<あらすじ>
美砂(吉高由里子)の大学時代の先輩・冴子(陽月華)の告別式で、事件が起こる。冴子が勤めていた会社の社長・早見(近江谷太朗)が突然、叫びだし、会場から飛び出す。早見は翌日、遺体となって発見され、自殺の可能性が高いと推測される。早見は冴子と不倫関係にあり、冴子が自殺したのは、早見に捨てられたからだといううわさもあった。早見の死に不審を抱いた美砂は、彼の会社を訪れる。そこで突然、社員の加山(宮本大誠)が暴れだし、美砂に襲い掛かる。美砂は加山を取り押さえるが、カッターナイフで尻を刺されてしまう。取り調べを受けた加山は、早見が死亡した翌日から「次は、おまえの番だ」という冴子の声が聞こえ始めたと証言。湯川(福山雅治)は、美砂の話に興味を抱き、早見の会社の社員たちから話を聞く。すると、社員の睦美(大島優子)が、加山の事件後、不快な耳鳴りがするようになったと訴える。
(公式HPより)
では、続きから(一部、重複アリ)……
美砂は大学の薙刀部の先輩である白井冴子の葬儀に参列していた。
なんでも、冴子は勤務する会社の社長・早見と不倫したもの捨てられ傷心からが自殺したらしい。
葬儀には当の早見も参列していた。
ところが、その最中に早見が錯乱。
「許してくれ〜〜〜」と叫びながら、その場を逃げ去ってしまう。
翌朝、早見が水死体で発見された。
どうやら、自殺らしい。
早見の様子に不審を覚えた美砂は捜査を開始。
早見の会社を訪れたところ、社員の1人・加山が急に錯乱し暴れ始める。
加山を取り押さえようとした美砂は、カッターナイフで尻を刺されて入院してしまう。
数日後、退院した美砂は事情を湯川に相談。
美砂によれば、逮捕された加山は「許さない」との冴子の声を耳にし恐怖から暴れたらしい。
加山は「白井冴子の呪い」だ……と主張しているようだが。
これを聞いた湯川は興味を抱き、出馬することに。
その翌日、加山の同僚である脇坂睦美が謎の不快な音を耳にする。
だが、周囲がその音に気付いた様子はない。
まさか……これが早見や加山が悩まされた音なのか?
次は自分かも……と怯える睦美にシステムエンジニアの小中が近付く。
その翌日、湯川と美砂は社員から聴取を行うことに。
睦美は「ブーンという音が頭の中で聞こえて……」と湯川たちに訴える。
事件に関連していると考える湯川。
一方、怯え続ける睦美を小中が励ます。
睦美は次第に小中へ信頼を寄せ始める。
その頃、湯川は音響に注目。
超指向性スピーカー利用の可能性を上げるが……被害者は「耳栓をしても音が聞こえる」と述べていた。
つまり、耳栓で防げる指向性の音ではない。
犯人の用いているトリックが分からないことに苦しむ湯川。
だが、「特殊状況下における幻聴」に注目したことで道が開ける。
「特殊状況下における幻聴」とは「断眠」、「感覚遮断」、「強電磁場」の3つが原因となる場合に聞こえるもの。
此の中で、湯川は3つ目の「強電磁場」に着目。
「3日時間をくれ」と美砂に告げるが……。
その晩、美砂は大学時代の友人と酒を飲み強かに酔ってしまう。
その勢いで、湯川のもとを訪ねた美砂。
人を愛することについて語る美砂の言葉を黙って聞く湯川。
2人はまた少し距離を縮める。
3日後、湯川は犯人のトリックを解き明かした。
そこで、美砂主導のもと、睦美の協力を得て罠が張られることになった。
美砂たちは観葉植物を運び込む業者に扮し、睦美のオフィスへ。
……と、睦美を謎の耳鳴りが再び襲う。
待ち構えていた美砂たちは周囲を調べ、怪しげな黒い機械を手にした小中を発見する。
こうして、小中が逮捕された。
小中が持っていた黒い機械。
その正体は、フレイ効果を利用した電磁波放射装置であった。
電磁波を音と同じ波形で照射することで、任意の対象に特定の音を聞かせることが可能となるのだ。
超指向性スピーカーは空気中を音が伝わるが、この方法だと頭の中に直接声を響かせることが出来る。
耳を塞いだところで音は止まらない。
これこそが、「白井冴子の呪い」の正体であった。
だが、湯川には1つ疑問があった。
早見と加山が耳にした音は「あなたを許さない」だった。
ところが、睦美だけは「ブー」という雑音であった。
どうして、睦美だけ別の音だったのか。
耳鳴りには仕掛けがあった。
「ブー」という音を調整することで現れた音。
その正体は「あなたは小中を愛している」との音声であった。
小中は睦美にサブリミナルを聴かせることで、自身に振り向かせようとしていたのである。
逮捕された小中は動機を語り始める。
早見を自殺まで追い詰めたのは、早見が睦美を狙っていたからであった。
そして、次に加山を狙ったのは睦美が加山に親切にしていたことへの嫉妬であった。
小中は睦美を愛するがあまりに卑劣な手段に手を染めてしまったのである。
もう少しだったのに……と泣き崩れる小中。
一方、湯川は小中がサブリミナルという手法を採用した理由について首を傾げていた―――4話に続く。
<感想>
遂に放送された「ガリレオ」。
原作は『虚像の道化師 ガリレオ7』(文藝春秋社刊)収録『心聴る』。
過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。
・『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
その第3話『心聴る』。
原作は淡泊に過ぎる点もある作品ですが……。
ドラマ版は原作を上手く活かしつつ、その隙間に湯川と美砂のエピソードを盛り込んでいました。
個人的に、原作を超えたと言える回だと思います。
特に「愛」というテーマで美砂や湯川も括ったのは良かった。
