2013年10月04日

「名探偵マーニー」第58話「バスジャック」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「名探偵マーニー」第58話「バスジャック」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第58話登場人物一覧:
マーニー:主人公にして名探偵。本名は真音(マリオン)。
ロイド(パパ):ロイド探偵事務所所長にしてマーニーの保護者。元刑事らしい(3話)。
熊耳静:マーニーの母親で弁護士。シスターズの1人。50話、53話に登場。
エリオット:マーニーの愛猫。

木戸勇一:当時、アリアと並ぶほどであった人気子役。今は身を持ち崩している。58話に登場。
如月アリア:誰もが知る芸能界の超有名人。実はメカニックの支持者であった。36話、57話、58話で登場。
連城三枝生:ドラマ「牙を折る」の主演俳優。彼の演技方法には秘密が……。57話、58話に登場。

毛利刑事:ロイドの後輩刑事。3話、18話、24話、29話、38話、39話、40話、46話、47話、49話、50話、52話、58話で登場。
メカニック:マーニーの宿敵。最凶最悪の愉快犯。29話、36話、46話、49話、52話、58話に登場。

これまでの登場人物については過去記事リンクの後に記載しています。

<ネタバレあらすじ>

幼稚園バスがジャックされた。
ジャックしたのは、元人気子役で今は身を持ち崩した木戸勇一。
木戸は猟銃を片手に人質を脅しつける。
そして、人質の中にはアリアの姿もあった。

バスジャックした木戸を追うマーニーと毛利刑事。
事の発端は、前回(57話「カメレオン」)終了直後に遡る。
子供向け番組にレギュラー出演することとなった連城。
これで大丈夫と胸を撫で下ろすマーニーはアリアと控室で寛いでいた。

其処へ猟銃を抱えた木戸が乱入。
木戸は元子役でありながら自分と異なり今も成功しているアリアに嫉妬。
「自殺するから道連れにする」とそのまま連れ出した。
アリアを人質に取られたマーニーはこれを見送る他に無かった。
木戸たちが去ったことを確認し、急いで毛利刑事に通報したマーニーはこうして追跡しているのだ。

だが、途中で木戸たちの痕跡が消えてしまう。
このままではマズイ……焦るマーニーは木戸のプロファイリングを試みる。
電子書籍で出版されていた木戸の自伝を読み漁り、彼の思考法を学習するのだ。
マーニーは木戸にとって栄光で満ち溢れていた場所で無理心中を図ると推測する。

夜になり、当の木戸は「少年TV族」で使われた遊園地に姿を見せた。
「少年TV族」は木戸とアリアがレギュラー出演していた番組である。
この遊園地も廃園されて久しい。
だが、木戸にとっては子役時代の栄光に浴することが出来る想い出の地だったのだ。

此処で道連れにしてやると繰り返す木戸。
ところが、アリアは冷静そのもの。
それどころか「あなたの方が危ないわよ」とまで口にする。
アリアによれば、彼女が信じるある人物にエマージェンシーコールを送ったのだそうだが……。
アリアが信奉する人物と言えば……奴しかいない。

だが、木戸がそのことを知る筈もない。
アリアに対し生意気だと罵る木戸は特に警戒する様子も見せず、遊園地の電源を探しに出向くべくアリアを放置してしまう。

制御室までもう少し、暗闇の中を進む木戸の目に思わぬ明りが飛び込んで来る。
捨て置かれていたメリーゴーランドが突然、動き出したのだ。

慌てる木戸。
その目の前に、マーニーが現れる。

「あなたは既に包囲されています。人質も救助済みです。投降してください」
木戸に呼びかけるマーニー。
だが、すべてハッタリであった。

実際は毛利刑事とマーニーの2人だけ。
人質は毛利刑事が保護出来ただろうが、マーニー側については電源を探しに来たらバッタリ木戸と遭遇してしまったとの事情であった。
当然、何の準備もない。

(これで投降してくれないと困るなぁ……)
内心の困惑を隠しつつ、木戸の様子を窺うマーニー。

すると突然、園内のすべての電源が落ちた。
視界のすべてが暗闇に染まる。
何も見えない……。

「何をしやがった!!」
恐慌状態に陥る木戸だが、マーニーも同様だ。
そんな2人に男の声が届く。

「おや、奇遇だねぇ。マーニー」
その人物の名は……。

「メカニック!!」
まさか、此処で出会うなんて……驚き慌てるマーニー。

そんなマーニーにメカニックは余裕を崩さない。
どうやら、メカニック以外にも相当数の人間に取り囲まれているようだ―――メカニックの仲間だろう。
そして、メカニックも含めて全員が暗闇の中でも目が効くようだ。
暗視ゴーグルを着用しているに違いない。

人数差に加え装備差もある。
圧倒的不利を悟るマーニーにメカニックは木戸を引き渡すよう要求して来る。

要求を呑めば、情けない奴だが敵ではないので見逃そう。
もしも要求を断れば、勇敢だがそいつは敵だ。容赦しない。

苛烈な2択を突き付けるメカニック。
これにマーニーは―――。

「今は立て込んでいるんで、また後にしてくれませんかね……」
時間稼ぎに出るのだが……。

「ぎゃっ!!」
暗闇の中、上がった悲鳴は木戸のモノ。
どうやら、既に事は始まっているようだ。
こうなれば躊躇は出来ない。

思い詰めたマーニーは懐から切り札を取り出し、地面へと叩きつけた。
途端、周囲が眩いばかりの光に包まれた。

閃光手榴弾だ!!
圧倒的な光量が周囲を灼く。

暗視装備を施していた連中には強烈な一撃である。
あちこちで上がる悲鳴と怒号。
そんな中、逸早く対処したメカニックはゴーグルを外しマーニーを見る。

「流石だ、マーニー……」
マーニーを讃えるや、全員に撤退を命じるメカニック。
その背後ではパトカーのサイレンが。

マーニーの推理で遊園地を突き止めたこと、またその時間稼ぎが功を奏したのだ。
メカニックの時間切れであった。
マーニーは辛くも撃退に成功したのである。

数分後、マーニーと木戸以外に誰も居なくなった制御室前に毛利たちが駆け付ける。
毛利は訝しがりながらも、マーニーの手柄を認める。

だが、其処にはメカニック撃退が含まれていない。
マーニーは何故かメカニックについて明かす気になれなかったのだ。

ぐったりと疲労感に覆われるマーニー。
とりあえず帰ろう。
此処は私の居る場所じゃない。
マーニーは日常への回帰を求める。

そんなマーニーをアリアがじっと眺めていた。
マーニーは彼女の正体を知らない―――エンド。

<感想>

「フランケン・ふらん」で知られる木々津克久先生が、2010年の「ヘレンesp」以来2年ぶりとなる「週刊少年チャンピオン」本誌への連載を開始されました!!
連載作品のタイトルは「名探偵マーニー」。
コミックス1巻、2巻、3巻、4巻に続き5巻も発売!!
表紙はマーニーとゆりから仲間たち、チェックせよ!!

今回はその第58話「バスジャック」です。
6回目のメカニック登場にして、マーニーのトラウマになっている事件を除けば初の直接対決か。
その初戦はマーニーの勝利と言って良さそうです。
とはいえ、半ば見逃してもらっている感じですが。

それにしても、メカニックシンパはかなり多い様子ですね。
アリアからのエマージェンシーを受けて到着までにかかった時間などを考慮して、あれだけの人数を用意できるのは凄い……恐るべしメカニック。

ただ、今回の物語でメカニックがマーニーを認めているのは事実のよう。
今回、メカニックの裸眼が出て来ましたが、あれは敵視している目ではなかったような……。
ひょっとして後継者にするつもりなのだろうか?
その為の試験、あるいは鍛えている!?

マーニーとメカニックと言えば、互いに立場は違えど活躍を通じて仲間を作っている点でも同じ。
メカニックがマーニーを泳がせているのにも意味がありそうだし……これに静が絡むのか?
ロイドと静の離婚も「対メカニック」のような気もするし。
「メカニックはマーニーを後継者にしたがっている説」どうだろうか?
アリアのマーニーを見る目も何かありそうだしなぁ……まさか「メカニックはマーニーを伴侶にしたがっている説」もアリか?

