2013年09月21日

金曜プレステージ「宮部みゆきドラマスペシャル 淋しい狩人 未完成小説の連続殺人事件が現実に蘇る!模倣殺人を止めて!古本屋店主イワさんと盲目の少女が事件の真相に挑む」(9月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「宮部みゆきドラマスペシャル 淋しい狩人 未完成小説の連続殺人事件が現実に蘇る!模倣殺人を止めて!古本屋店主イワさんと盲目の少女が事件の真相に挑む」(9月20日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

小さな古本屋「田辺書店」の店主・岩永幸吉(北大路欣也)はかわいい孫(須賀健太)と息子の嫁(藤田朋子)と一緒に同居中。息子は既に他界していた。
息子の死は未だ事故か自殺かはっきりせず、家族に重くのしかかっているが、幸吉は孫と嫁のためにおいしい食事を作りながら日々、優しく見守っている。
ある日事件が起きる。心臓をひと突き、手には38の文字が切り刻まれた遺体が見つかる。凄惨な事件はさらに続き、全て同じ方法で殺されていた。
そんなある日、「田辺書店」に亡き父の蔵書を全て提供した安達明子(加藤あい)がある手紙を持ってやってくる。手には明子の父親が書いた未完の小説「淋しい狩人」を持っていた。10年前その作者である明子の父親は山で遭難していた。小説の中で起きる事件の内容と、今回起きた事件が酷似しており、しかも、この手紙が明子のもとに届いたという。その手紙には未完の小説を愛し、物語の結末をよく理解している自分こそが現実世界で小説に描かれていることを表現したいと書かれていた。その続報はテレビや新聞で確認してほしいと手紙の送り主は語っているのであった。
幸吉は事件のことを息子の友人であった刑事・樺野俊明(田辺誠一)に尋ね、手紙の存在、小説の存在を伝える。すると捜査は新たな局面を迎えることとなるのだった。
果たしてこの小説に隠された悲しい事実とは。事件を起こし現代の闇に潜む本当の諸悪の根源とは、実は自分自身であるのかもしれない…。
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

古書店「田辺書店」の主人・岩永幸吉は、息子の嫁・美佐子と孫・稔と共に暮らしている。
岩永の息子・雅志は謎の死を遂げていた。
世間では自殺とされたが、岩永たち家族はそれはあり得ないと信じていた。

ある雨の日の朝、掌に「38」と刻まれた他殺体が発見された。
そして、この殺人が後の連続殺人に繋がるのである―――。

その日、「田辺書店」にて万引き事件が起こった。
万引き犯をタケシという若者が捕まえたのだ。
タケシは正義感が強いようで犯人を許さない。
タケシと同行していた友人で、巡査の野呂の息子・悠人が宥めることで事無きを得たが……。
岩永は世の中も捨てたものじゃないとタケシの行動に感心するのであった。

その翌日、「田辺書店」に盲目の女性・安達明子が訪ねて来た。
明子によれば、奇妙な手紙が届いたらしい。
明子の父・安達和郎は小説家であったが、山で遭難し遺体も発見されなかった。
手紙には、その父の未完の遺作『淋しい狩人』の素晴らしさが述べられており、その上で「住みよい世界を作る」為に内容に沿って殺害を行うとの犯行声明だったのだ。

岩永は雅志の友人で刑事の樺野に相談する。
樺野は実際に発生している連続殺人事件と『淋しい狩人』の共通点に驚く。
これにより、事件捜査は新たな展開を迎えることとなった。

『淋しい狩人』では犯行は常に雨の日に行われる。
そして、被害者は常に救いを求めた者を見捨てた傍観者。
その手には「38」と傷がつけられる。
さらに、描かれた時点で5人の被害者が出ることになっている。
もし、犯人がこれをその主張通りに模倣しているとすれば5人もの被害者が出かねないのだ。

社会への影響の大きさから、捜査本部ではこの事実は秘められることとなったのだが……。
直後に、マスコミに宛てて犯人から声明文が届いた。
此処に世間にも犯人の行動とその動機となる『淋しい狩人』の存在が明らかとなった。
当然、世間は騒然となった。

『淋しい狩人』では、3人目の被害者は「腹を割かれた人物を見捨てた罪」で裁かれるらしい。
どうやら、女子高生が被害者となるようだが……。

そんな中、金曜日が雨になった。
とあるトンネル通路を足早に過ぎ去る女子高生。
彼女は『淋しい狩人』を知っていた。
次の対象となりかねないことも。
だから、周囲を警戒していた。

