET 2012年11月号」です!!
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「週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号 [雑誌]」です!!
週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号 [雑誌]





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