2013年02月17日

「実は私は」第2話&第3話「弁当を食べよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第2話&第3話「弁当を食べよう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第2話&第3話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「オレンジ」。
岡:朝陽の友人の1人。

<ネタバレあらすじ>

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒崎朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
そんな朝陽の前に、幼馴染にして朝陽の天敵・朱美みかんが迫る。

「実は私は」第1話「告白します!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

・2話

朝陽の天敵・みかん。
彼女への対応に頭を悩ませる朝陽だが、その予想は当たっていた。

葉子の秘密を知ったその翌日。
みかんが葉子と朝陽が2人で居る光景を写真に収め、「ばら撒くぞ」と脅して来たのだ。
もしも、それがばら撒かれてしまえば葉子の生活に影響を与えかねない。
折角、近付けた自分との関係も見直されかねない。

慌てた朝陽はみかんから写真を取り戻そうと追いかける。
しかし、みかんは「嫌がられれば嫌がられるほど燃える」外道なキャラであった。
必死に追って来る朝陽を見ると、大喜びで逃げ回る。

この様子を眺めていた朝陽の友人・岡。
岡は朝陽にあるアドバイスを行う。

まさか、そんな手が通用するワケ……岡のアドバイス、その効果のほどを疑う朝陽だったが、とりあえず実行に移すことに。

「ああ、いいよ。ばら撒いてくれて」
本心とは裏腹に開き直る朝陽。

途端にみかんが止まる。
何やら考え込み出すと、遂には頭を抱え泣きながら逃げ出してしまう。

みかんは「相手が嫌がることをするのが好きな外道」。
つまり、「相手に認められてしまうと出来なくなる」のだった―――3話に続く。

・3話「弁当を食べよう!」

みかんとの対決を乗り越えた朝陽。
ほっと一息つくが、みかんとの次なる戦いの日は近付きつつあった。

その日の放課後、教室にて憧れの白神葉子と2人きりになる朝陽。
とはいえ、色っぽい話ではない。

実は葉子はこれから弁当を食べるのだ。
牙を隠し続けている葉子、人前では弁当が食べられないのだ。
これまでも、そうやって凌いできていたのである。

「やっと、食べれる〜〜〜」
弾む声で弁当に手をつけようとする葉子、朝陽はある疑問が。

「吸血鬼って血を吸わないの?」
途端に葉子の顔が真っ赤になる。
なんでも、吸血鬼にとって血を吸うという行為は「結婚」と同じで「吸う側と吸われる側との間に信頼関係が構築されていないとダメ」らしい。

その間も「グー、グー」とお腹を鳴らし続ける葉子。
相当、お腹が減っているようだ。
そんな葉子の様子にとりあえず先に食べて貰おうと考えた朝陽だったが……。

其処へ何をどうやって気付いたのか、みかんが乱入して来る。
「教室内で男女が2人きり、何かある筈」と疑っているようだ。

このままでは葉子が弁当を食べられない。
朝陽は前回で得た教訓をもとに、みかん撃退を試みる。

嫌がらない朝陽の姿に心がぐらつくみかんだったが、目敏くある変化に気付く。
何時の間にか葉子の口元にご飯粒が。
なんと、空腹に耐えきれなくなった葉子がみかんの注意が逸れた隙に弁当を口にしたのだ。

これに興味を持ったみかんは教室に居座ることに。
内心の困惑を押し隠しつつ、みかんとのやり取りを続ける朝陽。
隙を突いては、弁当に果敢に挑む葉子。

少しずつ、弁当の内容物が減って行く。
だが、葉子の腹の音は一向に止まない。

「よし、いけたか」
「グー(お腹の音)」
「まだか……」
この繰り返しである。

そのうちに、みかんも不審を募らせて行く。
遂には葉子の弁当の中身に着目して「分かった!!」と大喜び。

もしや、バレた?
慌てる朝陽をよそに、みかんは葉子の弁当に手を伸ばす。
その手に握られたのは海老。

「白神さん、海老が好きなんでしょ」
そう言うや否や海老を口に放り込む。
その間、葉子は無言である。

嫌がらせを満喫したみかんはそのまま逃げ去ってしまう。
良かったと胸を撫で下ろす朝陽。

その視界の隅、葉子は何故か小刻みに震えていて……。
まさか……。

「あ〜〜〜わたしの海老が〜〜〜」
涙ながらに立ち上がる葉子、放っておけばそのままみかんを追いかねない勢いだ。
葉子は海老が大好物だったのだ。

(ええ〜〜〜っ)
思わぬ展開に内心で叫び声をあげる朝陽―――4話に続く。

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
本作、かなり面白い!!

実は管理人は1話以降については、流石にミステリと関連してないし……と批評(レビュー)を控え読むだけに留めていたのですが、もう我慢できない。
それくらい3話の出来がイイ!!

ラブコメが苦手な管理人ですが、3話を読んだらどうしても批評したくなって止まらない。
結果、こうしてキーボードを叩いている次第。
それだけの高いクオリティだった!!

あらすじで3話を表現していますが、あの良さは本作それ自体を読まないと分からない。
葉子とみかんの掛け合いに始まり、本来「アナザル」である筈の朝陽の冷静さとか、読んでてついつい笑ってしまう。
確かに3話については、主人公・朝陽の特性が活かされていない気もしますが、その分、みかんが大暴れ。
そして、クールを装っていた葉子の素がまた面白い。
特に「いけたか」「グー」「まだか」のサイクルはベスト!!

興味を持った方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
それくらいの出来でした!!

最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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