2013年01月12日

金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ46 はちまん 八幡巡りに消えた老人!亡霊の呪いが招く連続殺人の謎忌まわしき戦中の記憶破られた誓い!世紀を超えた悲恋が生んだ復讐と殺意の行方は?」(1月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ46 はちまん 八幡巡りに消えた老人!亡霊の呪いが招く連続殺人の謎忌まわしき戦中の記憶破られた誓い!世紀を超えた悲恋が生んだ復讐と殺意の行方は?」(1月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

ルポライターの浅見光彦(中村俊介)は、女性カメラマン小内美由紀(黒谷友香)と「旅と歴史」の取材で長野県中野市を訪れていた。ランチの店を探していると、「小内八幡神社」という神社の前で、美由紀の足が止まった。自分の名前と同じ神社に足を運び入れた美由紀と浅見は、謎の老人・飯島昭三(山谷初男)と出会う。神社名の由来を聞くと、丁寧に説明してくれる飯島。逆に飯島から「祖母はご存命ですか?」と質問される美由紀。色々と話してみると飯島と美由紀の祖母は知り合いだった。
翌朝、千曲川に飯島の水死体が引き揚げられた。死因は頸部圧迫による窒息死。飯島の上着には浅見の名刺が入っていた。長野県警の松本刑事(中西良太)は、日本土人形資料館を取材中の浅見を訪れ連行しようとするが、美由紀が浅見の兄で刑事局長の陽一郎(榎木孝明)の名前を出すと態度を一変、情報を教えてくれた。
後日、浅見は目黒にある飯島家を訪れると、美由紀と彼女の交際相手で文科省に勤務している松浦勇樹(渡辺大)がいた。松浦は文科省で飯島の後輩だったという。飯島の息子夫婦から話を聞くと、飯島は終戦時、特攻隊員だったので当時の戦友を訪ねるための八幡(はちまん)神社巡りだったのかもしれないという。出向先の高知に戻ると言い残し、飯島の家を後にした松浦。しばらくして浅見と美由紀が碑文谷の通りを歩いていると、碑文谷八幡の境内脇でその松浦と謎の老人が深刻に話をしていた…。
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

カメラマン・小内美由紀と取材の為に長野県を訪れた浅見。
途中、小内八幡神社に立ち寄った2人は、其処で飯島と言う老人と出会う。
飯島は博識な人物で、どこか美由紀に興味を持った様子であった。

その飯島が殺害された。
飯島の死を気に掛けた浅見は事件を調べ始める。

飯島の遺族を訪問した浅見。
すると、美由紀とその婚約者・松浦勇樹も調査に乗り出していた。
美由紀は飯島と祖母・加代子が知り合いの可能性に気付いたらしい。
松浦は飯島の後輩の文部科学省職員との縁であった。
松浦と飯島は、共にサッカーくじ法案反対の立場を取っていた。

さらに、飯島が「広島県亀山神社」、「高知県若宮八幡宮」、「長野県小内八幡神社」を巡る予定を立てていたことが分かる。

美由紀の祖母・加代子は飯島を知っていた。
過去に特攻隊員だった飯島。
加代子は女学生として世話をしていた期間があったそうだ。
飯島が所属していたのは、八幡信義隊だそうだが……。

広島県亀山神社を訪れた浅見たち。
飯島が同じく元八幡信義隊員の1人・肥田を訪ねたことを知る。

肥田は病死していた。
遺族によれば、飯島は死の床に就いた肥田から何かを託されていたらしい。
さらに、肥田宅を松浦が訪問していたことも判明。
その際に、呉の高塚と言う老人も同伴していたようだ。

飯島が次に高知県若宮八幡宮に向かったと聞いた浅見たちは高知へ。

若宮八幡宮の神主であり信義隊のメンバーである吉永によれば、八幡信義隊は全8人で構成された第6次特攻隊。
第5次特攻を以て、終戦を迎えた為に命を永らえたのだ。

だが、彼ら八幡信義隊はそれでは納得できず、今後も国の為に尽くすとメンバーで誓いを立てたらしい。
これが、8月19日のことであると言う。

吉永と別れ際に飯島は、次に金久保章元飛曹長を訪問すると告げたそうだが……。
金久保は現在、議員になっているらしい。
さらに、サッカーくじの母体となっているスポーツ議員同盟の所属議員である。

