2013年06月09日

「無関心探偵AGATHA」第2話(相川有作、幻冬舎刊「月刊コミックBIRZ(バーズ)2013年7月号」掲載)ネタバレ批評(レビュー)

「無関心探偵AGATHA」第2話(相川有作、幻冬舎刊「月刊コミックBIRZ(バーズ)2013年7月号」掲載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
阿嵩小杖:留津が出会った自称探偵を名乗る少女。
蓮出留津:イスカリオテ学園に転入して来た女子生徒。
唯井否:イスカリオテ学園の転入生。唯井教授の娘。
那多:イスカリオテ学園校長。
鞠吾:阿嵩と留津の担任教師。美術担当。
又居:美術部期待の星。
都成詩紋:又居の絵のモデル。絶世の美男子と褒め称えられる。

<ネタバレあらすじ>

イスカリオテ学園にて発生した都成詩紋殺害事件。
その顔は潰され、十字架に張り付けにされるとの凄惨な死に様であった。

この事件解決に乗り出したのが、自称探偵・阿嵩小杖。
そして、その助手となった蓮出留津。
2人は体育倉庫にて、血溜の中、後ろ手に縛られ転がされた生徒を保護する。
その傍らには血塗れのノミが転がっていた……。

小杖はこれこそが詩紋の遺体を損壊した凶器だと断定。
もともと、小杖が殺人事件が起こったに違いないと確信した理由は引き千切られた耳を発見した為だったのだそうだ。
その耳はどうみても死体から千切られたものだったのである。

生徒を解放する小杖たち。
其処へタイミングよく鞠吾が現れる。
留津は鞠吾が初めから此処に生徒が居ることを知っていたのではないかと疑う。
一方、小杖は凶器のノミとその持ち主を警察に通報する。

保護された生徒の正体が判明。
ボーイッシュな雰囲気を醸し出していたが、女子生徒。
しかも、留津と同じ転校生・唯井否であった。
転校生が1人消えたのは体育倉庫に捕まっていた為だったのだ。

否によれば、血の匂いに惹かれ殺害現場を発見。
其処を何者かに後ろから殴りつけられ気絶し、拘束されていたらしい。

否の無事を聞きつけた那多校長は、否の父・唯井教授に面目が立つと大喜びする。
一方、小杖が通報したことにより、ある人物が連行される。

そう、ノミの持ち主・鞠吾である。
だが、那多は特に動揺する様子もない。

これで、鞠吾が犯人かと思われたが―――詩紋の死を悲しむ又居に、小杖は犯人は別に居ると告げる。
果たして、その真意とは―――3話に続く。

<感想>

「月刊コミックBIRZ」2013年6月号より連載が開始された相川有先生最新作「無関心探偵AGATHA」。
その第2話です。
1話完結ではなく、続き物。
ファンタジックな絵に、特徴的な固有名詞が印象的な作品です。

さて、第1話にて小杖が「殺人事件が発生している」ことに気付いた理由は「遺体の1部を目にしていたから」だったんですね。
直接的な目撃者だったワケだ。

そして、体育倉庫に拘束された生徒の正体は男子生徒ではなく女子生徒。
唯井教授の娘・唯井否でした。
彼女もまた、12使徒の1人であるタダイからの命名の様子。

しかし、これで留津と否の2人が小杖の助手ポジションということで、留津が犯人でも不思議ではなくなったな。
留津の場合、命名もとが判然としないのもあるし。

そもそも、殺害されたのは詩紋で間違いないのかも疑問。
又居が詩紋だと認めたこと以外は不明だしねぇ。
とはいえ、顔が判別出来ないように潰されていることには意味がある筈。

う〜〜〜ん、いろいろ気になるなぁ。
月刊連載なので、もう少し1話あたりを詰め込んでも良さそうかもしれない……。

さて、此処からは本作の特徴的な固有名詞に注目してみましょう。
既にお気付きの方も多いと思いますが、どうも聖書に関連する語句がもとにされているものと思われます。

まず「イスカリオテ学園」の「イスカリオテ」。
調べてみたところ、これはヘブライ語で「カリオテの人」ということでその出身である12使徒の1人「ユダ」その人を指し示すそうです。

次に「阿嵩小杖(あがさこずえ)」。
こちらはおそらく「聖アガサ(アガタとも)」から来ているものか。
守護聖人の1人だそうです。

そして「担任教師・鞠吾(マリア)」。
「聖母マリア」でしょうか。

続いて「又居」。
12使徒の1人「マタイ」ですね。

そして「都成詩紋」。
同じく12使徒の1人「シモン」ですね。

ただ「蓮出留津(はすでるつ)」だけが分からない。
もしかして12使徒の1人「バルトロマイ」からかとも思ったが、余りに違い過ぎるか。
明らかに名前に意味がありそうなのですが、これが調べても出て来ない。
アナグラムも考えてみたけど、どうにも意味のある言葉にならないし……。
気になるところ。

これらの名前に出典同様の意味があるのか、あるいはモチーフのみに留まるのかが気になりますね。
もしも意味があるのならば、今後も「杏出玲(あんでれ)」とか「与羽(よはね)」と言った登場人物が出て来そうです。

でもって、上記登場人物名に意味があるとして内容に触れると。
12使徒の「シモン」は2人居るので「又居」がモデルとした「都成詩紋」も2人存在する可能性がありますね。
顔が潰されているのは此処に由来するのか?

いろいろ気になりますね、次回にも期待!!

◆関連過去記事
「無関心探偵AGATHA」第1話(相川有作、幻冬舎刊「月刊コミックBIRZ(バーズ)2013年6月号」掲載)ネタバレ批評(レビュー)

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