2013年07月27日

「サイレーン」第13話「橘カラの欲しいものA」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第13話「橘カラの欲しいものA」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

<ネタバレあらすじ>

登場人物一覧:
里見偲:男性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の猪熊と恋人同士。
猪熊夕貴:女性。警視庁機動捜査隊所属。相棒の里見と恋人同士。
橘カラ:女性マネージャー急性アルコール中毒死(実は他殺?)の犯人?猪熊に興味を持つ。
渡:猪熊の寮の向かいに住む。カラを家に置くこととなった。
千歳:生活安全課所属。

・前回までのあらすじはこちら。
「サイレーン」第12話「橘カラの欲しいもの@」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

市民プールの更衣室にて再会を果たした猪熊とカラ。
とはいえ、この再会はカラにより仕組まれた物であったが……。

それを知らない猪熊は純粋に再会を喜び2人でプールを楽しむことに。

水泳には自信があった猪熊だが、カラの泳ぎはそんな猪熊をあっさりと凌駕してしまう。
カラの泳ぎに感心する猪熊。

ひとしきり泳ぎ終え、再び更衣室。

カラへの対抗心から普段以上に頑張り過ぎたと洩らす猪熊。
その隣では、カラが猪熊の様子を眺めつつ薄く微笑んでいる。
2人の背後には鞄を椅子に置き、熱心に髪を拭う女性の姿もあった。

カラとお喋りを楽しむ猪熊だが、不意に何やら険しい表情を浮かべる。
まさか、気付かれたか……警戒するカラだが。

猪熊はそんなカラを更衣室に残し、屋外へ。
電話で生活安全課の知人に応援を頼む。

なんと、あの短時間に盗撮犯を発見したのだ。
どうやら、鞄を椅子に置いていたあの女性が更衣室内の様子を撮影していたようである。
鞄の中にカメラでも隠していると思われた。

猪熊を追って外へ出たカラはこれを聞きつけ、彼女に問う。
「盗撮犯の映像には猪熊自身も撮影されているが、恥ずかしくないのか」と。

これにあっさりと「それが証拠になるのなら構わない」と断言する猪熊。
そんな猪熊の強さに惹かれるカラ。

結局、猪熊は盗撮犯を捕まえるべくその場に残ることになり、その場は別れることになったカラ。
だが、去り際に思う。
「自己犠牲をも厭わない正義感……それこそが欲しい」と―――14話に続く。

<感想>

「週刊モーニング」では『レンアイ漫画家』や『シマシマ』、『はるか17』などで知られる山崎紗也夏先生の新連載です。
『レンアイ漫画家』は設定と展開が面白くて読みました。
それだけに新連載への期待も高まります。

そんな「サイレーン」、内容は刑事もの……しかも男女バディもので、「警視庁機動捜査隊(キソウ)」を取り上げた作品となりました。
設定に「キソウ」を採用している点が珍しいですね。
ドラマでも「キソウ」がメインになった作品は「警視庁機動捜査隊216」くらいか。

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その第13話。

サブタイトルは「橘カラの欲しいものA」。
「橘カラの欲しいもの」は「猪熊の正義感」だったか。

カラはその名の通り「空」。
それゆえに、自身に欠ける物を補おうと求めている。
以前から予測している通り「カラは自身に無い物を持っている対象を特定すると、これに近付き相手を殺害することで、自身に欠けた物を相手から奪う」で正しいようです。

キャバクラの女性マネージャーを殺害し「その垢抜けた佇まい」を奪い、綺麗になった。
タクシー運転手は「自身は選ばれた」と語っていたが「その選ばれた存在であること」を彼を殺害することで奪ったものと思われます。
だとすると、これまでにも同様の犯行を重ねているのが当然。
里見が過去に遭遇した「薬局店息子殺人事件」を皮切りに変貌したものと思われますね。
カラの闇は想像以上に深そうだ。

止められるのは里見と猪熊のカップルのみかも。
これに渡が意外な活躍を示しそうな予感。
果たして、如何なる結末を迎えるのか……14話に期待!!

ちなみに、山崎先生と言えば『七瀬ふたたび』のコミカライズでも知られる方です。

「七瀬ふたたび」(筒井康隆著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆関連過去記事
「サイレーン」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)第1話から第10話までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「サイレーン」第11話「災難な日」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「サイレーン」第12話「橘カラの欲しいもの@」(山崎紗也夏作、講談社刊「週刊モーニング」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)」です!!
レンアイ漫画家(5)<完> (モーニング KC)





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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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