間違いなく管理人の大好きな作家さんの1人です。
そんな麻耶雄嵩先生は上記と並行して、集英社さんでは「貴族探偵シリーズ」の連作短編を不定期連載されています。
この「貴族探偵シリーズ」の短編がシリーズ第2弾として単行本化されることが明らかになりました。
ちなみに、前作はネタバレ書評(レビュー)してますね。
・『貴族探偵』(集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
気になるシリーズ第2弾ですが、その名も『貴族探偵対女探偵』!!
あらすじはこちら。
<あらすじ>
「貴族探偵」を名乗る謎の男が活躍する、本格ミステリーシリーズ第2弾!
今回は新米女探偵・高徳愛香が、すべてにおいて型破りな「貴族探偵」と対決!
期待を裏切らない傑作トリックの5編収録。
(集英社公式HPより)
この「貴族探偵シリーズ」。
上にもある通り、集英社刊『小説すばる』にて不定期で掲載されていた物。
掲載分は2013年9月現在で『白きを見れば』『色に出にけり』『むべ山風を』『幣もとりあへず』の4編。
あらすじによれば5編となっていることから、書下ろし1編が存在するか『小説すばる 10月号』あるいは『同11月号』に掲載される物と思われます。
いずれにしても楽しみでなりません。
内容的にはセンセーショナルな登場を果たした『貴族探偵』。
これに対し、木更津タイプの女性探偵・高徳愛香が推理で挑戦状を叩きつける物。
とはいえ、相手はシリーズ探偵。
当然、愛香の挑戦は毎回、貴族探偵のお付の人によってロジカルに打破されてしまうのですが……。
ただ、気にかかるのは愛香の師匠の存在。
また「貴族探偵シリーズ」は設定こそ特徴的ですが、その展開は本格派。
主題はロジックとなっています。
確実に2014年(2013年度)の各ミステリ系ランキング上位を獲得可能な作品だけに目が離せない!!
そして、第2弾の掉尾を飾る短編にて大仕掛けが飛び出すのか……注目です!!
そんな『貴族探偵対女探偵』は2013年10月25日発売予定。
・『貴族探偵対女探偵』(麻耶雄嵩著、集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
そして、同じ10月には前作『貴族探偵』も文庫にて発売。
こちらは2013年10月18日予定。
両者共にファンは見逃すなかれ!!
◆関連過去記事
【メルカトル鮎シリーズ】
・「メルカトルかく語りき」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「メフィスト 2010 VOL.1」より「メルカトルかく語りき 第二篇 九州旅行」(講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「メフィスト 2010 VOL.3」より「メルカトルかく語りき 最終篇 収束」(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『メルカトル鮎 悪人狩り「第1話 囁くもの(メフィスト2011 vol.3掲載)」』(麻耶雄嵩著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『氷山の一角』(麻耶雄嵩著、角川書店刊『赤に捧げる殺意』収録)ネタバレ書評(レビュー)
【木更津シリーズ】
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第1話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2012年10月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第2話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年1月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『弦楽器、打楽器とチェレスタのための殺人』第3話(麻耶雄嵩著、光文社刊『小説宝石』2013年4月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【おじさんシリーズ】
・『失くした御守』(麻耶雄嵩著、新潮社『Mystery Seller(ミステリーセラー)』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『転校性と放火魔』(麻耶雄嵩著、新潮社『小説新潮 2012年02月号』掲載)ネタバレ書評(レビュー)
・『最後の海』(麻耶雄嵩著、新潮社刊『小説新潮』2013年02月号掲載)ネタバレ書評(レビュー)
【その他】
・「貴族探偵」(集英社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・「隻眼の少女」(麻耶雄嵩著、文藝春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・話題の新作「TRICK×LOGIC(トリックロジック)」収録シナリオが明らかに!!
・オール讀物増刊「オールスイリ」(文藝春秋社刊)を読んで(米澤穂信「軽い雨」&麻耶雄嵩「少年探偵団と神様」ネタバレ書評)
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