2013年01月17日

「相棒season11(eleven)」第12話「オフレコ」(1月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「相棒season11(eleven)」第12話「オフレコ」(1月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、「相棒season11(eleven)」第12話「オフレコ」(1月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)。

<ネタバレあらすじ>

その夜、男たちは勢い込んでいた。
そして、猛っていた。
これは“戦い”なのだ!!

米沢(六角精児)、伊丹(川原和久)、芹沢(山中崇史)、そして角田(山西惇)の4人が、甲斐(成宮寛貴)と悦子(真飛聖)の手配で悦子のCA仲間たちと合コンをすることになった。
それもこれも、甲斐の捜査一課入りの為に悦子が考えた布石である。

女性陣が到着し、盛り上がるかに思われた合コンであったが……。
悦子の思惑は外れ、思った以上に惨憺たる結果に終わってしまう。

そんな中、一番合コンに乗り気でなかった伊丹と、自称“悦子の友人の友人”を名乗るみちる(ともさかりえ)がいい雰囲気に。
合コン終了後、2人っきりで夜の街へと繰り出すが……。

翌日、ある事件が起こった。
デイリー東和が岸倉治美議員(滝沢涼子)の秘書・田所千恵子の不審死について他殺であるとスクープしたのだ。
其処には、表沙汰にされていない筈の捜査情報が赤裸々に記載されていた。

捜査本部の何者かがリークした!!
誰もがそう思い騒然とする中、伊丹が顔色を変える。

伊丹はその足で特命係へ。
右京(水谷豊)が様子を眺める中、甲斐にみちるの素性を尋ねる。
だが、甲斐も素性については知らなかった。
実は、伊丹には昨晩の詳細な記憶がなく、みちるに情報を洩らしたかもしれないのだ。
まさか、そんなことをする筈がない。
だが、断言できる自信もない。
其処で右京たちは、伊丹が情報漏洩していないことを証明することに。

亀山の妻・美和子の伝手で顔見知りである帝都日報の照本を訪ねる右京。
みちるの素性を尋ねたところ、東和新聞の記者であると判明する。
同業者の間では有名な人物らしい。
こちらが正体を突き止めたことについては伏せておくことに。

田所の事件について調べ始める右京。
田所は料亭で死亡、青酸カリによる服毒死らしい。
第一発見者は田所の同僚である秘書。
現場に田所のパソコンが残されていたことから、仕事中に死亡したものと思われた。
ところが、そのパソコンのデータはすべて消されていたのである。
パソコンのデータが不利益になる人物の犯行も疑われたが……。

デイリー東和のスクープ記事に焦った内村たちは、田所の元恋人を容疑者として連行する。
だが、元恋人は犯行を否定。

一方、田所の自宅を捜査する右京たち。
其処に真新しいパソコンが残されていたことから「殺害後にパソコンのデータが消された」のではなく「たまたま用意したパソコンが、田所が以前に使用し破棄すべくデータを消した古いものであった」との推論に行き着く。
つまり、田所は料亭で仕事をしていたワケではないのだ。
その事実を知られることを怖れた何者かが工作したのである。

だとすれば、第一発見者の秘書しか考えられない。
当然、岸倉の意志も働いていると見るべきだろう。
一体、何が起こったのか?

翌朝、東和新聞がスクープを。
なんと、容疑者とされた田所の恋人に確かなアリバイがあったと言うのだ。
しかも、自殺説を強調していた。

これを目にした甲斐は疑問を抱く。
先のデイリー東和も東和新聞も同じグループに所属する会社である。
にも関わらず、デイリー東和は「他殺説」を東和新聞は「自殺説」を唱えたのだ。
一体、何を目的としているのであろうか?

右京は「情報を錯綜させ、真実を隠すのが目的である」と看破するが。

大河内監察官から呼び出しを受けた特命係。
どうやら、伊丹の件が知られたらしい。
大河内は、右京に対し捜査結果が出るまでは動かないことを約束する。

矢先、伊丹にみちるから電話が。
どうやら、正体が露見していることをまだ知らないようだ。
右京はこれを利用することに。

その夜、花の里を訪れた伊丹とみちる。
わざと離席する伊丹、その隙を突きみちるは伊丹の手帳を確認する。
戻って来た伊丹は仕事を理由に早々に退席するが……。

自身から連絡を取っておきながら、特に残念がる様子も見せないみちる。
そのまま、何処かへと直行する。
行先は岸倉のもとであった。

みちるは岸倉の為に働いていたのだ。
この光景を陰から眺めるのは、みちるを尾行した甲斐であった。
こうして、岸倉とみちるの関係が判明したのである。

翌朝、みちるはその手を緩めることなく次の策を打つ。
東和新聞が「田所がネットで毒物を購入した」とスクープしたのだ。
その内容は詳細かつ正確であった。

事実ならば、田所は明らかな自殺である。

これを見た右京は「岸倉たちは田所が自殺であることを知っており、ある秘密を隠す為に情報操作までして混乱させた」と推理する。
パソコンの工作を行ったのもこの為なのだろう。

