【速報】「第66回日本推理作家協会賞 長編および連作短編集部門候補作」判明！！

「第66回日本推理作家協会賞」長編および連作短編集部門の候補作が明らかになりました。

候補作は次の通り。

『猿の悲しみ』樋口有介（中央公論新社）
『千年ジュリエット』初野晴（角川書店）
『百年法』山田宗樹（角川書店）
『帝の毒薬』永瀬隼介（朝日新聞出版）
『幽女の如き怨むもの』三津田信三（原書房）

（作品名五十音順、敬称略）

此の中では、三津田信三先生『幽女の如き怨むもの』が有利か。
年末のランキングにて、『早ミス』1位、『本ミス』4位、『文春』10位、『このミス』4位と全ランキングベスト10皆勤達成作品。

・2013年（2012年発売）ミステリ書籍ランキングまとめ！！

一方で、樋口有介先生は去年の『刑事さん、さようなら』に引き続き『猿の悲しみ』にて連続ノミネート。
出版社も同じ中央公論新社さんです。
話題作となった『百年法』や『千年ジュリエット』、ネット上で高い評価を集めた『帝の毒薬』も気になりますね。

短編および評論部門については未だ明らかにされていませんね。
気になります……。

ちなみに、去年の杉江松恋先生のツイートによれば「協会賞の予選選考は各出版社さんが1作を選び、推薦を受けたものの中から選ばれる」とのことでしたが、今年は角川書店さんから2作出ていますね。
選考方法が変わったのでしょうか、この辺りも気になるところです。

さて、この5作のどの作品が栄冠に輝くのか……要注目！！

2013年3月13日追記：

歌舞伎やクラシックに多数の著書を持たれる中川右介先生からコメント頂き、「第66回日本推理作家協会賞　評論その他部門」について候補作を教えて頂きました。

候補作は次の通りです。

『ミステリ映画の大海の中で』小山正著（アルファベータ）
『「マルタの鷹」講義』諏訪部浩著（研究社）
『戦後SF 事件史』長山靖生著（河出書房新社）
『推理作家の家』南川三治郎著（西村書店）
『江戸川乱歩作品論』宮本和歌子著（和泉書院）

（敬称略）

中川先生、ありがとうございます(^O^)／！！

追記終わり

◆関連過去記事
【第65回】
・「第65回日本推理作家協会賞」発表！！

・【確定報】「第65回日本推理作家協会賞」各部門候補作発表！！

【第64回】
・第64回日本推理作家協会賞発表！！

・第64回日本推理作家協会賞ノミネート発表される！！

【第63回】
・第６３回日本推理作家協会賞発表！！

「猿の悲しみ」です！！
猿の悲しみ

「千年ジュリエット」です！！
千年ジュリエット

「百年法 上」です！！
百年法 上

「百年法 下」です！！
百年法 下

「帝の毒薬」です！！
帝の毒薬

「幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)」です！！
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)

Comments

66回日本推理作家協会賞評論その他部門候補作は
「ミステリ映画の大海の中で」小山正著、アルファベータ
「『マルタの鷹』講義」諏訪部浩著、研究社
「戦後SF 事件史」長山靖生著、河出書房新社
「推理作家の家」南川三治郎著、西村書店
「江戸川乱歩作品論」宮本和歌子著、和泉書院
です。通知が来ました。
アルファベータ編集長　中川右介

Posted by 中川右介 at 2013年03月12日 13:58

Re：中川右介先生

中川先生、コメントありがとうございます！！
管理人の“俺”と申します(^O^)／！！

評論部門、凄く気になっていました。
早速、教えて頂いたことを記事に反映させて頂きます！！
ありがとうございます(^O^)／！！

Posted by 俺 at 2013年03月12日 23:51

私がやっているアルファベータで出した「ミステリ映画の大海の中で」が候補作となったので通知が来たのです。どうぞ、よろしく。あと、今月おわりに、「不滅の名作ミステリへの招待」という本が出ます。
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8D%E6%BB%85%E3%81%AE%E5%90%8D%E4%BD%9C%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8B%9B%E5%BE%85-%E4%B8%AD%E5%B7%9D-%E5%8F%B3%E4%BB%8B/dp/4822813703/ref=sr_1_29?ie=UTF8&qid=1363128743&sr=8-29

Posted by 中川右介 at 2013年03月13日 07:54

Re：中川右介先生

中川先生、先日は候補作について教えて頂きありがとうございました。
候補となった『ミステリ映画の大海の中で』応援させて抱きたく思います。

中川先生による著作『不滅の名作ミステリへの招待』が3月下旬発売予定とのこと。
こちらも注目させて頂きたく思います(^O^)／！！

Posted by 俺 at 2013年03月15日 00:57