その頃、当の金久保は引退を表明、娘婿で秘書の宮下を後継に指名していた。
浅見と面会した金久保は飯島とは会っていないと主張する。

一方、高塚と密会する松浦。
その帰路、何者かに襲われてしまう。
松浦はそのまま一酸化炭素中毒死してしまうのであった。

婚約者の死に涙する美由紀。
矢先、松浦がサッカーくじ法案成立に関して金久保と対立していたことが明らかに。

松浦と頻繁に連絡を取り合っていたらしい呉の高塚に注目した浅見。
呉とは広島の呉か、高知の呉か。

兄に協力を求めた浅見は、松浦の母方の祖父が高塚健二であることを知る。
高塚は高知の呉に住んでいた。

だが、高塚は美由紀が小内加代子の孫であることには反応するが、孫である筈の松浦の死については沈黙を貫く。

祖母・加代子に事態を確認する美由紀。
すると、加代子と高塚がプラトニックな関係であったことが判明する。

肥田が飯島に託した内容こそが事件の根底にあると考えた浅見は、再び肥田の遺族のもとへ。
肥田の遺族の口から驚くべき事実が。
「金久保が物資の横流しをした上官を射殺した」ことについて、肥田は気にかけていたらしい。

兄から八幡信義隊員の現状について聞く浅見。
隊員のうち、物故者が4人、生存者が4人。
生存者の1人に川路義之の名を見出す浅見。
金久保の支援者の1人である。

川路は長野県小内八幡神社の氏子。
今では建設会社の社長になっていた。
飯島は彼を訪ねて長野にやって来たのでは?
浅見は川路に詰め寄るが、川路は一顧だにせず否定する。

ところが、飯島が川路を訪問していた事実が判明。
川路を嘘を吐いていたのだ。
浅見は、飯島が金久保を告発しようとして殺害されたと考える。
そして、松浦も同様の理由で殺害されたのではないか。

その頃、美由紀は加代子と高塚を引き合わせていた。
その頑なな心を解きほぐす為である。

過去の想い出を語る高塚。
高塚は終戦を迎え、命を永らえた。
だが、帰国すると加代子は既に結婚していたそうだ。

そして、金久保の上官射殺事件へと。
物資横流しによる処刑とされていた上官射殺事件。
ところが、事実は異なっていた。

これ以上は言えないと口を噤む高塚は、そのまま去ってしまう。

数日後、浅見が金久保に接触すると同様に、高塚もまた金久保に接触していた。
高塚は金久保への殺意を隠していた。

一方、金久保と川路が癒着していたことが判明。
互いに利権を貪っていたのである。

さらに、高塚の様子に不穏な物を感じ取った浅見は警戒心を強める。
再度、高知へ向かった浅見。
浅見の予測を証明するように、金久保と川路も高知へ。

ところが、高塚は姿を消してしまう……。
高塚の姿を追い求めた浅見は、室戸八幡宮へ向かう。

其処には抜身の白刃を抱いた高塚と、金久保、川路、宮下たちが居た。

上官射殺事件の真相は次のようなものであった。
物資横流しは上官だけではなく、金久保と川路も共謀していたのだ。
その利益の配分を巡る仲間割れだったのである。

この事実を知らなかった飯島は、金久保たちを見逃してしまった。
ところが、肥田はこの事実を知っていた。
金久保に買収され、黙っていたのである。

しかし、肥田は良心の呵責から、死の床で飯島にこの真相を打ち明けた。
こうして、飯島は金久保の真実に気付き告発しようと調べ始めた。

川路を許すことで金久保を告発させようと図った飯島だが、金久保と川路の関係は遥に密接であった。
こうして、金久保、川路たちに飯島は殺害されてしまう。

松浦はこの事実に気付き、高塚に相談した。
ところが、松浦もまた殺害されてしまう。
もちろん、金久保、川路たちの犯行である。

高塚は孫である松浦を殺されてしまったことに、責任を感じていた。
金久保たちに迫るが、浅見に止められる。

金久保たちは松本刑事たちにより逮捕された。

美由紀と浅見は取材を続けることに―――エンド。

<感想>

原作は内田康夫先生『はちまん』上下巻(角川書店刊)。

<あらすじ>

・上巻
浅見光彦が八幡神社巡りの謎を追う!

八幡神社を巡り続けた老人飯島の死に隠された秘密を浅見光彦が探る! 著者が壮大な想いをこめて紡ぎ上げた大河巨編、ついに文庫化!

・下巻
さらなる悲劇が浅見光彦に襲いかかる!

八幡神社巡りの謎を追う中で浮かび上がってきた戦争の傷痕と老人の閉ざされた半世紀。一方高知県庁に赴任した美由紀の婚約者の身辺にも不可解な事件が。真相は一層混乱を極め、浅見光彦はさらなる悲劇の渦中へ。
(角川書店公式HPより)


ちなみに『はちまん』の書籍版「あらすじ」にある「キャッチコピー欄」には「キャッチコピーは備考Cに35文字以内で」の文字があります(2013年1月2日時点)。
これ多分、社内入力フォームのテンプレですね。
そのままアップしたのかな。
管理人もよく似た間違いをやらかすので、出来れば訂正した方がイイかもしれなかったり。

さて、話が逸れましたが、これのドラマ版にして、フジテレビ版浅見光彦シリーズ46弾。
前作(45弾)は2012年7月20日に放送されているので、約6ヶ月ぶりの新作になりますね。
前作のネタバレ批評(レビュー)もありますね。
興味のある方は感想のあとにあるので、どうぞ!!

では、ドラマ版の感想。

サッカーくじ法案、あまり関係なかったですね。
そう言えば、浅見の兄ネタは開始5分で消化されました。
ここは驚きました。
他はキャストさんが熱演されていた点が印象的でした。

次回にも期待ですね!!

ちなみに「月曜ゴールデン版 浅見光彦」の主役を務められた沢村一樹さんが、2012年9月3日放送予定「第31弾 箸墓幻想」にて浅見役を引退されました。
沢村さんに続く3代目浅見光彦役には速水もこみちさんが決定。
初光彦となるTBS版シリーズ32弾『天河伝説殺人事件』(角川文庫版)がクランクアップし2013年中の放送を予定しているそうです。
一説には2013年2月に放送されるとか。

月曜ゴールデン「浅見光彦シリーズ31 箸墓幻想〜初恋の君青春の過ちが卑弥呼の呪いを呼び覚ます!女の業と怨念!奈良大和路で最後の事件に挑むさようなら光彦!」(9月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【ドラマ】3代目浅見光彦発表!!演じるは速水もこみちさん!!

一方、浅見光彦シリーズ原作ですが、内田康夫先生が2012年に完結する旨を2011年に宣言されています。
2012年は既に終わってしまいましたが、今のところこれについては続報がありませんね。
こちらの動向も注目です。

内田康夫先生から浅見光彦シリーズ完結宣言が!!「最後の事件」は2012年に!!

【浅見光彦シリーズ(フジテレビ版)】
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ちなみにTBS版浅見光彦はこちら。

【浅見光彦シリーズ(TBS版)】
月曜ゴールデン 内田康夫作家30周年 浅見光彦シリーズ29「菊池伝説殺人事件〜火の国熊本で出会った謎の美女と名門一族を襲う連続殺人!一門の掟と哀しき恋・光彦が見た血塗られた記憶」(2月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「浅見光彦シリーズ30回記念作品 化生の海・北海道〜加賀〜九州を結ぶ壮大なミステリー 古人形に隠された連続殺人の謎!?光彦が見た哀しき母子の運命」(9月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「浅見光彦シリーズ31 箸墓幻想〜初恋の君青春の過ちが卑弥呼の呪いを呼び覚ます!女の業と怨念!奈良大和路で最後の事件に挑むさようなら光彦!」(9月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>

中村俊介
黒谷友香
渡辺大
山谷初男
山本學
米倉斉加年
草村礼子
西沢利明
中西良太
浜田晃
小倉久寛
榎木孝明
野際陽子 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


◆関連過去記事
【内田康夫先生著作関連記事】
「死線上のアリア」より「死あわせなカップル」(内田康夫著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

【福原警部シリーズ】
土曜ワイド劇場「内田康夫の福原警部 フグハラ体型の警部と美人刑事の殺人捜査“幸せなカップル”の心中の理由」(6月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「内田康夫サスペンス・福原警部 フグハラ体型の警部と美人刑事の殺人捜査 私の夫が連続殺人犯?レモンの匂いと消えたハーブ畑の謎」(4月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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【内田康夫先生原作ドラマ】
金曜プレステージ 内田康夫ミステリー・湯布院殺人事件「遺産相続を巡る旧家の呪い霧の里で起こった骨肉争いに次々人が消える犯罪心理のプロ和泉が暴く悲しい家族の怨念待望の新シリーズ!」(11月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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【その他関連過去記事】
2010年6月12日、世田谷部文学館にて内田康夫先生講演会開催!!

・2010年5月30日まで開催されていました「ミステリーウォーク2010『記憶の中の公園』」についての記事です。
浅見光彦の住む町で推理に挑戦!?

