<あらすじ>
マンションの一室でルポライター・本間直之(辻輝猛)の刺殺体が発見された。現場からは本間の仕事道具のパソコンやカメラが消え、代わりにマンションの裏口まで点々と続く血痕が残されていた。南原(中村雅俊)や春佳(星野真里)ら鑑識課と捜査一課は、犯人が犯行時に負傷したと推測し捜査を始める。
やがて、本間がタレント弁護士・唐沢洋二郎(竜雷太)のゴシップ記事を書いてトラブルになっていたことがわかり、吉田刑事(モロ師岡)たちは洋二郎のもとへ向かう。「唐沢弁護士は40年前に女を捨てた」という本間が書いた記事の真偽を問うと、洋二郎の娘で秘書の典子(小沢真珠)は憤慨。しかし、その典子には事件当時の明確なアリバイがなく、薬指には包帯が巻かれていた。怪しいと睨んだ捜査一課は、典子のDNAデータ採取に着手。春佳の活躍で典子の血液が付着した絆創膏を手に入れる。
後日、別の場所の監視カメラ映像から典子のアリバイが証明される。もはやDNAの検査結果を待つまでもないと思われたが、なんと典子のDNAは遺留血液のものと一致する。確かなアリバイとDNAの一致。相反する二つの根拠に挟まれた南原たちは、事件解決の糸口を見つけることができるのか…?
(月曜ゴールデン公式HPより)
では、続きから……(一部、重複あり)。
著名弁護士・唐沢のゴシップ記事を追っていた記者・本間が殺害された。
現場には何者かの滴下血痕が残されており、犯人もまた負傷していると思われた。
本間が追っていた唐沢のゴシップ記事の内容が「40年前に唐沢が女性を捨てた件」と判明。
容疑は当然、唐沢へと向かうが……唐沢には山口珠世と共に居たとのアリバイがあった。
次いで、唐沢の娘である典子に容疑が向かう。
父の名誉の為に本間を殺害したと思われたのだ。
しかも、典子のDNAが本間殺害時の犯人の血痕と一致する。
典子がホンボシ―――と思われたのだが、典子に完璧なアリバイが浮上。
本間殺害時刻と同時刻、別の場所にある監視カメラにその姿が映されていたのだ。
到底、殺害を実行出来る筈がない。
矢先、典子が謎の転落事故により意識不明の重体に陥る。
果たして、何が起こっているのか!?
典子のDNAの謎に挑むべく捜査に乗り出した南原。
珠世の母・裕子が、最近になって謎の入水自殺を遂げたことを知る。
しかも、この自殺には本間が関わっていた。
なんと、本間が取材していた対象こそ裕子だったのだ。
さらに、本間の所持するノートPCから「裕子こそが唐沢の元恋人であり、珠世が唐沢の隠し子ではないか」と本間が疑っていたことが判明。
どうやら、裕子は執拗に取材を続ける本間から唐沢を守るべく自殺してしまったようだ。
つまり記事は事実だったのだ。
裕子は唐沢が本妻と結婚する前に交際していた相手であり、珠世と典子は姉妹だったに違いない。
だが、唐沢はそれを認めようとしない。
典子の意識が回復。
だが、典子は父同様に沈黙を貫く。
典子転落当日に、珠世が自転車と接触事故を起こしていたことも明らかに。
自転車のスポークから採取された血液を調べたところ、何故か典子とDNA型が一致してしまう。
典子と珠世の過去を調べた南原は、珠世に白血病を患った過去がありドナーが典子であったことを知る。
実の姉妹だけではなく、レシピエントとドナーの関係でもあった珠世と典子。
この関係を珠世も典子も互いに知らないようだ。
だが、姉妹間でこの骨髄液の提供が行われた為に、珠世はドナーの典子と同じDNAを持つに至ったのである。
本間殺害について、典子に鉄壁のアリバイがあったのも当然である。
典子は犯人では無かった。
犯人は典子と同じDNAを持つ珠世だったのだ。
こうして、珠世が逮捕された。
珠世は本間殺害を認める。
裕子を追い詰めたことがどうしても許せなかったらしい。
その後、唐沢に親娘であることを認めて貰おうとするが唐沢はこれを拒否。
典子自身は珠世の主張を言いがかりと非難した。
その中で、揉み合いとなり典子の転落事故に繋がったのだ。
「ただ、本当に親子なのかどうかだけが知りたかった」と洩らす珠世。
鑑定を受けたらと勧める刑事に「DNAが親子だとしても本当の親子と言えるのでしょうか?」と嘆く。
罪を認めた珠世。
だが、直後に倒れてしまう。
白血病を再発したのだ。
絶望し治療を拒む珠世だが……。
入院中の珠世のもとに、唐沢が訪れる。
実は、唐沢は本間殺害が珠世による犯行であると知っていたのだ。
知っていたからこそ、自身のアリバイに珠世を巻き込み守ろうとしたのである。
此処に唐沢は珠世を娘だと認めるのであった。
唐沢と親娘の名乗りを上げた珠世は手術を希望する。
後日、珠世の手術が行われることとなった―――エンド。
<感想>
「警視庁鑑識課〜南原幹司の鑑定〜」シリーズ3作目。
実は2013年3月18日に放送予定でしたが、一旦延期されていました。
ちなみに、前作は2011年11月28日に放送されているので、実に1年9ヶ月ぶりの新作となりますね。
前作に興味をお持ちの方は、感想の後の過去記事をどうぞ!!
