2013年06月16日

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(7)〜信州の老舗蕎麦屋に潜入捜査!シングルマザーに警官殺し疑惑!!美女の涙に秘められた驚愕の真実とは?〜」(6月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(7)〜信州の老舗蕎麦屋に潜入捜査!シングルマザーに警官殺し疑惑!!美女の涙に秘められた驚愕の真実とは?〜」(6月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

バツイチで二人の子持ちの西郷美千花(渡辺えり)は、リストラ時の備えとしてさまざまな資格の取得に励む警察の事務職員。事件捜査には関わらないものの、資格の勉強で得た知識を生かして容疑者のアリバイを崩してみせるなど、小山田刑事(草刈正雄)らのお手柄に貢献しているが、本音では、凶悪事件を扱う刑事課より総務課など穏やかな部署への異動を願い続けている。

ある日、美千花が勤務する渋谷中央署の刑事課に、長野県の松本で起きた警官殺しの件で刑事が訪ねてくる。警官殺しの容疑者は森山鈴子(小沢真珠)。6年前に不倫相手を刺した傷害事件で、小山田が逮捕した女性だった。当時、鈴子は不倫相手の子どもを妊娠していた。罪を償い過去を乗り切る勇気をもって、立派な親になるよう出産を後押しした小山田は、まだ幼い娘のいる身で再び事件を起こしたことにショックを受ける。
松本では、老舗のそば屋「桑田庵」に勤める鈴子が、女将の桑田景子(大島さと子)の弟で警察官だった桑田謙一(田中隆三)から、鈴子の前科を娘の優奈(伊藤栞穂)にばらすと言われて、激高の末に刺殺したとみていた。しかし、鈴子はこれを否定。前科はあっても、生まれ変わったつもりで娘を育てているとはっきりと口にする。
課長の栗林中道(笹野高史)に内緒で松本に赴き、非公式ながら取り調べの様子を目にした小山田は、鈴子が犯人ではないとの心証を強く抱く。しかし、管轄外の事件に首を突っ込むことは警察組織のタブーだ。そこで、小山田は刑事ではなく職員の美千花に潜入捜査を懇願する。これまで、幾度となく小山田たちの願いを聞き入れ潜入捜査をしてきた美千花は、その危険性をよく知っているためどうにか断ろうとするが、女手一つで子どもを育てている鈴子の気持ちを持ち出され、同じ身の上の女性として引き受けることに…。
そば打ちの資格を生かして美千花が「桑田庵」に就職したその日は、折しも謙一の初七日。店も営業を再開し、勾留されていた鈴子も証拠不十分で戻ってくる。明るい材料に従業員の田中由香(遠藤久美子)や北沢八重(西尾まり)には笑顔が戻る。しかし、女将の景子は鈴子の復職を拒否。2週間以内に出ていくよう勧告する。
その晩、途方に暮れた鈴子は、優奈の面倒も見ずに泣き伏していた。そんな鈴子を美千花が一喝。「母親の務めを果たせ!」と言われて目を覚ました鈴子は、二度と捨て鉢な態度はとらないと美千花に約束する。
翌日、美千花は桑田庵の通信販売を請け負っている堂本直彦(大浦龍宇一)の事務所へと使いに出かける。期日を過ぎても売り上げの入金がされていないことを、景子に代わって伝えに来たのだが、そこにはなぜか松本署の刑事が。どうやら、謙一が殺害された現場付近で、堂本のバイクが目撃されていたらしい。
そんな中、鈴子の前に突然、優奈の父で鈴子のかつての不倫相手、つまり6年前に鈴子が刺傷した安西保(森下能幸)が姿を現す。安西は「優奈に会いたい」と言うが、いまだ妻のいる身。そんな優柔不断さにほとほと嫌気がさしている鈴子は、「二度と来ないで」と強い口調で安西を追い返す。
翌日になっても堂本オフィスからの入金はなく、今度は鈴子が事務所に出向くことに。そこで鈴子はある書類を目にし…。
その晩、美千花は堂本と景子がこっそり会っているところを目撃する。ふたりは連れだってとある病院へ。そこまでは上手く尾行した美千花だったが、景子と別れた後の堂本に気づかれてしまう。何とかごまかしてその場を離れる美千花。しかし、病院からの帰り道、堂本と思しきバイクに襲われてしまう!
翌朝、美千花は出勤途中でまたしても堂本のバイクを目撃する。とっさに逃げ出そうとする美千花。だが、注意深く周囲を見回すと、そこには絶命している堂本が…!
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

