ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
高校2年生の夏休み。受験勉強を前に、羽を伸ばしてすごせる最後の夏、「僕」は仲間たちと映画制作を始めた。監督の「僕」は以前から気になっていた同級生、百合川京子を主役に抜擢し、撮影は快調。しかしその最終日、ラストシーンのロケ場所から、彼女の姿が消えた――!?
感動的な結末に心がほっこりする中編「夏の終わりと僕らの影と」はじめ、本格ミステリの名手の技が光る3編を収録。2ヵ月連続刊行第1弾!
目次
現金強奪作戦! (但し現地集合)
強運の男
夏の終わりと僕らの影と
(講談社公式HPより)
<感想>
やっぱり、倉知先生はイイ!!
シリアスからコメディまで、千変万化の作家さんです。
惜しむらくは寡作な事か……。
そんな倉知先生3年ぶりの短編集です。
しかも、2ヶ月連続刊行。
まずは10月7日発売『シュークリーム・パニック 生チョコレート』。
続いて11月7日発売『シュークリーム・パニック Wクリーム』。
それぞれ3作ずつ収録予定で、収録作は講談社刊『メフィスト』に掲載されたもの。
なので、『迷い猫ぐるぐる』以外の5短編は既に過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。
そんな『シュークリーム・パニック 生チョコレート』。
収録作が予想していたのと異なっていました。
『現金強奪作戦』『強運の男』『夏の終わりと僕らの影と』の3作に。
真面目な作品ばかりが揃いました。
だからこそ、ブラックな味わいの生チョコレートか。
これにより『シュークリーム・パニック Wクリーム』がギャグ系に偏ったな。
だからこそ白いクリームなのか。
ある意味、メリハリが効くことになりそう。
それにしても、『夏の終わりと僕らの影と』にはやられました。
脱出方法を必死に考えていたのですが、そもそも○○○○○○だったとは……。
やっぱり、イイ!!
猫丸先輩の新作も読みたいぞ!!
<ネタバレあらすじ>
収録作3作ともに過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。
興味のある方はどうぞ!!
・『現金強奪作戦!(但し現地集合)』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『強運の男』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・結末部分までを追記しました。
『夏の終わりと僕らの影と』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)
◆倉知淳先生関連過去記事
【ネタバレ書評(レビュー)】
・『壺中の天国』(倉知淳著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『現金強奪作戦!(但し現地集合)』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『強運の男』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『夏の終わりと僕らの影と』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・「ミステリ愛。免許皆伝!メフィスト道場 」&「ミステリ魂。校歌斉唱!メフィスト学園」(講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
(収録作『Aカップの男たち』について)
【その他】
・倉知淳さんの「猫丸先輩」が舞台化!!
・倉知淳先生の作品集「なぎなた」&「こめぐら」は東京創元社さんより9月30日発売!!
・倉知淳先生短編集が講談社さんより2013年10月発売予定!!
・倉知淳先生、短編集はよもやの2ヶ月連続刊行予定!!2013年10月『シュークリーム・パニック 金(仮)』に『銀』が続く!?
【関連する記事】
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- 『図書館の殺人』(青崎有吾著、東京創元社刊)
- 『陰の季節』(横山秀夫著、文藝春秋社刊『陰の季節』収録)