2013年10月13日

『シュークリーム・パニック 生チョコレート』(倉知淳著、講談社刊)

『シュークリーム・パニック 生チョコレート』(倉知淳著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

高校2年生の夏休み。受験勉強を前に、羽を伸ばしてすごせる最後の夏、「僕」は仲間たちと映画制作を始めた。監督の「僕」は以前から気になっていた同級生、百合川京子を主役に抜擢し、撮影は快調。しかしその最終日、ラストシーンのロケ場所から、彼女の姿が消えた――!?
感動的な結末に心がほっこりする中編「夏の終わりと僕らの影と」はじめ、本格ミステリの名手の技が光る3編を収録。2ヵ月連続刊行第1弾!

目次
現金強奪作戦! (但し現地集合)
強運の男
夏の終わりと僕らの影と
(講談社公式HPより)


<感想>

やっぱり、倉知先生はイイ!!
シリアスからコメディまで、千変万化の作家さんです。
惜しむらくは寡作な事か……。

そんな倉知先生3年ぶりの短編集です。
しかも、2ヶ月連続刊行。

まずは10月7日発売『シュークリーム・パニック 生チョコレート』。
続いて11月7日発売『シュークリーム・パニック Wクリーム』。

それぞれ3作ずつ収録予定で、収録作は講談社刊『メフィスト』に掲載されたもの。
なので、『迷い猫ぐるぐる』以外の5短編は既に過去にネタバレ書評(レビュー)していますね。

そんな『シュークリーム・パニック 生チョコレート』。
収録作が予想していたのと異なっていました。
『現金強奪作戦』『強運の男』『夏の終わりと僕らの影と』の3作に。

真面目な作品ばかりが揃いました。
だからこそ、ブラックな味わいの生チョコレートか。

これにより『シュークリーム・パニック Wクリーム』がギャグ系に偏ったな。
だからこそ白いクリームなのか。
ある意味、メリハリが効くことになりそう。

それにしても、『夏の終わりと僕らの影と』にはやられました。
脱出方法を必死に考えていたのですが、そもそも○○○○○○だったとは……。
やっぱり、イイ!!
猫丸先輩の新作も読みたいぞ!!

<ネタバレあらすじ>

収録作3作ともに過去にネタバレ書評(レビュー)してますね。
興味のある方はどうぞ!!

『現金強奪作戦!(但し現地集合)』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『強運の男』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

・結末部分までを追記しました。
『夏の終わりと僕らの影と』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

◆倉知淳先生関連過去記事
【ネタバレ書評(レビュー)】
『壺中の天国』(倉知淳著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『現金強奪作戦!(但し現地集合)』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『限定販売特性濃厚プレミアムシュークリーム事件』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『強運の男』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

『夏の終わりと僕らの影と』(倉知淳著、講談社メフィスト掲載)ネタバレ書評(レビュー)

「ミステリ愛。免許皆伝!メフィスト道場 」&「ミステリ魂。校歌斉唱!メフィスト学園」(講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
(収録作『Aカップの男たち』について)

【その他】
倉知淳さんの「猫丸先輩」が舞台化!!

倉知淳先生の作品集「なぎなた」&「こめぐら」は東京創元社さんより9月30日発売!!

倉知淳先生短編集が講談社さんより2013年10月発売予定!!

倉知淳先生、短編集はよもやの2ヶ月連続刊行予定!!2013年10月『シュークリーム・パニック 金(仮)』に『銀』が続く!?

10月8日発売「シュークリーム・パニック ―生チョコレート― (講談社ノベルス)」です!!
シュークリーム・パニック ―生チョコレート― (講談社ノベルス)





11月7日発売予定「シュークリーム・パニック ―Wクリーム― (講談社ノベルス)」です!!
シュークリーム・パニック ―Wクリーム― (講談社ノベルス)





『夏の終わりと僕らの影と』の「問題編」が掲載された「メフィスト 2013 VOL.2 (講談社ノベルス)」です!!
メフィスト 2013 VOL.2 (講談社ノベルス)





『名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状』が掲載された「メフィスト 2013 VOL.1 (講談社ノベルス)」です!!
メフィスト 2013 VOL.1 (講談社ノベルス)



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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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