2013年05月13日

日曜洋画劇場「新作公開!特別企画 探偵はBARにいる ススキノ探偵初登場 4つの事件を結ぶ女!!話題作!地上波初放送」(5月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

日曜洋画劇場「新作公開!特別企画 探偵はBARにいる ススキノ探偵初登場 4つの事件を結ぶ女!!話題作!地上波初放送」(5月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

札幌・ススキノの探偵(大泉洋)は、自分が気に入れば仕事を受ける“何でも屋”。北大農学部のグータラ研究助手で運転手でもある高田(松田龍平)とともに、何かと物騒な日々を送っている。携帯電話など持たない探偵は、夜な夜な通うBAR“ケラーオオハタ”の名刺を持ち歩き、依頼はケラーの黒電話で受けている。
そんなある夜、ケラーに“コンドウキョウコ”と名乗る女から依頼の電話が入る。「ミナミという弁護士に、去年の2月5日、カトウはどこにいたか、を聞いてくれ」という。奇妙な依頼に危険な匂いをかぎとる探偵だったが、その女の声に魅了され依頼を引き受ける。

さっそく害虫駆除業者と身分を偽り、弁護士の南(中村育二)を訪ね、「カトウはどこに?」と質問する探偵。南はわずかに表情を動かすが、何を言っている?と取り合おうとしない。その反応に満足した探偵は、そそくさと引き上げるが、その途上何者かに拉致され、謎の男(高嶋政伸)らによって雪原に生き埋めにされてしまう。
間一髪でなんとか這い上がり、高田に連絡。生還を果たしたものの、何が何やら。とにかく腹の虫が収まらない探偵は、自ら報復を誓う。

さっそく記者の松尾(田口トモロヲ)から情報を得た探偵は、松尾に誘われるまま高級クラブへ。そこで超美人のママ・沙織(小雪)に惹かれてしまう。実は沙織はススキノでは有名な霧島グループの社長・霧島(西田敏行)の未亡人。1年前、霧島は複数の暴漢に襲われ殺害されていた。女一人で店を守る沙織に思わず同情する探偵だったが、実はこの沙織には別の顔があった。それは…。

一方、“コンドウキョウコ”からの奇妙な依頼は続いていた。いったい何者なのか?さすがに気になった探偵は、ある資料から“コンドウキョウコ”は一昨年の飲食店ビル放火事件で死亡していたと知る。死者からの謎の依頼なのか?さらに調査を続けた探偵は、“コンドウキョウコ”こと近藤京子が、暴漢に殺害された霧島と関係があることを知る。
死んだはずの女からの奇妙な依頼と、沙織の夫・霧島殺害事件の関係とは?そして、探偵を生き埋めにした謎の男たちの正体は?
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

その夜、クリスマスに似つかわしい雪が降りしきる中、1組の男女を悲劇が襲った。
女がその場所を離れている隙に、男がある事件に出くわした。
別の女性が誘拐されかけていたのである。
男は女性を助けようとして、犯人グループどころか当の女性にまで暴行を加えられ無念の想いを抱き落命した。
男の名は霧島、霧島グループ社長であった。
これこそが「会社社長撲殺事件」である。

幾許かの時が過ぎた―――。

札幌・ススキノには“探偵”が居る。
ぼさぼさ頭の探偵は何でも屋のような依頼を受けつつ、相棒の高田と共になかなか刺激的な日々を送っている。

そんな探偵に依頼をするにはどうすれば良いか。
探偵は携帯電話を持っていない。
彼と連絡を取るには、彼が夜な夜な通うBAR“ケラーオオハタ”の黒電話に連絡するのだ。
其処には彼が待っている。

そして、その日。
探偵は「コンドウ キョウコ」を名乗る女性から「ミナミという弁護士に、去年の2月5日、カトウはどこにいたかを聞いてくれ」との依頼を受けた。
嫌な予感を抱きつつ、この依頼に従い弁護士の南を訪ねた探偵は案の定、謎の男に捕まり雪原で生き埋めにされかける。
危機一髪、命を取り留めた探偵は事件に本格的に介入することに。

知人で記者の松尾などから情報を入手していく探偵。
南はフィクサーと呼ばれる銀漢興産会長・岩淵恭輔の顧問弁護士として悪名を馳せているらしい。

さらに、探偵は松尾の紹介で霧島の未亡人・沙織と出会う。
沙織に強く惹かれる探偵。

一方で、「コンドウ キョウコ」が1年前に起こった「皆楽会館放火事件」の被害者「近藤京子」を指していると判明。
京子の母によれば、その父親は霧島らしい。
霧島はある事情で妻子を捨てていたのだ。
その後に出会った沙織と再婚していたのである。

さらに1年前の2月5日こそが「皆楽会館放火事件」当日であることも判明。
どうやら、この放火事件には裏があるようだ。

事件について調べた探偵。
放火の犯人とされたのは「則天道場」の塾生・田口晃。
田口晃は容疑がかけられた後に、川原でシンナー中毒死していた。
だが、その犯行には不審な点が多かった……。

早速、田口家を訪れた探偵。
だが、晃の父・幸平は協力しようとしない。
実は、幸平は「則天道場」を脅迫し金銭を得ていた。
やはり、晃は放火犯では無かったのである。

虎穴に入らずんば虎児を得ず、「則天道場」に潜入することにした探偵たち。
其処で探偵が出会った人物は……なんと、探偵を生き埋めにしようとしていた謎の男であった。
彼こそは「則天道場」の塾頭だったのだ。
高田と2人、命からがら追っ手を振り切ることに。

其処へ「コンドウ キョウコ」より更なる依頼が。
「シンコーのカトウに会って欲しい」とのモノであったが……。

「シンコーのカトウ」を「放火事件」を餌に呼び出した探偵と高田。
その目の前に「清輪コーポレーション」を側面に描かれた車が停まる。
それは「則天道場」に停車していた車であった。
車からは塾頭こと謎の男たちが下りて来て……。

「清輪コーポレーション」略して「シンコー」。
つまり、「則天道場」の塾頭こと謎の男こそが「カトー」だったのだ!!
探偵たちはまたも慌てて逃げ出すことに。

依頼人「コンドウ キョウコ」はこの結果に満足した様子。

その夜、田口家をカトーが強襲。
探偵の架けた呼び出し電話を田口の裏切りと勘繰ったのだ。
こうして、田口幸平とその妻はカトーに殺害されてしまう。

憤りを覚えた探偵は「カトー」を追跡。
ところが、その目の前で「カトー」は何者かに射殺されてしまう……。

カトーは誰に殺害されたのか?
そもそも、何故、カトーは京子を殺害する必要があったのか?

京子が地上げに抵抗していたことが判明。
その地上げを仕掛けていた人物こそ、岩淵恭輔であった。
つまり、岩淵の依頼でカトーが動いたのだ。
此処に岩淵、南、カトーが繋がった。

さらに、霧島が娘である京子の死に疑いを抱き岩淵と対決しようとしていたことも分かる。
霧島の死もカトーによる謀殺の疑いが生じたのだ。

矢先、当の霧島の妻・沙織が岩淵の息子・貢と結婚する予定があることも判明。

探偵は、沙織が岩淵に寝返り霧島を殺害したと推測。
沙織に詰め寄るが、沙織は相手にしない。

日に日に近付く貢と沙織の披露宴。
其処へ、探偵に「コンドウ キョウコ」より最後の依頼が。
それは「沙織を小樽へ呼び出し、監視すること」であった。
こうして、探偵は小樽へ向かうのだが……。

小樽で沙織を待つ探偵。
だが、沙織は一向に現れない。
そのうちに探偵の中で、沙織と「コンドウ キョウコ」が重なって行く。
そして、「コンドウ キョウコ」より電話が!!
これを聞いた探偵は急ぎ、札幌へ戻る。
間に合わないことを知りつつ、間に合えと念じながら。

同じ頃、貢と沙織の披露宴が始まった。
貢と並び、ブーケを手に幸せそうに微笑む沙織。

参加していた南の前に立つや否や、ブーケの中に隠していた小型拳銃で南を射殺する。
次いで、貢。
そして、狼狽える岩淵。
最後に、自らを―――。

探偵の直観通り、「コンドウ キョウコ」の正体は沙織であった。
沙織は霧島を愛していた。
その復讐の為に、岩淵親子に近付いたのだ。

地上げの為に娘・京子を岩淵たちに殺された霧島。
実は、彼が妻子を捨てたのも岩淵が原因であった。
霧島は岩渕たちと刺し違えようとするが、先手を打たれ殺害されてしまう。

愛する霧島を奪われた沙織は復讐を決意し、貢の婚約者にまでなった。
だが、霧島殺害の実行犯が南とカトーだと思うものの、確証が得られない。
しかも、近付きすぎた為に今度は自由に調べられなくなってしまった。

そこで、探偵に依頼。
結果、岩淵、南、カトーの関与が明らかになった。
そして、カトーを射殺し、残る岩淵親子と南を殺害したのである。
復讐を終えた沙織は自ら命を絶った。
探偵は間に合わなかった……。

3年前、探偵は既に沙織に出会っていた。
沙織が霧島と初めて過ごしたクリスマスの夜、ナンパ男に絡まれた沙織を探偵が救っていたのだ。
その際、探偵は沙織に名刺を手渡した。

探偵にとって、それは日常の些細な1ピースに過ぎなかった。
だが、沙織にとってそれは、後の行動を決する重大な出会いであった。
この名刺こそが、探偵のもとに「コンドウ キョウコ」を導いたのである―――エンド。

<感想>

アクションを強調しつつ、ところどころで入るコメディ要素でエンタメ性も押し出し、両者がバランス良く配されながらも「コンドウ キョウコ」の謎がそれらを引き締める。
理想的な作品でしたね!!
面白かったです!!

ただ、原作にかなりアレンジ加えていましたね。
原作はシリーズ2作目『バーにかかってきた電話』。
ネタバレ書評(レビュー)ありますね。

「バーにかかってきた電話」(東直己著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

原作だと、霧島を罠に嵌め死に追いやった女の正体こそ沙織。
霧島の恋人でもあった彼女は、自身もまた復讐されるべき対象者の1人であったが為に、身を捨てて復讐に走り自殺してしまいました。

そして、披露宴で撃たれたのは岩淵の息子・貢と南のみ。
岩淵自身は精神的な打撃を受けるにとどまっていた筈。

さらに、霧島は霧島グループの社長ではなく出版社の編集者というポジションでした。

他にもイロイロアレンジが加えられていましたが、映像化作品という点でこれらのアレンジは正解だったと思います。
原作の雰囲気も好きですが、この映画版も好きです。

そして、この映画版第2弾も公開中とのこと。
映画化された原作は『探偵はひとりぼっち』。
あらすじはこちら。

<あらすじ>

みんなに愛されていたオカマの友人が、めった打ちにされて殺された。若いころに愛人同士だった代議士が、スキャンダルを恐れて殺したのではないかという噂が流れはじめる。周囲が口を閉ざすなか、〈俺〉は調査に乗り出すが、やがて身辺で怪しげな事件が……軽快な筆致がさえるハードボイルド・シリーズ第四作。
(早川書房公式HPより)


この映画版、要注目です!!

◆関連過去記事
「バーにかかってきた電話」(東直己著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

【映画情報】「探偵はBARにいる2」映画原作判明『探偵はひとりぼっち』!!さらに2013年5月公開と判明!!

【映画】「探偵はBARにいる」続編制作開始!!2000人規模のエキストラによる撮影も!!

東直己先生「ススキノ探偵シリーズ」が映画化!!「探偵はBARにいる」が制作決定、主演は大泉洋さんに。

・邦画部門4位に輝きました。
「ワーナー・マイカル映画館大賞2011」発表される!!

cinemacafeさんが「探偵はBARにいる」に対する質問を募集中!!

「探偵はひとりぼっち (ハヤカワ文庫 JA (681))」です!!
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