2013年07月26日

「実は私は」第25話「素直になろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第25話「素直になろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第25話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「オレンジ」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
葉子の父:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒崎朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

みかんが茜から取り戻した眼鏡が喋り始めた。
眼鏡によれば、名前は「フクちゃん」。
みかんを幸せにするためにやって来た「福の神見習い」らしい。

あまりの急展開に絶句するみかんと渚。
だが、現実である。

フクちゃんはみかんが眼鏡を如何に大切にしていたかを渚の前で力説。
すなわちそれは、みかんが朝陽から貰った眼鏡を大切にしていた歴史。
ということは、みかんが如何に朝陽を想っているかの証明でもあった。
そんなみかんの想いを朝陽に伝えさせる―――フクちゃんはみかんに朝陽への告白を促しにやって来たのだ。

みかんは朝陽への想いを抑える為に眼鏡をかけて「外道クイーン」を演じていた。
今後、眼鏡をかければ「即、逃げ」と判断され、みかんに代わって「フクちゃん」が告白するとの宣告までされてしまう。

これを知った渚は「君もなのか……」とショックを受ける。
何故なら、渚もまた朝陽への報われない想いに悩んでいたからである。
だが、フクちゃんへの対処に追われるみかんは渚のそんな態度を見逃してしまう。

そうこうしている内に、当の朝陽が葉子と共にやって来た。
朝陽の姿を目にした裸眼のみかんはドギマギ。
自分を取り戻すべく「外道クイーン」モードに入ろうと眼鏡をかけようとするが……。

「私、朝陽君のことが……」

眼鏡を着用した途端に、「フクちゃん」が喋り出してしまう。
結局、「外道クイーン」に変じられないみかんは四苦八苦することに。

そんなみかんの様子に普段と異なる物を感じた朝陽はみかんに注目。
これが余計にみかんを追い詰める。

みかんの窮地を捨て置けなくなった渚はボディを脱出。
本体を風に曝し、朝陽と葉子の注意を惹き付ける。
渚に出来るせめてもの援護射撃であった。

「ちょっ、藍沢さん……それ」
みかんの前にも関わらず本体を露出する渚に動揺する朝陽と葉子。
特に葉子は動揺のあまり、羽まで曝すほどだ。
これには朝陽がビックリしてしまう。

みかんを庇い、正体を危険に曝す渚。
渚を庇い、正体を危険に曝す葉子。
渚と葉子を庇う朝陽。

それぞれがそれぞれを想っての行動がカオスをその場に生み出して行く……。

其処で、みかんがいち早く回復した。
慌てて元に戻る渚、朝陽に注意を促される葉子。
みかんから2人を隠すべく立ち塞がる朝陽。

これにより、みかんは朝陽と至近距離に。
顔を赤らめたみかんは、フクちゃんの宣言を忘れ眼鏡に手を!!

「このままでは危ない!!」
意を決した渚は、みかんからフクちゃんを奪い自身が着用する。
ところが―――フクちゃんは止まらない。

「あなたのことが好きです……って、アレ?」
勢い余って渚の頭上から告白の言葉を口にするフクちゃん。
奇しくも渚が朝陽に告白してしまった状況に。

本心を思わぬ形で暴露され硬直する渚。
思わぬ告白を受け、凍り付く朝陽。
思わぬ展開に、激しく動揺する葉子。

3者の暑い夏は終わらない!?―――26話に続く。

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻も重版出来とのことで、目出度い。
2巻も発売予定で、表紙は委員長こと渚ですよ!!
そして、本作かなり面白い!!

その25話。
新キャラ(?)眼鏡のフクちゃん登場でさらなる盛り上がりを見せる「実は私は」。
公式ツイッターによれば「あのトム・クルーズも面白いとツイートした話題の作品」とのことで目が離せない。
しかも、これがニュースになり、テレビ朝日さんの「やじうまワイド」でも取り上げられたとのことで、勢いは止まりません。

その勢いを活かした今回の超展開に多くの読者が驚愕したことでしょう!!
「みかんのいじらしさ全開か……と思いきや、まさかの渚告白による恋のスクランブル状態」になるとは!!
サブタイ「素直になろう!」の主体はみかんではなく、渚だったワケですね。

いや、この怒涛の展開には度胆を抜かれた。
この作品、本当に面白い!!
次回がどうなるのかが気になって仕方なく、本当に楽しみ!!

思いも寄らぬ形で告白してしまった渚。
「フクちゃん」の正体を明かしたいところだが、明かしてしまえば間接的に「みかんの恋心を告げ口する」ことになるので出来ない。
かといって、このままでは……葉子を想う朝陽を裏切ることになる。
でも、告白の内容それ自体は正しいワケだから……とのジレンマが。

渚の告白を受けて、大きく動揺する葉子にも注目。
葉子は「朝陽が渚のことが好きだ」と思い込んでいるので、この渚の告白により葉子の中では「2人が両想いになる」ことに。
友人を想う葉子にとっては嬉しい事の筈ながら、葉子自身も朝陽に知らずに恋心を抱いている筈なので衝撃は大きい。

朝陽にとっては、過去にフラれた渚に今になって再度告白されるとは思いも寄らぬこと。
第一、朝陽の中で「渚は葉子への恋心を知っている相手」の筈なので、これまた衝撃は大きい。

奇しくも「外道クイーン」を名乗っていたみかんと同じく周囲に影響を与える存在になりましたね、フクちゃん。
まさに「第1次フクちゃんショック」と言えそう。

これを切り抜けるには渚が「すまん、冗談だ」と告げるぐらいか。
だが、これを口にすれば渚の恋心が折れてしまう……。
茜や獅穂が来るしかお茶を濁せそうにないなぁ……。
ただ、此処は濁してしまうのが正しいのかも不明だし。

あああああああああああああ、どうなる?どうなる?
そう言えば、フクちゃんの正体はみかんと渚しか知らないワケだが、今後もこの状態なのか。
こちらも気になる。

いよいよ本格的にみかんエピソード開始かと思いきや、渚エピソードの開始。
流石、2巻表紙を飾っただけのことはある。
次回も必読だな!!

そう言えば、コミックス2巻も発売予定。
表紙は1巻の葉子に続き、渚です。
これだと3巻は獅穂、4巻は茜の順かな?
みかんは後半の切り札か。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

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