2013年01月16日

『いつまでもショパン』(中山七里著、宝島社刊)

『いつまでもショパン』(中山七里著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

映画化! 人気シリーズ作品!
「ショパン。その旋律に響く真実」……仲道郁代(ピアニスト)

コンクール会場で発見された指なし死体。
犯人の意図とは…。難聴を抱えたピアニスト・岬 洋介が事件を鮮やかに解決!

橋本愛主演の映画化で話題、「さよならドビュッシー」シリーズ!ポーランドで行なわれるショパン・コンクールの会場で、殺人事件が発生。遺体は、手の指10本が全て切り取られるという奇怪なものだった。コンクールに出場するため会場に居合わせたピアニスト・岬洋介は、取り調べを受けながらも鋭い洞察力で殺害現場を密かに検証していた。さらには世界的テロリスト・通称“ピアニスト”がワルシャワに潜伏しているという情報を得る。そんな折、会場周辺でテロが多発し……。

Preludio プレリュード
Molto dolente モルト ドレンテ 〜きわめて沈鬱に〜
Senza tempo センツァ テンポ 〜厳格に定めず 自由に〜
Con fuoco animoso コンフォーコ アニモーソ 〜熱烈に 勇敢に〜
Appassionato dramatic アッパシオナート ドラマティック 〜熱く 迫力をもって〜
(宝島社公式HPより)


<感想>

第1作『さよならドビュッシー』の映画化も明らかになった「岬洋介シリーズ」の最新作。
第1話(1章部分)が『このミステリーがすごい!大賞作家書き下ろしBOOK』にて掲載されました。
『書き下ろしBOOK』公式のあらすじだと本作は連載と記載されていたのですが、1章を除き書き下ろしにての刊行となりました。
1話(1章部分)については過去にネタバレ書評(レビュー)記事がありますね。

『いつまでもショパン』第1回(中山七里著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞作家書き下ろしBOOK』連載)ネタバレ書評(レビュー)

【映画】『さよならドビュッシー』映画化決まる!!2013年春、公開予定!!さらに、シリーズ最新作『いつまでもショパン』も『書き下ろしBOOK』にて連載開始!!

「岬洋介シリーズ」は「難聴を抱える天才ピアニスト岬洋介が関わった事件を描く」シリーズ作品。
あくまで関わった事件なので、中心視点人物は各作品ごとに別の人物となっており、岬は事態解決やアドバイスなどを行う探偵役の立場となっています。
いつか岬自身が視点人物となる日がやって来るのでしょうか。

シリーズには、長編『さよならドビュッシー』『おやすみラフマニノフ』、短編集『さよならドビュッシー前奏曲(文庫化に際し『要介護探偵の事件簿』を改題)』、『おやすみラフマニノフ』の城戸晶が活躍する短編『間奏曲(インテルメッツォ)』があります。
過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。
興味のある方はネタバレあらすじ後の関連過去記事へどうぞ!!

その最新作『いつまでもショパン』ですが、これまでと違い国際規模のかなりスケールの大きな物語となっています。

視点人物はショパンコンクール優勝を目指すヤン。
彼は父・ヴィトルドの冷酷な教え(コンクールで優勝する為には手段を選ばない)に反発し、苦悩していた。
そんな中、ショパンコンクールが開催。
その会場で刑事が死体で発見される。
その指は10本ともに切り落とされていて―――といったストーリー。

犯人として正体不明のテロリスト“ピアニスト”が存在しており、この暗躍と、コンクールの行方が並行して描かれます。
さらにコンクールの参加者にはあの岬の姿も。
これで面白く無い筈がない!!

