2012年11月28日

「相棒season11(eleven)」第7話「幽霊屋敷」(11月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「相棒season11(eleven)」第7話「幽霊屋敷」(11月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、「相棒season11(eleven)」第7話「幽霊屋敷」(11月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)。

<ネタバレあらすじ>

とある廃屋へと現れた右京(水谷豊)と甲斐(成宮寛貴)。
鬱蒼と木々が茂った庭に、鳴き続ける鴉……雰囲気は十分だ。

屋内へと立ち入った2人。
冷えた空気に軋む床……やはり、条件はバッチリだ。

さて、此処で2人が廃屋に現れた理由を説明する必要があるだろう。

2年前、去年、そして3日前。
2年前と去年は子供が消えた後にこの屋敷で発見、3日前には大人の男性がこの屋敷から消えた。
この理由を突き止めろと内村刑事部長(片桐竜次)から命令が下ったのだ。

空き家を捜索する右京らだが、なぜか魔除けの御札が……。
さらには、賞味期限切れの菓子があったりと気味が悪い。

この状況に甲斐は何処か腰が引けている。
さらに、異様な空気に呑まれてか、普段は冷静な右京も何処か様子がおかしいことに。
いや、右京は逆に興味津々、興奮状態の様子。
それもその筈、右京は亀山時代から未だに幽霊を捜していた。
此処で願いを叶えるつもりなのだ。

甲斐が一瞬幽霊らしき影を見たと叫ぶ。
すると突然、外から大きな物音が聞こえてきた!
あわてて裏庭へと飛び出す甲斐。
嬉しそうに後に続く右京。

外には人影などはなかったが……土の色が変わっていた!!
これに不審を抱いた右京、何かに憑りつかれた様に懸命に土を掘り起こしたところ、中からは白骨死体が!!

こうして事件が明らかになった。
伊丹たちも捜査に乗り出す。

この空家にはかつて一家が住んでおり、その妻が自殺し家族も消えたとの噂があったこと、其処から「幽霊屋敷」と呼ばれていることが判明。
右京は、人が消えたのならば「神隠しの屋敷」と呼ばれるべきで「幽霊屋敷」と呼ばれるのは妙だと疑問を抱く。

さらに、消えた今井昭二に注目する右京。
今井は不動産会社の社員。
その捜索願は上司から届け出されていた。

早速、上司のもとを訪ねることに。
魔除けのお札は不動産会社によるもの。
上司は「ただでさえ、文教地区で売りにくいのに……噂の所為でさらに売りにくくなった」と愚痴る。

屋敷の持ち主は入院中。
病院を訪ねたところ、「面会謝絶」の札が。
ところが、中からは元気な声が聞こえてくる。

入院中の屋敷の主によると3年前に妻を亡くし、余命幾許もないと主張するが……。

担当看護師によれば、屋敷の主には娘が居るらしい。
だが、3年間に1度たりとも見舞いに訪れたことはないらしい。
眉を顰める右京と甲斐。

「あの……」
その背中に声をかけようとする看護師だったが、右京たちに見詰められると逃げるように走り去ってしまう。

屋敷の主の娘を訪ねた右京たち。
娘によれば、母親は自殺ではなく病死だそうだ。
父が母を見殺しにしたと恨んでいる様子だ。
しかも、幽霊屋敷の噂が売家にした後から出て来たと分かる。
さらに、娘は不動産会社とも連絡を取り合っている様子だが……。

聞き込みはさらに続く。

まずは、去年消えた青木ユリカ。
ユリカは2年前に消えた少年・赤井ケイについて「別のクラスの子供なので知らない」、お菓子について「公園の一郎君に貰った」と証言する。

その帰り道、右京たちは何者かに尾行される。
公園で尾行者を待ち伏せした右京たち。
尾行していたのは一郎の仲間らしい。

其処から一郎の居場所を聞き出した右京は、遂に一郎のもとへ辿り着く。
その一郎とは、シーズン2第13話「神隠し」に登場した吉田一郎であった。
実に10年ぶりの再会である。

一郎にユリカについて尋ねたところ、一郎はユリカを知らないと証言。
さらに一郎たちの間にも幽霊屋敷の噂は広まっていた。
「死体が見つかったんですよ」右京の言葉に。
「死体が埋まっていたなんてね、やっぱり幽霊屋敷だけある」一郎の仲間の男は腰にぶら下げたキーチェーンを鳴らしながら驚く。

一方、米沢によれば、白骨死体は30歳から50歳までの男性、3年前に死亡したと思われた。
骨格から身許を洗っている状況だそうだ。

その夜、花の里。
一郎との出会いについて、甲斐に語る右京。
少女の失踪事件……その真相は不仲な両親に悩む少女が彼らを和解させるべく仕組んだことであった。
事件後、両親は上手く行っているらしい。

翌朝、2年前に消えた少年・赤井ケイを聴取することに。
こちらもユリカを「隣のクラスの子供だから知らない」と主張。
さらに「隣町の学校に行く子だし」と洩らす。

これを聞いた右京にある閃きが。

ユリカとケイの通う小学校は廃校される予定であった。
廃校後はユリカは和泉町、ケイは松本町の学校に通うことになるらしい。
つまり、幽霊屋敷の地域は小学校も図書館もなくなるのだ。
これが意味するところは、幽霊屋敷の地域が文教地区ではなくなるということだ。

