2013年09月20日

「実は私は」第32話「白神家に泊ろう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第32話「白神家に泊ろう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第32話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。
朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「オレンジ」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の妹:朝陽の家族。22話、28話に登場。
葉子の父:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。当ブログでは「オトン」と呼ばれる。
葉子の母:人間。和服の美女。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒崎朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キャンプの目的地は、葉子の実家・白神家前の河川敷(29話)!?
さらに、葉子父(以下、葉子に倣いオトンと表記)に葉子母が登場。
さらにさらに、朝陽の白神家へのお泊りサプライズ(30話)。
さらにさらにさらに、部屋に朝陽と葉子2人きりの状態で幕を閉じた前回(31話)。

「実は私は」第31話「白神家に泊ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

続く今回は……。

部屋に逃げ込んだ朝陽と葉子。
部屋の中には2人きり。
2人は互いを強く意識しドギマギしてしまう。
葉子はオトンさえ寝てしまえば部屋から抜け出せると口にするが……。

同じ頃、部屋の外ではオトンか高いびき。
ようやく寝てくれたようだ―――これで抜け出すことが出来る。
少しがっかりしつつも、戸に手をかける朝陽。
だが、戸は開かない。
どうやら、オトンの巨体が戸を塞いでいるようだ。
そして、葉子の部屋には窓が無い。
これで、物理的に朝まで脱出は不可能となった。

途端に先程よりも互いを強く意識する2人。
朝陽は口ごもり、葉子は頬を染める。
しかし、何時までもこのままではいられない。

朝陽はドキドキを抑えつつ、葉子にベッドを勧める。
自分は床でも大丈夫だから……と。
これに慌てた葉子。
いや、何だったら2人でベットででも……と言いかけてその意味に気付く。
朝陽もその意味に気付き、顔が真っ赤に!!

パニックになった葉子は「一晩くらい起きてても大丈夫やねんな」と主張。
これに朝陽も同意する。
こうして、2人で一晩起き続けることに……。

こんなときの定番はアルバム鑑賞。
朝陽は数年前の葉子を見つけ、可愛いと唸る。

その頃……白神家の屋根の上では茜と葉子母が酒を酌み交わしていた。
2人は昵懇の仲のようで、会話も弾んでいる様子。

そんな中、茜が何やら鼻を鳴らして笑う。
興味を惹かれた葉子母の問いに、茜は朝陽と葉子の現状を教える。
千里眼を使い覗いていたのだ。
面白いことになりそうだ……と呟く茜。
娘の危機に葉子母が怒るかと思いきや―――。
「面白そう!!」とこれまた他人事のように身を乗り出す。
こうして、茜と葉子母は千里眼のイメージを共有し2人を監視することに。

一方、そんなこととは露知らぬ朝陽。
隣に座る葉子の体温を感じ、胸の高鳴りは最高潮に。

とんっ!!

すると、葉子が朝陽にもたれこんで来た。
まさか……。
朝陽はおそるおそる葉子の顔を覗き込む。

この姿を見た茜たちは大盛り上がりし……直後にズッコケた。

「スースー」
なんと、葉子はぐっすりと眠り込んでいたのだ!!
驚く朝陽が体勢を崩し、葉子も意識を取り戻す。

「いや、寝てないよ」
思い切り嘘を吐く葉子に、朝陽は苦笑いを浮かべる。

あくまで寝ていないとムキになる葉子は、朝陽と向き合う姿勢で座り込む。
ところが直後に船を漕ぎ始めて……。

なんで、この娘はこんなに無防備なんだ!!
思わぬ展開に業を煮やし始めた茜と葉子母。
茜は非情な策を実行に移す。

朝陽の前に葉子が飛び込んで来た。
ただし、葉子の足元がバネ仕掛けで撥ねたのだ。
急接近は嬉しいが、茜の仕業なのはバレバレであった。

それでも眠り続ける葉子。
その身体を支えつつ理性を保つ朝陽。
茜は次の策を実行する。

少しずつ、朝陽と葉子の身体が傾き始めたのだ。
いや、2人の身体だけではない。
部屋自体……家屋それ自体が傾いている。

2人は葉子側の壁に押し付けられた。
壁と朝陽に挟み込まれた葉子。
だが、起きる気配はない。
朝陽の理性が試されようとしていた……。

と、同時に試されているモノがあった。
屋敷自体が宙に浮き、その屋根から今にも落ちそうになっている茜と葉子母。
その腕で必死に屋根にしがみつく。
半ば自棄なのだろか茜は高笑いを浮かべ、我慢比べだと嘯く。
しかし、限界はあっさりと訪れた。
結局、家屋の傾きは元通りにされることとなった。

この間、朝陽と葉子の間柄は茜たちの期待した状態にはなっていない。
だが……茜は宣言する。
朝陽と葉子は身体を密着させた状態で向き合っている。
どうやら、葉子からのアプローチは期待薄だ。
だが、朝陽が居る。
この状態で男が据え膳を喰わぬ筈がない。
むしろ、この状況でも寝続ける葉子は流石に危機感が無さ過ぎる。
もういっそのことやってしまえ、と!!

これに母でありながら同調する葉子母。
もしかして、2人は似たタイプなのだろうか……。

そして、一夜が明けた。
最後まで理性を保ち続け、2人きりの夜を切り抜けた朝陽は満足していた。
そんな朝陽に茜たちが叫ぶ―――このヘタレ、と。
一方で、葉子もオトンも状況をよく理解出来ていない様子であった。
こうして、楽しい(?)キャンプの夜が終わったのである―――33話に続く。

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、3巻も2013年10月発売予定とか。ちなみに表紙は獅穂ですよ!!
そして、本作かなり面白い!!

その32話。
某番組「田舎に泊ろう!」的なタイトル「白神家に泊ろう!!」。
サブタイトルは前回と同じ……と思いきや「!」が1つ増えていますね。
これ前もあったなぁ……。
18話「泳げるようになろう!」と19話「泳げるようになろう!!」のときだ。
あのときは、朝陽と葉子が急接近した転機となった回。
つまり、今回もある意味、あの回と同じような急接近回と言えそうか。
そして、その名の通り前回に続き今回も白神家メイン回。

何よりも報われない朝陽。
あんなに紳士として頑張ったのになぁ……。

葉子は恋愛よりも食欲と睡眠欲が勝る娘さんなんだなぁ……。
ある意味、欲求に素直と言うべきか。
そして、オトンによく似た娘さんでもある。

一方、葉子母の性格が少しずつ判明。
策士タイプかと思いきや、茜に似たタイプで騒動を好むタイプか。
それとも、朝陽と葉子の仲だからこそなのか。
気になるなぁ……。

そして、よくよく考えればあのオトンが巨人な時点で葉子が常人な筈もなく。
オトンが登場したことが既に葉子の正体バレに繋がっているのだが……それに気付かないオトン。
いや、気付いていて試しているのか!?

キャンプ篇も最高潮!!
次回にも期待!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス3巻が発売決定とのこと。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚に続き、獅穂のようです。
予想通り。
こうなると、4巻は茜の順かな?
みかんは後半の切り札か。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
「実は私は」第1話から第30話まで(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「実は私は」第31話「白神家に泊ろう!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は(1) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
実は私は(1) (少年チャンピオン・コミックス)





こちらはキンドル版「実は私は(1)」です!!
実は私は(1)





「実は私は(2) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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