小山田のもとに、彼が過去に担当した被疑者・鈴子が再犯したかもしれないとの報が入った。
なんと、桑田という男性を殺害した容疑がかかっているのだそうだ。

6年前、妊娠していた鈴子は不倫相手の安西の不実に怒り、刺してしまった。
安西は一命を取り留め、鈴子は罪に服した。
その際、担当した小山田に「お腹の子供の為にも真っ直ぐに生きる」と約束したのだったが……。

鈴子の犯行が信じられない小山田は確認に赴く。

罪を償った鈴子は娘・優奈を出産すると、地元でも有名な蕎麦屋「桑田庵」で働いていた。
女将・景子にも気に入られ順調だったそうだ。
ところが、女将の弟で刑事である桑田に過去の犯罪について脅迫されトラブルになっていたようだ。
そして、桑田が殺害されたのだ。
桑田の上着の胸元からはグリセリンの成分が検出されていたが……。

鈴子の犯行ではないとの感触を得た小山田は、美千花に潜入捜査を依頼する。
頼み込まれ、これをしぶしぶ引き受けることに。
もちろん、栗林課長には秘密である。

例の如く、幾多の資格を用い「桑田庵」に潜り込んだ美千花。
たちまち、先輩の北沢八重や田中由香からも一目置かれる存在に。
一方、美千花を雇い入れた景子は鈴子を不要と切り捨てる。
弟殺害の犯人だと信じて疑っていないのだ。

切り捨てられた鈴子は傷心を抱えることに。
そんな鈴子を由香と美千花が支える。
親しくなった美千花と鈴子、由香。

鈴子を励ますべく、優奈と共に気晴らしにピクニックへ出かけることに。
由香は彼女お手製のスノードームを持参。
これを見た優奈は大喜びする。

其処に、景子から由香へ電話が。
「桑田庵」のネット販売サイトを運営している堂本の事務所へ出向いて欲しいとの依頼である。
由香に代わり、鈴子が出向くことに。
ところが、事務所で鈴子はあるデータを発見。
事実を確認すべく、優奈と共に東京へ赴くことに。

その夜、景子が堂本に脅迫されている姿を見かけた美千花は彼らの後を尾行する。
堂本たちはとある病院へ消えて行った……。

翌朝、当の堂本が死体で発見される。
これまた容疑は鈴子に向かうのだが、何故か鈴子は抗弁しようとしない。

鈴子の行動に疑念を抱いた美千花は前日の彼女の行動を調べ始めることに。
同時に、堂本たちが訪ねた先が意識不明のまま眠り続ける宮下真紀子という女性の病室であることを突き止める。

さらに、桑田が景子に日常的に暴力を振るっていたことも判明。
桑田はかなり人格的に問題があったようだ……。

鈴子との復縁を望んでいた安西が美千花に接触する。
安西は苦境にある鈴子を救いたいらしい。
もしかして……と美千花が確認したところ、安西は鈴子の行動を把握していた。

安西により、鈴子が訪ねたのが「全国クローバーの会」だったことが判明。
「クローバーの会」とは「ストーカー被害者を助ける会」であった。

話は2年前に遡る。

当時、田中栞は黒木にストーカーされていた。
栞と真紀子は警察に相談。
これに対応したのが、殺された桑田であった。
桑田は栞と真紀子の訴えを無視する。

結果、黒木は真紀子を襲撃。
彼女を昏倒させると携帯を奪い、真紀子を騙って栞を呼び出した。
疑わずにやって来た栞は黒木の手にかかり死亡。
真紀子も打ち所が悪く、意識が回復しなかった。