そう言えば、メカニックは一度逮捕されてから後は行動がかなり控え目になっているのも気にかかる。
それまでは、かなり派手に虐殺に近いことをしていたようなのに。
単に本編中で描かれないだけなのか……それとも、これにもマーニーが関わっているのだろうか?
正体不明のメカニック、その力量を知る為にもスピンオフとか描かれないかなぁ……。
よりメカニックの凄さが見えてくると思うのだけど。
それとも、全体像が見えないことこそがより恐ろしいとのキャラなのだろうか。
メカニックVSマーニー、今後どうなるかにも注目だ。

今回も思ったんだけど「名探偵マーニー」の魅力は傍観者とも言えるマーニーの立ち位置の豊かさだな。
依頼人からは探偵として、ロイドと静からは娘として、学園生活では生徒として、友人として……登場人物の多彩さはもちろん、様々な顔を持つマーニーのポジショニングこそがこの作品のキモなのだろうと再確認出来ました。
マーニーはやっぱりイイ!!
次回も期待です!!

ちなみに、上にもある通りマーニーのコミックス1巻、2巻、3巻、4巻が発売中。
そして、5巻も発売。
表紙はマーニーとゆりから仲間たちが目印、チェックせよ!!
これでいつでもマーニーの活躍を読むことが出来ます。
興味のある方は本記事下部アマゾンさんリンクよりどうぞ!!

木々津克久先生といえば「フランケン・ふらん―OCTOPUS―」が『拡張幻想 年刊日本SF傑作選』(大森望・日下三蔵編、東京創元社刊)に掲載されています。
こちらも注目。

木々津克久先生が「週刊少年チャンピオン」本誌に帰還する!!2012年8月16日より探偵物語「名探偵マーニー」連載開始!!

さて、作者である木々津克久先生と言えば、管理人にとっては「週刊少年チャンピオン」本誌での「ヘレンesp」の作家さんとのイメージ。

「ヘレンesp」は、盲目のヘレンがその特別な力(ESP能力)を駆使し、愛犬や叔父さんたちに見守られながら同年代の友人や幽霊など様々なものと交流する物語。

衝突したり理解し合えなかったりと苦難がヘレンを襲うものの、その都度ヘレンの純粋な心で相手に向き合い相手との心の壁を乗り越えていくさまは、心に響きました。
確かにあらすじだけ聞くとよくある展開かと思うものの、本作は不思議な“熱”と“説得力”を持っており、透明感のある淡い絵柄も加え、なかなかの名作といえるでしょう。

既に連載自体は終了していますが、こちらもオススメです。

◆「名探偵マーニー」関連過去記事
「名探偵マーニー」第1話から50話まで(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)まとめ

「名探偵マーニー」第51話「カード」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「名探偵マーニー」第52話「通り魔その後」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「名探偵マーニー」第53話「三つ巴」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「名探偵マーニー」第54話「トイレの友」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「名探偵マーニー」第55話「ナゾの村」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「名探偵マーニー」第56話「スティンガー3」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「名探偵マーニー」第57話「カメレオン」(木々津克久作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
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「ヴァンパイア・アナライズ (チャンピオンRED 7月号掲載)」(木々津克久著、秋田書店刊)ネタバレ批評(レビュー)

これまでの登場人物一覧:

【ロイド探偵社】
マーニー:主人公にして名探偵。本名は真音(マリオン)。
ロイド(パパ):ロイド探偵事務所所長にしてマーニーの保護者。元刑事らしい(3話)。
エリオット:マーニーの愛猫。

【学校関係者・生徒】
・マーニーの友人たち
若島津ゆりか:マーニーの友人。4話、5話、9話、10話、14話、16話、23話、24話、25話、26話、28話、30話、31話、32話、38話、42話、43話、44話、45話、46話、47話、50話、51話、52話、54話、55話に登場。
前花:マーニーの友人。図書委員。オカルトに造詣が深いらしい。
舞城天:マーニーと同じ学校の生徒。27話にて趣味はロードレースと判明。17話、27話、28話、50話、55話に登場。
マキちゃん:本名は真希田、マーニーの級友。
波峰りあ:マーニーとゆりかの同級生。巻野という名の幼馴染で年上の彼氏が居るらしいが……24、38、42、46、47、56話に登場。
浜沢志乃:マーニーの同級生、不動産を多数所持する。「幽霊マンション」もそのひとつ。25話に登場。