ただ、湯川は前シリーズラストや『容疑者Xの献身』で愛についてかなり理解出来るようになって居た筈ですが、またスタート地点に戻ってしまったような印象ですね。
前作の内海との遣り取りを、美砂とでやり直す必要がある為に致し方ないのかもしれませんが、この点は惜しいかな。
でも、全体的には好印象でした。
でもって、次回(第4話)は『曲球る』。
『禁断の魔術 ガリレオ8』に収録された同名原作のドラマ化です。
プロ野球選手役として田辺誠一さんと古田敦也さんが登場。
原作自体は過去にネタバレ書評(レビュー)してますね、興味のある方はどうぞ!!
・『禁断の魔術 ガリレオ8』(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
ちなみに東野圭吾先生と言えば、その著作『さまよう刃』が韓国にて映画化されるとのこと。
こちらも注目です!!
・東野圭吾先生『さまよう刃』が韓国にて映画化!!
そうそう、ガリレオ本編とは別にスピンオフドラマ『タガーリン』もお忘れなく!!
・『ガリレオ』スピンオフドラマ制作決定!!その名は『タガーリン(仮)』!!
【探偵ガリレオシリーズ】
・容疑者Xの献身(文春文庫版)&映画版
・『ガリレオの苦悩』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『聖女の救済』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「真夏の方程式」(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『禁断の魔術 ガリレオ8』(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・2夜連続ガリレオSP「ドラマレジェンド ガリレオエピソードΦ」(12月28日放送分)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第1話「幻惑す‐まどわす‐帰ってきた変人!」(4月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第2話「指標す(しめす)死を呼ぶ水晶振り子!変人VS美少女」(4月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)
◆関連過去記事
【東野圭吾先生原作ドラマ関連】
・金曜プレステージ「東野圭吾3週連続スペシャル 11文字の殺人 あの日恋人はなぜ殺されたのか?無人島より殺意を込めて…11文字に込められた悲しき殺意!クルーズツアーで何が起きたのか?」(6月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・金曜プレステージ「東野圭吾・3週連続スペシャル第二弾!“ブルータスの心臓” 完全犯罪殺人リレー バトンは死体!大阪〜名古屋〜東京をつなぐトリックと殺意!悪女に翻弄されるエリート研究者の運命は!?」(6月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・金曜プレステージ「東野圭吾・3週連続スペシャル第三弾!“回廊亭殺人事件” 最愛の恋人を殺され復讐の鬼と化した女…整形で顔を変え巨額遺産をめぐり欲望渦巻く一族に潜入!愛を奪った犯人は誰なのか?」(6月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・金曜プレステージ 東野圭吾スペシャル 探偵倶楽部「大ヒット原作ドラマ化!名探偵最強コンビ誕生!大物社長突然の失踪に隠されたセレブ一族の醜い骨肉の争い…消える死体…驚愕密室トリックを暴け!」(10月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「流星の絆」(TBS系、2008年)
・土曜ドラマスペシャル「使命と魂のリミット(前編) 病院に届く謎の脅迫状…犯人の狙いは?」(11月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・土曜ドラマスペシャル「使命と魂のリミット(後編) 極限状況の大手術!結末に待つものは?」(11月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・日曜洋画劇場「特別企画 ミステリースペシャル さまよう刃 地上波初!娘を奪われた父の復讐 電話が告げる真犯人!衝撃の結末」(8月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・木曜劇場「東野圭吾ミステリーズ」(フジテレビ系、2012年)まとめ
【東野圭吾先生著作ネタバレ書評(レビュー)】
・「探偵倶楽部」(東野圭吾著、角川書店刊)
・「白夜行」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「幻夜」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「殺意取扱説明書(毒笑小説より)」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「夜明けの街で」(東野圭吾著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「11文字の殺人」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「ブルータスの心臓」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「回廊亭殺人事件」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「ゲームの名は誘拐」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『秘密』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『犯人のいない殺人の夜』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『マスカレード・ホテル』(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『使命と魂のリミット』(東野圭吾著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『分身』(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『プラチナデータ』(東野圭吾著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『怪しい人びと』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『あの頃の誰か』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『さまよう刃』(東野圭吾著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ東野作品人気ランキング発表』(東野圭吾作家生活25周年祭り実行委員会編、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【探偵ガリレオシリーズ】
・容疑者Xの献身(文春文庫版)&映画版
・『聖女の救済』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「真夏の方程式」(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『禁断の魔術 ガリレオ8』(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・2夜連続ガリレオSP「ドラマレジェンド ガリレオエピソードΦ」(12月28日放送分)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第1話「幻惑す‐まどわす‐帰ってきた変人!」(4月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第2話「指標す(しめす)死を呼ぶ水晶振り子!変人VS美少女」(4月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【加賀恭一郎シリーズ】関連過去記事
・シリーズ7作目「赤い指」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「赤い指」(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ8作目「新参者」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「新参者」(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ9作目「麒麟の翼」ネタバレ書評(レビュー)はこちら。
「麒麟の翼」(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・ドラマ版「新参者」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「新参者」(TBS、2010年)
・ドラマ版「赤い指」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画「赤い指 シリーズ人気No.1ドラマ化最愛の人が殺人を犯したら!?加賀が解く涙の連鎖・家族の絆とは “新参者”加賀恭一郎再び!」(1月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【その他】
・米国版「容疑者Xの献身」発売される!!タイトルは「The Devotion of Suspect X」!!
・韓国版『白夜行』遂に上陸!!2012年1月7日(土)日本公開!!
・東野圭吾先生「人気作品ランキング」中間結果発表!!
・東野圭吾先生が中国でブームに!?
・東野圭吾先生「容疑者Xの献身」が上海で舞台化!!
・東野圭吾先生原作『浪花少年探偵団シリーズ』(講談社刊)がTBS系月曜20時枠にてドラマ化決定!!
・「エドガー賞 最優秀小説(作品)賞」受賞作発表、モー・ヘイダー『Gone(ゴーン)』に!!
・東野圭吾先生原作の映画版『麒麟の翼』『夜明けの街で』『さまよう刃』が台湾にて2012年4月20日より公開!!
・東野圭吾先生『容疑者Xの献身』がエドガー賞候補に!!気になる結果は2012年4月26日!!でも、何故2012年の今なのか、知りたいと思いませんか!?
・東野圭吾先生『プラチナデータ』(幻冬舎刊)が映画化!!公開は2013年を予定!!
・フジテレビ系列木曜劇場にて東野圭吾先生原作作品を続々ドラマ化!!その名も「東野圭吾ミステリーズ」!!
