<あらすじ>
学会の帰り道、湯川(福山雅治)は助手の栗林(渡辺いっけい)、ゼミの学生みさき(逢沢りな)と一緒に神社を訪れる。みさきに誘われ、彼女の地元の神社にまつられているという、烏天狗(からすてんぐ)のミイラを見に来たのだ。一行が神社に着くと、みさきの幼なじみの警察官・合田(渡部豪太)が現れる。実は、3週間ほど前に神社の神主が、烏天狗がミイラを取り返しに来る、という理由で、ミイラが納められているほこらをコンクリートで固めてしまったという。その神主は、2週間前に白骨体で見つかったが、心臓の持病があったため、事件性はないと判断された。だが合田は、もしほこらにミイラがなければ、神主は烏天狗に殺害されたかもしれない、と言う。
(公式HPより)
では、続きから(一部、重複アリ)……
雨の中、一発の銃声が響いた……。
案山子が見詰める田舎道。
そんなことは露知らず、雨によりずぶ濡れの栗林が路肩にエンコした自身の車を修理していた。
車内には、湯川と学生のみさきが乗っている。
彼らの目的はみさきの故郷にある神社に眠る“烏天狗のミイラ”。
「このミイラを物理学的に解明しよう」とみさきが湯川に提案したのである。
栗林を手伝おうと車を降りた湯川。
その傍を赤い乗用車が通りがかる。
乗用車のドライバーは濡れる湯川を見かねて傘を差し出した。
ありがたく好意に甘える湯川。
栗林の奮闘の甲斐あってか、車は動き出し目的地の神社へと着いた。
其処へみさきの幼馴染で地元の派出所に勤務する合田も合流。
ところが、此処で意外な事実が判明する。
肝心の「烏天狗のミイラ」は拝観出来ないのだ。
何故なら、烏天狗のミイラを保管していた神社の神主が、ミイラが納められていた祠ごとコンクリートで封じてしまった為らしい。
みさきと合田は「コンクリートの中に烏天狗のミイラがあるかどうか」を調べて欲しいと湯川に依頼する。
みさきの真の狙いはソレであった。
ちなみに、合田によれば当の神主は心臓に持病を抱えており、2週間前に白骨死体で発見されたそうである。
発作を起こし絶命したところを動物に食い散らかされてしまったようだ。
「コンクリートだよ、これを調べる?道具がないと不可能だよ!!」
騙されたことへの不愉快さと、面倒事に関わりたくない栗林は全身で拒否を示す。
ところが……。
「持って来てます」
そんなことは予測済みとばかりに、みさきは「振動ドリル」、「電磁波レーダー」、「工業用内視鏡」を取り出す。
これには栗林も頷くほかは無い。
“それなりに”興味を抱いた湯川も加わり、作業が開始。
其処へ、全身びしょ濡れの女性がやって来た。
みさきと合田は彼女を結衣と呼んだ。
結衣を見て驚く湯川。
実は結衣こそが、湯川に傘を貸したドライバーだったのである。
そして、死んだ神主と最後に会話を交わした人物こそが結衣だったのだ。
その頃、湯川の研究室に美砂が現れていた。
湯川の実験に必要となった経費の理由を専門用語ではなく、一般的に分かり易く記載し直して欲しいと申し出である。
だが生憎、湯川と栗林は不在。
美砂は学生たちに作業を依頼する。
同じ頃の湯川はと言えば―――結衣から事情を聞いていた。
結衣によれば、神主は「烏天狗がミイラを狙っている。あいつだって分かってくれる」と口にしていたらしい。
一方、湯川研。
学生たちが作業を進める中、美砂はある荷物に目を留める。
それは、内海からのオクラホマ土産であった。
美砂はそれを目にして首を傾げる。
お土産は「ティラノサウルス」の模型だったのである。
祠内のデータ分析が終了した。
だが、祠内にミイラは存在していなかった。
「烏天狗に盗まれたんだ!!」と騒ぎ出す合田。
湯川は冷静に「そもそも烏天狗は偽物だった」と断言する。
以前に撮影された烏天狗のミイラ写真を目にした湯川はこれが偽物であると見抜いていたのだ。
ミイラの骨の一部が木材で加工された形跡が残されていた為である。
神主がコンクリートで塞いだのは、烏天狗のミイラが盗み出された事実を隠す為だったのだろうと推測する湯川。
その間に、窃盗犯と取引しようとしていたに違いない。
合田によれば、神社には金髪の悪ガキが居着いていたらしい。
その人物が窃盗犯だろう。
同じ頃、両親のもとへ戻った結衣。
彼女に同行したみさきは驚くべきものを目にする。
なんと、結衣の両親が死亡していたのだ。
しかも、壁には流麗な筆で「烏天狗」と大書されていたのである。
だが、山崩れが起こってしまい応援がいつ来るかは分からない。
困った合田は湯川に捜査への協力を求める。
これに湯川は応じることに。
結衣の父・小島太一は散弾銃による射殺。
ロッキングチェアに腰かけ、絶命していた。
結衣の母・啓子は絞殺されていたらしい。
小島家は施錠されており、太一を殺害した凶器の散弾銃は庭に放り投げられていた。
だが、窓は施錠されていた。
本当ならば、犯人は何処へも逃げられない。
つまり、完全な密室だったのである。
その頃、美砂は先輩である太田川から叱責されていた。
ある事件が発生しており、その捜査に加わるようにとの指示である。
だが、美砂はこれを無視してしまう。
事件の被害者は、簪のようなもので首を一刺しされていたらしいが……。
湯川から湯川研の学生たちに太一の死亡状況を3Dモデリングで再現するよう連絡が入った。
ロッキングチェアとそれに座る太一に何か秘密があるらしい。
これを耳にした美砂も捜査に協力し始める。
同じ頃、結衣は何かから逃げるように必死に手を洗っていた。
一方、事件の概要をまとめ始める美砂。
絞殺された奥さんに銃殺されたご主人の血が付着していた。
つまり、普通に考えれば、太一、啓子の順で殺害されたことになる。
だが、何故、殺害方法が異なっているのか?
美砂の疑問に頷く湯川。
しかし、もっと疑問な点があるらしい。
そのまま、3Dモデリングを利用した実験を開始する。
そんな湯川の隣では、合田が結衣への思いの丈を述べ始める。
太一は結衣の実父ではなく、義父らしい。
小島太一は資産家であった為に敵が多く、その矛先を逸らす為に結衣を連れた啓子と結婚したのだ。
結衣は太一に虐待を受けていた。
結衣は太一のもとから逃げ出そうとしたが、太一は離さなかった。
そんな太一を合田は「許せない」と批難する。
どうやら、合田は結衣に強い好意を抱いているようだが……。
と、其処へ捜査本部から連絡が。
1時間ほどで到着できるらしい。
こうして、湯川は合田からお役御免にされてしまう。
もともと依頼があって協力を引き受けた湯川。
その依頼が取り下げられれば、協力する必要は無い。
小島家を去ろうと玄関へ赴いた湯川は雨に濡れた傘を目撃。
事件の真相を見抜く。
湯川は美砂に、法学に詳しい人物にある質問の回答を得るよう求めるのだが……。
さらに、みさきと栗林を先に引き取らせると、湯川は結衣と合田を呼び出し事件の真相を語り出す。
太一はロッキングチェアに座り射殺されていた。
これは明らかに不自然であった。
射殺された反動でロッキングチェアは大きく後ろに反りかえり、戻る力で太一は投げ出された筈なのだ。
だが、これに逆方向の力が働いたのならば理解は可能だ。
太一は自身の力で銃を撃ったのだ。
だがら、銃の衝撃と撃たれた衝撃が相殺されロッキングチェアは揺れなかった。
そう、太一と啓子の死は太一による無理心中であった。
つまり、先に啓子が太一に殺害され、後に太一が自殺したのだ。
本来、心中事件を強盗事件に見せかけるメリットはない。
だが、偽装した犯人はこの死の順番を偽装する必要があったのだ。
だから、啓子の首に太一の血を塗り付け、順番を誤認させようとした。
あたかも、太一が先に殺害され、後に啓子が殺害されたように。
この偽装の犯人は結衣であった。
結衣は神社の前に、小島家を訪れていた。
其処で両親の無理心中遺体を発見した。
ある理由から、殺害順を工作した結衣。
素知らぬふりで神社へ向かった。
其処で烏天狗について聞きつけこれを利用したのである。
何故、偽装する必要があったのか?
結衣と太一の間には養子縁組が為されていなかった。
湯川は美砂に「相続について」調べるよう依頼したのだ。
もしも、啓子→太一の順に死亡してしまうと戸籍上で太一と繋がりのない結衣に小島家の遺産は入らない。
だが、太一→啓子の順ならば、太一が死亡した時点で遺産は啓子に相続される。
啓子と結衣は親子だから、啓子の遺産は結衣が相続出来る。
「嘘だ!!」湯川の言葉を否定する合田。
だが、湯川は冷静に最後の状況証拠を持ち出す。
小島家の玄関、その傘立てには濡れた傘が立っていた。
だが、神社へ来た時に結衣の身体は濡れていた。
傘を持っていなかったからだ。
つまり、傘を小島家に置けたのは、湯川と別れた直後しかない。
結衣は一度、小島家へ戻っている。
そして、そのことを伏せている。
「鑑識が到着すれば、偽装行為は簡単に見破られるぞ」
この湯川の言葉に、結衣は真実を明かし始める。
結衣は太一を憎んでいた。
母と自分を支配する太一を恨んでいたのだ。
そして、今また太一の身勝手により母が奪われた。
少しでも太一の思う通りにさせたくない―――その思いからの偽装であった。
これを聞いた湯川は結衣の工作を見逃すことに。
「気が動転し現場を荒らしてしまったことにすれば良い」と告げたのだ。
さらに「何処か良い旅館を紹介してくれると助かるんだが……」と述べる。
湯川は一泊することにしたのだ。
翌朝、湯川不在により代理で栗林の講義が行われた。
普段の湯川の講義同様に多くの受講生(主に女子生徒)を期待していた栗林。
だが、そんな彼に現実の厳しい壁が立ちはだかった。
「現象には理由がある」
(だから、この状態にも理由がある……)
言葉に出来ないその言葉、栗林の目の前にはほぼ無人の講義室が広がっていたのだ―――8話に続く。
<感想>
遂に放送された「ガリレオ」。
その第7話『偽装う』。
原作は『虚像の道化師 ガリレオ7』(文藝春秋社刊)収録『偽装う』。
過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。
・『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
結論として、15分延長が仇になったと思われる回。
スペシャルとして期待したら、正直、かなり微妙……15分拡大する必要があったのか疑問。
なんというか、延長分をまるまる持て余したようにさえ見える。
原作パートは良かったと思う。
草薙が居ない部分を栗林に代え、シリアスからコメディに変更したのはアリだと思う。
此処は面白かった。
それと、内海の近況が少し明かされたのも好感が持てた。
湯川研のメンバーが強調されていたのは『猛射つ』(『禁断の魔術』収録)への布石でしょうね。
・『禁断の魔術 ガリレオ8』(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
だが……他のオリジナルの追加部分がまるまる蛇足。
特にサブタイトルにまでなった「烏天狗」が導入以外の本編に絡んで来てないのは問題だと思う。
原作にない追加部分だったので、どう絡めて来るか期待していたのにこの使われ方は流石に無いような気がする。
この部分、まるまるカットで良かったのではないか。
神主の死とミイラ泥棒は開始15分で終わってしまった……。
まるまる延長分の出来事であった。
つまり、延長さえなければこの余計な改変は無かったのではないかと思うと本当に惜しい。
このパートは本当に小手先にしか感じられなかったし。
なんで、アレを加えたのか……本当に謎である。
もう、あまりのことに「本当に」を3回も繰り返してしまった。
でも、本当にそうなのだ。
アレの為に「動転して現場を荒らしてしまった」も通用しなくなったし。
だって、どう動転したら流麗な文字で「烏天狗」と書く状態になるのだ。
明らかに、意図的なモノとしか思われないだろうに。
そもそも「烏天狗のミイラ」系のエピソードは、民俗学やフィールドワーク系のキャラクターが活躍する物語で取り上げるべきであり「ガリレオ」向きではない。
超常現象というより、超常的な存在では既に結論が出てしまっているから。
其処には、真偽を判断する行為しかないし。
同じミイラ系ならば「神主の遺体がわずか数時間でミイラ化!!」とかの謎の方が「ガリレオ」っぽい。
そして、合田君のキャラも良く分からない。
結衣のことを気にかけ、太一のことを嫌う割にはその真相究明を湯川に委ねるし。
と思えば、応援が来ると分かった途端、お役御免にしちゃうし。
てっきり、結衣の偽装に気付いているのかと思いきや、そうでもない。
いくら結衣のことを好きとはいえ、かなり傲岸不遜かなぁ。
そして何よりの謎は、1週間誰1人として死亡に気付かなかった神主。
神主さんが1週間も死体で放置って……この謎の方が歯応えがありそうだ。
この7話については、いろいろな意味で原作が骨抜きにされた感が強いので、全体的に不満でした。
さて、此処で気分を変えて。
次回(第8話)は『演技る』。
次回も15分延長とのこと。
ちなみに『虚像の道化師 ガリレオ7』に収録された同名原作のドラマ化です。
原作は『虚像の道化師 ガリレオ7』収録作品でも屈指の魅力を誇る作品。
さらに、予告も面白そうだったので物凄く期待!!
来週の15分延長には意味があるのではないかと思わせるものがある。
原作自体は過去にネタバレ書評(レビュー)してますね、興味のある方はどうぞ!!
・『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
ちなみに東野圭吾先生と言えば、その著作『さまよう刃』が韓国にて映画化されるとのこと。
こちらも注目です!!
・東野圭吾先生『さまよう刃』が韓国にて映画化!!
そうそう、ガリレオ本編とは別にスピンオフドラマ『タガーリン』もお忘れなく!!
・『ガリレオ』スピンオフドラマ制作決定!!その名は『タガーリン(仮)』!!
【探偵ガリレオシリーズ】
・容疑者Xの献身(文春文庫版)&映画版
・『ガリレオの苦悩』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『聖女の救済』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「真夏の方程式」(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『禁断の魔術 ガリレオ8』(東野圭吾著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・2夜連続ガリレオSP「ドラマレジェンド ガリレオエピソードΦ」(12月28日放送分)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第1話「幻惑す‐まどわす‐帰ってきた変人!」(4月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第2話「指標す(しめす)死を呼ぶ水晶振り子!変人VS美少女」(4月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第3話「心聴る(きこえる) 復讐する亡霊社内連続怪死事件!」(4月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第4話「曲球る(まがる) 姿なき侵入者と魔球の謎!遠隔放火」(5月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第5話「念波る(おくる) 距離200キロの目撃者!双子の神秘」(5月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ガリレオ」第6話「密室る(とじる) VS女性科学者!!空白の20分の殺人術」(5月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)
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【東野圭吾先生原作ドラマ関連】
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・「流星の絆」(TBS系、2008年)
・土曜ドラマスペシャル「使命と魂のリミット(前編) 病院に届く謎の脅迫状…犯人の狙いは?」(11月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)
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・木曜劇場「東野圭吾ミステリーズ」(フジテレビ系、2012年)まとめ
【東野圭吾先生著作ネタバレ書評(レビュー)】
・「探偵倶楽部」(東野圭吾著、角川書店刊)
・「白夜行」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「幻夜」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「殺意取扱説明書(毒笑小説より)」(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「夜明けの街で」(東野圭吾著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「11文字の殺人」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「ブルータスの心臓」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「回廊亭殺人事件」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「ゲームの名は誘拐」(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『秘密』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『犯人のいない殺人の夜』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『マスカレード・ホテル』(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『使命と魂のリミット』(東野圭吾著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『分身』(東野圭吾著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『プラチナデータ』(東野圭吾著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『怪しい人びと』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『あの頃の誰か』(東野圭吾著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『さまよう刃』(東野圭吾著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ東野作品人気ランキング発表』(東野圭吾作家生活25周年祭り実行委員会編、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【探偵ガリレオシリーズ】
・容疑者Xの献身(文春文庫版)&映画版
・『聖女の救済』(東野圭吾著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
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「赤い指」(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
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「麒麟の翼」(東野圭吾著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
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・ドラマ版「赤い指」ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
東野圭吾ミステリー 新春ドラマ特別企画「赤い指 シリーズ人気No.1ドラマ化最愛の人が殺人を犯したら!?加賀が解く涙の連鎖・家族の絆とは “新参者”加賀恭一郎再び!」(1月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【その他】
・米国版「容疑者Xの献身」発売される!!タイトルは「The Devotion of Suspect X」!!
・韓国版『白夜行』遂に上陸!!2012年1月7日(土)日本公開!!
・東野圭吾先生「人気作品ランキング」中間結果発表!!
・東野圭吾先生が中国でブームに!?
・東野圭吾先生「容疑者Xの献身」が上海で舞台化!!
・東野圭吾先生原作『浪花少年探偵団シリーズ』(講談社刊)がTBS系月曜20時枠にてドラマ化決定!!
・「エドガー賞 最優秀小説(作品)賞」受賞作発表、モー・ヘイダー『Gone(ゴーン)』に!!
・東野圭吾先生原作の映画版『麒麟の翼』『夜明けの街で』『さまよう刃』が台湾にて2012年4月20日より公開!!
・東野圭吾先生『容疑者Xの献身』がエドガー賞候補に!!気になる結果は2012年4月26日!!でも、何故2012年の今なのか、知りたいと思いませんか!?
・東野圭吾先生『プラチナデータ』(幻冬舎刊)が映画化!!公開は2013年を予定!!
・フジテレビ系列木曜劇場にて東野圭吾先生原作作品を続々ドラマ化!!その名も「東野圭吾ミステリーズ」!!
・東野圭吾先生『○笑小説』シリーズから3本の短編が実写ドラマ化!!
・シネマトゥデイさんが“東野圭吾”先生の秘密に迫りました!!
・映画「秘密」に海外版があった!?その名は「秘密 THE SECRET」
・『ガリレオ』再度ドラマ化!!2013年4月期より月9ドラマに!!
・韓国版『容疑者Xの献身』こと『容疑者X 天才数学者のアリバイ』が2013年4月20日より日本公開とのこと!!
・東野圭吾先生『さまよう刃』が韓国にて映画化!!
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こんにちわ♪
私も昨日のガリレオにはガッカリです。
先週あたりから、吉高さんもようやく静かになってきて、噂で内海刑事再登場あり!!的な情報も得ていたので、期待値もグンと上がっていた中での、あの内容は正直無いなと…
私は、原作は読んでいないので、どこがドラマオリジナルの部分かは分かりませんでしたが、そもそも『烏天狗』自体が追加分だったとは…
キャラ設定も確かにイマイチでしたね。
事件現場で偽装をしたのは、結衣を思うあまり合田巡査が行ったのかと思っていました。
他の2時間ドラマを見過ぎなのか、
@遺体発見時の行動
みさきを車に残していく時点で怪しいし、みさきは『家に戻ってすぐに結衣の叫び声がした』的な事を言っていましたが、あれだけ偽装していたのに『すぐ』はないだろう?
A『烏天狗』って書いた書道セットはどこに?
現場には見当たらなかったけれど、どこに隠したんだろう?
B母親への偽装工作
血の付いた指で首を触っていましたが、湯川先生の『日本の警察は優秀』という言葉を借りれば、あそこから指紋の採取・復元くらい、お手の物じゃないのか?