その後、黒木は逮捕。
だが、心神耗弱で懲役7年の刑に留まっていたのである。
今も、真紀子は意識不明のまま回復の兆しも見えない。

これに疑念を抱いた関係者が「クローバーの会」に相談を持ち込んでいたらしい。
鈴子はどうやらこの事実を知り、沈黙を守っているようだが……。

スノードームにグリセリンを用いることに気付いた美千花。
もしや……調べてみたところ、由香が栞の姉であることが判明する。
由香を追う美千花と小山田。

景子が脅迫されたのは弟である桑田がストーカー被害を無視したことを脅迫された為であった。
やはり、事件の原因はコレだったようだ。

由香を捜した美千花と小山田は真紀子の病室で彼女を発見する。
由香はすべてを語り出す。

由香は桑田の実家と知らずに「桑田庵」に勤めていた。

ところがある日、桑田が妹・栞の死に関連していたことを知った。
桑田の怠慢が栞を死に追いやったと考えた由香は彼を責めた。
しかし、桑田は開き直った挙句、栞を馬鹿にした。
これに逆上した由香は桑田を殺害してしまう。
この際、スノードームの為に所持していたグリセリンを溢してしまった。

由香が桑田を殺したことに気付いた堂本は、由香の動機を調べた。
そして、「全国クローバーの会」に行き当たった。

鈴子が堂本の事務所を訪れた際、堂本が調べていたデータを目にした。
そして、由香の犯行に気付き、彼女の自首を望んだのである。
だから、沈黙を守った。

だが、由香は真紀子の世話をする為に自首を選択できなかった。
ところが、そんな由香に堂本が接近した。

堂本は黙っている代わりに由香の貯金を自分に渡すよう脅迫。
しかし、それは真紀子の治療費に充てられるモノ。
拒否した由香を堂本が恫喝した。
揉み合う内に堂本が死亡してしまったのである。

これが事件の全貌であった。
こうして、由香は罪に服すことになった。
真紀子の世話は、景子と鈴子が行うことに。
景子と鈴子は和解し、鈴子は再び「桑田庵」に勤めることになった。

安西は妻と離婚。
鈴子とやり直したいと宣言することに。
すぐには無理だが、鈴子は時間をかけて安西の誠意を確かめることとなった。

栗林課長は美千花が事件に介入した事実を知らない。
今日もご機嫌である―――エンド。

<感想>

「100の資格を持つ女」シリーズ7作目です。
前作が2012年6月16日の放送だったので、先週の「おとり捜査官」に続きこちらも実に1年ぶりの新作となります。
シリーズ過去作のネタバレ批評(レビュー)は過去記事をどうぞ!!

さて、ドラマの感想。

なかなか良かったですね!!
弱きを助け、強きを挫く―――人情派で「100の資格を持つ女」こと西郷美千花。
そして、そんな美千花に依頼を持ち込む喰えない上司・ダンディ小山田。
この2人のコンビが上手く活躍して、2時間特に中弛みすることなく視聴出来ました。

ただ、美千花はあれだけのことが出来るのなら、自営した方が良いと思います。
もはや、クビになった際の保険の域を超えてます。
まぁ、これも含めて定番ネタなのでツッコミつつ安心して視聴出来ますね。
レベルが保たれています!!

でもって、具体的な感想ですが……幾つか定番ネタ以外に気にかかる点が。

まず、真紀子の家族は何処に居るのか?
由香に頼らず、親族は居なかったのでしょうか。
両親も居なかったのかなぁ……此処が気になりました。

そして、全編見終わると鈴子や由香に比して「桑田庵」の景子が小さく見える不思議。
あの調子だと、また何処かで鈴子たちが苦労しそうな気がする。
そもそも、桑田に堂本と、景子周辺の人々に難があるような……。
景子は身辺に注意すべきだな。

とはいえ、上記の点など些細に過ぎません。
今回も、美千花役の渡辺えりさんと小山田役の草刈正雄さんがイイ味を出してました!!
もう、コレに尽きます。
このシリーズはそこがいいなぁ〜〜〜。

それにしても、今回もサブタイトルが直球でしたね。

信州の老舗蕎麦屋に潜入捜査!←美千花が潜入したので正解。
シングルマザーに警官殺し疑惑!!←鈴子のことだけど、あくまで疑惑なので正解。
美女の涙に秘められた驚愕の真実とは?←美女とは由香のことで秘密を持った犯人なので正解。

でも、コレがイイ!!
シリーズ次回にも期待!!

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<キャスト>

西郷美千花:渡辺えり
森山鈴子:小沢真珠
田中由香:遠藤久美子
桑田景子:大島さと子
堂本直彦:大浦龍宇一
安西 保:森下能幸
桑田謙一:田中隆三
北沢八重:西尾まり
栗林中道:笹野高史
小山田雄策:草刈正雄 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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