<ネタバレあらすじ>
・前回までのあらすじはこちら。
『ストロベリーナイト―見えない雨―』第9話『獅子身中の虫』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
牧田と再会の約束を取り付けた玲子。
牧田は玲子の声に少年のように心を躍らせ、一方の玲子もまた牧田の顔を思い浮かべては少女のように胸を弾ませるのであった。
その頃、今泉は下井と飲んでいた。
長岡の介入を警戒する今泉の前に、見たくない相手が現れる。
他でもない勝俣である。
勝俣は玲子の捜査を批判しつつ、自身が柳井事件を秘密裏に捜査することになったと告げる。
ことは和田の進退にまで及ぶらしいが……。
一方、玲子は貴代から建斗の子供を妊娠していることを知らされ、同性として見捨ててはおけず柳井捜索に全力を傾けることを決意していた。
手始めに柳井の部屋を訪れるが、またも背の高い美女を見かける。
そちらを気にかけつつも、柳井宅を調べることにした玲子はPCが消えていることに気付く。
とはいえ、それで捜査が劇的に進展するワケではない。
無力感に苛まれつつ、屋外へと出てみると其処は雨であった。
傘の持ち合わせのない玲子は、雨の中を徒歩で濡れながら移動することに。
体温を奪う雨に痛みを感じる玲子。
ところが、その後ろから差し出された傘が1つ。
傘の主の正体は牧田であった―――11話に続く。
<感想>
2013年1月26日より公開された映画『ストロベリーナイト インビジブルレイン』。
そのコミカライズが本作『ストロベリーナイト―見えない雨―』。
講談社『ヤングマガジン』にて2013年1月28日より連載が開始されました。
・映画版『インビジブルレイン』がコミカライズ決定!!『ストロベリーナイト―見えない雨―』のタイトルにて講談社『ヤングマガジン』1月28日発売号より連載開始!!
此処で注目して頂きたいのは本作が原作『インビジブルレイン』ではなく、映画『ストロベリーナイト』のコミカライズであること。
つまり、オリジナル要素も含めてコミカライズされることになります。
注目です!!
・「インビジブルレイン」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
さて、10話。
孤独を抱える玲子と牧田は、互いを求め惹き合います。
またも再会です。
こうして、コミカライズされるとサスペンスよりもラブ要素が強調されているなぁ。
絵柄の影響もあるのだろうけど、全体的にラブストーリーになってるね。
ちょっと原作とも毛色が違う感じがします。
それにしても、本作は慎重にコミカライズされていますね。
かなり、じっくりと描いている感じか。
11話以降にも期待です!!
一方、原作でも新たな物語『インデックス』が、先日発売された光文社刊『宝石 ザ ミステリー2』に掲載されました。
玲子と井岡が登場し、『ブルーマーダー』の後日談となっています。
・『インデックス』(誉田哲也著、光文社刊『宝石 ザ ミステリー2』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【『ストロベリーナイト―見えない雨―』関連】
・『ストロベリーナイト―見えない雨―』第1話『牧田勲』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
・『ストロベリーナイト―見えない雨―』第2話『姫川玲子』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
・『ストロベリーナイト―見えない雨―』第3話『人殺しの目』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
・『ストロベリーナイト―見えない雨―』第4話『捜査一課と組対四課』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
・ストロベリーナイト―見えない雨―』第5話『警察組織の壁』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
・『ストロベリーナイト―見えない雨―』第6話『柳井健斗』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
・『ストロベリーナイト―見えない雨―』第7話『単独捜査』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
・『ストロベリーナイト―見えない雨―』第8話『柳井の手掛かり』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
・『ストロベリーナイト―見えない雨―』第9話『獅子身中の虫』(誉田哲也原作、桑村千宏作画、講談社刊『週刊ヤングマガジン』連載)ネタバレ批評(レビュー)
◆「誉田哲也」先生関連過去記事
【姫川玲子シリーズ】
・シリーズ1作目「ストロベリーナイト」はこちら。
「ストロベリーナイト」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ2作目「ソウルケイジ」はこちら。
「ソウルケイジ」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ3作目、短編集「シンメトリー」はこちら。
「シンメトリー」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ4作目「インビジブルレイン」はこちら。
「インビジブルレイン」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズスピンオフ作品「感染遊戯」です。
「感染遊戯」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『アンダーカヴァー(「宝石 ザ ミステリー」掲載)』(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『女の敵』(誉田哲也著、宝島社刊『誉田哲也 All Works』収録)ネタバレ書評(レビュー)
・『ブルーマーダー』(誉田哲也著、光文社刊『小説宝石』連載)まとめ
・『インデックス』(誉田哲也著、光文社刊『宝石 ザ ミステリー2』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【ジウシリーズ】
・『ジウ 1〜3』(誉田哲也著、中央公論新社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【その他】
・『ヒトリシズカ』(誉田哲也著、双葉社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『三十九番』(誉田哲也著、双葉社刊『痛み』収録)ネタバレ書評(レビュー)
・『帰省』(誉田哲也著、小学館刊『東と西 2』収録)ネタバレ書評(レビュー)
・『ドルチェ』(誉田哲也著、新潮社刊)ネタバレ書評
【ドラマ版】
・土曜プレミアム ストロベリーナイト「大ベストセラー小説初ドラマ化!!連続猟奇殺人事件のカギを握る感染死体…真相に迫る孤高の女刑事悲しみの過去と驚愕の結末!!」(11月13日)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」(フジテレビ系、2012年)まとめ
・土曜プレミアム「ストロベリーナイト〜アフター・ザ・インビジブルレイン〜女子高生転落死から始まる官僚連続殺人!!携帯に残された暗号、顔無き真犯人?絡まる5つの謎と共に解ける真実とは!?本日公開の映画と連動する衝撃のミステリー(アンダーカヴァー、東京、サイレントマーダー/沈黙怨嗟、左だけ見た場合、プロバブリィギルティ/推定有罪)」(2013年1月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・金曜プレステージ「特別企画 ドルチェ ストロベリーナイトの誉田哲也傑作原作を初映像化!重体の幼児消えた母親…白骨死体その女は聖母?魔女?嘘つく女VS心を読む女、女の壮絶取調室開幕」(10月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)
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