2013年05月11日

「サイレーン」第2話「タイムリミット」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第2話「タイムリミット」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
里見:男性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の猪熊と同棲中。
猪熊:女性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の里見と同棲中。
カラ:女性マネージャー急性アルコール中毒死(実は他殺?)の犯人?猪熊に興味を持つ。

女性マネージャーの急性アルコール中毒死から一夜が明けた。
出勤した里見と猪熊は互いの関係が周囲に知られないように苦慮していた。

そんな中、女性マネージャーの父親と思われる男性が「娘は自殺などしない」と訴え出る。
しかし、里見たちを始め誰もそれに取り合おうとしない……。

機動捜査隊として、巡回に出た里見と猪熊。
停車中に歩行者から声をかけられる。
その女性は、あのカラであった。

親しげに猪熊に近付くと名刺を手渡すカラ。
軽く挨拶を交わし別れる彼らだが―――3話に続く。

<感想>

「週刊モーニング」では『レンアイ漫画家』や『シマシマ』、『はるか17』などで知られる山崎紗也夏先生の新連載です。
『レンアイ漫画家』は設定と展開が面白くて読みました。
それだけに新連載への期待も高まります。

そんな「サイレーン」、内容は刑事もの……しかも男女バディもので、「警視庁機動捜査隊(キソウ)」を取り上げた作品となりました。
設定に「キソウ」を採用している点が珍しいですね。
ドラマでも「キソウ」がメインになった作品は「警視庁機動捜査隊216」くらいか。

月曜ゴールデン「警視庁機動捜査隊216V 命の値段 知らされなかった誘拐事件が生んだ最悪の偶然!?命か金か?選択を迫られた家族の運命と犯人を繋ぐ社会の暗闇!」(12月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

その第2話ですが、思ったより話が進みませんね。
内容や状況はほぼあらすじの通り。
1話から比較すると、猪熊にカラが接触したことぐらいかな。

てっきり、1エピソード2、3話かと思いきや、これは長期戦になりそう。
もしかすると、カラは1回限りの犯人ではなく、作品全体を通じて完結までの犯人となるのでしょうか?
どうにもヤキモキしそうです。

ただ、「キソウ」という設定は2話で外回りの形で活かされていましたね。
此の点は良かったかな。
もっと、本筋に絡んで来ると面白くなるかもしれない。

物語的には、謎の美女・カラこそが女性マネージャー殺害の犯人だと思われます。
どうも仲良くなった女性を殺害する性癖の持ち主の様子。
あるいは、殺す為に仲良くなるのか。
彼女の次のターゲットは猪熊なんでしょうね。
果たして、里見は恋人を守れるのか……気になります。

3話に期待ですね!!

ちなみに、山崎先生と言えば『七瀬ふたたび』のコミカライズでも知られる方です。

「七瀬ふたたび」(筒井康隆著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆関連過去記事
「サイレーン」第1話「相棒の秘密」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)」です!!
レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)



【関連する記事】
posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック