2013年06月08日

金曜プレステージ「夏樹静子サスペンス 検事 霞夕子4 誤認逮捕〜もう失敗できない!1年前濡れ衣で人生を狂わされた男の周りで再び起こる怪事件…!かつてミスをした刑事はどう挑むか…?」(6月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「夏樹静子サスペンス 検事 霞夕子4 誤認逮捕〜もう失敗できない!1年前濡れ衣で人生を狂わされた男の周りで再び起こる怪事件…!かつてミスをした刑事はどう挑むか…?」(6月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

一年前のある日、殴られ、乱暴された被害者、杉田智穂。彼女の証言を元に容疑者として田処真也(林泰文)は強姦容疑で逮捕されてしまう。田処は無実を主張するが証言、証拠もそろい逮捕されてしまい、さらには婚約中の妹含め家族までも誹謗中傷の的となってしまう。
そんなお手柄を立てたのが刑事の佐伯徳馬(名高達男)。昇格も確実と言われていた 矢先、驚きの事実が明らかに。被害者として証言した女性は金目当ての狂言で誤認逮捕だったことがわかる。
誤認逮捕を警察も認め、田処は釈放される。しかし全ては遅すぎた、この誤認逮捕により田処は外資系エリートだった経歴も何もかも失い、さらには婚約中の妹も婚約も破談、家族崩壊してしまったのだった。
それから一年、アパ-トの室内である女性の遺体が見つかる。金井美奈子という会社員で、何者かに首を絞められていた。早速事件現場に向かった霞夕子、桜木、そして占部たち。さらに所轄の刑事として現れたのが誤認逮捕後、今は所轄の刑事となった佐伯だった。
そこへ突如、被害者の女性の上司、加藤義晴という男性が、女性が会議に来ないことをおかしいと思ってやってきた。大事な資料を被害者の女性に預けたままということでいきなり入ってきては、引き出しなどを勝手に開けて書類を取り出し帰ってしまう。しかし、彼が帰った後、加藤の指紋を含め、被害者以外の指紋がひとつも発見されなかった。捜査をかく乱させた疑いのある加藤の取り調べから始めるが次第に夕子は過去の誤認捜査との関係性に気付くことに。田処、佐伯も今回の事件に関連しているのか。夕子の鋭くも温かく、犯人と同じ高さに立って見るからこその視点から、驚きの新事実が明らかとなっていく。
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

エリートサラリーマンの田処は、強姦容疑で連行された。
被害者は杉田智穂。
風間輝樹の目撃証言もあり、取り調べを担当した佐伯刑事は信念を持って彼を逮捕した。

エリートサラリーマンの失墜は世間の注目を浴び、田処は失職。
その妹・万里子は結婚が決まっていたが、破談になり自殺未遂してしまう。

ところが、すべては智穂の嘘であった。
田処の逮捕は誤認逮捕だったのである。

だが、時すでに遅し。
田処は多くのモノを失った。
佐伯刑事も責任を取り、異動させられることに。

それから1年。
田処は大学時代の同級生・加藤の勧めで彼が勤める会社に再就職を決めた。
ところが、加藤は田処にコンプレックスを抱いていた。
当然、田処は加藤のイジメの対象となってしまう。

矢先、田処の同僚である金井美奈子が殺害された。
現場からは、田処のライターが発見され彼が容疑者となるが……。

ところが、事件発覚直後に美奈子宅を加藤が訪れていたことが判明。
しかも、仕事の書類を回収したいと現場を荒らした可能性もあった。

直後、田処が美奈子のストーカーをしていたとの告発メールが届く。
告発メールの主は田処の同僚・鵜沢弥生からであった。
さらに、弥生によれば加藤の机内に田処のライターを見たと言う。

田処はストーカーを否定。
もしかすると、加藤が田処に罪を着せようとしているのだろうか?

その夜、弥生が何者かに殺害されてしまう……。
その死体の周辺には招き猫が割られていた。
復元したところ、招き猫からは破片が欠けていることが分かる。

一方、弥生殺害容疑も田処へ向かう。

だが、一度誤認逮捕してしまってるだけに捜査本部は及び腰にならざるを得ない。
特に、佐伯刑事は田処の無実を主張し捜査を続ける。
結果、弥生殺害時刻に田処が宅配便を受け取っていたことを突き止めるが……。

次いで、佐伯は加藤が田処にライバル意識を抱いていたことを聞き込む。
さらに、加藤と美奈子が不倫関係にあったとの事実までも浮上。

その頃、加藤は田処に「お前、身辺整理しとけよ。社会人として疑われること自体が間違いなんだからな」と宣告する。
ところが、その加藤自身が容疑者として連行されることに。

弥生殺害の第一発見者も加藤の声を聞いたと証言。
さらに、加藤の私物から弥生宅から消えた招き猫の破片も発見。
しかも、加藤にはアリバイもない。

こうして、加藤は美奈子、弥生の殺害容疑で拘束されてしまう。

あまりに加藤に不利に運び過ぎている……何者かの意志を感じ取った夕子は追加調査を開始する。

まずは、弥生宅を確認した夕子。
割れた招き猫の置かれていた位置と死体の位置との相違から、招き猫がわざわざ割られた物ではないかと疑いを抱くことに。

招き猫に意味があるのかもしれない……そう考えた夕子は周辺の寺社を巡り、招き猫を調べる。
すると、意外な事実が判明する。

これを受けて、夕子は捜査を続けるよう指示する。
そして、田処が呼び出されることに。
その場には佐伯刑事も居た。

夕子は加藤がプライドを満たす為に田処を部下にしたことを指摘。
これに反発を抱いた田処が、美奈子を加藤から奪おうと接近し手酷くプライドを傷つけられたとの推測を明かす。

