2012年11月24日

土曜ドラマスペシャル「実験刑事トトリ 第4話(第4回) 僕が傑作を書く時」(11月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ドラマスペシャル「実験刑事トトリ 第4話(第4回) 僕が傑作を書く時」(11月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

漫画家の船木(中尾明慶)と黒田(落合モトキ)は、ストーリー制作と作画をそれぞれが分担する漫画家ユニットとして大成功を収めていた。敏腕編集者の柳沢(野間口徹)が黒田に独立を勧め、彼は柳沢と一緒に活動していくことを決意し、船木とのコンビは解消されてしまう。船木は柳沢を殺害し、その犯人が黒田であるかのように偽装をする。都鳥(三上博史)は複雑な犯行を読み解こうとする。
(@nifty tv番組表より)


では、続きから(一部、重複アリ)……

朝一番の刑事部屋。
安永が1人盛り上がっている。
どうやら、トトリが既婚者であることを知り驚いているようだ。
これに冷めた様子のトトリ。
後から現れた部屋長も特に驚く様子はない。
あくまで、安永が1人で盛り上がっている……。

一方、「少年チャンス」が誇る人気連載「ドラゴンタイフーン」最終回イベント会場。
「ドラゴンタイフーン」はアーサーとジムのコンビが活躍する人気漫画だ。
これが無事最終回を迎えたことでボルテージは最高潮!!
ファンからは絶えず歓声が上がる。

そんな中、担当編集であり本日の司会の柳沢が「ドラゴンタイフーン」の作者「黒船」を呼ぶ。
「黒船」は原作・船木、作画・黒田のコンビ漫画家。
船木はアーサー、黒田はジムのコスプレでステージに登場する。
興奮気味の船木に対し、何処か冷めた様子の黒田。
黒田は片手の剣も面倒臭そうに握っているが……。

イベントも無事終了。
「ドラゴンタイフーン」スタッフによる打ち上げが行われることとなった。
場所は仕事場である。

これに先立ち、船木はスタッフの1人・香織に所用を頼み席を外させると、自身も「あんこ丸」の鯛焼きを買って来ると外出する。
ジムのコスプレの小道具であった剣を分解すると、そこからナイフを取り出した。
さらに、密かに地下駐車場へ向かった船木は帰ろうとしていた柳沢を呼び止める。

船木は柳沢が「黒船」を解散に追い詰めたと批難。
どうやら、「ドラゴンタイフーン」終了に伴い「黒船」コンビも解散することになっているらしい。

そんな船木の批難を柳沢は一蹴する。
実は「ドラゴンタイフーン」の原作は当初こそ船木であったが、人気が出始めたのは柳沢のアイデアであった。
柳沢は船木の原作を否定し、自身と黒田の作画による続編を主張。
既に仕切り直しとしてプロットを5話分まで制作しているらしい。

柳沢は船木を散々に虚仮にする。
逆上した船木は準備していたナイフで柳沢を刺殺するのであった。

柳沢の携帯メールを起動した船木は黒田を呼び出すべく偽のメールを打つ。
その後、コインロッカーに例の5話分までのプロットを放り込む。
最後に、事前に用意していた鯛焼きを持参し、アシスタントたちの打ち上げに参加したのであった。

その頃、柳沢の偽メールに騙された黒田は地下駐車場へ。
其処で死体を発見する―――事件発覚である。

黒田は容疑者として連行された。
黒田に何故か起立するよう促すトトリ。
これによりトトリは黒田の犯行ではないと見抜く。
こうしてトトリたちは捜査を開始することに。

「黒船」の仕事場を訪ねたトトリを黒田たちが迎え入れる。
香織を除くスタッフたちがアリバイを証言。
船木も鯛焼きを購入したことを主張する。

安永は「何故、黒田が犯人ではないのか」と疑問を抱く。
黒田の服装が到底凶器のナイフを隠せるものではないことを指摘するトトリ。
さらに、安永を相手に実験を開始する。

