ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
超豪華執筆陣の「超」最新作!
(アマゾンドットコムさんより)
<感想>
我孫子武丸先生『狼と兎のゲーム』連載5回目です。
どうも、アンナ先生に続き、成美も茂雄の被害に遭いそうな感じ。
これでアンナに恋するコスモ、成美に恋する智樹が報復に動くこととなるのか。
やはり、タイトルからも推測できるように、最終的には「狼と兎」……つまり、「狩る側と狩られる側」とが転じる展開になりそうだ。
ラストで、兎である筈の智樹とコスモが、狼である茂雄を抹殺することになると思われる。
今回の記述で茂雄がガイアを殺害したことはほぼ確定ぽいなぁ。
どうやら、ガイアによるコスモ殺害説は消えたか。
果たして次回の展開は如何に!?
<ネタバレあらすじ>
〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
父親・茂雄から虐待を受け続けるコスモとガイア。
コスモと友人であった智樹は彼から助けを求められる。
だが、子供である智樹には何も出来ない。
そんなある日、ガイアが死亡。
智樹とコスモは、その死体を埋める茂雄を見てしまう。
死体遺棄現場を目撃された茂雄は口封じの為に智樹を追う。
コスモは茂雄から逃れる為にその母のもとへ、これに智樹も付き添うことに。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハガキに書かれていた住所を頼りにコスモの母を捜す智樹たち。
上京した智樹たちは遂にハガキの住所に辿り着く。
ところが、そこにはコスモの母ではなく金成美という女性が暮らしていた。
成美によれば、もともとコスモの母は此処には住んでいないと言う。
何故なら、母からとされていたハガキ自体が成美が書いたものだったのだ。
どうやら、客として現れた茂雄に依頼されてのことらしい。
これが意味することは1つ。
茂雄は母が生きているように取り繕ったのだ……。
ショックを受けるコスモ。
一方、智樹は成美に心惹かれる。
宿を借り一泊させて貰った翌日、智樹たちは特に当てのないまま成美のもとを去る。
後ろ髪引かれる思いの智樹。
同じ頃、茂雄は智樹たちが東京に居ることを智樹の母から聞き出し、コスモのハガキを頼りに上京したと推測。
これを追っていた。
茂雄は過去に自分が成美に代筆を依頼したことを思い出し、その住所へ向かおうとするが―――4話に続く。
◆関連過去記事
・「狼と兎のゲーム(第1回)」(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・「狼と兎のゲーム(第2回)」(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『狼と兎のゲーム(第3回)』(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『狼と兎のゲーム(第4回)』(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・[速水三兄妹シリーズ]
「8の殺人」(講談社)ネタバレ書評(レビュー)
・『夏に消えた少女』(我孫子武丸著、新潮社『Mystery Seller(ミステリーセラー)』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『里親面接』(我孫子武丸著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)まとめ
・『狙われた病室(監禁探偵2)』(我孫子武丸原作、西崎泰正画、実業之日本社刊『漫画サンデー』連載)まとめ
・探偵Xからの挑戦状!「記憶のアリバイ」(11月18日)本放送ネタバレ批評(レビュー)
・探偵Xからの挑戦状!「記憶のアリバイ」解決篇(11月25日放送分)ネタバレ批評(レビュー)
・「TRICK×LOGIC(トリックロジック)」5話「亡霊ハムレット」推理にチャレンジ&発売からほぼ一週間が経過して……
(我孫子先生担当の「盗まれたフィギュア」について推理)
◆我孫子武丸先生のその他の作品はこちら。
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