・セレブ
白鳥:マーニーの先輩、白鳥財閥の令嬢。1話、7話、13話、16話、19話、21話、41話、44話、45話、47話、49話、54話、56話で登場。
累:白鳥の友人で芸能人。1話、22話、36話、41話、57話にて登場。

・アイアン
那智先輩:学校のヒーロー。2話、4話、16話、44話、47話で登場。
猿頭晶子:チアリーディング部長。45話に登場。

・フラワーズ
立花薫流:「フラワーズ(ドラマ的な美男美女グループ)」の中心人物。44話、45話、55話(45話と55話は名前だけ)に登場。
薬師沙織:「フラワーズ(ドラマ的な美男美女グループ)」であり「セレブ」に所属する女子生徒。44話に登場。
道場:「フラワーズ(ドラマ的な美男美女グループ)」に所属する2年生。44話の依頼人。
仲居:チアリーディング部内に乱立する小グループのリーダー。反猿頭派。45話に登場。

・スティンガー
財津:スティンガーの1人。学校内では「悪魔」と呼ばれている。54話、56話に登場。
姫神志士雄:スティンガーの3.財津とも関係が……。56話に登場。

・その他
香坂:生徒会書記、2年生。7話で登場。
鈴村蝶子:カーディガンズの1人。12話で登場。
黒屋明彦:雪彦の双子の兄、社交的。13話に登場。
黒屋雪彦:明彦の双子の弟、内向的。13話、20話、25話(25話は名前だけ)に登場。
露島:新聞部部長。自腹でニュースサイトを運営し多大な影響力を持つ。16話に登場。
吉沢:新聞部員の1人。16話に登場。
枯野忠明:目立とうとしない天才。マーニーも一目置く。26話、41話に登場。
3人組:マーニーのファンたち。探偵団を結成しようとするが……。26話、41話に登場。
三井勇紀:マーニーたちの学校に所属する2年生。怪談が趣味。43話に登場。
甲賀:オタクグループに所属する男子生徒。44話に登場。

【学校関係者・教師】
轟:マーニーたちの通う学校の校長。54話に登場。
万田:マーニーたちの通う学校の副校長。30話、54話に登場。
紅丸:マーニーたちの通う学校の教師。54話に登場。
宮島小百合:マーニーの学校に勤務する教師。10話、15話、21話、30話、54話に登場。

【警察&探偵】
毛利刑事:ロイドの後輩刑事。3話、18話、24話、29話、38話、39話、40話、46話、47話、49話、50話、52話、58話で登場。
武頼:ロイドの先輩。22話にて登場。
謎の男:マーニーと納屋を尾行する謎の男。正体は「ジェット・エージェンシー」の探偵であった。53話に登場。

【メカニックとその協力者】
メカニック:マーニーの宿敵。最凶最悪の愉快犯。29話、36話、46話、49話、52話、58話に登場。
目羅邦夫:メカニック釈放に貢献した弁護士。現在は代議士に転身。46話、47話、52話に登場。
如月アリア:誰もが知る芸能界の超有名人。実はメカニックの支持者であった。36話、57話、58話で登場。
浮井和雄:マーニーと同じ学校の3年生。どんな理由か不登校になっている。49話に登場。

【熊耳弁護士事務所関係】
熊耳静:マーニーの母親で弁護士。シスターズの1人。50話、53話に登場。
恵利沙:静の親友。シスターズの1人。50話に登場。
メグ:静の親友。シスターズの1人。50話に登場。
映美:静の親友。シスターズの1人。50話に登場。
木田:静の秘書。マーニーたちのことも知っているらしい。50話に登場。
納屋慎一郎:熊耳弁護士事務所の調査員。53話に登場。

