<あらすじ>
東京都内の公園で、スーパーを経営している草野重二(滝澤晴幸)の遺体が発見された。現場の状況から犯行は偶発的なものと見られたが、草野は現場に「8」というダイイングメッセージを書き遺していた…。
その頃、相当な麺通ゆえに“麺食い記者”と呼ばれている大和新聞の記者・宮沢賢一郎(島政宏)が、弘前支社に臨時赴任してきた。折しも弘前では、常盤パネルの弘前工場で殺人事件が発生。さっそく、宮沢は現場に急行する。殺害されたのは常盤パネルの人事課長・浜田(佐藤誓)。先に現場で取材していた大和新聞の女性記者・青山(高部あい)は、浜田が鋭利な物で刺されて死亡したという情報しか得られず苦戦するが、宮沢は早速麺食い仲間の救急隊員から、血だまりの中に「喫茶ともえ」という店のマッチが落ちていたとの情報を得る。
その頃、宮沢と旧知の仲である警視庁捜査二課の管理官・田名部(渡辺いっけい)も弘前へとやって来ていた。捜査二課は遠山聡志(礼保)の協力で、ある企業の不正を暴くことに成功しており、裁判でも証言をしてもらうよう聡志に頼みにやって来たのだ。そこで田名部は聡志の職場で殺人事件があったと聞かされる。その後、浜田の趣味がスコップ三味線だったことを青山から聞いた宮沢は、手がかりを求めスコップ三味線快館へ。すると、東京で殺害された草野と浜田が、津軽三味線協会で繋がっていたことが判明する!さらに「喫茶ともえ」が東京にあることを掴んだ宮沢は、「喫茶ともえ」が入っているビルの名前「エイトビル」が、草野が遺したダイイングメッセージ「8」と一致することに気づく。
その頃、合同捜査本部では事件当夜に夜間勤務をしていた男性従業員を割り出し、その中の一人であった聡志へも事情を聞くこととなった。すると、聡志は刑事たちの姿を見るなり逃走。そのため、聡志は身柄を取り押さえられ、事情聴取を受けることになる。
しかし、なぜか聡志は犯行について肯定も否認もせず完黙を貫いていた。捜査本部は、現場に落ちていた「喫茶ともえ」のマッチの指紋が聡志のものと一致したことから、犯行は聡志によるものとみて、下足痕の鑑定を急ぐ。しかし、聡志に捜査協力を仰いでいた管理官・田名部は、聡志がなぜ完黙を貫いているのかが気になり、宮沢と共に三味線名人と言われた聡志の祖父・遠山流海のことを調べるために、奥津軽へと向かう。すると、殺害された浜田も、遠山流海や聡志の父・流仁のことを調べていたことが判明し…。
(公式HPより)
では、続きから(一部、重複アリ)……
草野重二と浜田信幸が殺害された。
遠山聡志に容疑がかかり、聡志は拘束されてしまう。
1人になった聡志は「1月30日」と呟くが……。
聡志の犯行に疑いを抱いた賢一郎は独自の調査を開始。
結果、聡志の父・遠山流仁が20年前の1月30日に職場のガス爆発事故で死亡していた事実を突き止める。
さらに前後して、遠山の友人・持田が失踪していることも判明。
持田の行方を追う賢一郎。
同時に、殺された浜田が遠山忍にセクハラを行っていたことも分かる。
20年前の事件に対し、ある仮説を立てた賢一郎は遂に事件の真相に辿り着く。
自殺しようとする持田を止める賢一郎。
持田とされた男の正体こそ、死亡したとされていた遠山流仁であった。
20年前、息子・聡志の手術費用が必要だった流仁。
困り果てていたところ、病気により余命幾許もなかった持田がこれを見かねて流仁としてガス爆発を引き起こし自殺してしまう。
流仁にかけられていた保険金の為だ。
これにより、聡志を救うことが出来た流仁だったが以後、持田として生きて行くことに。
豊子や忍たちはこの事情を知りながら黙認していた。
20年経過すれば、受け取った保険金は返還する必要がなくなる。
流仁たちは20年後の1月30日を心待ちにしていた。
ところが、草野が持田と流仁の入替りに気付いてしまう。
詰め寄る草野と揉み合ううちに、流仁は草野を殺害してしまう。
しかも、事はこれで終わらなかった。
忍に邪な気持ちを抱いていた浜田は、忍が誇っていた流仁を貶し精神的に支配しようとした。
ところが、浜田に反発した忍は思わず「流仁が生きている」ことを口走ってしまう。
弱味を握られたことで切羽詰まった忍は流仁に相談。
流仁は浜田に交渉するが、それに応じる浜田ではない。
結果、流仁は浜田を殺害することに。
これが真相であった。
流仁は責任を取るべく自殺しようとしていたのだ。
流仁を説得する賢一郎の活躍により、流仁は逮捕されることに。
こうして事件は解決したのであった―――エンド。
<感想>
「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎」シリーズ第2弾。
前作は2012年4月11日に放送されているので、ほぼ10ヶ月ぶりの新作となりました。