では、ドラマの感想を。
親娘の愛情を描いた作品でしたね。
最後に親娘の名乗りを上げられたのは良かったですね。
ただ、あんまり面白くは無かったなぁ……。
特に「此処が!!」という点も無かったんだけどなぁ。
ある意味、根が深いのかも。
いや、シリーズを重ねるごとに味が出る作品なのかもしれないな。
ちなみに、「本間だけに、その記事の内容はホンマか?」と視聴中に管理人がギャグを飛ばしたことは秘密です。
◆関連過去記事
・月曜ゴールデン「警視庁鑑識課〜南原幹司の鑑定2〜美しき女性杜氏の秘められた過去と連続殺人!残された米と花粉は父から娘へ悲しみのメッセージ」(11月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・月曜ゴールデン「警視庁鑑識課〜南原幹司の鑑定〜 美人料理研究家が殺された!遺体の衣服に微量の土砂 科学捜査が暴く愛と憎しみの復讐劇・心に闇を抱え女刑事が挑む」(3月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)
<キャスト>
南原幹司:中村雅俊
○
小山内春佳:星野真里
○
吉田 保:モロ師岡
○
徳山道則:佐々木勝彦
中島虎吉:ダンカン
岡島秀樹:ドロンズ石本
蛭子新太郎:川野直輝
金子雅樹:高野ひろゆき
本間直之:辻 輝猛
○
山口珠世:洞口依子
○
唐沢典子:小沢真珠
○
山名幸子:高樹 澪
○
貴志川淳平:布川敏和
○
唐沢洋二郎:竜 雷太 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)
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ぶしつけで恐縮なのですが、今回見逃してしまいまして、出演されている高樹澪さんはどういった役柄だったのでしょうか。公式サイトのあらすじにも載っていなかったもので…。
このドラマの概要を見た時に「多分双子か移植なんだろうな」と思ってました
ネタバレになるので深く言えないのですが「屍活師」でこの話が出てきて読んだ後だったのでそう思ったんだと
なので屍活師のドラマはこの話ではないと思いたいです。
来月放送されるので今から楽しみですね
主演が松下奈緒さんで共演に関ジャニ∞の横山くんと松重豊さんだそうです
では失礼します
管理人の“俺”です(^O^)/!!
Re:宇崎さん
こちらこそ初めまして!!
お尋ねの件ですが、管理人も視聴中に何度か席を外していたので確信は無いのですが、たぶん「高樹澪さんが演じられていたのはDNA鑑定の担当医師役だった」と思います。
珠世と典子のDNAが同一であることなどを南原に報告するシーンで登場されていました。
Re:花さん
DNA情報が関わる物語となると展開が限られて来るのかもしれないですね。
確かにテーマ被りは避けて貰った方が視聴者としては嬉しいですね。
2013年9月27日の放送予定日まで残り1ヶ月少し、いよいよドラマ版「屍活師 女王の法医学」が迫って来ました。
キャストも豪華だし、期待は充分!!
さらに、原作『屍活師』は7巻も発売とのことで、こちらも注目!!
この勢いで連続ドラマ化かシリーズ化することにも期待したいですね!!
さきほど観ました。
面白かったです。 最新の検査方法やその名称の説明があって、なるほど〜と頷きながら面白く見終わりました。 ゲストもなかなか… 水ミスが今なんか面白い!!! 22時04分頃 ゲストがこちらも豪華だな!! 話が飛んですいません(^_^;)
そう言えば、エンディングって中村雅俊が歌ってませんでした?? 声が似てたような?
話がまた飛んで、本題なんですが、管理人さんって、本をたくさん読んでいるみたいですが、ネットで購入して読んでいるのか?、新書を買って読んでいるのか?
どちらなんでしょう??
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
月曜ゴールデンの南原幹司はリアル路線ですよね。
でもって、水曜ミステリー9の近松。
確かに面白かったですね。
テーマも良かった。
良い2時間サスペンスを視たと興奮気味です。
南原幹司のエンディングは中村さんご自身が歌ってたと思います。
エンディングの雰囲気とマッチしてて良かった印象があるので。
そう言えば「火曜サスペンス劇場」でも中村さんが主題歌を歌われていたことがありましたよね。
でもって本題。
管理人は特に意識していないのですが、だいたい次のような感じで本を入手しています。
・良書との出会いを求めて新古書店をぶらつく中で「コレ!!」と思うものがあれば買っちゃいます。
・発売予定を知っていればネット注文も使います。
・懐が寂しければ図書館を利用することもありますね。
・話題の本なら、友達から借りることもあります。自分から貸すことも多いです。
だいたい上記のパターンになるかな。
基本はネットか書店購入が多い印象ですね。