安永に携帯で次の言葉を入力するよう促すトトリ。
○○部分には安永が思うことを入れて良い。

まずは「○○したことが一番の自慢です」。
「大食いラーメン完食したことが一番の自慢です」と安永。

次に「○○したことが失敗だった恥ずかしい」。
「スティックのりをリップと間違えたことが失敗だった恥ずかしい」

最後に「独立の事も白紙に戻すかもしれない」。

実は内容は特に問題では無かった。
重要だったのは「こと」を漢字表記「事」にするかどうかを確認したのだ。

柳沢は普段のメールでは「こと」と表記していた。
ところが、黒田へのメールとされた物では「事」と表記されていたのだ……。

「少年チャンス」編集部。
マコリンによる「ビックリとまとラーメン」の紹介番組が放送されている。
これを凝視する編集者に、柳沢について事情を尋ねるトトリたち。

トトリは其処で、「最終回イベントの写真」と「2―♯2p8と書かれたメモ」に注目する。
「2―♯2p8のメモ」は、どうやら柳沢の秘密のネタ帳の1ページらしい。
こうして、柳沢が「ドラゴンタイフーン」の原作に関与していたことを知ることに。

一方、拘留中の黒田に船木が面会していた。
船木は黒田にドラゴンタイフーンの続編を作ろうと訴えかける。
其処へ、「柳沢のネタ帳の行方」を尋ねるべくトトリたちが現れる。
これを聞いた船木は「ファイル(ネタ帳)を持ち去った人間こそが犯人だ」と主張する。

船木から「ドラゴンタイフーン」について聞くトトリ。
キャラクターのジムとアーサーの名前の由来は「地味で無口の頭文字でジム」、「明るく爽やかの頭文字でアーサー」らしい。
どうやら、ジムは船木、アーサーは黒田をモデルとしているようだ。

「ドラゴンタイフーン」に興味を持ったトトリ。
実はファンであった安永はここぞとばかりにトトリに「ドラゴンタイフーン」をオススメする。
いわゆる布教である。

安永からコミックスを借りたトトリ。
初期は王道の冒険もの、後期はサスペンステイストで後期から人気が出たのだろうと分析。
この作風の変化から、8巻の2話目から柳沢が担当したことも見破る。

トトリたちは香織を訪ねることに。
34歳の香織は、次の「少年チャンス」の新人賞で受賞しなければ跡後が無いと自嘲するが……。

香織に依頼し、船木から香織あてのメールをチェックするトトリ。
そのメールでは「こと」は「事」と漢字表記されていた。
やはり、柳沢の物とされたメールは船木の工作だったのだ。
トトリは1人何処かへ調べ物に向かう。

一方、今日も黒田に面会する船木。
船木は黒田に自身が考えた「ドラゴンタイフーン」続編のネームを見せる。
これを見た黒田は「無理だ」と一言で斬り捨てる。
「柳沢が居なければ、無理だ」との意味である。
この言葉に追い詰められた船木は、コインロッカーに隠しておいた柳沢のプロットに手をつける。
これを自身のものとしてネームを切るが……。

同じ頃、トトリは編集部に姿を見せていた。
イベント会場の写真を眺めるトトリは何かに気付く……。

その頃、トトリの相棒・安永はトトリにのけ者にされていると疎外感を抱いていた。
そんな安永に部屋長は「俺も相棒を殉職で失った」と告げる。
「あのときあいつの声を聞いていれば……」そう語る部屋長に尊敬の念を抱く安永。

トトリは船木へ接触すると、「ドラゴンタイフーン」最終回イベントの写真を持ち出す。
写真の中では、アーサーを船木が演じ、ジムを黒田が演じている。
参加した編集者に確認したところ、このコスプレは船木が提案したものであった。
さらに、凶器のナイフと黒田が演じたジムの剣の持ち手が同じであることも指摘。
黒田も気付かなかったが、剣の柄にナイフが収納されていたと推理する。
この際に黒田の指紋が残されたのだ。

つまり、黒田にコスプレさせて剣を持たせた人間こそが犯人なのだ。
ということは……船木に他ならない。
「短絡的じゃない?」
トトリの指摘にも船木は余裕を見せるが……。

