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2013年04月17日

「遺留捜査(2013年版)」第1話「ハーモニカ」(4月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「遺留捜査(2013年)」第1話「ハーモニカ」(4月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

女優・遠野麻理子(若村麻由美)が初主演映画の記者会見で、同映画を手がける映画会社の専務・玉木敏夫(山下規介)との交際宣言をした日の深夜、事件が起こった! 撮影所で爆発事故が発生し、現場から相馬悟郎(小市慢太郎)というフリージャーナリストの死体が発見されたのだ。しかも相馬の腹部には、ナイフのようなもので刺された痕があった…。糸村聡(上川隆也)ら月島中央署刑事課の面々は、さっそく殺人事件の線で調べを進めることに。そんななか、糸村は相馬の鞄の中からハーモニカを発見。なぜ被害者がそんなものを持ち歩いていたのかが、気になってしまう。

まもなく捜査のため、警視庁捜査一課から管理官・金子丈弥(小木茂光)と警部補・森田宗介(西村雅彦)が月島中央署に派遣されてきた。ところが、捜査の指揮を執ることになった金子はどういうわけか、捜査を円滑に進めるために事故の線で動け、との指示を出す。

やがて、糸村は相馬の部屋で見つけたある作品の台本を手掛かりに、玉木と被害者の意外な接点を発見。それを受けて麻理子や付き人の永井涼子(高岡早紀)、玉木らに聞き込みを行った結果、刑事課メンバーの間では「玉木が犯人なのでは…?」との見方が強まる。ところが、なぜか森田は容疑者として、麻理子の主演映画に出演している新人女優・愛川みちる(尾高杏奈)の名前を挙げ…!?

一方、森田に睨まれながらも遺留品のハーモニカにこだわり続ける糸村は、ある映像を観て違和感を覚えることに。改めてハーモニカを観察した糸村は、そこから事件の思わぬ側面を見出す!
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

女優・遠野麻理子の初主演作が撮影されることとなった。
麻理子には映画会社の専務・玉木との交際が噂されていたが……。
映画には新人女優の愛川みちるも出演するようだ。

矢先、撮影所で爆発事故が発生。
ジャーナリストの相馬が焼死体で発見された。
だが、相馬の死因が刺殺であることが判明。
殺人事件として捜査されることに。
糸村は現場に落ちていた遺留品のハーモニカに目を止めるが……。

警視庁捜査一課から管理官・金子丈弥と警部補・森田宗介が派遣されて来た。
森田は水沢の元上司、独善的な捜査で評判は良くないらしい。

麻理子に容疑がかかるが、麻理子には付き人の永井涼子と共に居たとのアリバイがあった。

ハーモニカに興味を持った糸村は、相馬の自宅を調べ「夏の調べ」の脚本を発見する。
相馬は制作に参加していたのだ。

糸村は「夏の調べ」を追い始める。
これに森田は不快感を抱き、糸村を攻撃。
遺留品を床に叩きつける森田。
自身の信念である「遺留品に込められた想い」を汚された糸村はショックを受ける。
そんな糸村を佐久間が励ますのであった。

糸村は「夏の調べ」にてハーモニカが使われていることを突き止める。
ハーモニカを用いたのは佐藤恵子と言う女優らしい。

佐藤恵子は9年前に病死しており手掛かりが途切れたかに見えた。
だが、またも佐久間が大活躍。
店舗を回り、「夏の調べ」のDVDを見つけて来たのだ。
早速、視聴してみたところ、佐藤恵子の役柄は麻理子が演じていた。
どうやら、脚本から撮影の段階で交代があったらしい。

ハーモニカの中身から音がすることに気付いた糸村。
分解してみると血痕の付着した陶器らしき欠片が出て来る。

そして、こんなときは村木の出番だ。
こうして、村木は徹夜させられることに……。

愛川みちるが逮捕された。
森田が強引に連行したのである。
どうやら、殺された相馬はみちるの祖父が経営する「愛川ホールディングス」について調べており、その最中にみちるの薬物使用に辿り着いた節があるのだ。

その頃、いつもながらに単独で佐藤恵子を調べる糸村。
「夏の調べ」にて演者が交代した理由を追っていたのだ。
なんでも撮影途中に恵子が病に倒れ、麻理子に代わったらしいが……。
恵子のバージョンを視聴した糸村は麻理子のバージョンと背景の陶器の壺が替わっていることに気付く。
助監督が割ってしまったらしい。
その助監督こそが、相馬であった。

涼子の母が病死した。
涼子は麻理子に治療費を援助して貰っていたらしく、感謝を述べる。
これに麻理子は当然だと口にする。

一方、糸村は「夏の調べ」撮影時に付近の湖からスーツケースに入った身元不明の死体が発見されていた事実を掴む。

同じ頃、玉木と麻理子の交際報道が嘘であったことが判明。
玉木はみちると交際していたのだ。
しかも、玉木によれば相馬はみちるの薬物使用を突き止めながら隠蔽するよう進言していたらしい。
森田は相馬の意図が理解できず、玉木の嘘だと切り捨てるが……。

