2013年08月24日

金曜プレステージ「女医・倉石祥子2〜死の研究室〜破天荒な女医×童顔看護師の最強タッグ!愛娘の死は医療ミス?疑惑の名医…急死の謎 消えたカルテと毒注射 隠された恐怖の医療」(8月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「女医・倉石祥子2〜死の研究室〜破天荒な女医×童顔看護師の最強タッグ!愛娘の死は医療ミス?疑惑の名医…急死の謎 消えたカルテと毒注射 隠された恐怖の医療」(8月23日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

倉石祥子(片平なぎさ)が勤務する関東医科大学に、木下健太(三浦涼介)という青年が入院していた。同大学の准教授木下さゆり(高橋ひとみ)のおいで、祥子にあこがれる明るい青年だ。彼の病名は横紋筋肉腫。筋肉ががんに侵される病気で、彼の場合は、最初に担当した皮膚科医師の医療ミスが原因でがんが発病し、既に転移が進み打つ手がない状況だった。
蒲田駿(小池徹平)は思うところがあって、関東医科大学を辞めることになっていた。冷たいことに彼の送別会は、祥子の発案で病院の食堂。食堂で、祥子は男子学生に人気のある小田切澄江・細胞生命生物学研究部門教授(大塚良重)と出くわし、おかずの小鉢を譲ってもらう。駿は赤井和義(大友康平)に、祥子との関係をどう進めればいいのか相談され困惑する。
ある日、入院患者の山内晴美(SAORI)が急死する。彼女も健太と同じ皮膚科医師の医療ミスが原因でなった横紋筋肉腫の患者だった。あまりの突然の死に祥子は死因に疑問を覚える。翌日、晴美の診断ミスをした皮膚科医師、杉山晃(中村誠治郎)が心筋梗塞で死亡する。杉山医師の葬儀の席で、祥子は晴美の父・尚三(河野洋一郎)と杉山の父・義満(名高達男)が言い争っているのを目撃する。祥子は数日前に杉山(名高)が病院でさゆり(高橋ひとみ)と会っていたことを思い出す。
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

関東医科大学に勤務する医師・倉石祥子の身の回りで様々な変化が起ころうとしていた。

まず、盟友と言うべき看護師・駿が病院を辞めることになった。
一方で、友だち以上恋人未満な関係の同僚医師・赤井に帯広への異動話が浮上する。
異動すれば、5年は動けないらしい。

大切な人々が離れて行くことに祥子は寂しさを覚える。

さらに、木下さゆり准教授の甥である木下健太が入院して来る。
彼は医療ミスが原因で横紋筋肉腫を悪化させていた。
余命幾許も無い状態で、健太を我が子のように可愛がる木下の悲嘆は大きかった。

そんな木下は細胞学研究室の小田切澄江教授に何やら相談しているようだが……。

そんな中、健太と同じく医療ミスが原因の横紋筋肉腫に苦しんでいた山内晴美が死亡する。
死因は「冠動脈に腫瘍の塊が出来ていたことによる塞栓」が原因であった。

さらに、晴美の医療ミスの原因となっていた杉山晃が急性心不全で死亡してしまう。

余りと言えば、余りのタイミングに他殺を疑う祥子。
晴美の死の直後に、杉山の父が木下を訪ねて来ていたことも何か背景を感じさせたが……。

調べたところ、20年前に杉山が関東医科大学に在籍していたことが判明する。
どうやら、医療ミスを起こしたことが原因で公式資料から名前を抹消されたらしい。
医療ミスの被害者は、今回と同じく横紋筋肉腫を悪化させて死亡していた。

調べた内容について赤井に相談した祥子。
すると意外な助言を貰うことに。

晴美の死因「冠動脈塞栓」だが「免疫治療腫瘍細胞を打った為ではないか」と推測したのだ。
もし、これが事実ならば画期的な治療法であり、当然公にして研究費の補助を求めるべき類の物らしい。
にも関わらず、何故、公になっていないのか?

さらに、杉山の死因である心筋梗塞の症状が「免疫治療腫瘍細胞を打つこと」によっても引き起こせることも判明。

つまり、晴美と杉山の死に対し「同じ免疫治療腫瘍細胞を注射された他殺の可能性」が出て来たのだ。

一方、健太は木下が杉山を殺害したのではないかとの疑惑に囚われ苦しんでいた。

矢先、赤井は小田切教授の出したゴミの中に胎児の手の骨を発見してしまう!!
小田切教授は何をしているのか!?

そんな中、健太の容態が急変。
焦る木下は例の「免疫治療腫瘍細胞」を使おうとするが……祥子たちに止められる。
晴美の件でも分かる通り「免疫治療腫瘍細胞」は未完成品なのだ。

さらに、祥子はこの「免疫治療腫瘍細胞」を作った人物が木下ではないと断定する。
その製作者こそが晴美と杉山を殺害した犯人だそうだが……。

祥子と赤井は小田切教授のもとを訪れる。
「免疫治療腫瘍細胞」の製作者は小田切教授であった。
晴美と杉山晃を殺害したのは小田切教授だったのだ。
では、この治療法の研究を公にしなかった理由は何か?

其処には、赤井が目撃した胎児の手の骨が関わっていた。
なんと、小田切は息子・聡のクローンを作ろうとしていたのである。
そして、聡こそは20年前の医療ミスの被害者であった。
治療法研究の裏で、聡のクローンを作ろうとしていた為に、公の研究に出来なかったのだ。

20年前、聡を横紋筋肉腫による医療ミスで失った小田切。
責任を取り、杉山が退職することとなった。
病院側は医療ミスを隠蔽する代わりに、横紋筋肉腫治療研究の援助を申し出た。
小田切はこれを受け入れ、横紋筋肉腫の治療薬を研究する一方で聡のクローン製作に乗り出した。

そして最近になって、「免疫治療腫瘍細胞」の完成に漕ぎ着けたのだ。
早速、晴美に投与した小田切。
ところが、「免疫治療腫瘍細胞」は未完成品であった。
晴美は死亡してしまう。

この場には木下も立ち会っており、健太の治療に小田切が協力することを条件に黙認することとした。
その数日後、晴美の死について杉山が木下を訪れた。
この際の会話を小田切が立ち聞きしてしまった。

20年前の真相は小田切の知るものとは異なっていた。
杉山は医療ミスを行った者の身代わりとなり病院を去ったのだ。
その代り、外科部長の娘と結婚し個人病院の開業資金も手に入れたのだ。

「あいつも同じ思いを味わうべきだ」
これを知った小田切は激情に駆られるままに杉山晃を殺害してしまう。

すべてを打ち明けた小田切の前に、木下が現れた。
聡の医療ミスは木下が原因だったのだ。
木下は「恨みの対象である自分が自殺するので、健太を助けてくれ」と小田切に迫る。

これを阻止する祥子たち。
祥子は「健太は木下が殺人に手を染めたのでは?との疑惑に囚われている」と主張。
「この心の重石を除かねば、健太は安らげない」と説き伏せる。

木下は健太に自身が殺人に関与していないことを説明。
安心する健太。
だが、健太はそのまま死んでしまう。

小田切教授は逮捕された。
小田切の研究は木下が引き継ぐことになった。

数日後、祥子は駿が病院を辞めた理由を聞くことに。
駿が病院を辞めた理由は医学部の受験を目指す為であった。
祥子の姿を目にし、医師を志そうと決めたのだ。

今回の不祥事が原因で院内改革が行われることとなった。
一方で、杉山は自殺してしまった。

さらに、院内改革により赤井の異動話も立ち消えに。
「君が好きだ。ついてきて欲しい」
そんな赤井からの告白を待ち続ける祥子だが、どうやら今回も有耶無耶に終わるようだ―――エンド。

<感想>

「女医・倉石祥子」シリーズ第2弾。
前作は2012年2月17日に放送されており、実に1年半ぶりのシリーズ新作となりました。
前作はネタバレ批評(レビュー)してますね。
興味のある方は過去記事リンクをどうぞ!!

原作は霧村悠康先生『黒い研究室』(二見書房刊)。
原作『黒い研究室』のあらすじはこちら。

<あらすじ>

ここで、何が行なわれていたのか!?
散乱する白骨、そしてシャーレからは胎児の手が!?
製薬会社の研究室に残されていた痕跡と、連続殺人はどう結びつくのか―――

製薬会社の跡地から身元不明の白骨が発見された。また、旧研究室と思われる部屋からは、医学の最先端に迫っていたと思われる驚異の研究の痕跡が――。誰が、何のために? 一方、白骨死体と同じ切痕を持つ不可解な連続殺人が発生、T大学医学部出身の刑事・乱風はO大学内科医の祥子とともに事件の闇に迫るが……。
現代医療と倫理の問題に鋭くメスを入れた人気作家による書き下ろし医療ミステリー!
(二見書房公式HPより)


原作によれば倉石祥子はシリーズもの。
本作も含め、既刊が5冊出版されているようです。

『特効薬 疑惑の抗癌剤』
『死の点滴』
『黒い研究室』
『感染爆発 パンデミック』
『女医・倉石祥子 死人の病室』(最新刊、2012年2月13日発売)

本記事下部にリンクを用意してありますので、興味のある方はどうぞ!!
著者・霧村悠康先生には、他にぶんか社で古閑志保梨シリーズも展開しており、こちらも医療サスペンスものです。

では、ドラマの感想を。

テーマは「親から子への想い」か。
木下さゆりと健太(叔母、甥の関係を超え親子と呼べる)、杉山と晃、小田切と聡、山内と晴美、4組の親子が描かれました。
それぞれの親が子を思い、思うがゆえに様々な行動を取りましたね。