2011年3月5日「小説舞台を巡る“名探偵★浅見光彦ワールド!横浜ミステリーWalk”」開催!!

あなたに内田康夫先生の本に登場する権利を上げよう!!by大日本印刷&角川書店

名探偵・浅見光彦さん、卒業証書授与される

「第10回北区内田康夫ミステリー文学賞」作品募集中!!

「はちまん〈上〉 (角川文庫)」です!!
はちまん〈上〉 (角川文庫)





「はちまん〈下〉 (角川文庫)」です!!
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この記事へのコメント
金久保と川路の経歴を見る場面で
生年月日が1941年&1942年ってなってませんでしたか?
(見間違いでなければ)
1945年の終戦時、入隊してるなら若くても15才ぐらいですよね?
計算合わないなーと思いまして(^_^;)
Posted by ジュン at 2013年01月12日 02:38
原作は肥田なんですね。
Posted by 前田 at 2013年01月12日 13:48
 御無沙汰しています。遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年も、宜しくお願いします。今年も、良質な2ドラとの出会いを楽しみにしていきたいものです。いつものように感想を。

(感想)
 1、私もなんですが、お約束の浅見兄と光彦の関係が分かるシーンが、早めに出てきたことに驚きました。開始早々の段階で、このシーンを消化しなければならない事情があるのかな?と思ってみてましたが、そうでもないので、なぞは謎です。しかし、無駄に時間を使われるよりは、良かった気がします。

 2、光彦と美由紀、けっこう息があっていましたね。お互い、ハンチョウシリーズで、共演されていましたから、その点もあったのでしょうね。

 3、役者さんの演技、熱がこもっていました。特に、浅見母が光彦に戦時中の話をするシーンでの、抑制が利き、かつ、その事実を次の世代に伝えようしている浅見母の演技は、良かった気がします。いつもの、光彦の探偵ごっこを諌める光景もいいですが、このような光景も見ることができてよかったです!

 4、その反面、気になる点もありました、美由紀が、路面電車撮影中に見た火柱・ホテルで喉を締め付けられるような感覚に襲われた件、あれは一体何だったのか?確かに、事件の予感の伏線としてはいいと思いますが、事件解決後も同じことが起こるのか?それとも、事件解決とともに、無くなったのか?その点は不明のまま、終わってしまいました。原作がどうなってるかは、分からないので何とも言えませんが、あれ?という気持ちになってしまいました。

 5、サッカーくじ法案、生かして欲しかったですね。例えばですが、表面上、サッカーくじ法案の賛成派と反対派の対立が招いた事件に見えるが、実は、上官射殺事件に端を発した対立で、第2の事件は、その事件の構造を偽装するカモフラージュみたいな感じにしても良かったのでは(これは、思い付きですので(笑)。原作がどうなってるか次第ですね)と思ったりもしました。

 新年1発目で、気合が入ってしまいました(笑)。本年もよろしくお願いします!
Posted by J-PETER at 2013年01月12日 21:07
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

Re:ジュンさん

それ気付きませんでした……。
でも、物凄く気になりますね。
こういうとき、録画機能があればと悔やまれてならないなぁ。

確かに、大きな齟齬になりますね。
3、4歳で参戦していたことになるし。
なおさら、気になって来た……。

Re:前田さん

すいません!!
誤解させてしまったかもしれませんが、管理人は『はちまん』原作は未読です。
肥田は音で拾った当て字なので、正確には異なっているかもしれないです。

Re:J-PETERさん

明けましておめでとうございます(^O^)/!!
こちらこそ、今年も宜しくお願いします!!

1.あれは驚きました。思わぬサプライズ。

2.あっ、そうか。
どうも何処かで見たと思っていましたが「ハンチョウ」でだ。納得。

3.あのシーン、年長者として教え導く感じが出ていて良かったですね(^O^)/!!

4.美由紀の予知は謎でしたね。
あれこそ、何者かの力なのか……。
てっきり、ラストにて触れられるかと思いきや、特に何も無かったのであらすじでも省略しました。
どうも、大きな謎が残されたと言うべきか。

5.サッカーくじ法案との二重構造、確かにイイですね。
仰る通り、ミスリードに用いるべきものだったように思います。
原作がどうなっているのか、気になる……。


今年の2時間ドラマ戦線も本格化しつつあります。
特に今週は「月ゴー」に「水ミス」、「金プレ」に「土ワイ」、さらに「香港九龍財宝殺人事件」と豪華でした。

2013年を代表する傑作に出会えるといいなぁ……。
Posted by 俺 at 2013年01月13日 00:30
金久保ら3人は、原作の小説では自殺という結末を迎えています。

