それもその筈、ミステリ系原作を映画化した作品が2本も公開されることに。
そのタイトルが『監禁探偵』と『完全なる首長竜の日』。
まずは、現在休刊中の週刊漫画雑誌『漫画サンデー』(実業之日本社刊のもの、小学館の『週刊少年サンデー』とは異なるので注意!!)に連載された『監禁探偵』。
・実業之日本社刊『漫画サンデー』が休刊とのこと……
その映画版が明日(2013年6月1日)より公開となります。
原作『監禁探偵』は我孫子武丸先生原作、西崎泰正先生作画の漫画作品。
2010年8月から11月にかけて全12話が連載されました。
2012年には、シリーズ第2弾として病院を舞台とする『狙われた病室』も連載されています。
それぞれ、過去にネタバレ批評(レビュー)していますね。
興味のある方はどうぞ!!
・「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)まとめ
・『狙われた病室(監禁探偵2)』(我孫子武丸原作、西崎泰正画、実業之日本社刊『漫画サンデー』連載)まとめ
そんな『監禁探偵』ですが、映画版は原作と設定こそ共通なものの、展開がかなり異なっている様子。
映画版『監禁探偵』のあらすじはこちら。
<あらすじ>
マンションの一室で刺殺されたひとりの女。その現場で遭遇した男・亮太(三浦貴大)と、謎の美女・アカネ(夏菜)。男は自分を犯人だと疑う女を自室に監禁し、事件の解決を試みるが、そんな男に、女は意外な提案をする。「この事件、わたしが解決してあげる」お互いの素性を明かさぬまま“危険な”協力関係を結ぶふたり。事件解決のタイムリミットは、死体が発見されるまでの5時間…。“男”は何故、殺人現場にいたのか?“女”の正体とは一体、何なのか? 全ての“謎”が解けるまで、この部屋から出られない――。
(シネマカフェさん公式HPより)
このあらすじからだと、噂通りかなり受ける印象が異なりますね。
原作既読の人でも十分に楽しめそうです。
いや、むしろ原作既読の人こそがより楽しめるのかも。
ちなみに、6月1日よりの公開を記念して関連キャンペーンが幾つか実施されている様子。
まず、公式では「ヒロイン・アカネを救出する謎解きクイズキャンペーン」が実施中。
その名も「監禁されたアカネを救出せよ!」キャンペーン。
これは1枚の画像をヒントに謎解きを行い、アカネを救い出すとのもの。
画像自体は、公式HPや劇場、街で配られているチラシなどで確認出来る。
ちなみに画像には「www 55 2 66 55 444 66 .me」と記されている。
どうやら、隠されたURLを見抜くことが重要なようだが……。
このURLを見抜くことが出来た方には抽選で公式から賞品がプレゼントされるとのこと。
その賞品は、三浦貴大さんと夏菜さんのサイン入りポスターとプレス資料セットを3名。
プレス資料10名。
原作本10名。
こぞってチャレンジせよ!!
一方、映画館側でも面白いキャンペーンを展開。
ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿さんでは、ヒロインであるアカネと同様に白シャツと手錠姿で来場すると入場料を1000円にしてくれるらしい。
ちなみに、手錠は紐、またはバンダナやゴムなど代用可能。
白シャツについても、アカネが着用したようなダボダボであればなおさら良いのだそうだ。
この割引サービス自体は男性、女性ともに適用されるそうなのでご安心を!!
続いて『完全なる首長竜の日』の映画版『リアル〜完全なる首長竜の日〜』。
原作は第9回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
同回の優秀賞には『ある少女にまつわる殺人の告白』や、ドラマ化された『ラブ・ケミストリー』がありました。
『完全なる首長竜の日』、『ラブ・ケミストリー』、『ある少女にまつわる殺人の告白』も過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。
・『完全なる首長竜の日』(乾緑郎著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『ラブ・ケミストリー』(喜多喜久著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『ある少女にまつわる殺人の告白』(佐藤青南著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)
情報によると、こちらも原作既読の人こそがより楽しめるらしい。
どうやら、原作とは異なる展開のようです。
というワケで、2013年6月1日には映画『監禁探偵』と『リアル〜完全なる首長竜の日〜』に注目!!
◆関連過去記事
・「監禁探偵」(我孫子武丸原作、西崎泰正画)まとめ
・『狙われた病室(監禁探偵2)』(我孫子武丸原作、西崎泰正画、実業之日本社刊『漫画サンデー』連載)まとめ
・『夏に消えた少女』(我孫子武丸著、新潮社『Mystery Seller(ミステリーセラー)』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『里親面接』(我孫子武丸著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・速水三兄妹シリーズ
「8の殺人」(講談社)ネタバレ書評(レビュー)
「狼と兎のゲーム」関連
・「狼と兎のゲーム(第1回)」(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・「狼と兎のゲーム(第2回)」(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『狼と兎のゲーム(第3回)』(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『狼と兎のゲーム(第4回)』(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『狼と兎のゲーム(第5回)』(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・『狼と兎のゲーム(最終回)』(我孫子武丸著、講談社メフィスト連載)ネタバレ書評(レビュー)
・探偵Xからの挑戦状!「記憶のアリバイ」(11月18日)本放送ネタバレ批評(レビュー)
・探偵Xからの挑戦状!「記憶のアリバイ」解決篇(11月25日放送分)ネタバレ批評(レビュー)
・「TRICK×LOGIC(トリックロジック)」5話「亡霊ハムレット」推理にチャレンジ&発売からほぼ一週間が経過して……
(我孫子先生担当の「盗まれたフィギュア」について推理)
◆我孫子武丸先生のその他の作品はこちら。
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