撮影中の麻理子を訪ねた糸村。
「3分間だけ時間を下さい」例の台詞が発せられる。

相馬の遺留品であるハーモニカの中から、血痕のついた陶器の欠片が見つかったと述べる糸村。
その血痕は、10年前の冬に「夏の調べ」撮影現場付近の湖で発見された身元不明死体と一致した。
そして、身元不明の死体の主こそ、麻理子の実父・進藤幸一であった。

恵子の代役が決まった麻理子。
努力が認められたと喜んだのも束の間、進藤が現れ金を要求したのだ。
幼い時から進藤に喰い物にされていた麻理子は逆上し、セットの壺で進藤を手にかけてしまう。
この際、ハーモニカの中に陶片が混入した。

其処へ相馬が現れたのだ。
相馬は麻理子を庇い、進藤を湖に沈めた。
そして、麻理子の想い出となるハーモニカを手に相馬は姿を消した。
以来、麻理子は女優を演じて来た。

それから10年、相馬は再度麻理子の前へ姿を見せた。
麻理子は相馬が脅迫に来たと思い込み、問答無用で殺害してしまったのだ。
麻理子のアリバイは涼子が偽証したものであった。

糸村は麻理子が誤解していると告げる。
相馬は既に余命幾許も残されていなかった。
そして、相馬はずっと……ひたすらずっと麻理子を追い続けていた。
どんな端役でも、欠かさず視聴し応援し続けた。
みちるの薬物疑惑を隠蔽しようとしたのも、麻理子の映画の障害を取り除こうとしたのだ。

若かりし日の相馬の言葉を思い出す麻理子。
「あなたは必ず主演女優になりますよ!!」
相馬は純粋に麻理子を応援し続けていたに過ぎなかったのだ。
そう……麻理子が変わってしまい邪推したのだ。

佐久間と二宮たちが捜査一課に招聘されることになった。
事件解決を祝う彼らだが……。

その裏で、撮影所の火薬が持ち出されたことを上司に報告する森田の姿があった。
相馬刺殺犯は逮捕されたが、爆破犯はまだ逮捕されていないのだ。
まだ終わっていないと告げる森田。

その予想を裏付けるように、みちるのマネージャー・大森恵の目の前で爆弾が爆発するのであった。
糸村はまだこれを知らない―――2話に続く。

<感想>

3度、我々の前に姿を現した「遺留捜査(2013年版)」。
その第1話です。
前後編になりましたね。

相馬は麻理子を陰ながら見守り応援し続けて来たんでしょうね。
そして、死が目前となり別れの挨拶の為に呼び出した。
いや、麻理子が主演すると聞き、ファンとして純粋に喜び、その顔が見たかっただけかもしれない。

だが、そんな相馬の気持ちは麻理子には届いていなかった。
そして、麻理子は自ら相馬を殺害することで女優の道を閉ざしてしまった。
相馬の願いは、皮肉にも相馬自身の死により叶わないことになりました。
麻理子と相馬の希望は常に「麻理子の主演」として合致していた筈なんだけどなぁ。

もっとも、麻理子の疑心暗鬼は相馬が10年前に庇った事で生じており、あの時点で庇ったことこそが麻理子から安らぎを奪い追い詰めていたと言えなくもない。
始まったとき、既に終わりを告げていたのかもしれない。
何とも切ない。

全体的には、キャラの顔見せと設定紹介も兼ねているためかあっさり目でしたね。
そして、若村麻由美さんに西村雅彦さんと「木曜ミステリー」枠ではお馴染みのキャストが登場。
何故か「科捜研の女」が思い浮かびました。
西村さんはスペシャルでしか登場されなかったのに、何故だろう。

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気になるのは横山君の加入。
公式HPの人物紹介には、彼の加入には何らかの意味があるらしいが……。
そして、佐久間と二宮に捜査一課に呼ばれるらしいですが、これは2話だけの話なのかな。
此処も気になる。

さて、此処で早速2話の犯人を予測してみよう。

とりあえず、涼子が筆頭かなぁ。
1話に出て来て、キャラが消化し切れていないし。
涼子のアリバイは「麻理子と共に居た」ことだけど、それも1話で嘘だとバレているし。
むしろ、自身のアリバイを成立させる為に、麻理子のアリバイを主張したとのロジックか。

佐藤恵子も未だ未消化の伏線なので、これと絡んで来るのではなかろうか。
涼子の母は育ての母で、実母は佐藤恵子とかも有り得るかも?

ただ、そんなシンプルな構造なのかが疑問。
流石に分かり易過ぎるし。
この真偽の確認の為にも2話に期待!!

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posted by 俺 at 23:00 | ドラマ

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