船木のアリバイ崩しに乗り出すトトリ。
船木のアリバイは「あんこ丸」で鯛焼きを購入したことに成り立っている。

「あんこ丸」を訪れたトトリはある光景に驚く。
「あんこ丸」はテレビでマコリンに紹介されたことで大行列が出来る店になっていたのだ。
トトリは船木のアリバイが崩れたことを確信する。

一方、そうとも知らない船木は柳沢のプロットに不足分があることに気付いた。
「2―♯2p8」……つまり、2話の8ページ目が無いのだ。
焦りを募らせる船木。

翌日、今日も船木は黒田と面会していた。
差し出したネームは柳沢のプロットを奪った1話のものである。
これを見た黒田は興奮気味に「面白い!!」と称賛。
「これならお前とまたチャレンジしたい」とまで述べる。

影ながらこの様子を見ていた安永は「船木の動機は柳沢のプロットを奪い、黒田を見返すこと」と推測。
だが、トトリは「船木の犯行は未だ完結していない」と語る。

オンブバッタ。
オスがメスの上に乗っているこの昆虫。
何故、オスがメスの上に乗っているのか?
実は、オスがメスを確保する為に乗っているのだ。
つまり、独占欲だ。
今回の犯人も同様の執念を持っている……トトリは言う。

船木に対し、編集部の柳沢の机の上に「2―♯2p8」があったことを示唆するトトリ。
船木はこの言葉を受けて行動を開始する。

まい泉のカツサンドを差し入れに編集部に足を運んだ船木。
差し入れに沸く編集部員の隙を突くと「2―♯2p8」を入手する。
更に帰路にて、飲めない筈の高級酒を購入することに。

その夜、高級酒に毒物を仕込んだ船木はそれを土産に香織の自宅を訪ねる。
「ちょっと用があるから先に呑んどいて」香織に促すと退席する船木。
香織は疑う素振りも見せず頷く……。

扉の外の船木。
背中越しに香織が倒れ込む音が……。
中では、香織がうつ伏せに転がっていた。
計画成功を確信すると、船木は偽造した遺書を仕掛け、その場を後にする。

翌朝、黒田がトトリたちに連れられ船木のもとへ戻って来た。
柳沢殺害事件の真犯人の目星がついた為の釈放だと言う。
なんと、真犯人は香織らしい。

香織の自宅には遺書が残されていたそうだ。
その遺書には「新人賞を狙う為に柳沢のプロットを奪うべく、これを殺害したこと」、「その罪を悔いて自殺したこと」が記されていたそうだ。

もちろん、すべて船木の計画通りだ。
船木は早速、自身のネームをもとに「ドラゴンタイフーン」の続編を描くよう黒田を急かせる。

ところが、そうはトトリが許さなかった。
ここから、トトリの怒涛の攻勢が始まる。

あんこ丸がテレビに出たのは事件の当日。
テレビの影響は凄まじく、あんこ丸の鯛焼きを購入し戻ることなど時間内では不可能となっていた。

これに対し「行列に並んでいたら、たくさん買った客が居て譲って貰った」と主張する船木。

「では、これはどう説明されますか?」トトリの攻撃は続く。

船木のネーム、第2話の8ページ目が編集部にあった柳沢のプロットと同じであることを指摘する。
トトリは船木の行動を見越し、このプロットをコピーしていた。

「もともと、自分のアイデアだったんだ……」と必死の抵抗を図る船木。

だが、それは無理なのだ。
何故ならトトリが台詞を改変していたから。

トトリはプロットに記載された台詞にある仕掛けを施していた。
台詞の頭文字を拾うと……「あなたが犯人だ」と浮かび上がる。
船木が考えたプロットならばトトリの作為が入り込む余地はない。
これこそ、柳沢(+トトリ)のプロットを奪った何よりの証拠であった。