内田先生の作品の根底には、「不正に対する怒り」というものが常にあります。
そういった意味でも、ドラマのほうは、「勧善懲悪」という結末に近かった気がします。
同じ中村さんの「砂冥宮」に近いものがあるかなと思います。(内灘闘争が関係あるかと思いきや、実はある開発事業に関わる不正というミスリード)

ところで、中村さんの光彦はこれで32作品ですが、妙な感覚を覚えたのは「美濃路殺人事件」です。

あれは、終戦から「35年」という時代設定だったのです。
1945年が終戦した年ですから、1980年。
トヨタがソアラを造ったのは、1981年のことで、劇中で使われている3代目が登場したのは1991年です。
あのソアラが普通にあることから見ても、時代設定がかなりめちゃくちゃだなと感じたものです。作品自体は悪くないのに惜しいです。

榎木さんが光彦をやっていたときにドラマ化してくれていたら、もっと自然な作風になっていたかもしれません。(少なくとも、96年ごろに)
Posted by Me at 2013年01月13日 22:04
Re:Meさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

なるほど、原作だと金久保は自殺なんですね。
罪が明るみになっての後悔からなのでしょうか?
ドラマに比較すると、意外な結末ですね。

1980年の設定で1991年の車が登場したんですね。
つまり、11年の差があった。

時代設定って結構大事ですよね。
特にドラマ化に際しては、原作ファンにとって大きなポイントになると思います。

その作品に思い入れがあればあるほど、時代にそぐわない小道具や設定が登場すると違和感を覚えてしまうし。
そうなると、ドラマの内容よりもそれが気にかかったり。
管理人も割とそういうことがあったりします。

そんなとき、作品世界に浸る為には細部まで重要なんだなぁと思ったり。
逆にこれに拘っている作品は内容自体の完成度も高いように感じます。

その意味で、ご指摘の通り、作品の制作年度なども大きな影響を与えるのでしょうね。
Posted by 俺 at 2013年01月15日 00:35
浅見光彦といえば、速水もこみちさんの主演によるTBS版「天河伝説殺人事件」が、来月の25日に放送されることになったそうです。

ヒロインの水上秀美役は、沢村一樹さんの「平家伝説殺人事件」のヒロイン・稲田佐和役および、中村俊介さんの「志摩半島殺人事件」の本橋嘉代役・黒川智花さんです。

この作品では、重要人物の一人、高崎義則役を篠田三郎さんが演じられています。

篠田さんは、1986年のテレビ朝日「土曜ワイド劇場」で放送された「小樽殺人事件」の光彦役でした。

TBSでは沢村さん時代に「漂泊の楽人」で、1982年の「後鳥羽伝説殺人事件」の光彦役・国広富之さんとの共演がありましたが、今回、それ以来となる「過去の光彦役経験者」との共演が実現した形となりました。

フジテレビでは、全然珍しいことではないのですが、TBSではつい、「おっ」と思ってしまいます。
Posted by Me at 2013年01月19日 14:02
Re:Meさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

速水さん版の『天河伝説殺人事件』の放送日が2013年2月25日に決まったんですね。
これは楽しみ!!

黒川さん、2013年に入って、フジテレビとTBSで2連続浅見光彦シリーズの出演になるワケですね。
凄い!!

そして、篠田三郎さん、浅見光彦経験者だったとは!!
それを知って視聴すると、不思議な感じがしますね。
また1つ楽しみが増えました(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2013年01月20日 00:33
私もjunさんのように戦争中に上官を撃ったのが3〜4才の幼児じゃん・・・って思いました。製作中に間違いがあったのでしょうね。

浅見光彦シリーズでは戦争中の上官との軋轢が事件の発端になるケースがたくさんありますけど、その当時の人が今社会で活躍されていることが、年代的に無理な設定になってきているのでしょうかね?

昭和が遠くなっていく気がします・・・。
Posted by あおによし at 2013年01月20日 15:05
Re:あおによしさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

年齢設定に誤りがあったんですね。
ああ、なおさら気付けなかったことが悔やまれる……。

確かに時代の流れがドラマに影響を与える場合も多そうですね。
時代設定を現代に拘らず、原作の発表年度や設定に従い、平成や昭和何年に浅見が関わった事件といった感じで原作に忠実にすることで上記の年齢の誤りや違和感は回避出来そうかなと思いますが、やっぱり難しいのかなぁ……。
Posted by 俺 at 2013年01月22日 00:09
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