事件現場の茶碗の数が1つ不足していることに気付いた右京は、田所が何者かと密会しており、相手は男性であると考える。
男女のもつれが原因だったのか?

さらに、データが消された筈のパソコンが完全には消去し切れていなかったことが判明。
其処から、田所の通話記録と突き合わせた結果、羽村の存在が浮上する。
羽村は外務大臣であった。

羽村と田所が男女の関係であった―――これは一大スキャンダルである。
だが、右京は岸倉たちが隠しておきたい秘密が他にもあると推測。
それには田所の行動が関係しているらしい。

夜になり、伊丹を連れた右京と甲斐はみちるのもとへ赴く。
正体が知られていたことを驚くみちる。
畳みかけるように右京は真相を語り始める。

あの日、羽村が現場に存在したことを証明する右京。

羽村が着用していた記念リボン。
其処には星が3つ付属していた。
あの日の朝までは確かに3つあった星。
ところが、その晩には星は2つになっていたのである。
消えた1つ、それが事件現場で発見されていたのだ。

「羽村さんはリーダーになるべき方ではありません」
右京は2つの理由からそう断言する。

1つ―――その日、国際問題が発生しており、本来ならば羽村はその対処に追われている筈であった。
だが、羽村は田所と密会した。
公よりも私を優先させたことは、リーダーとして資質が問われる。

2つ―――そうして私を優先したにも関わらず、田所を見捨てたこと。
これは人としての資質が問われるだろう。
これこそが、岸倉たちが隠したいもっとも大きな理由であった。

あの日、田所は料亭で羽村に自殺を仄めかし関係を明確にするよう迫った。
だが、羽村は田所を捨ててその場を去ってしまった。
絶望した田所は自殺してしまったのである。

これを聞かされたみちるだが、羽村は国に欠かせない人物であると繰り返し主張を曲げない。

右京は事のすべてを記載した報告書を大河内に手渡す。
その利用法は大河内に委ねられた。

翌朝、東和新聞を除くすべてのメディアが事件の真相を公開した。
特に照本の帝都日報は社説でまでも論難する。
もちろん、大河内が意図的に情報をリークしたのだ。

これを知った甲斐は、大河内の行動を見抜いていた右京の慧眼を讃える。
羽村と岸倉は新党を立ち上げるべく、連携していたらしい。
その縁で、羽村と田所が出会ったのだろうと語り合う2人。

追い詰められた羽村は緊急入院を口実に逃げることに。
この報道をみちるはひっそりと眺めていた……。

「特命係は面白いねぇ……」
峰秋は大河内を呼び出すと、大河内がこれまでに目撃した記録にない特命係の歴史について報告を求める。

同じ頃……。
「借りだと思うなよ。お前らは勝手過ぎる。俺はお前らを認めねぇ。それとな、特命に居る限り、捜査一課には絶対呼ばねぇ!!」
甲斐と出会った伊丹は一方的に敵視するとそう断言する。
呆気にとられる甲斐。

その夜、悦子と食事をする甲斐は今日の出来事について伝える。
「折角、合コンまでセッティングしたのにね……」
不満そうな悦子……だが、当の甲斐はそうでもない様子。
「う〜〜〜ん、不思議なことに悔しくない」
以前からの希望である捜査一課に呼ばれないと断言されたにも関わらず、特に辛くはないようだ。
それどころか何処か楽しそうに見える……一体、如何なる心境の変化であろうか?
そんな甲斐に悦子も笑顔になる。

同じ頃、右京の姿は花の里にあった。
「この前はご迷惑をおかけしましたねぇ」
「いえ……頼ってくれて嬉しかったんですよ」
右京の言葉に微笑む幸子、静かに2人だけの時が過ぎて行く―――12話了。

