2012年12月21日

「MASTERキートン Reマスター」第4話「ハバククの聖夜」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「MASTERキートン Reマスター」第4話「ハバククの聖夜」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

あの名作「MASTERキートン」の続編が「ビッグコミックオリジナル」に掲載されています。
今回で4話目です。
早速、その感想をお伝えするべくこうして記事にした次第!!
「MASTERキートン」をご存じの方はもちろん、ご存じない方も本作に興味を持って頂ければと思います。

<ネタバレあらすじ>

吹雪舞う極寒の地。
其処に日本からジャーナリストの堀がワット老人を訪ねてやって来た。
ワットは現役時代にスパイを取りまとめていた。
それを知った上で、ある人物の依頼を受け居場所を捜していたとのこと。
どうやら、その人物とワット老人とで感動の再会を演出したいらしい。

依頼者がオハラの息子たちであると聞いたワットは顔色を変える。
何故なら、ワットはオハラを見殺しにしていたからである。
オハラの息子たちはワットに復讐すべく、堀を利用して行方を突き止めたのだ。
「あんたは殺し屋を呼んだんだ……」ワットは諦めたように呟く。

その頃、キートンは百合子の滞在先にやって来ていた。
だが、生憎、百合子は不在。
代わりに百合子と共に住む夫人が応対に現れる。
夫人にはある悩みがあった。
キートンならばその悩みを解決できると百合子に聞いたらしい。

悩みの正体は百合子が連れて来た犬・太作(太助の子か?)と夫人が新たに預かった子犬・ニナの仲が悪いことであった。
夫人は「太作」に原因があると主張し、これを解決するよう求めるが……。

数日後、キートンは堀に呼ばれワットのもとへ。
なんでも、ワットがキートンを指名したらしい。
ワットとキートンは知己であった。

オハラ兄弟が復讐を計画していると聞かされたキートン。
ワットに逃げるように助言するが、ワットは「これも運命だ」と「ハバクク書(旧約聖書の1つ)」の一節を引用し動こうとしない。

ワットはオハラ兄弟の父の死に責任を感じていた。
担当として、オハラを平和の為にと説得しスパイ活動に従事させていたワット。
だが、配置転換をきっかけにワットは担当から外れ、オハラはそのまま見捨てられてしまった。
スパイの素性が露見し捕まったオハラは、小屋に押し込められると屋外からマシンガンを乱射され殺害されたそうだ。
「もしも、乱射されたにも関わらず生きていれば助けてやる」と希望を抱かせた上での処刑方法だったと言う。
ワットはオハラ兄弟の手にかかるならば仕方が無いと諦めていたのだ。

キートンはそんなワットを死なせるワケにはいかないと奮起。
堀の協力を得て、新聞紙を水に浸すとワットの住む小屋の外壁に貼り付け始める。
新聞紙は周囲の気温により凍り始めた。

キートンはオハラ兄弟が父が処刑されたと同じ方法でワットを殺そうとするだろうと推測。
過去に、似たような対処法で切り抜けた例があることから足掻けるだけ足掻こうと行動に移したのだ。

「こんなもので銃弾を止められる筈がない」
逃げ出そうとする堀だったが、ワットとオハラの事情を知らずに動いた彼の功名心が事件の発端となったと指摘され、最後まで見届けることに。

そして、その夜。
ワット、キートン、堀が立て籠もる小屋へオハラ兄弟が現れた。
オハラ兄弟は「父と同じ方法で処刑する」と主張。
もしも、銃弾の雨から逃れることが出来たら助けてやると宣言する。

そして、響き渡る銃声。
それは明け方近くまで鳴り響いた―――。

翌朝、小屋の外へと出たキートン。
傍にはワットと堀の姿もあった。
凍った新聞紙は十分にその役目を果たし、オハラ兄弟は宣言通り諦めたのである。
命を永らえたワットは「眼前の奇跡」に涙を流す。
奇しくもその日はクリスマスの朝であった。

数日後、百合子と同居する夫人宅。
キートンは太作ではなく、ニナに原因があると教える。
新参者であるニナが太作に喧嘩を売っていたのが原因であった。
これを解決するべく、キートンは太作とニナを散歩に連れ出すのであった。
何事も当事者間の時間が解決するのである―――エンド。

<感想>

「Reマスター」第4話「ハバククの聖夜」です。

当事者の事情は当事者にしか分からない。
そして、傷が深ければ深いほど、解決する方法は当事者同士による時間しかない。

ワットとオハラ、太作とニナ。
これに実情も知らず介入した堀と夫人。
この2組の対比により、以上の事実が強調されていましたね。
なかなかでした。

今回、太助の息子と思われる太作が登場。
父親に似て十字傷を額に抱いた犬です。
太助はやはりこの世を去ったのか、だとすると太平も当然……。
世代交代を感じさせましたね。

それにしても気になるのは百合子。
夫の基行との離婚騒動はどうなったのか?
キートンの妻のように登場しないがゆえに逆に気にかかる存在となっています。

そういえば、チャーリーも出てませんね。
こちらの登場もあるのか?
要注目!!

ネタバレあらすじでは本作の良さは伝えられていません。
是非、「ビッグコミックオリジナル」本誌をご覧になって頂きたい。

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