・東野圭吾先生『○笑小説』シリーズから3本の短編が実写ドラマ化!!
・シネマトゥデイさんが“東野圭吾”先生の秘密に迫りました!!
・映画「秘密」に海外版があった!?その名は「秘密 THE SECRET」
・『ガリレオ』再度ドラマ化!!2013年4月期より月9ドラマに!!
・韓国版『容疑者Xの献身』こと『容疑者X 天才数学者のアリバイ』が2013年4月20日より日本公開とのこと!!
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原作のあるドラマは、自分が原作のどの部分が印象的だったかで視聴した感想が変わってきますね。
そこが面白いとも言えるなあと、管理人様の感想を拝読して思いました。
ちなみに来週も、私が印象深かった部分(犯罪性のある事件は既に解決していて、事件とは全然関係ないところで意外なエピソードが明らかになり心温まるエンディングに…)が大分変わってそうで心配半分、期待半分です。
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
>捜査に当たる刑事さんが湯川先生に対して〜〜〜
北原刑事のことですね。
ラストで草薙に対して送ったメールは良かったですよね。
あのシーンを読んたときグッと来ました。
あのシーン。
やはり草薙、湯川、内海3者の関係性あってのものだと思うので、草薙、内海不在のドラマ版では再現は不可能。
だが、其処を除いてしまうと原作はさらに淡泊な部類のもの。
その上で、敢えて原作のエッセンスを上手く抜き出し「愛」として換骨奪胎した本ドラマ版はアリだったかな〜〜〜との判断で高評価となってます(^O^)/!!
>原作のあるドラマは〜〜〜
確かに、原作のどの点が好きか(キャラクターやエピソードなど)により、原作自体の印象や捉え方も異なると思うので、原作を要約したり膨らませたりするドラマ版への評価も異なりそうですね。
やっぱり、いろいろな感想があって当然で。
管理人も、コメント頂くことで新たな発見があって「なるほど」と頷かされることばかりです。
>ちなみに来週も〜〜〜
『曲球る』、開始早々で犯人が捕まる点は意外性がありましたね。
そして、ご指摘の通り意外な事実が明らかになることで浮かび上がる「夫婦愛」がポイントだと思います。
予告を見る限り、ドラマ版はオリジナル要素もかなりありそうですが、どういったストーリー展開になるのか注目してます(^O^)/!!
最後に湯川が理解できないと言ったのは、「動機が愛」だとわからなかったのではなく、恋愛成就の方法になぜ効果不明のサブリミナルを使ったのか、です
おそらく通常の人間の犯罪なら何も考えなかったでしょうが、装置を作れるだけの能力を持つから、湯川なりに敬意か興味を覚え、彼を知りたくなったのでしょう
そして、愛しているなら好意を表に出してデートに誘うなり、恋愛心理かマニュアルの本に従えばいい、とでも考えて、さっさと結果を(成功すれば万歳、ふられたら次を探すなり踏ん切りがつくから)出すべきと思っているからです
これは湯川が実験で多くの失敗を重ねて正解に辿り着く世界を進み、失敗を恐れない、恐れてはいけないという立場、そもそも人間関係に執着がないので、「恋愛とは絶対に外したくないギャンブル」という点を理解しておらず、さりげないアプローチやなるべく自分が傷付かない様に外堀りを埋めるなど搦め手を選ぶ人間の心理がわからないのです
愛が大きな動機になるのは理解していても、自分に経験がなく、物事に客観的でいるために主観の領域にいまいち理解ができないだけで容疑者Xを見ていても不自然ではないと思います。
こちらこそ初めまして!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
なるほど。
湯川にとって「恋愛」へのアプローチは「実験」さながらであり、「試行錯誤」を繰り返しながらも最終的な成功に辿り着くことこそが目的であるというスタンスだと言うことですね。
従って、その「試行錯誤」の過程での失恋への恐れや「その人でなければいけない」との激情までは理解が出来ない。
ある意味、挫折を知らない天才であるがゆえに挫折の恐怖を知らないのと同じく、知識として「愛」を知っているが、実感としては知らないといった状態でしょうか。
ドラマ版、そんな湯川の変化にも注目したいと思います(^O^)/!!