<感想>

シーズン11(eleven)第12話。
脚本は戸田山雅司さん。

なかなか良かったですね。
流石の伊丹回でした。

サブタイトル「オフレコ」、その意味は「都合の悪い事実は伝えない」こととも言えるでしょうね。
事実を継ぎ接ぎし、隠蔽しようとしたみちるの姿と重なります。
これは、「真実を追求する」右京さんとは相反する立場。
それだけに、光と影が対照的で分かり易かったですね。

さらに、「相棒」の十八番ともいえる「大テーマと思わせて小テーマ」だったのも良し。
政治的陰謀かと思いきや、最終的には男女のもつれに落ち着く点は良かった。
そこから、個人の資質に発展させたのもアリでしたね。

みちるのキャラは一回で終わるには惜しいですね。
是非、今後も登場して欲しい。

……で、一応、ネタバレあらすじについてお伝えすべきことがありまして。
実は田所のパソコンと同調したように管理人のPCも電源が落ちて入力途中のデータが全て消えました。
原因はコンセントが抜けたこと……不覚でした。
なので、ほぼ4分の3が記憶に頼った曖昧なものとなっております。
此処まで時間がかかったのもその為です。
本当はデータが消えた時点で、今回の更新は止めようかと思ったくらいショックでした。
今も引き摺っています。
あらすじの繋がりが変だとしたら、今の精神状態が影響してそうだ……。

でもって、当然、管理人には録画機器がないので、固有名詞や話の流れがかなりあやふや。
全体的な結末は正しいですが、其処までの流れが些か異なっている可能性がありますので注意。
今日は水道も壊れるし、トホホの連続だなぁ……泣ける。

ちなみに今後の放送予定について入手した情報を。
来週となる13話タイトルは「幸福な王子(バレンタイン計画改題)」とのこと。
久しぶりの陣川君登場です。
甲斐とは初対面ですね、果たして2人の化学反応や如何に!?
さらに、中山忍さんが遂に登場するとの情報も!!
それと、スピンオフにて主演する田中圭さんも「シーズン11」に参戦される予定とか。

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posted by 俺 at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 相棒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。だいぶあけましておめでとうございます(o‘∀‘o) 



新年レギュラー一発目にしてはインパクトにやや欠けたかな、と。


まぁ内容が犯罪にスポットを当てたのではなく新聞記者や政治家、一人の人間としての資質を問うた回、でしたから。日本のマスコミや政治家は腐ってますから、その意味合いがあったのかなぁ。



あと今回伊丹の出来事、映画の「X-DAY」と何か繋がりがあるかも。 


「俺たちは組織の人間」「自由にやってる特命が腹立たしい」 



映画でも組織の壁にぶち当たりそうですもん。 




そういう繋がりが予想できたのは良かったと思います。 




来週は陣川くんです。カイトと初絡みですね。 




Posted by 青山 at 2013年01月17日 10:30
今週も面白かったです。
毎週ネタバレ感想を楽しみにしているので頑張ってください。

さて来週の陣川回。タイトルが予定の「バレンタイン計画」なら気軽に見れそうでしたが、「幸福な王子」に変わったのはきになりますね。幸福な王子=自己犠牲なイメージがあるので重苦しい話にならないか不安です。
Posted by ヒカル at 2013年01月17日 13:44
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

Re:青山さん

こちらこそ、明けましておめでとうございます!!
今年も宜しくお願い致します(^O^)/!!

「オフレコ」、責任ある職業の資質を問われた回でしたね。

確かに、伊丹は映画に繋がりそうな感じ。
ラストでの急変は意外でしたもんね。

次回は陣川回。
新たなるレジェンドを築くことが出来るか……楽しみです(^O^)/!!

楽しみと言えば、映画にて登場する田中圭さんが「シーズン11」にも出演されるそうです。
こちらも楽しみ(^O^)/!!

Re:ヒカルさん

今週もなかなか良かったですよね(^O^)/!!
感想にもあるように、個人的に惨劇が起こってしまったので印象深い回になってたり。

タイトル変更は意味深ですよね。
公式で次回あらすじを読んでみると、銅像絡みの件なのでそれで「幸福の王子」かと思ったのですが、確かに童話の内容を考えれば「自己犠牲」ありそうですね。

こうなれば、陣川君を信じるしかないか……。
陣川君のキャラクターならば、比較的明るい話にまとめてくれる筈。
Posted by 俺 at 2013年01月17日 23:46
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