ちなみに本作の時系列は『おやすみラフマニノフ』の後。
かの「柘植彰良」も名前だけではありますが登場しています。

さらに、岬の教え子として、『おやすみラフマニノフ』からは城戸晶、下諏訪美鈴。
『さよならドビュッシー』からは、コンクールにて美鈴を破った「ドビュッシーに関連する少女」も登場。

後者については、『さよならドビュッシー』のネタバレにも繋がる為に名前が出ていませんが、ラストにて別れを告げた彼女です。
戻って来たらしく、どうやら音楽の世界に進むようです。
シリーズ通して読んでいる身としてはグッと胸に来ました。

ちなみに、下諏訪美鈴はこれで長編シリーズ皆勤。
まさにレギュラーキャラですね、いい味出してます。

でもって、1話のネタバレ書評(レビュー)で容疑者っぽいとした人物が本当に容疑者だったのはビックリ。
やっぱり、事件発生直後にヤンと擦れ違ったあの描写には意味があったんだなぁ……。

ただ、刑事の指を切断した動機は気付きませんでした。
以前に「あの作品」を読んでいたから、同様の理由に気付いても良かったのになぁ……無念。
ちなみに、「あの作品」が何を指すのかは此処では秘密です。
どうしても気にかかる方、あるいはお心当たりのある方は、本作のネタバレあらすじ後に書名と共通点をメモっておくので確認して「やっぱり!!」と頷いて頂くのもアリです。
でも、メモられているのは別の作品かもしれなかったり……この点は注意。

ネタバレあらすじについては、管理人によりかなり改変されています。
本作を楽しんで頂くには直接お読み頂くことをオススメします!!

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
岬洋介:シリーズ探偵。柘植彰良の推薦でショパンコンクールに参加。
ヤン・ステファンス:ステファンス家期待の星。ショパンコンクールに参加。
ヴィトルド:ヤンの父。音楽院教授。
カミンスキ:ヤンの師。ショパンコンクールの責任者。
ガガリロフ:ヤンの同輩。
榊場:コンクールのファイナリストの1人。盲目のピアニストで18歳。
マリー:岬とヤンが知り合った少女。父をテロで失っている。
ルドルフ:カミンスキの息子、故人。
ヴァインベルグ警部:“ピアニスト”を追う刑事。
ピオトル刑事:“ピアニスト”を追っていた刑事、不意討ちに遭い殺害されてしまう。

城戸晶:『おやすみラフマニノフ』に登場する人物。岬の元生徒。
下諏訪美鈴:『さよならドビュッシー』『おやすみラフマニノフ』に登場する人物。岬の元生徒。
ドビュッシーを愛する少女:『さよならドビュッシー』に登場する人物。岬の元生徒。
柘植彰良:『おやすみラフマニノフ』に登場した世界レベルの音楽家。故人。

レフ・カチンスキ:ポーランド大統領、謎のテロにより暗殺される。
マリア:カチンスキの妻。カチンスキに同道していた。テロにより死亡。
アレクサンデル:国家安全保障局局長。カチンスキの腹心。テロにより死亡。
ガーゴル:軍参謀総長。カチンスキの腹心。テロにより死亡。


ポーランド大統領であるレフ・カチンスキは専用機上の人となっていた。
その傍には妻のマリアの姿もある。
マリアはショパンを敬愛しており、彼女が聞くショパンの音楽にカチンスキも激務の傷心を癒されていた。

と、爆発音と共に専用機が大きく揺れた。
急を伝えるべく駆け込んで来たのは、軍参謀総長のガーゴルだ。
専用機にはガーゴル以外にも、国家安全保障局局長のアレクサンデルなど閣僚たちも同乗している。

3基あるエンジンの1つが火を噴いたらしい。
あくまで事故と語るガーゴルだが、カチンスキは彼の嘘を見抜いていた。
そっと室外に出ると改めて確認する。

「爆弾が仕掛けられたようです」
何者かによるテロである。
常に冷静なガーゴルの顔に冷や汗が流れていた。
事態はそれだけ深刻なのだ。

覚悟を決めつつ、室内に戻ったカチンスキ。
マリアを巻き込むのは忍びない……そんなカチンスキの気持ちは敏感にマリアに伝わってしまったようだ。
「あなたに先に逝かれることをずっと怖れていたわ」
そうカチンスキに告げるマリア。

カチンスキはふと思う。
爆破されたエンジン付近には搭乗者の荷物が積まれていた筈だ。
全ての荷物は事前にチェックを免れえない。
だが、2つだけチェックを免れた荷物がある。
カチンスキとマリアの荷物だ。

それから数時間後、専用機は強行着陸を試み失敗、四散した。
カチンスキら96名は全員落命した。

一方、ヤン・ステファンスは期待の新星であった。
父・ヴィトルドに代表されるステファンス家の悲願、それがショパンコンクール優勝。
3代に渡り達成出来なかったこの悲願がヤンの指にかかっていた。
父への反発心を抱えつつ、ヤンは満を持してコンクールに挑む!!

