2013年03月26日

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第3話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年4月号掲載)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第3話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年4月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

名探偵・木更津悠也がバラバラ死体の謎に挑む!
待望の新連載スタート!!
(光文社公式HPより)


<感想>

木更津モノの最新作『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』連載3回目です。
掲載誌は『小説宝石』さん。

第3回にして、新たなる被害者が発生。
第2の被害者は朝霞嬢の継母・葛子!!
その殺害方法は首を切断されるとの残虐なものでした。
とはいえ其処は麻耶先生、意味がある筈。

そして、葛子と香月には意外な因縁があった……。
詳しくは本作を読むべし。

それにしても本作。
「黄金比(ファイ)」と「香月のファン」にやけに拘っていることが気になる。
何やら意図がありそうだが……その意図が読めない。

現状のところ、管理人は村雲犯人説を取っていますが果たして正しいのか?
村雲説のロジックは下記過去記事をご覧頂くとして。

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第2話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

タイトル『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』にも意味がある筈だが……。
これは第4話も目が離せそうにない。
如何なる結末が待つのか、期待大!!

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

先輩・西町恵とコンビニのバイトをしていた岡野は切断された手首を発見する。
バラバラ殺人であった。

被害者は大学生・福住。
容疑者はその恋人・朝霞。

この事件に挑むのは木更津と香月。
依頼人・村雲の娘である朝霞の無実を証明することが出来るか?
それとも……。

・前回のあらすじはこちら。
『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第2話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

依頼人である村雲やその娘・朝霞、被害者である福住たちが生活していたギリシア調の学生寮「普愛寮」を訪れた木更津と香月。
木更津に指し示された香月は「普愛寮」が黄金比により構成されていることに気付く。

黄金比―――すなわちΦ(ファイ)。
だからこそ寮の名が「普愛寮」なのだ。

そんな中、遂に朝霞嬢と出会う木更津たち。
朝霞嬢は黒髪の似合う知的な美人。
しかも、香月の大ファンであった。
香月の著作の1つ「ファンネル殺人事件」に強い感銘を受けたと語る朝霞嬢。
なんでも、その密室トリックに感動したそうだ。

だが、「ファンネル殺人事件」に使用された密室トリックは有名作品のパクリであった。
数少ないファン、しかも美人を失いたくない香月は「日常生活の中で閃いた」と大嘘を吐く。

其処へ村雲の後妻にして、朝霞嬢の継母となる葛子が登場。
何故か、香月を紹介されるとこれに強い敵意を向ける。

実は、葛子は香月を嫌っていた。
義娘である朝霞嬢に奨められるままに「ファンネル殺人事件」を読んだ葛子はこれがファンである大御所の有名作品からのパクリであると気付いた。
其処で殺意を込めたファンレターを香月に送り付けていたのだ。
香月はこのファンレターを目にし、本気で命の危険を感じたほどであった。

意外なところで、意外な人物の正体を知った香月。
とはいえ、葛子も朝霞嬢の手前、特に場を荒らげるつもりはないらしく、その場は冷たい視線を香月が浴び続けることで事無きを得た。

ところがその翌朝、新たなる被害者が出たのだ。
今度の被害者は首を切断されていたと言う。
その被害者こそ葛子であった―――4話に続く。

【前回までのあらすじはこちら】
『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第1話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第2話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)

◆関連過去記事
【メルカトルと美袋シリーズ】
「メルカトルかく語りき」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「メフィスト 2010 VOL.1」より「メルカトルかく語りき 第二篇 九州旅行」(講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

「メフィスト 2010 VOL.3」より「メルカトルかく語りき 最終篇 収束」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『メルカトル鮎 悪人狩り「第1話 囁くもの(メフィスト2011 vol.3掲載)」』(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【おじさんシリーズ】
『失くした御守』(麻耶雄嵩著、新潮社『Mystery Seller(ミステリーセラー)』掲載)ネタバレ書評(レビュー)

【その他】
「貴族探偵」(集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)

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第3話が掲載された「小説宝石 2013年 04月号 [雑誌]」です!!
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第2回が掲載された「小説宝石 2013年 01月号 [雑誌]」です!!
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コミック版メルカトル鮎はこちら。
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メルカトルは出ませんが凄いです!!
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