2013年06月26日

「遺留捜査 シーズン3」(テレビ朝日、2013年)

「遺留捜査(2013年)」(テレビ朝日、2013年)まとめです!!

テレビ朝日系水曜21時枠にて放送、全9回。
「遺留品」に特別な想いを抱く刑事・糸村、そんな彼と仲間たちの捜査を描く。

<各回あらすじ>
・糸村が3度帰って来た!!本庁から森田刑事がやって来る中、挑むのはとある女優が関わる事件。
「遺留捜査(2013年版)」第1話「ハーモニカ」(4月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・事件はまだ終わっていなかった。爆弾魔を追う糸村。
「遺留捜査(2013年)」第2話「ルビーの指輪」(4月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・心中事件が発生!!ところが意外な真実が……。
「遺留捜査(2013年)」第3話「赤の香水」(5月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・有名教師が殺害された。彼の遺志とは……。
「遺留捜査(2013年)」第4話「ふたつの茶杯」(5月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・高名画家の娘の助手が殺害された。どうやら、秘密があるようで……。
「遺留捜査(2013年)」第5話「折れた絵筆」(5月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・セレブが殺害された。遺留品は商店街のスタンプカード!?
「遺留捜査(2013年)」第6話「スタンプカード」(5月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・ホステスが殺害された。糸村はシュシュに興味を……。
「遺留捜査(2013年)」第7話「テーラーのシュシュ」(5月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・見逃しました……永久欠番の8話です。
「遺留捜査(2013年)」第8話「殺しのチケット」(6月5日放送)ネタバレ批評(レビュー)

・容疑者が死亡。糸村が責任を問われることになり大ピンチ!!此処に月島中央署の面々が立ち上がる!!
「遺留捜査(2013年)」最終話(第9話)「最後の遺留品!!森の中の真っ赤なドロップ」(6月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<感想>

3度、我々の前に姿を現した「遺留捜査(2013年版)」。
これまでは木曜21時枠での放送でしたが、今シーズンは水曜21時枠となりました。

舞台はシーズン2(2012年版)と変わらず月島中央署。
メンバーにはシーズン1でお馴染みの横山君と、本庁からやって来た森田刑事が加わりました。
入替りに佐久間刑事と二宮刑事が本庁へ異動との設定で退場、初回のみの登場となりました。
ですので、メンバーの人数的にはシーズン2と同じとなります。

「遺留捜査」のコンセプトは、事件解決そのものよりも「被害者の遺志」―――それを「被害者が大切にしていた(思っていた)誰か」に伝えるとのもの。
ゆえに時に「遺留品」を追う糸村は捜査の本筋に全く絡んで来ないこともある、そんな作品です。

これがかなり特徴的。
糸村が遺留品を追うことで死者の声を拾い上げ相手に伝えること―――それは、基本的に視聴者を泣かせようとする展開に繋がります。

司祭・糸村が遺留品を通じ死者の声を生者に届ける。
死者の想いを知った生者は、其処から死者の愛情を知り喪ったものの大きさを知る。
あるいは、誤解を解き死者を偲ぶ。

今シーズン3でもこのコンセプトは揺らがず継承されており、ファンを喜ばせました。

ただ、一方でこのコンセプトを重視するあまり、肝心の「被害者の遺志」と「被害者が生まれることとなった事件」とが乖離し過ぎて相互に打ち消し合い、全く意味のないモノになった回が生じていたのも事実でした。
此処はコンセプトの特異性が仇となったと言えそうです。

とはいえ、このコンセプトが嵌ったときの破壊力は大きい。
中でも最終話は特に素晴らしかった。
流れる音楽とも相俟って、思わず泣いてしまうことに。

コンセプトの性質上、あくまで個人の事件のみであり、大きな事件は描かれない「遺留捜査」。
物凄い大傑作とまでは言えないけど、中堅どころの良作的なポジションの作品です。
でも、其処が良い!!

これで最後と言わず、是非、第4シーズンの制作を待ちたいですね!!

「遺留捜査DVD-BOX【DVD】」です!!
遺留捜査DVD-BOX【DVD】





「遺留捜査2 DVD-BOX」です!!
遺留捜査2 DVD-BOX





「遺留捜査3 DVD-BOX」です!!
遺留捜査3 DVD-BOX



ラベル:遺留捜査
posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送終了ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック