2013年07月19日

推理小説とジグソーパズルが融合!?『推理小説×ジグソーパズル 鏡の国の住人たち』に注目せよ!!

「ミステリ」と言えば、一部に「パズラー」と呼ばれる作品が存在するように「読むパズル」と言い換えても過言ではないジャンル。

ピースを集め、組み合わせを試行錯誤し、空白を埋めて行くことで、全体像を浮かび上がらせるパズル。
証拠や根拠を積み重ね、これを試行錯誤しつつ論理立てて、犯行のアウトラインを埋めて行くことで、トリックや全体構造を浮かび上がらせるミステリ。
まさに共通構造を持つこの2者の和合性たるや抜群の筈。
実際、論理パズルを組み込んだミステリも多い。

とはいえ、「物理的なパズル」と「ミステリ」を組み合わせた作品には、寡聞にしてなかなかお目にかかれていないような気がします。
これを成立させる為には、ある種の遊び心を備えておらねばならない為でしょうか。

例えば、ルービックキューブと連動したミステリはないだろうか。
例えば、ジグソーパズルと連動したミステリはないだろうか。

ところが、あったのです。
そんなミステリが!!

なんと、ジグソーパズルと連動したミステリが存在していました。
そう、推理小説とジグソーパズルが遂に融合したのです。
それが『推理小説×ジグソーパズル 鏡の国の住人たち』!!
著者は京都大学推理小説研究会さん。

本作、60ページほどのミステリにジグソーパズルが付いています。
それも血塗れのジグソーパズルが。
このジグソーパズルを完成させることで、ミステリの真相も明らかになるとのもの。

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぅ。
良さそうじゃないですか!!

「新本格」という一大ジャンル、その主流を築いた京都大学推理小説研究会さん。
今度は「物理パズル連動ミステリ」の新地平を開くのか!?
要注目です!!

◆関連過去記事
京都(ミステリ用語辞典)

ビラがパズルの人・東田大志さんを知っていますか?

「推理小説×ジグソーパズル 鏡の国の住人たち ([バラエティ])」です!!
推理小説×ジグソーパズル 鏡の国の住人たち ([バラエティ])



【関連する記事】
posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 既刊情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。