その目に黒い影が映った。
その通路内で人が蹲っていた。
見れば腹を抱えて痛みを訴えている。
彼女はその人物に声をかけ、スタンガンで気絶させられた……。

同時刻、岩永がアメリカの野球選手の自叙伝に第3の犯行に用いられたものと同じ描写があったことに気付く。
その舞台は廃業した病院であった。
つまり、廃病院で犯行が行われる可能性が高いのだ。
これを聞いた樺野が現地に向かう。

一方、意識を取り戻した女子高生はパニックに陥っていた。
身体はベッドに横たえられ、両手足は縛りつけられている。
すぐ横にはナイフを構えた犯人が立っていた。

彼女は必死に叫ぶ。
「なんで、見捨てなかったじゃない!!助けようとしたじゃない」と。
目の前で苦しんでいる相手を見逃した人物だけが対象ではなかったのか?
そんなの話が違う!!
そんな気持ちでいっぱいであった。

そんな彼女に犯人は宣告する。
「それは欺瞞だ」と。
犯人は晴れの日にも同じように彼女の前で試していたのだ。
だが、その際には彼女は見捨てていた。
『淋しい狩人』の内容を知り、狙われないように取り繕ったのだ。
「これは自己保身に他ならない。罪だ」犯人は呟くとナイフを振り上げた……。

樺野が目的地に到着した。
ベッドの上には女子高生が横たわっていた。
間に合わなかったのか!?
痛恨の念を抱く樺野の目の前で、その胸が微かに隆起した。
呼吸しているのだ。
間に合った……樺野は全身を弛緩させた。

こうして、第3の犯行は未然に防がれた。
その翌朝、犯人がマスコミ各社に声明文を送り付ける。

「本来、『淋しい狩人』第4の犯行は被害者が殴られている人物を見捨てた罪により裁かれる。
被害者は会社員でした。
ですが、既に皆さんがご存知だ。
これでは試験にならない。
そこで原作の精神を大切にしつつ、脚色を加えます」

つまり、被害者もその殺害理由も犯人の意志により選択されると宣言したのである。
これに世間は戦慄する。

一方、明子は母から父・安達和郎が生きているかもしれないと知らされる。
なんでも、3年前に安達和郎のファンを名乗る女性が訪ねて来た。
その女性は思わせぶりに安達について語っていたと言う。

明子からこの事実を教えられた稔は、安達和郎を保護することで犯人に先回りできるのではないかと提案する。
だが、樺野は憶測だけでは行動できないと却下する。

こうして、明子は1人調査を開始した。
和郎の担当であった飯島を訪ねた明子。
すると突然、飯島は明子に頭を下げる。

飯島によれば、八ヶ岳で和郎とよく似た人物の目撃証言があったらしい。
だが、和郎の傍にはその妻と子供らしい人物が居たと言うのだ。

これが事実ならば、明子は和郎に捨てられたことになる。
傷心の明子だが、事実を確認すべく八ヶ岳へ。
これに岩永が同行することに。

ショックのあまり言葉を失った明子に、岩永は息子・雅志について語り出す。
岩永の息子・雅志は設計会社に勤めていたが、謎の死を遂げていた。
勤務先の設計会社の耐震偽装を告発した直後の出来事だったそうだ。
それだけに自殺を疑われていた。
だが、岩永は息子を信じ、自殺ではないと信じているのだそうだ。

つまり、和郎にも何らかの事情がある可能性を伝えたのだ。
これを聞いた明子は少し元気を取り戻す。

一方、樺野は犯罪研究家の力を借り、プロファイリングの観点から犯人に迫っていた。
特徴的な掌の傷「38」、その正体は1964年ニューヨークで発生した事件にあった。
その事件の名は「キティ・ジェノヴィーズ事件」。
被害者キティ・ジェノヴィーズの名を取ったその事件は、余りに無惨な物であった。
深夜、街中で襲われた被害者は周囲に必死に助けを求めた。
ところが、周囲の人物はこれを助けるでもなく傍観した。
一度は逃亡しかけた犯人も、その状況に安心し彼女に暴行した上で殺害したのだそうだ。
その際の傍観者の数が「38」人だったのだ。