そんなヤンの前にライバルとなるコンクールの参加者・岬洋介が現れた。
敵愾心など露ほども見せず、飄々とした岬。
彼の語るショパン論に、自国民が抱くそれと同じ物を見出したヤンは岬を強敵と認める。

コンクールへ改めて身構えるヤン。
彼は負けることを許されないのだ。
ヤンの師であり、コンクールの責任者であるカミンスキは油断しないよう警告。
特にピアニストにとって手は重要で、人ごみの中にあっても傷を負うことは避けねばならないと語る。
つい先ほど、カミンスキは不覚にも手に怪我を負ってしまったらしい……その経験からのアドバイスである。
ヤンは同輩であるガガリロフとも健闘を誓い合う。

直後に、騒動が持ち上がる。
控室で死体が発見されたらしい。
しかも、死体は10本の指すべてを第2関節から切断されていた。
コンクールに不穏な空気が漂うが……。

その頃、犯人である“ピアニスト”は殺害について振り返っていた。
刑事に気付かれるとは思ってもみなかった。
だが、その刑事も彼がこれだけ早く対応するとは考えもしなかったであろう。
刑事が疑念を抱いたと察した彼は、咄嗟に刑事に抱き着くと、至近距離からこれを射殺したのであった。

10本の指を落とされ殺されたのが、“ピアニスト”を追っていたピオトル刑事と判明した。
どうやら、“ピアニスト”の正体に気付き殺害されたらしい。
部下であるピオトル刑事を殺されたヴァインベルグ警部が歯噛みする中、岬は関係者に握手を求めるなどして友好を深める。

姿の見えないテロリスト“ピアニスト”の恐怖に怯えつつ、ショパンコンクールは続く。
責任者であるカミンスキは「脅威に屈してはならない」と宣言する。

コンクールが続けられ、岬とヤンは互いにファイナリストへと駒を進める。
ヤンは次第に岬のピアノに感動し憧憬の念を抱く。
一方で、岬が音楽家にとって致命的とも言える突発性難聴に苦しんでいることも知ることに。

ピオトル刑事の仇を取るべく“ピアニスト”を追っていたヴァインベルグ警部もマヒ毒により“ピアニスト”に殺害されてしまう。
さらに、岬、ヤンと親しくなった少女マリーが“ピアニスト”の爆破テロに巻き込まれ爆殺される。
何も出来なかったことに肩を落とすヤン。
一方、岬は何事か決意を秘めていた。

遂にファイナル本選。
盲目の天才と評される期待の新鋭・18歳の榊場など選び抜かれたファイナリストたちが課題曲を披露する中、これまで型に拘って来たヤンが自身の気持ちをそのまま曲に乗せた演奏を見せ、大きく評価される。

岬の番となった。
遠く離れた日本では、城戸晶、下諏訪美鈴たち岬の教え子がこれを見守る。
その中には、あの「ドビュッシーを愛する少女」の姿もあった。

演奏が始まった。
岬のピアノは聞く者の心を自由自在に躍らせるもの。
音楽に造詣が深いものであればあるほど、その真価に気付くものであった。

だが、途中から驚くほどの不協和音を見せる。
岬を突発性難聴が襲ったのだ。

課題曲を弾ききることが出来ず、岬は腕を下ろしてしまう。
諦めたのか―――誰もがそう思ったとき、岬は課題曲ではなくノクターンを弾き始めた。
それはマリーへの鎮魂曲、聴く者を曲の世界に引き込むものであった。

その頃、紛争地域ではある人質事件が発生した。
このまま突入すれば、人質はただではすまない。
さらには、戦争状態になりかねない。
だが、突入しないこともまた選択できない状態であった。

