2013年07月02日

月曜ゴールデン「森村誠一サスペンス 魔性の群像 刑事・森崎慎平 妻を亡くした熱血刑事を襲う謎!恩師の変死体は事故?殺人?疑いは親友へ…心に潜む魔性とは!?」(7月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「森村誠一サスペンス 魔性の群像 刑事・森崎慎平 妻を亡くした熱血刑事を襲う謎!恩師の変死体は事故?殺人?疑いは親友へ…心に潜む魔性とは!?」(7月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

6年前に妻を亡くし、元検察官の義父・朝比奈(加藤剛)の家で暮らす警視庁捜査一課の刑事・森崎慎平(小泉孝太郎)。その森崎の中学時代の恩師・本木雄一(小笠原良知)が変死体で発見された。死因は石油ストーブによる一酸化炭素中毒。刑事たちは「事故」との見方を強めるが、森崎には腑に落ちない点があった。動物アレルギーの本木の部屋に動物の毛が落ちていたのだ。さらに調べていくと、本木には消費者金融に多額の借金があった。
本木はある教え子の借金の連帯保証人になっていたらしく、森崎の旧友たち、特に当時の問題児ばかりを訪ね、金の無心をしていたこともわかった。森崎は親友の前原(田中壮太郎)からも事情を聞くが、本木からは連絡がなかったという。事件の臭いが色濃くなっていった矢先、本木の胃に残っていた睡眠薬が普段から彼が常用しているものと違う薬であることが判明した。
そんな折、本木の教え子の一人・黒田(田中美央)が一酸化炭素中毒で死亡した。森崎は黒田がとある定食屋に何度も通っていたことを突き止めた。前原は宮市純子(長山藍子)が切り盛りするその店の常連客だったが、黒田には会ったことがないという。前原と黒田に何か関係があると睨んでいた森崎は、前原の証言に疑問を持ち始めていた。
(月曜ゴールデン公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

6年前に妻・玲子を暴漢の手により喪った森崎慎平は刑事である。
今は、1人娘と共に元検察官の義父・朝比奈のもとで暮らしている。
慎平のモットーは警部であった亡き父から譲り受けた「何事も諦めないこと」である。

そんなある日、慎平の中学時代の恩師・本木が一酸化炭素中毒で死亡した。
事故と思われたが、本木の自宅から猫の毛が検出されたことから慎平は事故に偽装した他殺を疑う。
本木は動物アレルギー、猫の毛は何者かが本木宅に運び込んだ物と思われたからだ。

本木が所持していた教え子たちのリストに注目した慎平。
調べたところ、本木が元教え子の中から脅迫出来そうな人物をピックアップし金を要求していたことが分かる。
其処には素行の悪かった黒田らの名前が上がっていた。
過去の本木からは考えられない行動に驚く慎平。
リストには、慎平の親友にして今や大企業の常務となり妻・奈美子と暮らす前原の名前もあったが……。

慎平は中学時代の前原を思い出す。
前原は猫に「タロウ」と名付け可愛がっていた。

矢先、黒田が一酸化炭素中毒で死亡してしまう。
その自宅からはスノードームが発見されていた。

本木が服用していた睡眠薬が彼が常用していた物と異なることが判明。
さらに黒田の死により他殺の疑惑が濃厚になる中、前原を訪ねる慎平。
慎平から2人の死を聞かされた前原は「知り合いが2人も殺されるなんて、怖いなぁ」と洩らす。

慎平は2人が殺されたとは言っていない。
やはり、前原は何かを知っている。

前原について調べ始めた慎平。
彼の父・前原敏夫も一酸化炭素中毒で死亡していたことを突き止める。
奇しくも、今回と同じ殺害方法である。

さらに、前原行きつけの喫茶店に黒田が出入りしていたことも判明。
喫茶店の経営者は宮市純子という女性であったが……。

生前の前原敏夫が久夫に暴力を奮っていたことが分かる。
久夫には父親である敏夫を殺害する動機があったのだ。
しかも、本木はこれを薄々察していたらしい。

慎平は前原に真実を打ち明けるよう迫る。
前原は慎平の真摯な態度に打たれ、自身が暴力に耐え兼ね父を殺害したこと。
それをネタに本木に脅迫されたことを明かす。
だが、本木を殺害していないと主張するが……。

黒田の自宅から回収されたスノードームが高価なものと判明。
その入手経路から、もともと前原宅にあったものと分かる。
そう、前原は黒田とも繋がりがあったのだ。

「これ以上、嘘を吐かないでくれ」と訴える慎平に心を動かされた前原は今度こそすべてを打ち明ける。
父殺害で本木に脅迫された前原、本木の死後、黒田にも脅迫されたのだと言う。
スノードームはその際に奪われたものだそうだ。
だが、2人の殺害は自身の犯行ではないと主張する。

これを信じた慎平は真犯人を捜すことに。
宮市純子の喫茶店に出入りする猫を見つけた慎平は鑑定を依頼する。
さらに、宮市純子について調べた結果、意外な事実が……。

その頃、前原と奈美子も宮市純子について意外な事実を突き止めていた。

宮市純子を訪ねた慎平。
純子の喫茶店に出入りする猫の名も「タロウ」であることを知り、慎平は確信する。
「タロウ」という名は前原が過去に可愛がっていた猫の名から付けたのだろう。
そして、この「タロウ」の毛と本木宅で検出された猫の毛が一致したのだ。