さらに、香織にアリバイがないのも船木の狙いだと見抜かれていた。
最終的に香織が船木のスケープゴートにされることも見越していたと主張するトトリ。

「全部、出鱈目!!憶測だ!!証拠が無い!!」

そう叫ぶ船木の背後には香織の姿が。
香織は生きていた。
先を予見したトトリが香織に芝居をうつよう依頼していたのだ。
これ以上の証拠は無い。

ここに船木の最後の砦も陥落した。

抵抗の術を無くした船木に動機を暴くことで止めを刺すトトリ。
船木の真の動機は「黒田を自身の手で追い込みながら、助けることで唯一のヒーローとなること」であった。
そして、黒田から「もう1度一緒にやろう」との言葉を引き出すことだったのだ。

「やっぱり、僕じゃぁヒーローにはなれないんだ……」
「分かってたんだ……漫画が売れたのも柳沢のおかげだって」
「でもさ、ジムとアーサーは僕らなんだ。誰の手にも盗られたくなかったんだ」
「柳沢が余計なことをしなければ!!」

途切れ途切れに自身の感情を述べる船木。
これを聞いた黒田の表情が変わる。

「馬鹿なことをしてくれたな……独立を持ちかけたのは俺なんだ。俺がお前を捨てたかったんだよ!!」
吐き捨てるように船木に告げると黒田は仕事場を去る。
残された船木、相棒の真意を知らされ泣きじゃくるのであった。

部屋長の相棒が殉職した話をトトリ
これを聞いたトトリは部屋長の相棒に殉職者はいないと断言。
実は……部屋長の相棒とは“白バイ”であった。
殉職とは白バイの故障を指していた。

「何それ、聞かなきゃ良かったよ……」
部屋長の相棒話の思わぬ真相にがっくりと肩を落とす安永であった―――エンド。

<感想>

管理人が2012年下半期注目しているドラマの1つ『実験刑事トトリ』が遂に放送開始。
全5回放送予定で、今回はその4話目のネタバレ批評(レビュー)となります。

本作は『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』に代表される倒叙物ドラマ。
つまり、先に犯人による犯行が描かれ、後に主人公によりその瑕疵を突かれ犯行が暴かれるアレです。
従って、如何にして完全と思われた犯行が暴かれるのかが視聴する上での醍醐味となります。
今回は此処を評価のポイントとし、視聴して行きたいと思います。
果たして、どうだったのか?

相棒の在り方について問われた第4話。
「実験刑事トトリ」自体が「相棒物」であることを考えると、4話こそがメインと言っても過言ではないかもしれません。

トトリと安永。
黒田と船木。
部屋長と白バイ?
3者3様(?)の相棒との関わり方が描かれました。

黒田は自身の向上の為に、長年の相棒であった船木ではなく、柳沢を選びました。
部屋長は声を聴かなかったことで、新たな相棒(マウンテンバイク)に移行。
一方、トトリと安永はどうなるのでしょうか?

其処が最終回で「コンビ解散の危機」を迎え明らかになるのかもしれません。
でも、トトリのキャラだと余り表に出さなかったりして。

早くも最終回と言うことで寂しくもありますが、期待です!!

『実験刑事トトリ』についてはノベライズ版も既に発売されています。
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興味を持たれた方はこちらもチェック!!

◆「実験刑事トトリ」前回までのネタバレ批評(レビュー)はこちら。
土曜ドラマスペシャル「実験刑事トトリ 実験刑事誕生〜完全犯罪のレシピ」(11月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ドラマスペシャル「実験刑事トトリ 第2話(第2回) 女はドレスに罪を隠す」(11月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ドラマスペシャル「実験刑事トトリ 第3話(第3回) 偽りのメロディー〜完全犯罪を調律せよ」(11月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連外部リンク
・「実験刑事トトリ」公式HP(外部サイトに繋がります)
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/130999.html

・「実験刑事トトリ」スタッフブログさん公式HP(外部サイトに繋がります)
http://www.nhk.or.jp/drama-blog/1660/

◆関連過去記事
【ドラマ】異色にして本格!!『実験刑事トトリ』に注目せよ!!

2012年下半期注目のドラマ『実験刑事トトリ』スタッフさんブログ更新開始される!!

早くも発売、ノベライズ版「実験刑事トトリ」です!!
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posted by 俺 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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