と思ったり…邪念が多過ぎてダメですね。
烏天狗のコンクリ詰め事件と神主謎の白骨化は次週へ持ち越しかと思いきや、ばっさりと無かったことかのようなエンディングには一緒に視聴していた家族も「えっ!!!」と声を出して驚いていました。
金髪の不良がいたことや、神主が結衣と最後に交わした言葉自体が『偽装う』っだんですかね=3
「ありえない」設定ばかりで困惑中です。
物語は第1話で内海刑事が研修のため米オクラホマ州へ旅立つ直前にさかのぼる。内海は殺人容疑の男(ユースケ・サンタマリア=42)の身柄を拘束するも、長野県警に移送された男は容疑を否認。内海は誤認逮捕を疑われ、同県警の当摩刑事(柳楽優弥=23)と再捜査を開始するが、さまざまな困難が待つ…。
ガリレオのスピンオフ(派生作品)だが、本編の主演を務める福山や吉高をはじめ、北村一輝(43)、品川庄司の品川祐(41)らメーンキャストが集結
だそうです。楽しみ〜
メインの事件にももっと関わって来るのかと思ったのですが、何にもないし。
あの場所に行く栗林さん達と行くきっかけは、学会の帰りに迷ったとか、他に何とでもできたと思うのですが。
また、合田くんは適切な処理をする自信がなくてとにかく誰かに助けてもらいたい、そして自分の好きな人を疑うこともしない、単純で裏表のないキャラクターなんだと感じました。
だからこそ、結衣さんとの対決シーンには居てはいけなかったような気がします。
ショックを受けるだろうし、警察官としての自分と板挟みになるかもしれないし、第一秘密を守れなさそう(笑)
そんな人を同席させるのは合理的ではないと湯川先生なら思いそうです。
原作で、草薙刑事が全て知っていながらあえて同席せずに湯川先生だけで話をする場面に、「2人とも大人だなあ」と思ったので、ちょっと不満でした。
香椎由宇さんは良かったのに、残念でした。
私も次週は期待してます!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
Re:プンゾウさん
>噂で内海刑事再登場〜〜〜
内海刑事、本編での登場は旧シリーズのシーンからの再録でしたが、それとは別にスピンオフ登場が明らかになりましたね!!
超期待(^O^)/!!
>ドラマオリジナルの部分〜〜〜
おそらく太一たちの死亡順誤認に関係しておらず視ていて違和感を抱かれたパートがほぼオリジナルになるかと思います……。
それくらい原作から浮いてました。
>キャラ設定も〜〜〜
正直、合田君の登場意図が分かりません。
原作にないオリジナルキャラなのに……。
>遺体発見時の行動〜〜〜
確かにご指摘の通りですね。
結衣は第一発見者で、2時間ドラマのセオリーだと容疑者筆頭。
そして、「神主さん1週間放置事件」を超える何よりの謎が「あれだけ綺麗に筆書きする工作時間が何処に消えたか?」だったとは……。
そう……まさに、これこそが本作最大の謎ですね。
>書道セットはどこに〜〜〜
本作最大の謎は「消えた筆書き時間」と思いきや、そもそもその道具自体にも謎があったとは。
本当に追加部分が悉く原作を殺してるなぁ……。
>母親への偽装工作〜〜〜
「相棒」だと米沢さん、「遺留捜査」だと村木さんの出番ですね。
「ガリレオ」でも、鑑識系のキャラが居てもいい気もするけどなぁ……。
>次週へ持ち越しかと思いきや〜〜〜
確かにストーリーのメインが何処にあるのかを「偽装う」してましたね。
>「ありえない」設定〜〜〜
特に7話はそれが目立ちましたね。
オリジナルでアレンジするにしても原作を殺すのは「ナシ」かなぁ。
その分、『演技る』には期待ですね!!
Re:みちこさん
情報ありがとうございます(^O^)/!!
「おおっ!!」と驚きつつ、早速公式HP覗いて来ました。
スピンオフドラマ「愚弄ぶ」とのタイトル、原作から該当作を導き出せなかったのですが、完全オリジナルだったんですね〜〜〜。
それだけに楽しみ〜〜〜久しぶりの内海の活躍に期待したり(^O^)/!!
Re:ペロリさん
>メインの事件にももっと関わって来るのかと〜〜〜
管理人も期待していただけに残念でした。
折角のオリジナル部分なのになぁ……。
>また、合田くんは〜〜〜
なるほど、ピュアなキャラ設定だったんですね。
湯川への態度から誤解してたかも……。
ある意味、原作での草薙の立ち位置も担っていたのかなぁ。
>だからこそ、結衣さんとの対決シーン〜〜〜
確かに同席させることで、彼を苦しめることになりかねない。
その点、原作での湯川の対応の方がスマートと言えそう。
此処も、草薙が登場できない弊害なのかなぁ。
『演技る』に続き、完全オリジナルのスピンオフ『愚弄ぶ』も登場!!
両方とも期待したいですね(^O^)/!!