【再登場しそうなゲスト】
亜羽:ロイドの過去の依頼人。3話で登場(コミックス3巻おまけ漫画にて15話「NTR」の女性が彼女と判明)。
片岡:ある特異な趣味を持った大学生。ゆりかと交際中。4話、23話、24話、28話、31話、39話。50話で登場。
村枝紗平:政財界のフィクサー。ロイドによれば「黒い噂」で知られる有名人らしい。8話で登場。
野宮真理:ニュース番組の人気キャスター。9話で登場。
雨畑:テレビ局プロデューサー。9話、32話に登場。
舟木真治:宮島の初恋の相手、10話、21話(名前のみ)に登場。
光輪:往年のヒーロー「ブリット」を演じた俳優。病を患っていたが回復した様子。11、33話で登場。
鈴村都:蝶子の妹。12話で登場。
マックス鞠野:高名なマジシャン。効果を最大限に発揮するマジックがモットー。18話より登場。
真希田流:マキの姉。18話より登場。
玄武:大学生。日本有数のセレブで白鳥の知人。19話より登場。
宝蔵院はるか:大学生。玄武のフィアンセ。玄武同様にセレブ。19話より登場。
町会長:マーニーとロイドが暮らす地域の会長。20話、33話に登場。
阿刀孟:世界的に著名なアニメクリエーター。20話より登場。
瀬尾俊幸:阿刀のマネージメントを担当していたスタッフ。20話より登場。
ラッキー:白鳥が保護した「首なし鶏」。21話に登場。
君津和臣:化粧品メーカーの重役。今回の依頼人。22話にて登場。
日出有吉:木ノ崎順也の功績はこの人物の物であった。22話にて登場。
武藤遊助:片岡のいとこ。国公立トップである東都大学のエリート学生。23話で登場。
佐賀瀬清:元特捜班刑事。ロイド、毛利の先輩。29話に登場。
久儀良太郎:巷で噂の少年探偵。32話、34話、37話、51話に登場。
赤名日登美:女優。ある意外な秘密が。33話より登場。
町名葉香:良太郎の同級生。自称・良太郎の助手。34話、37話に登場。
前川広大:良太郎のクラスメートの1人。お寺の息子で良太郎を嫌っている。37話に登場。
河原崎:良太郎のクラスメートの1人。太めな少年。37話に登場。
近衛兄妹:良太郎のクラスメート。双子の兄妹。37話に登場。
紫崎:良太郎のクラスメート。大人しそうな女子生徒。37話に登場。
波峰愛理:りあの姉、大学1年生。呪いの影響か体調を崩している。38話に登場。
波峰三重:波峰姉妹の母親。38話に登場。
丸山儀奨:愛理の幼馴染。愛理とは別の工学系大学に通う大学生。38話に登場。
両儀征彦:大前新太郎の息子。41話に登場。
金城あつ子:マーニーとゆりかの中学時代の友人。通称“嘘吐きあっちゃん”。42話、47話に登場。
暗闇に包まれた少女:あつ子が「彼女に救われた」と語る少女。その正体はヘレンであった。42話、47話に登場。
記憶喪失の男:市長の娘を助けた謎の男性。本名は松田孝夫。48話に登場。
市長:マーニーとロイドが住む市の市長。
市長の娘:記憶喪失の男に助けられた女性。
松田孝夫:記憶喪失の男その人。実は……。48話に登場。
浮井の母:息子・和雄の引き籠りに悩んでいる。49話に登場。
成宮孝夫:久儀の同級生、ある事情で悩んでいる。51話に登場。
久米沢:成宮の父。現在は母と離婚している。51話に登場。
衣谷:半年前の通り魔その人。52話に登場。
乃木坂康栄:目羅の元同僚弁護士。やり手らしい。52話に登場。
倉田甲士郎:今回の依頼人。婚約者である矢田の身辺警護兼調査を依頼する。53話に登場。
矢田育恵:倉田の婚約者。最近ストーカーに悩まされているらしい。53話に登場。
トイレの友:マーニーが通う学校に現れる謎の人物!?その正体は轟校長であった。54話に登場。
ATTACK(アタック):人気アイドルグループ。彼らが活躍する番組「鉄腕ATTACK」は絶賛放送中。55話に登場。
連城三枝生:ドラマ「牙を折る」の主演俳優。彼の演技方法には秘密が……。57話、58話に登場。
連城の妻:今回の依頼人。57話に登場。
丸山次雄:連城を見出した監督。プロデューサーと対立している。57話に登場。
プロデューサー:「牙を折る」のプロデューサー。丸山と対立している。57話に登場。