矢先、白骨死体の身許が判明。
中山敦41歳、仙台の男性であった。

右京たちは仙台へ向かう。

中山の母によれば、去年の冬に中山から送金があったらしい。
現金書留の中身は34460円。
今も、それは手付かずで残されていた。

現金書留の筆跡は中山の物では無かった。
中山は3年前に死亡している。
やはり、送金したのは中山では無かったのだ。

右京は幽霊屋敷の幽霊の正体に執着。
米沢に相談し動体感知カメラを用いて、幽霊を撮影しようと試みる。

一晩経過、カメラを回収しようした右京と甲斐。
其処へ鉄扉が開いた音と共に、床の軋む音が……。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」思わず絶叫する甲斐。

現れたのは一郎であった。
一郎は「青木ユイカ」と同じような境遇の少年を知っていると伝えに来たらしい。
その少年こそ2年前に消えた「赤井ケイ」であった。

これを皮切りに事態は意外な進展を示す。
ユイカの消息不明が狂言だったことが判明したのだ。
ケイも同じく狂言であった。

ユイカもケイも両親の不仲に悩んでいた。
2年前、一郎と親しくしていたケイがこれを相談。
一郎は10年前の少女の狂言誘拐について語る。
これを聞いたケイが狂言を実行に移した。
これが奏功し、ケイの両親は危機を乗り越えた。
1年後、ケイからこの話を聞いたユリカが同じことを行い、成功したのであった。
これこそ、2年連続で子供が消えた真相であった。
賞味期限切れのお菓子もユリカが持ち込んだものだ。

動体感知カメラの結果が判明。
何か人型のものは映っているが、肝心の顔の部分がぼやけて見えない。
人型は腰のあたりが光っているようだ。
他にも複数の火の玉らしき物体が。
さらに、甲斐が撮影された写真にまで怪しげな影が……。
甲斐は絶叫、米沢はその姿を見てにやける。
右京はといえば、何処まで本気か「カイト君だけ狡いですね」とのたまう始末。

屋敷主担当の看護師が特命係を訪ねて来る。
屋敷主は本当に余命幾許もないらしい。
ところが、屋敷主は娘にその事実を頑なに伏せていた。
看護師は右京たちから娘に伝えられないものかと相談にやって来たのだ。

不動産会社に今井の上司を訪ねた右京。
「今井さんの行方を知っていますね?」と切り出す。
さらに「あの空家の土地が値上がりするからですよね」と詰め寄ることに。
「このままだと白骨死体の殺人容疑か、虚偽の捜索願提出で偽計業務妨害の容疑がかかりますよ。どちらがいいですか?」
たじろぐ上司に畳みかける右京。

これに上司は屈する。
「こんな工作をしたのは持ち主から早く売れと迫られたからで……でも、高く売りたいし。人が消えると噂があったからそれを利用して時間を稼ごうと思ったんです」

屋敷が文教地区ではなくなることで、値上がりが確定した。
不動産屋としては値上がり後に売却したい。
ところが屋敷主は早く売れと矢の催促。
そこで屋敷にあった「人が消える」との噂を利用し時間を稼ぐべく、部下の今井に姿を隠すよう命じたのだ。
屋敷は風俗ビルに変えてしまう予定だったので、噂自体は影響がないと判断したらしい。
ところが、肝心の幽霊屋敷の噂については「自分たちは関与していない」と主張。
さらに、屋敷主の娘と都度都度連絡を取っていたことも判明する。

屋敷主の娘を訪ねた右京たち。
娘が不動産屋に連絡を入れていたのは父親の情報を聞き出す為であった。
だが、あくまで父親に反発する娘。
そんな娘に右京は父の真意を告げる。

もう少し待てば値上がりする筈なのに、何故か早く売ることに執着していた屋敷主。
その狙いは生前贈与にあった。
だが、生前贈与では遺産相続に比べて税金が高くなる。
だが、それでも屋敷主は法的手続きを口実に娘と再会する機会を作ろうとしていたのだ。
これを知った娘は父に会うことを決める。

親子関係の修復、今井の失踪事件も解決。
残るは「白骨死体の謎」と「幽霊屋敷の噂の出所」である。
いや、「火の玉の謎」と「人影の正体」もあったか。

その火の玉の謎も、米沢により解明。
天井の剥落した破片が動体カメラに映り込んでいたのだ。

では、人影の正体は?
まじまじと写真を眺めた右京は「やはり、あの人でしたか……」と呟く。

翌朝、一郎と会話する右京たち。
幽霊屋敷の噂の出所、それは一郎の仲間であった。
人影の腰のあたり、そこに男が腰から吊るした鍵のチェーンが写り込んでいたのだ。

さらに、「死体が埋まっていたなんて」男はそう語っていた。
右京は「死体が見つかった」としか伝えていないにも関わらず。

去年、中山としてその母に送金したのもこの男であった。
その現金には男の指紋が残っている……右京の指摘に男は罪を認める。

男は窃盗罪と死体遺棄罪は認めるが、殺人は否定。
中山は幽霊屋敷で練炭を用い自殺していたのだ。
室内に粘着テープの痕跡を見つけた右京は中山が自殺したことを見抜いていたらしい。

