2013年08月12日

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第77話「掘り出し物」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年9月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「C.M.B. 森羅博物館の事件目録」第77話「掘り出し物」(加藤元浩著、講談社刊「月刊少年マガジン 2013年9月号」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

登場人物一覧:
森羅:主人公。C.M.B.の指輪の主。多大な影響力を持つ。
七瀬立樹:森羅のパートナー。身体を動かすことが得意。

横槍:森羅、立樹の友人の1人。
横槍達洋:横槍の従兄弟。ペンションを購入した。
立花夏樹:達洋の会社の元同僚。
裏垣:達洋の購入したペンションの前オーナー。

<ネタバレあらすじ>

森羅と立樹たちは仲間の1人・横槍の紹介であるペンションへ向かうこととなった。

なんでも、横槍の従兄弟・達洋が横槍家に200万円の無心に訪れたらしい。
その理由がペンションを買う為。
横槍の父はポンと言い値を貸し与えたが、今になって回収可能か不安に駆られたのだそうだ。
其処で、ペンションの様子を横槍が見に行くことになったのだ。
状況によっては、回収を諦めることになるかもしれないそうである。
見極めも兼ねているのだ。

駅に降り立ったメンバー、目の前は海である。
立地条件は最高だ。
これなら成功するだろう……と思いきや、目的のペンションは逆方向の山の中らしい。

迎えにやって来た達洋に連れられ、到着した先は山の中の廃墟のような小屋。
これが達洋の語るペンションであった。

呆気にとられるメンバーたちを尻目に、達洋は「お買い得だった」を連呼する。
何でも、前オーナーの裏垣によれば「この物件には隠された宝がある」らしい。

それさえ見つけられれば……と達洋。
メンバーは「それって騙されたんじゃぁ……」と思い浮かべるが……。

横槍の従兄弟のことでもあり、見るに見かねたメンバーも一緒になって「隠された宝」を探すことに。
ところが、裏の池が水没した深い洞窟に繋がっていること以外、特に目ぼしい物はない。
その洞窟自体も途中で岩に塞がれており通行不可であった。

しかし、達洋は諦めない。
その理由が判明した。

達洋が勤めていた会社の元同僚・立花夏樹が両親の介護の為に退社し地元に戻って来ていたのだ。
どうやら、達洋は夏樹の傍に居る為だけにペンション経営に乗り出したようだ。
恋を成功させる為にも「隠された宝」を見つけなければならない。

メンバーは一際奮闘することに。
しかし、前オーナーの裏垣がペンションを売った金で海外へリゾートに出かけてしまった。
裏垣は「確かに隠された宝は存在する」と述べていたそうだが……。

此処で森羅が「驚異の部屋を案内します」と決め台詞を!!

森羅は水源地を確認。
仕切りを動かすことで、水の流れをコントロールできることを明かす。
それにより、裏の池の水量が変わるのだ。

すると、水没していた洞窟を塞いでいた岩の上に空洞部が!!
これで奥に進むことが出来る。
奥に進んだ森羅たちが目にしたモノは!?

なんと、ヒカリゴケの群生地であった。
これは間違いなく観光資源になる。
裏垣の言っていた「隠された宝」とはこのことであった。

こうして「宝」を発見した達洋。
次は看板娘をゲットするべく夏樹のもとへ向かうのであった―――エンド。

<感想>

「月刊少年マガジン」2013年9月号掲載「77話 掘り出し物」です。

「ひと夏の冒険」的な物語でしたね。
まさに8月にピッタリのエピソードでした。

なかなか良かったです。
次回も期待!!

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