さゆりは健太の為に、小田切を黙認した。
杉山は晃の為に、隠蔽しようとした。
小田切は聡の為に、再生を試みた。
山内は晴美の為に、杉山に怒りをぶつけた。

ひょっとすると、杉山の自殺も自身が息子を殺したことに気付いた故かもしれません。

ただ、さゆりは小田切を黙認していたのに罪には問われないのかなぁ……。
それと、杉山がさゆりの身代わりになっていたことはさゆり自身が一番知っていそうなのに、杉山の告白に驚いたのはなんでだろう。
杉山から開業資金の件など聞かされていなかったにしても、違和感が残る。

さて、まとめると。
シリアスとコメディのバランスが上手く取れた作品でしたね。
最後まで集中して視聴出来ました。
ただ、ラストで急にSFチックになったのには驚きました。
でも、それも良い味付けになっていた気がします。
原作にもストックがあるようなので、シリーズ続編も期待できそうかな。

◆関連過去記事
金曜プレステージ「女医・倉石祥子 〜死の点滴〜患者達の連続死その一滴は地獄への扉白衣の悪魔が描く殺人シナリオ!棄てられた点滴パックと血染めのベッドが語る真相は」(2月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)

<キャスト>

倉石祥子:片平なぎさ
蒲田駿:小池徹平
木下さゆり:高橋ひとみ
木下健太:三浦涼介
赤井和義:大友康平 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


「黒い研究室 (二見文庫 キ 6-4 ザ・ミステリ・コレクション)」です!!
黒い研究室 (二見文庫 キ 6-4 ザ・ミステリ・コレクション)





「死の点滴 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)」です!!
死の点滴 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)





シリーズ1作目「特効薬 疑惑の抗癌剤 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション キ 6-1 )」です!!
特効薬 疑惑の抗癌剤 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション キ 6-1 )





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感染爆発(パンデミック) 恐怖のワクチン (二見文庫 キ 6-5 ) (ザ・ミステリ・コレクション)





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女医・倉石祥子 死人の病室 (二見文庫)





【関連する記事】
この記事へのコメント

 ご無沙汰しております。このシリーズ、前作が、良かったので、今回、とても楽しみでした!それでは、感想を。

(感想)
 1、小田切教授、赤井さん曰くの危ない人でしたね。特に、ラストのPC画面に写った、息子の画像、あれは、もはや、ホラーです!見ていて、管理人さん同様、びっくりしました!

 2、ストーリーは、前作同様緩急がったのが良かったですね。特に、食堂で、赤井が鎌田に恋愛相談(?)してるシーンは、おかしかったですね。普通逆だろ!と突っ込んでました(笑)。

 3、それと、前作で描かれたことが今回きちんと生かされていたことは、評価出来ます。倉石は、前作のラストで赤井にもらったリングを大事にはめていましたし、鎌田は、医学部受験を表明しましたし、赤井の草食男子ぶりは変化なしでしたし、良かったですね。
 
 この作品は、大友さんのオドオドぶりが見ていて楽しいです。とはいえ、倉石も赤井の事となると、どうも歯切れが悪くなるし(笑)。

 原作は、ドラマ化されていない作品があるんですね。次作も期待です!
Posted by J-PETER at 2013年08月24日 23:12
Re:J-PETERさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

1.あの聡の写真は驚きましたね!!
完全に度胆を抜かれました。

2.赤井と駿の掛け合い、シリアスパートとの対比が印象的で良かったですよね。

3.確かに、前作の設定がきちんと引き継がれているのには好感持てました。
赤井と祥子の関係も微笑ましいですし。
何より、キャラクターが成長していて、きちんと活きている気がしますよね(^O^)/!!

本作は未だドラマ化されていない作品もあるので、続編が期待出来る点も楽しみなシリーズです(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2013年08月24日 23:57
こんばんは〜
上手くは言えないのですがさゆりは杉山達から小田切と同じ情報しか与えられてなかったんじゃないでしょうか
つまり「責任を取って辞める」だから杉山の「独立の為の援助をしてもらった」と聞いてないと驚いたのかなと
さゆりの性格上そのことを知っていたら小田切に暴露してたでしょうしそれを危惧して杉山達は言わなかったのかなと思いました。
杉山の自殺は「因果応報」という言葉が浮かびました。
「息子の死のきっかけが自分だった」なんて普通の親ならショックですよね
あと意地悪な見方をしたら健太の誤診をした医者は遺族に焼香を拒否されるのでは?と思ってました
Posted by 花 at 2013年08月25日 00:52
Re:花さん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

なるほど、さゆりの立場からだと「自分の身代わりに杉山が退職した」と思っていたのが、実は「杉山自身の立身出世の為だった」と知って驚いていたワケですね、納得です!!

そして、杉山は最終的に死を選んでしまったのですが、社会的地位を失ったことももちろん、仰る通り「息子の死について自身が関連していたことへのショック」もそれだけ大きかったんだろうなぁ……。
此の点でも、親と子の関係性を描いたドラマだったと言えそうですね。

ラストシーンでの健太を担当した医師の件は、健太の死が無駄ではなく、その「再生」を描いていた物なのかなとの印象を受けました。
此の点も先に希望を抱かせて良かったですね。

本作は、次回にも期待出来るシリーズと言えそうです(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2013年08月26日 00:33
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