この事実を純子に告げる慎平。
さらに、純子が前原の実母であることを突き付ける。

宮市純子―――その旧姓は宮村。
宮村潤子こそは前原の母の名だったのである。

純子は自身が本木と黒田を殺害したことを認める。
純子は夫である敏夫の暴力に耐え兼ね家を出た。
だが、前原をずっと見守っており、彼が敏夫を殺したことも知っていた。

そんなある日、前原が本木に脅迫されている現場に出くわした。
様子を窺っていると、本木に見つかってしまう。
本木は純子が前原の母であると知っており、こちらも脅迫して来た。

「本木は、私も脅迫して来たんです」

だから、純子は本木を殺した。
ところが、今度は黒田が純子を脅迫して来た。

「黒田も、私を脅迫して来たんです」

だから、純子は黒田を殺した。
「私も脅迫して来たんです」と繰り返す純子。

そんな純子に「何故、一酸化炭素中毒で殺害を?」と問う慎平。

「あの2人は夫に似ていたんです。だから……」

夫・敏夫に似ていたから同じ方法で抹殺した。
息子に安心して欲しかったと口にする純子。

「何故、久夫を置いて出て行ったんですか?」さらに問う慎平。
「何かしたワケでもないのに暴力を奮われたことってありますか?」
慎平の問いに問いで答える純子。
どうやら、久夫を連れて逃げた純子だが敏夫から逃げ切れなかった為に捨てざるを得なかったようだ。

其処へ、前原夫妻がやって来る。
奈美子が純子こそが前原の母ではないかと疑問を抱き調べていたのだそうだ。
こうして、親子の名乗りを上げるのであった。

前原の罪は子供の事ゆえ、不問だそうだ。
だが、純子の罪は問われるそうである―――エンド。

<感想>

月曜ゴールデン「刑事・森崎慎平」シリーズ第1弾。

ドラマ原作は森村誠一先生『魔性の群像』(祥伝社、徳間書店刊)。

<あらすじ>

・徳間書店版

ようやく手に入れた念願の一戸建て住宅。牧原藤子は新居に満足していた。しかし、おもわぬ不幸が近所に潜んでいた。
親切の隠れ蓑を着て近づいてきた向かい家の細君は、牧原家のゴミ袋を覗くほどの詮索好き。右隣からは毎夜、プロレスのテレビ中継が大音響で轟いてくる。左隣からは猫除けオキシフルの猛烈な異臭が漂い、裏家からは庭に舞い散る落ち葉への抗議が。終の栖として入居した家が“隣魔”に囲まれていたのだ。
このままではなんのためのマイホームなのかわからない。目には目を。藤子は反撃にでるが……日常に潜む殺人動機の芽をテーマに人間社会の病巣を鋭く描く恐怖ミステリー。

・祥伝社版

怖いのは、隣人ですか? 妻ですか?
日常生活に潜む“魔”の襲来を描いたサスペンスの傑作!

牧原藤子(まきはらふじこ)がようやく手に入れた一戸建てのわが家。だが、思わぬ不幸が近所に潜(ひそ)んでいた。親切なお向かいの夫人は実はゴミ袋を覗(のぞ)くほどの詮索(せんさく)好き、両隣からは大音量のプロレス中継に猫よけの異臭……。終(つい)の栖(すみか)となるはずだったのに、ひと癖もふた癖もある人たちに取り囲まれていたのだ。やがて藤子を悲劇が襲う! さまざまな日常のストレスが生む恐怖とは?
(徳間書店、祥伝社公式HPより)


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では、ドラマ版の感想を!!

なんだか、純子がいろいろモヤモヤするなぁ……。
結局、純子は前原を見守ると言いつつ、本当に見ているだけで何一つ手助けはしていないような……。

本木と黒田を殺害したのも「私も脅迫して来たんです」で、自身に火の粉が降りかかったからにしか見えなかった。
あれ、2人が純子を脅迫しなければ放置してそうだな。
純粋に母として息子を助けたいという動機ではダメだったのだろうか……。

さらに、よりにもよって息子に容疑が向かいかねない殺害方法はどうなのだろう。
しかも、息子に安心して欲しいとか言ってたが、あの殺害方法を息子が知れば、同じ方法で誰かが殺害しているのだから不安になるだけだろう。
少なくとも、安心は出来ないわ。
しかも、本木と黒田の殺害法を同じ物にしたことで2件の関連性も露見するし。
さらにさらに、その所為で息子の父殺害もバレるし。
何をしたいのかが分からない。
そんなに息子を追い詰めたいのか?

あれは単に自分が出来なかった夫への復讐を本木と黒田にぶつけているだけに見えた。
そして、遂には前原にとって母親が殺人犯になっちゃうし。
イロイロな意味で純子は罪深い。

とりあえず、純子無双。
純子、怖ええええええええええええええ……との感想でした。
それくらい純子のインパクトが凄かった。

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アタミステリーへの誘い……
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【その他】
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クリスマス(12月24日)の森村誠一さん!!
(「森村誠一 謎の奥の細道をたどる」についての過去記事です)

<キャスト>

森崎慎平:小泉孝太郎

朝比奈公介:加藤 剛

宮市純子:長山藍子

前原久夫:田中壮太郎
前原奈美子:荒木真有美
海老沢忠良:堀内正美
後藤琢人:加藤 頼
本木雄一:小笠原良知
黒田義之:田中美央 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)


ドラマ原作「魔性の群像 (祥伝社文庫)」です!!
魔性の群像 (祥伝社文庫)





「魔性の群像 (徳間文庫)」です!!
魔性の群像 (徳間文庫)





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