これを聞いた樺野は「被害者は全員、傍観者だった過去があるのではないか」と考える。

一方、岩永と明子は遂に和郎に辿り着く。
和郎は牧場で働いていたのだ。
しかも、あのファンを名乗った女性と暮らしていたのである。

和郎は『淋しい狩人』の続きが書けなかったのだ。
完結させることが出来なかったのである。
だから、逃げ出した。
そして、その先で今の妻に出会ったのだそうだ。

そんな和郎に岩永は『淋しい狩人』の結末について公表するよう迫る。
それは、和郎が自身の生存を明かし『淋しい狩人』が失敗作であったことを明かすことに他ならない。
当然、和郎にとっては過去の栄光はもちろん、今の生活を捨てる危険を冒すことになる……。

だが、世間に与えた影響の大きさを考えた和郎は遂に正体を公表する。
記者会見を行った和郎は犯人を批難。
作中の犯人は正義の美名のもとに行動している卑怯者でしかないと訴える。
さらに『淋しい狩人』の結末こそは和郎自身だったのだ、と。

こうして犯人自身が繰り返し主張していた正当性は奪われることとなった。

その夜、タケシが野呂巡査の派出所に現れる。
だが、野呂を見るや否や背中を向けると駆け出してしまう。

翌日、樺野が被害者3人が傍観者だったことを突き止めた。
彼らはブログやツイッターに事件の現場写真をアップしていた現代型の傍観者だったのだ。
しかも、犯人が荒川区吉田町のネットカフェから被害者に接触していたことも判明。

矢先、犯人が見つかったとの報告が樺野に届く。
犯人は笠松タケシ、罪の意識に耐え兼ね飛び降り自殺を図ったそうだ。
立ち会っていた野呂巡査によれば、相談に来ていたのを救えなかったと嘆く。

過去、タケシは相当な不良だったそうだ。
だが、敵対相手に集団リンチを受けたところを悠人に救われ親友となったらしい。
しかも、タケシがネットカフェで書き込みをしていなかった事実が発覚。
書き込みしていたのは、その同行者であった。

そう、野呂悠人こそが犯人だったのである。
過去、悠人の母・野呂和美がバスの車内でマナー違反を注意したことで相手に突き飛ばされ死亡していた。
このとき、悠人も同乗していたのである。
「彼自身も傍観者だったのか……」呟く岩永。
どうやら、この事件こそが発端のようだ。

悠人を逮捕するべく野呂家を訪れた樺野。
其処には野呂が刺された状態で倒れていた。
どうやら、悠人が刺したらしい。
しかも、悠人は野呂から拳銃を奪ったようだ。

その頃、悠人は拳銃を手に彷徨っていた。
悠人が野呂を刺したのは野呂の罪を裁く為であった。
野呂は悠人の罪を知るタケシを口封じしようとしたのだ。
これは悠人にとって、許されざる罪であった。

そして、悠人もまた彼の言によれば罪人である。
傍観者だったのだ。
母・和美はバス車内での携帯電話を注意した。
すると、相手が逆上し和美は突き飛ばされ、後頭部を強く打ち付け死亡した。
事態に気付いた悠人は叫ぶ。
「止まってください、止まってください!!」
バスが停まり、乗降口が開いた。
犯人は悠々と逃げ出した。
バス車内の乗客は、助けるでもなく携帯電話を片手に撮影し続けていた。
この光景が悠人の心を壊した。

そして現在。
父をも刺してしまった悠人はふらふらとバスの前に飛び出すと、空に向かって発砲した。
バスは停まり、運転手も乗客もこぞって逃げ出した。
こんなものだ……呟く悠人はバスに乗り込む。

ところが、その目の前に岩永が現れる。
悠人は岩永に語る。

本来、人間は人の痛みを知る生き物なんだ。
人は他者の思いを想像し、思いやることが出来るんだ。
だのに……傍観者はそれをしない。

これに岩永が問いかける。
君が殺した被害者たちにも家族が居るのが分からないのか?
その気持ちを想像しないのか?
母親を失った寂しさを埋める為に人を殺すのか?

押し黙る悠人。続ける岩永。

俺にも息子が居たんだが、死なれてしまった。
だが、その痛みを抱えて生きている。

この言葉を聞いた悠人は自殺しようとするが……。

遅れて樺野が現れた。
樺野はタケシ転落の真相を明かす。

野呂はタケシを口封じするつもりはなく、揉み合いの末の事故だったそうだ。
野呂は故意ではなかったのだ。

これに悠人はすべての抵抗を止める。
悠人は逮捕された。

和郎は八ヶ岳の生活を続けるようだ。
明子たちは和郎の喪失を受け入れ、前に歩み出した。

今日も必死に生きる岩永たち、その前に明子が現れた。

過去、明子は盲目になった絶望で自殺しようとしていた。
そんな明子を助けた人物が居たのだ。
その人物は困ったことがあったら深川不動に頼れと言っていたらしい。
そして、この台詞が父からの受け売りだとも。
この深川不動の台詞こそは、岩永の口癖であった。
そう、自殺しようとしていた明子を助けたのは、岩永の息子・雅志だったのだ
雅志に救われた明子。
このとき、雅志は今辛いことがあるが生きて戦うと宣言していたらしい。