【その他ゲスト】
西郷:那智の親友。2話で登場。
徳吉すばる:亜羽の同僚。3話で登場。
望月楓:ラクロス部のイケメン。6話で登場。
謎の女性:望月の周辺に現れた謎の女性。6話で登場。
亀井:村枝の文通相手。8話で登場。
安崎良則:映画会社の社長。11、33話で登場。
安崎みどり:良則の娘。故人。11話で登場。
ゆりかの祖父:幽斉の中学時代の同級生、緊急入院してしまう。14話に登場。
河野幽斉:祖父の中学時代の同級生。同窓会の主催者。14話に登場。
幽斉の妻:幽斉とは犬猿の仲。14話に登場。
甲本:宮島の大学時代の同級生、宮島曰く「オタクっぽい人」。15話にて登場。
相葉:宮島の大学時代の後輩、宮島曰く「他人の恋人を寝盗る男」。15話にて登場。
甲本の元恋人:相葉に殺されかけたが……秘密が!?15話にて登場(コミックス3巻おまけ漫画にて3話の亜羽と判明)。
天の大叔父:年嵩の紳士然としたドイツ人。17話に登場。
はるかの母:はるかの母。健康志向であった筈だが……。19話より登場。
木ノ崎順也:『悪意の天国』で知られる往年の名監督。その正体は誰も知らない。
巻野大輝:波峰の彼氏とされる人物、誰も姿を見た者がいない。24話に登場。
古書泥棒:2人組、リーダー格は「LUCK」と指に刺青している。
大神:自転車のチューンナップを生業とする男性。27話に登場。
ゴーストレーサー:髑髏マスクに黒装束の怪人。その正体は……。27話に登場。
お腹の大きな猫:エリオットに連れられてやって来た猫。
高齢の女性:迷子になった息子を捜す老婦人。30話に登場。
本泉耕作:68歳男性。入院中。34話に登場。
葉香の祖母:68歳女性。34話に登場。
マリ子:葉香の母。34話に名前だけ登場。
瀬田:育恵の夫、入院中。35話に登場。
瀬田育恵:今回の依頼人、瀬田とは一回りほど年が違う。35話に登場。
郷里:瀬田が病床にて呼び続ける名前。友人らしいが……。35話に登場。
郷里利絵子:郷里の妻。故人。35話に登場。
鴻上有:幼児期のアリアの家庭教師をしていた。アリアの初恋の相手らしいが……。36話で登場。
牛男:牛の仮面を被った猟奇殺人鬼らしいが……。37話に登場。
墓場の君:霊園愛好家の中で話題になっている女性。39話に登場。
水原:サッカー選手。妻を亡くしていたが再婚話が持ち上がっているらしい。39話に登場。
宗谷美樹奈:水原の婚約者。ある秘密が……。39話に登場。
マイルス・ダヴィッド:往年のスーパースター。謎の死を遂げた為に生存説あり。40話で登場。
和久部清貴:音楽会社社長。何者かに殺害される。40話で登場。
日下香:マイルスファンクラブ日本支部の支部長。40話で登場。
真海陽一:鑑識課員。40話で登場。
大前新太郎:征彦の父、大物芸能人。41話に登場。
巧坂:病院の入院患者。90代で余命幾許も無かったにも関わらず何者かに殺害された。47話に登場。
丸神:巧坂、高寺の友人。巧坂、高寺と同年代で入院中。47話に登場。
高寺:巧坂、丸神の友人。巧坂、丸神と同年代で入院中。47話に登場。
武波魁夷:浮井の隣家に住む大御所画家。49話に登場。
木戸勇一:当時、アリアと並ぶほどであった人気子役。今は身を持ち崩している。58話に登場。

「名探偵マーニー(1) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
名探偵マーニー(1) (少年チャンピオン・コミックス)





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