悩む指揮官の耳に、ネットを通じて放送された岬の曲が……。
この曲に心を鷲掴みにされた指揮官は、敵味方関係なく岬の曲を大音量で響かせる。

すると、奇跡が起こった。

人質が脱出していったのだ。
しかも、その人質を誰も止めようとしない。
敵も味方も戦うことを忘れたかのように、立ち尽くしていた―――。

岬のノクターンは課題曲ではない。
当然、岬は優勝どころか受賞の機会すら逃した。
代わりに優勝したのはヤンである。
ヤンは自分にその価値があったのかどうか悩む。

後日、授賞式が行われた。
新たな大統領も参加する中で、賞に関連しなかったにも関わらず岬も何故か参加する。

そして、ヤンが受賞し盛り上がりが最高潮を迎えたそのとき。
岬がいきなりカミンスキに飛び掛かった。
周囲が騒然とする中、岬に取り押さえられたカミンスキの手には拳銃が握られていた。
銃口は大統領へと向いている。

“ピアニスト”の正体はカミンスキであった。
岬はずっとカミンスキを疑っていたのである。

“ピアニスト”に殺害されたピオトル刑事は10指を切断されていた。
犯人は何故、指を落とす必要があったのか?
何故ならば、ピオトル刑事は至近距離から“ピアニスト”に撃たれた際に抵抗し引っ掻き傷を負わせていたのだ。
そのとき、“ピアニスト”のDNAを爪に残した。
これを処分する為に“ピアニスト”はピオトル刑事の指をすべて落としたのだ。

つまり、犯人は怪我をしている人物である。

岬は握手をする振りをして、相手を観察しカミンスキに傷を見出した。
だが、具体的な証拠が無い。
そこで、犯行に及ぶのを待っていたのである。

逮捕されたカミンスキは「息子・ルドルフの仇」と叫ぶ。
カミンスキの息子・ルドルフは軍に所属しており、戦地で虐殺を行う仲間を止めようとし殺害されていた。
だが、カミンスキは自身の地位を捨てることが出来ず、この事実を告発しなかった。
以来、カミンスキは国自体を恨み“ピアニスト”となったのだ。

カチンスキ、マリア夫妻を死に追いやったのもカミンスキであった。
カミンスキはマリアと交流が深く、それを利用しマリアの荷物に爆弾を仕掛けたのだ。

こうしてカミンスキは逮捕され、事件は解決した。

ヤンは父・ヴィトルドがカミンスキの正体を知りながらヤンの優勝の為に放置していたことを知り憤激する。
自身の優勝に何者かの故意を感じると共に、その優勝自体が過ちではないかと悩むヤン。
遂に、父と決別し独立して生きて行くことを誓い実行に移す。

そして、空港。
其処には旅立ちを迎えたヤンと、帰国の途に就く岬の姿があった。
ヤンの優勝が正当な物であることを力強く主張する岬に、励まされるヤン。
だが、一方で当の岬こそが優勝者に相応しいとの複雑な想いも抱いていた。
しかし、岬は「実力があるから優勝したのではなく、優勝したことそれ自体がヤンの実力を示した」と断言する。

去って行く岬。
離れ難く思うヤンの耳に、ある報道が飛び込む。
それは岬のノクターンが人質を解放し悲劇を未然に防いだとのものであった。
岬の曲こそコンクールに関係なく世界に確たる影響を与えたと知ったヤンは、その事実を岬に伝えるべく彼を捜す。
だが、岬は既に何処かへと消えているのであった。
まさに、一陣の風の如く―――エンド。


では、ここから感想で記載した本作と共通点のある作品名を。
当然、そちらのネタバレにも繋がりますので、注意!!


共通点のある作品は、綾辻行人先生「館シリーズ」第9作『奇面館の殺人』。
あちらも被害者の指がジューサーで粉々にされるのですが、その理由が本作と同じ。
被害者に抵抗され、その際に爪で引っ掻かれたことが原因でした。
被害者の抵抗により犯人が傷を負っていること自体を隠す目的についても同様ですね。

ただ、『奇面館の殺人』は特殊状況下における負傷だったのがポイント。
そんな『奇面館の殺人』は、本作と同じくこれを知っていたとしても、十分に楽しめる内容の作品。
かなり面白いので、是非、ご一読を!!

◆「中山七里先生」関連過去記事
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