雅志の死は自殺ではない、少なくとも明子の言葉を信じればそうなる。
岩永は呟く「ありがとう」と―――エンド。

<感想>

ドラマ原作は宮部みゆき先生の連作短編集『淋しい狩人』(新潮社刊)。
その表題作である『淋しい狩人』の実写映像、化です。
『淋しい狩人』については過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。

『淋しい狩人』(宮部みゆき著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『淋しい狩人』は表題作であることからも分かる通り、原作的にはそれまでの物語を受けての最終篇とも言えるモノです。
そのドラマ化だけに注目も集まります。

では、ドラマの感想を。

ドラマ版は原作とは別物ですね。
エンタメ的なサスペンスになってた。
でも、これで正解かもしれない。
原作至上主義者としては悩めるところだけど、原作通りだと絵的に映えないだろうし。
やっぱり、宮部先生の作品はあの文章があって成立しているところがあると思うし。
だから、今回の改変には賛成だ。
ドラマ版はほぼオリジナルではあるが、作品としてはきちんと主題が存在し完成してた。
だから、個人的には楽しめた。
原作もドラマ版もどちらも好きだ!!

今回に限れば、原作とドラマ版を比較すること自体が不毛なのかもしれない。
そもそも道具立ては一緒だけど、主題が全く違うし。
でも、原作至上主義者としてはどうしても原作も語りたい。
そういうワケで、此処から不毛な比較が始まるので注意してください。

原作は「一般社会に潜む名状し難く理解し難い恐怖」を描いていた。
その視点人物は一般人であり、一般人が特別な他者から受ける悪意であって『名もなき毒』に近いモノがあるだろう。
一方、ドラマ版は「一般社会の無責任な傍観者の悪意」を描いていた。
原作とは異なり、一般人の無責任な行いそのものこそが悪意となった。
これにより、1人の少年の心が壊れ追い詰めることとなった。

これらは「人の悪意」という点でこそ同じと言えるけど、その種類が違う。
原作は「到底理解できないほど自分本位な人物による悪意」。
つまり、犯人中心。
ドラマ版は「無責任な傍観者の悪意」。
つまり、被害者である傍観者たち中心。
これにより、原作は本当に心情的に理解不可能な犯人となり、ドラマ版は悩める犯人となりました。

よって『淋しい狩人』へのスタンスも大いに異なることに。
原作では「自分本位な犯人によって都合よく利用」されました。
ドラマ版では「犯人の心の拠所となるほどの影響」を与えました。
これにより、『淋しい狩人』それ自体が原作のカルト的な作品から読者に影響を与えかねない未完の傑作になっていましたね。
だからこそ、安達の記者会見でも「失敗作」との言葉が影を潜めてしまいました。
凄い名作と化した『淋しい狩人』、原作既読者にとっては違和感あり。
ただ、ドラマ単独として視た場合には問題ないと思う。
むしろ、よく作り込まれていた印象。
でも、どうしても原作を意識してしまう……。

そもそも、原作だと和郎は学習塾講師で家族を捨てたけど忘れられてはいなかった人物だったのになぁ……。
八ヶ岳の生活も続けられるみたいだし、結果からとなるが和郎の覚悟はそんなに必要とは思えなかった。
それと、家族の情という点では原作の方が温かかった気がする。

結局、悠人は感受性が強過ぎたのかなぁ。
それは人として良心的に生きて行く上で必要な要素だと思う。
ほら、「優しくなければ生きて行く資格がない」と言うじゃないですか。
ただ、あれには「強くなければ生きていけない」との文言が頭に付くワケで。
両方兼ね備えなければ、名ばかりの正義や優しさになってしまうのだろうなぁ。
悠人には強さが不足していたか……。

そして、悠人を説得する岩永だけど。
岩永と悠人では立場が違う。
岩永が亡くしたのは息子だけど、嫁も孫も居る。
悠人は亡くしたのが母親だし、これから家族を作り守って行く立場。
人生経験も違うし、培った考え方も違うし。
そりゃ、分かれと言う方が無理だよ。
もともと悠人は感受性が強いのだから、それだけ衝撃も受けちゃうよ。

そして、キティ・ジェノヴィーズ事件は実際に存在した事件。
調べてみてゾッとしました。恐ろしいです……。

それと、原作の『淋しい狩人』だと目立ちたい自分本位な犯人が都合よくこの小説を持ち出しただけだったけど、ドラマだと本気だったことになるから、作家の遺族に迷惑をかけることも考慮に入れる必要もあると思うんだけどなぁ。
第一、原作と動機が変わったのならマスコミに悠人が犯行声明を送る必然性が薄いかな。
本気で目的達成を狙うなら、人口を膾炙しつつ都市伝説的に人の心を変えた方が……。
きっと大々的な行動をとったのは、悠人が誰かに救いを求めていたんだろうねぇ。

いろいろ書いてしまいましたが、それもこれもドラマ版に嵌った証拠だと思います。
原作至上主義者としては此処までの改変は切なくもありますが、ドラマ版はドラマ版で良かったことは素直に認めたい。
原作は他にもあるので、あくまで原案として道具立てを借りつつ、是非シリーズ続編を期待したいな!!

<キャスト>

北大路欣也
加藤あい
須賀健太
藤田朋子
窪田正孝
中田喜子
田辺誠一 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


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この記事へのコメント
こんばんは。

自分もなかなか面白いとおもいました。

エンターテイメント系の2サスもありですね。
フジテレビも2サスに力を入れてきている感じですし、2サスファンとしては嬉しいかぎりです。

Posted by ピエロ at 2013年09月21日 19:56
Re:ピエロさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

原作とは異なる展開でしたが、ドラマとして完成度の高い作品のように感じました。
シリーズ続編欲しいですね!!

此処最近は2時間サスペンスが多く放送されており、ファンとしては喜ばしいです(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2013年09月22日 00:09
こんにちは
10年ほど前、宮部みゆきさんの小説をたくさん読んでいた頃「淋しい狩人」も読みましたが、すっかり内容を忘れていました(トホホ)

だから原作と比べることはできませんでしたが、ドラマは良かったです。いじめでも犯罪でも傍観者になってしまう弱さと恐ろしさを感じます。

最近2時間ドラマが多くて喜んでいる1人でもあります。

「イワさん」のシリーズがまだあるのでしたら私も続編が観たいですね。

北大路さんは今までドラマで弁護士や法曹界の重鎮を演じておられて威厳のある俳優さんなので、犯人に銃をつきつけられても物おじしない様子が違和感なく観られましたけど、でも「ただの古書店のご主人だよなあ…」とひとりつっこんでいました。これが「ビブリア古書堂」の剛力あやめさんだったら違和感あるよなあと・・。

感想を読んで、原作をもう一度読みたくなりました。




Posted by あおによし at 2013年09月22日 10:23
Re:あおによしさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

以前に読んだ筈なのに内容が思い出せない……管理人にも覚えがあります。
そんなとき、そんなあなたに「ミステリ通信 創刊号」!!
過去記事を見れば気になるあの作品が見つかるかも……と宣伝してみたり。

それにしても「淋しい狩人」良かったですね。
いろいろ考えてしまいました。
シリーズ続編期待したい!!

北大路さん、重厚感ある演技でした。
テーマ的にマッチしてましたね。

原作作品のドラマ化は、視聴者を原作へと回帰させる。
当ブログをチェックして頂きたいのはもちろんですが、原作を読み返せば新たな発見がある筈(^O^)/!!
Posted by 俺 at 2013年09月23日 21:45
管理人様

始めまして!

私も、原作になるべく忠実なほうが楽しめると思います。でも、今回はすごく良かったと思います。北大路さん、田中喜子さん、いい演技でした。個人的には北大路さんのシリーズは何でも大好きです!


Posted by コッカプー at 2013年09月24日 21:24
Re:コッカプーさん

こちらこそ初めまして!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

『淋しい狩人』は原作も面白い作品ですし、ドラマ版も良かった。

仰る通り、ドラマ版では北大路欣也さんの演技が光ってましたね。
そして、和郎の妻役の中田喜子さんも見事でした。
稔役の須賀健太さんや、樺野役の田辺誠一さんも良し。
キャスト的にも素晴らしかった印象があります(^O^)/!!

北大路さんと言えば、2014年1月からテレビ東京系列にて放送予定の有川浩先生「三匹のおっさん」に主演されるとのことでこちらも注目です!!
Posted by 俺 at 2013年09月25日 22:06
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