そこで田処は美奈子を殺害してしまった。
田処には1つの目算があった。
以前、疑われたことを利用し、自身を護ろうとしたのだ。
同時に加藤への復讐も果たすのだ。

まず、美奈子のライターを自身の物とすり替えた。
加藤の工作に偽装する為だ。
念の為、弥生には加藤の机に隠した自身のライターを目撃させている。

その上で、弥生に偽の告発メールを送らせた。
何故なら、弥生は田処と交際していたのだから。

証拠として、招き猫を持ち出す夕子。
その招き猫は寺社に弥生が納めた物を回収したモノ。
其処には彼女が田処と交際していることが書かれていた。

弥生殺害時に第一発見者が耳にした加藤の声も会議中の声を録音していたモノを再生したに過ぎなかった。

やがて、メール工作など知り過ぎた弥生を重荷に感じた田処はこれを殺害。
わざと招き猫を破壊すると、加藤の私物に破片を紛れ込ませ止めとしたのだ。

すべてが田処の犯行を示していた。

だが、田処には宅配便のアリバイが存在している。
ところが、これも受取の筆跡が田処のモノと異なっていることが判明した。
荷物の受取人はまったくの別人だったのだ。

しかし、佐伯はこれを知りながら隠した。
佐伯は田処の妹・万里子の自殺未遂に責任を感じていたのだ。
其処で、アリバイは無いが殺害には関係ないかもしれないと隠蔽したのである。

宅配便の受取人は風間輝樹であった。
田処は1年前の偽証について脅迫し、風間を操ったのだ。

こうして、田処のアリバイは破れた。
もはや、彼の犯行は白日の下に曝された。
田処は「自分は被害者なんだ!!」と叫び続けながら、連行された。

佐伯刑事もまた、意図せず田処に加担したことを認め逮捕された。
どうしても、誤認逮捕の責任を晴らしたかったのだそうである。

「田処は佐伯が居ることを知った上で、犯行に遷したのではないか」桜木が呟く。

田処の供述通りの場所から、加藤の声が録音されたボイスレコーダーが発見された。
これは大きな証拠となるだろう―――エンド。

<感想>

沢口さん主演「検事・霞夕子シリーズ」第4弾。
前作は2012年6月8日に放送されているので、ちょうど1年ぶりのシリーズ新作となります。
これまでのシリーズ作品については過去記事ありますね。
興味のある方はどうぞ!!

ドラマ原作は夏樹静子先生『誤認逮捕』(徳間書店、講談社刊)。

<あらすじ>

ふとしたことから、殺人事件は始まる!浮気、交通事故、遺産相続…ごく身近な出来事の裏には、闇の世界がまっている…。巧妙なトリックを駆使してもろくも崩れる現代家庭を描く。(解説・山村正夫)
(集英社公式HPより)


では、ドラマ版感想。

なかなかだったのではないでしょうか。
ただ、ちょっと筋書きが強引だったかなぁ……と思わないでもない。

特に佐伯の行動は不確定だし、田処の狙い通りにならない可能性の方が高いでしょう。
実際、宅配便の確認には佐伯と相棒も居たんだし。
たまたま、相棒が電話で席を外したからバレなかっただけだし。
これだったら、責任を感じていた佐伯に漬け込み、田処が抱き込んだとの方が分かり易かったかなぁ。
その方が確実だしねぇ。

それにしても、田処はもとからあんな性格だったんでしょうかね。
だとしたら、彼を支えようとした佐伯も弥生も報われないなぁ。
いろいろ、切ない。

メインキャストは今回も良かった。
沢口靖子さん、西村和彦さん、神保悟志さん、石丸謙二郎さん、良いですね。
特に西村さんはここぞと言うところの存在感を発揮してて良し。
そして、田処を演じた林泰文さんも怪演で素晴らしかった。
佐伯刑事役の名高達男さんも実直な役を好演されていました。
うん、全体的に演技面は文句なし。

今回に限り、公式のキャスト一覧が通常の「役名→演者」ではなく、「演者→役名」だったのには何か狙いがあるのかが気になるなぁ……。

◆関連過去記事
金曜プレステージ 夏樹静子サスペンス・検事・霞夕子「首吊り死体が歩いた!悲劇の始まりは1年前の交通事故…歯科医の死体!残された親指の指紋の謎が解けた時…事件の真相が明らかになる(森を歩く死体)」(2月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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【書籍】
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「天使が消えていく」(夏樹静子著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

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『死なれては困る』(夏樹静子著、徳間書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

【ドラマ】

検事・霞夕子シリーズ
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【その他情報】
夏樹静子先生インタビュー記事が「asahi.com」に掲載!!

夏樹静子先生、読売オンラインにて囲碁について語られる!!

<キャスト>

キャスト:役名
沢口靖子:東京地検検事 霞夕子
西村和彦:検事事務官 桜木洋一
神保悟志:警視庁捜査1課警部 占部明日香
石丸謙二郎:警視庁捜査1課管理官 岩瀬厚一郎
林泰文:グロリア商事社員 田処真也
神尾佑:グロリア商事・営業部長 加藤義晴
ダンカン:霞友之
松原智恵子:霞彩子
鍋本凪々美:霞夏子
藤田弓子:桜木栄子
名高達男:世田谷中央署警部 佐伯徳馬 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


ドラマ原作「誤認逮捕 (徳間文庫)」です!!
誤認逮捕 (徳間文庫)





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