・水曜ミステリー9「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎!新潟佐渡〜山形酒田殺人航路 故郷捨てた男!母娘の30年と想い出の味が暴く白昼放火と殺人トリック(麺好き記者が挑む!連続不審火&殺人事件 天津麺が暴く真犯人)」(4月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)
原作は、相場英雄先生『完黙―みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥津軽編』(小学館刊)。
<あらすじ>
東京・新宿中央公園で地場スーパーの会長・草野重二が他殺死体となって発見された。手がかりは、現場に残された「8」と思われるサインのみ。
一方、大和新聞東北総局遊軍記者の宮沢賢一郎は、青森への出向を命じられる。直後、五所川原市内のパネル工場で殺人事件が発生。宮沢は東京の草野重二殺害事件と五所川原の事件が、「津軽のスローハンド」と呼ばれた津軽三味線伝説の名手・佐藤流海により繋がっていることに気づく。
警察の捜査力を上回るほどの取材力を持つ新聞記者の活躍を描く「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎」シリーズ第3弾。
(小学館公式HPより)
ドラマ版はかなり原作に忠実な模様。
では、ドラマ感想を。
「相棒」中心に視聴していたのですが、1点だけ気にかかる点が。
忍、父親に浜田を殺害させるよう仕組んだよね!!
それまでは弱味らしい弱味も握られていなかったのだから、その時点でセクハラを告発していれば殺すことにはならなかったような……。
わざわざ致命的な弱味を相手に握らせ、一番困る人間にこれを殺させるとは……高度な策略だよ。
自らは一切、手を汚していない。
忍、恐るべし。
なんだか、これだけが気にかかった。
◆関連過去記事
・秋田魁新報にて「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 誤認」(相場英雄著、双葉社刊)が取り上げられました。
・水曜ミステリー9「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎!新潟佐渡〜山形酒田殺人航路 故郷捨てた男!母娘の30年と想い出の味が暴く白昼放火と殺人トリック(麺好き記者が挑む!連続不審火&殺人事件 天津麺が暴く真犯人)」(4月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)
<キャスト>
宮沢賢一郎:嶋政宏
田名部昭治:渡辺いっけい
遠山忍:遠藤久美子
青山宇美:高部あい
遠山聡志:礼保
城山純平:池田努
飛田敏晴:中本賢
木之下孝則:河野洋一郎
真藤守:前田倫良
浜田信幸:佐藤誓
斉藤たま子:小柳友貴美
持田知佳子:宮田早苗
春田卓哉:橋爪淳
遠山豊子:山口美也子
遠山流仁:笹野高史 ほか
(公式HPより転載、順不同、敬称略)
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こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
お尋ねの件について調べてみましたが、本作(「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎2」)がBSジャパンで放送されるかどうかは残念ながら現時点では分かりませんでした。
ただ、ここからは管理人の予測となりますが。
・BSジャパンでは、前作である「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎1」が2013年2月1日に放送されたこと。
・BSジャパンの放送順は、基本で「水曜ミステリー9」の放送順に近いこと。
この2点から「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎2」もまた「水曜ミステリー9」での前作からの放送スパンと近い間隔で放送されると思われます。
「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎2」は「水曜ミステリー9」では前作から約11ヶ月(1が2012年4月11日、2が2013年2月27日)での放送となっているので、同様の期間が必要となるものと推測されます。
ですので、もしも放送されるとすれば、2014年1月頃(または、その前後)の放送可能性が高いかと思われます。
但し、これはあくまで管理人による予測ですので「放送されるかどうか」や「詳しい時期」をお知りになりたいとのことでしたら、やはりBSジャパン様に直接ご確認頂いた方が良いかと思います。