2013年10月04日

「実は私は」第34話「誤解を解こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「実は私は」第34話「誤解を解こう!!」(増田英二作、秋田書店刊「週刊少年チャンピオン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

第34話登場人物一覧:
黒峰朝陽:主人公、通称「アナザル」。
白神葉子:朝陽の意中の人物。ある秘密が……。
紫々戸獅狼:葉子の幼馴染。彼もまたある秘密を……。
紫々戸獅穂:葉子の幼馴染。彼女もまたある秘密を……。

藍澤渚:クラス委員長。彼女にも秘密が……。
藍澤涼:渚の兄、意外な形で登場することに……。
紅本茜:紅本の親族らしい。彼女にも秘密が……。
紅本明里:教師。彼女にも秘密が……。
黄龍院凛:33話より登場した謎の少女。彼女にも秘密が!?

朱美みかん:朝陽の幼馴染。新聞部所属。通称「オレンジ」。
岡田:朝陽の友人の1人。通称・岡。眼鏡が特徴。割と友人想いの様子。
嶋田:朝陽の友人の1人。通称・嶋。軽い。
桜田:朝陽の友人の1人。通称・サクラ。渋い。
フクちゃん:「福の神見習い」を名乗る眼鏡。
朝陽の父:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の母:朝陽の家族。22話に初登場。
朝陽の妹:朝陽の家族。22話、28話に登場。
葉子の父:吸血鬼。額に十字傷を抱く巨人。当ブログでは「オトン」と呼ばれる。
葉子の母:人間。和服の美女。当ブログでは「オカン」と呼ばれる。

<ネタバレあらすじ>

〜〜〜これまでのあらすじ〜〜〜〜

「アナザル」こと「絶対に秘密を守れない男」黒崎朝陽は憧れのヒロイン・白神葉子の秘密を知ってしまった。
その秘密とは「白神葉子がハーフの吸血鬼である」こと。
朝陽は葉子の為に、この秘密を守らねばならない―――。
取り巻く人々を相手に、朝陽は秘密を守り抜くことが出来るのか?

矢先、実は宇宙人であった委員長・渚、狼男で肉食系女子な獅穂、悪魔っ娘の茜、未来人の凛も加わって……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

天国と地獄を味わったキャンプから一夜が過ぎ、再び学校生活が始まった朝陽は岡、嶋、サクラらと廊下を歩いていた。

朝陽からキャンプについて聞かされた彼らは「奥手の朝陽にしては意外な……」と感想を洩らす。
もっとも、朝陽と葉子の間に進展があったかどうかなどは、当の朝陽自身にも分からぬことである。

しかし、嶋田は「俺の知る朝陽は遠くに行ってしまった……」などと揶揄する。
これに「大袈裟な」と苦笑いしつつ応じる朝陽。

と、その視界の先、つまり廊下の進行方向上に朝陽は1人の少女を見つける。
岡田たちも朝陽の視線に気付いた。

少女は腰に剣をぶら下げている。
「あれ、本物だろうか?」口々に気に掛ける岡田たち。
傍から見れば、何やら危険極まりない少女だが……。

その少女がこちらに気付いた!!
さらに、気付くや否やこちら目がけて飛び込んで来る!!

えっ、なになに!?
混乱する朝陽。

すると、次の瞬間に意外な感触が胸に飛び込んで来る。
見下ろせば、少女が朝陽に抱き着いて来ているではないか!!

えっ、なに。これどういうこと!?
余計に混乱する朝陽。

そんな朝陽をよそに「やっと見つけた」と大喜びの少女。
少女は自身を「黄龍院凛」と名乗ると「探してた」と何度も繰り返す。
だが、朝陽は彼女に覚えがない。

これを目にした岡田たちは「まさか、朝陽……白神さんが居ながら……」と疑惑の視線を寄越す。
とはいえ、朝陽自身が身に覚えのないことだ。
ふるふると首を振るが……。

少女は「愛していると言ってくれたのに」と衝撃の言葉を!!
これに「ああ、幼稚園とか小学校とか昔の話かな……」と過去を思い出そうとする朝陽。
だが、凛は「1ヶ月ほど前の出来事だ」と口にする。

「白神さんがありながら〜〜〜」と朝陽を批難する嶋田。
繰り返すが、身に覚えのない朝陽にはどうしようもない。
とりあえず、白神がこの場に居なくて良かったと安堵する朝陽。

だが、視線を感じた方向を見ると……みかんが立っていた。

みかんは抱き合う朝陽と凛を前に、何やら信じられないものを見たとの表情を浮かべる。
そして、本能のままにデジカメを取り出すとシャッターを切った。
さらに、無言で踵を返す。