3年前、男は幽霊屋敷で自殺しようとして先客の存在に気付いた。
それが中山であった。
中山は既に事切れており、その財布には現金やカード、身分証が残されていた。
男は中山に成り代わることに決めた。
そこで、男は中山の死体を埋めると、ネットカフェから幽霊屋敷の噂を流した。
中山の死体が見つからないよう、人を寄せ付けない為である。

ところが、中山として生きようとした男だが失敗してしまう。
他人の戸籍だった為に新たな人間関係が築けなかったのが原因らしい。
失敗した後になって、中山の母のことを思い出し残金を送ることに。
だから、半端な額になったのだ。

そして、男が幽霊屋敷に戻って来たのは、中山の骨を掘り出し母親のもとへ届けようとしていたそうだ。
ところが、其処へ右京と甲斐が現れた。
甲斐が目撃した幽霊の正体はコレだったのだ。
だから、地面に掘り返した痕跡が残っていたのだ。

男が所持していた中山の遺書の筆跡が確認され、男の供述は信用されることとなった。
ただし、死体遺棄の時効は3年、窃盗罪と併せて裁かれることになった。

これで事件は解決したと胸を撫で下ろす甲斐だったが……。
右京の様子がおかしい。
甲斐と共に写り込んだ影に注目する右京。

「この写り込んだ影、屋敷の奥さんに似てませんか?
噂があっさり定着したことも不思議です。
第一、3年で何であれほど荒れ果てたのか?
もしかして、何か……」

右京の推測を「聞こえない〜〜〜」と必死に耳を塞ぐことで凌ぐ甲斐。

「カイト君、今回の事件、最初から調べ直す気はありませんか?」右京の誘い。
「いやですよ!!」甲斐はにべもなく拒否するのであった―――7話了。

<感想>

シーズン11(eleven)第7話。
脚本は櫻井武晴さん。

さて、今回はというと……。

シーズン11現在までの中でベストですね。
キャラも個性を活かしており、物凄く良かった。
コレを待っていたと言っても過言ではない。
それだけの出来。

まず、謎の量が半端じゃない。
幽霊屋敷の噂の謎、火の玉の謎、白骨の謎、親子相克の謎、人間消失の謎などなど。
そのどれもがなかなか魅力的かつ物語上で必要性のあるものばかり。
良しです。

そして、過去のエピソードがそれに有機的に結合していたのも良し。
シーズン2第13話「神隠し」の吉田一郎再登場にも必然性がありました!!
まさか、あの展開にする為に彼を再登場させたとは。
そして、10年経過しているんですね……。
さらに、幽霊を捜し続ける右京ネタも鉄板。

ギャグとシリアスの比率も良し。
オチも古き良き結末を髣髴とさせるもので良かった。
キャラのぶれもありませんでした。

これまでは何処か受身的であった甲斐も今回は能動的でした。良し。

それと「他人の戸籍を使用する」との点でシーズン11の5話「ID」を思い出しました。
ある意味、この犯人はもう1人の滝浪と言えるでしょう。
ただ、最後まで名前が出て来なかった犯人―――その匿名性こそが彼の行動の結末(他人を騙ったことにより自身を失い存在意義をも失った)を示しているような気がしてなりません。

櫻井客脚本の魅力である科学技術も動体カメラで発揮。
同じく魅力の1つである伏線回収も見事に果たされていました。
満足です。

ただ、1つ惜しむべきは放送時期を逸していたこと。
これは夏に放送すべき作品ですね。
そこだけが勿体ない。

次回(第8話)も注目です!!

ちなみに今後の放送予定について入手した情報を。
まず、9話と10話は連続物(前後編?)になるらしいです。
でもって、毎年恒例元日スペシャルですが、今年は11話「アリス」となるそう。
脚本は去年も「ピエロ」にて元日スペシャルを担当した太田愛さん。
「アリス」というタイトルから、ドジスンが連想されるので「小児性愛」「児童虐待」がテーマとなりそう?
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posted by 俺 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 相棒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

面白かったですね♪

カイトを怖がらせるシーンは、初期の頃の右京さんを連想しました!(亀山の首筋に口紅がついているとうそぶき、爆笑するシーン)
個人的に相棒11は今のところ第4話「バーター」と今回の「幽霊屋敷」がかなり面白かったです!!!
来週の「棋風」も予告をみるかぎり、かなり期待しております♪
Posted by ピエロ at 2012年11月29日 01:40
Re:ピエロさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

7話「幽霊屋敷」良かったですね。
キャラクターがフルに発揮されていたような気がします。
シーズン11中ではベストな感じ。

そう言えば「幽霊屋敷」も「バーター」も櫻井武晴さんの脚本ですね。

次回も設定が凝っているので期待ですね!!
Posted by 俺 at 2012年12月01日 00:26
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