「なぜ、無言!?」
朝陽のツッコミにも反応がない。
だが、目撃されたのが白神で無くて本当に良かったと胸を撫で下ろす朝陽。

すると、みかんが戻って来た。
その隣に葉子を従えて。
みかんは葉子に教えに行ったのだ!!
流石は外道クイーンである。

朝陽と凛の様子を目にした葉子も、何やら有り得ない物がと言った表情を浮かべる。
そのまま硬直、しばし無言。
やおら踵を返すと奥へと消えて行く。

「だから、なぜ、無言!?」
突っ込む朝陽だが、葉子もみかんも応じない。

すると、葉子たちが戻って来た。
ところが、その隣には渚が増えている。

抱き合う朝陽と凛の様子を見るなり、赤面する渚。
此処に来て何故かニヤニヤする葉子とみかん。
こんなとき、頼りになるのは渚だ。

「こ、こら〜〜〜」
力なく朝陽を注意し、状況説明を求める。
とはいえ、朝陽自体が分からない以上、どうしようもない。

結局、何がどうなっているのか朝陽自身も分からぬままに凛を連れて逃げ出すことに。
葉子たちはと言えば、朝陽が物事を隠せない性質なのは知っている―――何か事情がある筈と追いかけることに。
そんな中、みかんだけは凛に何やら苛立ちを憶えるのだが……。

朝陽たちを追う陽子。
階段踊り場にて獅穂と出会う。

「朝陽が来なかったか」尋ねる渚たちに「下へ逃げた」と応じる獅穂。
葉子たちは下の階へと走り去る。

漫画でこういった場面の際は、匿われているのがセオリーで……。
案の定、朝陽と凛は獅穂の足元からそっと姿を現す。

礼を述べる朝陽に、いつも通りのテンションで応ずる獅穂。
ふとした拍子に「痴女」というキーワードが。
これに何やら感じ入ったのか、凛は獅穂を凝視する。

凛の様子に、その存在を思い出した朝陽はどこから来たのか問う。
これに凛は「50年後の未来から訪れた朝陽の孫」であることを明かすのであった。
凛は未来人だったのだ―――35話に続く。

<感想>

「週刊少年チャンピオン」にて「さくらDISCORD」を連載されていた増田英二先生の新作。
「さくらDISCORD」は未読の管理人ですが、1話を読んで注目している作品です。
コミックス1巻に続き2巻も重版出来とのことで、目出度い。
さらに、3巻も2013年10月発売予定とか。ちなみに表紙は獅穂ですよ!!
そして、本作かなり面白い!!

その34話。
テーマは新キャラ「黄龍院凛」。
その正体は未来人……しかも、本人の申告によれば「50年後の朝陽の孫」だそう。
つまり、朝陽と誰かの間の子供の娘となりますね。
しかも、凛は朝陽にわざわざ会いに来た模様。

これに前回ラストの台詞「見つけた時空の歪み」を加えると何かを糺そうとしているのか。
だとすれば、現状進んでいる朝陽と葉子の仲を糺すものか。
凛は葉子以外の誰かと朝陽の間の孫娘で、自身のルーツを守るべく過去に現れた!?

オトンや獅狼があまり壁と成り得ず、敵は葉子自身の鈍さとなりそうな現状。
凛が新たな壁となりそうか。

それにしても、凛の祖母は誰だろう。
今回の描写から気になる点を挙げると……。

・みかんが苛立つ相手。
・獅穂が痴女であることに凛が興味を持つ。
・凛の服装(剣の持ち手が十字架)。

凛は痴女と聞いた途端に獅穂に強い好感を抱いた様子。
額面通りに受け取れば、獅穂が祖母である可能性は高い。
葉子、渚、みかんと恋愛フラグを立て続ける朝陽だが、獅穂とはそれなりの距離でしかない。
此処に来て、獅穂とも恋愛フラグを立てる為のキャラか。

ただ、朝陽の孫だから朝陽同様に痴女というキーワードに過剰反応した可能性もある。

また、みかんが苛立った理由を考えるとみかんの孫の可能性も捨てきれない。

あるいは、そもそも凛は祖母を知らない可能性もあるなぁ。
だから、過去に祖母を探しに訪れた。
唯一、葉子だけは祖母ではないと思い込んでおり敵視するが、後に葉子こそが祖母だったパターンかも。

ああ、いろいろ想像が膨らむ……凛は良いキャラだなぁ。
新たな「実は……」キャラが加わり嬉しい限り。
次回にも期待!!

そう言えば、上でもお伝えした通りコミックス3巻が発売決定とのこと。
表紙は1巻の葉子、2巻の渚に続き、獅穂のようです。
予想通り。
こうなると、4巻は茜の順かな?
みかんは後半の切り札か。

ちなみに、上記のあらすじは本作の魅力を伝えられるよう改変を加えてまとめていますが、その面白さを伝えきれていません。
やっぱり、あの絵とコマ割りなどのテンポあっての本作。
是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を読んで欲しい。

もう1度繰り返しましょう。
本作に興味を持たれた方には、是非、「週刊少年チャンピオン」本誌を捜して読んで欲しい。
最近の「週刊少年チャンピオン」は「名探偵マーニー」や本作など本当に粒揃いでクオリティが高い作品が多い。
注目の雑誌の1つと言えるでしょう。

◆関連過去記事
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「実は私は(1) (少年チャンピオン・コミックス)」です!!
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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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